【改訂版】異世界で淫魔師ハレム【コミカライズ作品】 作:ドン・ドナシアン
「えっ、わ、わたし? な、なんで……?」
指名されたエリカの顔がこわばった。
「いいから」
一郎はわざと強めに言った。
エリカは首を傾げながらも、投げられた涎かけを裸の身体に身につける。
素裸のエルフ美女に涎かけ一枚だけ──その侘しげで卑猥な取り合わせが、横目に映る光景を一層際立たせる。
「あのう、なんですか、これ?」
エリカは、なにが始まるのかを理解できていない感じだ。一郎だけじゃなく、コゼやスクルズたちをキョロキョロとみている。
もしかしたら、一郎の呟きを聞いていなかったのかもしれない。
「だから、赤ちゃんごっこだ。エリカには赤ちゃん役をやってもらう」
「えっ、なんですか、それ?」
エリカはきょとんとなった。
やはり、聞いていなかったみたいだ。
まあ、それはそれでいい。
「つまりは、こういうことだ」
一郎は、淫魔師の力でエリカの身体を操り、筋力を一瞬にして抜き弛緩状態にした。
「きゃあ」
「おっと」
声を上げてエリカがその場に崩れる。隣にいたコゼが咄嗟に受け止めた。
「さあ、エリカ。いまからお前は自分で身体を動かせない赤ん坊だ。ウルズみたいな赤ん坊言葉を喋るんだぞ」
一郎は笑いながらそう告げ、同時にエリカの腹の底へ限界を超えた尿意を送り込む。
合わせて尿道の出口を封じた。
猛烈な欲求に苛まれながらも、排泄の手段を奪われる──念のための処置だ。
淫魔術を使えば、支配下にある女の身体を操るのは自由自在なのだ。
「く、くっ……な、なんですかっ? ロウ様……こんな悪戯は……」
エリカが真っ赤になって、歯を食いしばる。
急激に沸き起こった尿意を必死に耐えているのだろう。
だが実際には、一郎の術で尿道口は物理的に抑えられている。
エリカ自身では、むしろ排尿したくてもできない状態なのだが、エリカはまだその事実に気づいていないに違いない。
「幼児言葉を使えと言っただろう、エリカ。おしめをしてやるから、幼児言葉でおねだりするんだ」
「そ、そんなこと……」
エリカが苦しげに呻き声を漏らす。
幼児語を口にすることへの強い反発が、エルフとしての誇りと結びついているのは明らかだ。
プライドの高い種族とされるエルフの面影が、彼女の頑なさに色濃く残っている。
性奴隷になって久しいエリカですら、一郎の仕掛ける羞恥責めには抵抗を示す。
まあ、それが愉しいのだが……。
すると、エリカの横に座っているコゼが悪戯っぽく笑った。
「ねえ、ご主人様、真っ直ぐに身体を伸ばしたままじゃ、赤ちゃんらしくありませんよ。こう……こんなふうに、がに股になってるんじゃないですか?」
そう言うと、コゼは身動きできないエリカの片脚をそっと持ち上げ、わざと外側へ開かせた。
エリカの白い腿が横に倒れ、羞恥に震える。
「なるほど、そうだな」
一郎は頷き、淫魔術で粘性体の出現を念じる。
淫魔術の応用で生み出せる“粘性体”──透明な糸のようなそれを操り、コゼが支えているエリカの脚に、一瞬にまとわせる。
粘液のような力が肌を這い、脚をそのままの姿勢で固定した。
膝を曲げ、脚を開いたまま、動かせなくなる。
「コゼ、あんた……余計なことを言わないのよ──」
エリカがコゼに向かって怒鳴る。
「こら、赤ちゃん言葉を使えと言っただろう」
一郎は笑いながら反対側の脚にも同じ術をかけ、固定した。
エリカの身体は、両脚を曲げて大きく横に開いたまま、完全に拘束されている。
「は、恥ずかしいです、ロウ様。こんなのひどいです」
エリカが必死に抗議する。
「赤ちゃん言葉だと言っているだろう──」
一郎はぴしゃりと告げた。
エリカが羞恥に顔を染めたまま、言葉を詰まらせる。
一郎は、唇を噛みしめて震えるエリカの顔を見下ろす。
裸身に涎かけをつけ、両脚を曲げたまま横に大きく開かされ──その姿勢のまま、粘性の糸に縫い留められたように、わずかに身じろぎするのが精いっぱいのはずだ。
膝の内側から太腿にかけてわずかに光る液膜が、灯りを受けて艶めいている。
また、さらに、一郎が施した尿意で震えている。
その姿のまま息を潜めるエルフを見て、一郎はゆるやかに口角を上げた。
そのとき、ブラニーが室内に入ってきて声を落とした。
「ロウ様、シャングリア様が来られました」
「おう、遅かったな。通してくれ」
間もなくシャングリアが入室した。だが、この部屋の光景に呆気にとられたらしく、軽装のまま立ち尽くして、表情を変えている。
詰所で着替えたらしく、軍装ではない。
「なんだ、これ? エリカはなにをしているのだ?」
「ね、ねえ、なんとかして、シャングリア──。ロウ様が理不尽なご命令を……」
エリカが一縷の望みを託して声を上げる。しかし期待は無駄に終わる。
「いいところに来たな、シャングリア。お前も参加しろ。ちょっと、エリカを説得していたところだ」
「説得?」
シャングリアはきょとんとした顔をしている。
「いいから、シャングリアはコゼと一緒に、その気になるまでエリカをくすぐってやれ。スクルズとベルズ殿も参加するんだ」
「えっ?」
「わたしたちか?」
眠っているウルズの横で、素知らぬ雰囲気だったスクルズとベルズがいきなり名指しされて、戸惑いの言葉を口にした。
一郎は微笑んだまま頷く。
「手を抜いたりしたら、今度はおふたりにもっと恥ずかしいことをしてもらう。逆立ちをしておしっこなんてどうかな──俺はやると言ったら、やる男だぞ」
一郎の言葉に、スクルズとベルズがはっとした表情になる。
だが、ためらいのような顔をしたのは一瞬だけだった。
すぐに、エリカの裸身へと手を伸ばす。
「ごめんなさいね、エリカさん」
「すまんな、エリカ」
また、コゼはもちろん、シャングリアも隣にしゃがみ込んだ。
「うわっ、待って──。待ってよ、みんな」
仲間の女四人に囲まれて、エリカがぎょっとなっている。
こうした悪戯はいつものことだ。それほどに抵抗はないだろう。
「よくわからんが、エリカもさっさと観念したらいいだろうに……」
シャングリアが肩をすくめて言う。
「まあ、それがエリカなんでしょうね」
コゼが頬を緩めた。
「やめて、みんな──。ねえ、ロウ様、馬鹿なことはやめさせてください──」
エリカが必死に声を張り上げる。
しかし、すでに四人の女たちが完全に彼女を囲んでいた。
「始め──」
短い号令とともに、四人の指が一斉に動いた。
「やっ、ひゃあっ、ははははは、やめて、やめ──っ、あははははは、いやっ、ひっ、ひいいっ……」
エリカが狂ったように笑い声を上げた。
コゼとシャングリアは左右から脇腹と腰のくびれを責め立てる。
スクルズとベルズは足の裏を同時に撫で回し、指の股をくすぐる。
細い指先が絶え間なく走り、四人の手──四十本の指がエリカの皮膚の上を舞うように滑る。
「ははははは、あ、あはははっ、やっ、やめて、ははは、も、もれるっ、あははははっ」
顔を真っ赤にして、息が続かないほど笑いながら、エリカは必死に身を捩らせようとする。
しかし筋肉は一郎の術によって縫い止められたままだ。
笑いの衝動だけが全身を震わせ、涙が頬を伝い、胸が波打つ。
「息をさせるな。手を抜くと、次の生贄はお前たちから選ぶ」
一郎の声が静かに響く。
四人の手がさらに忙しなく動いた。
脇腹を撫でる指が乳房の下をかすめ、足裏を責める爪先がくるぶしを這う。
笑いと喘ぎが混じり合い、エリカの声はもはや悲鳴にも近かった。
「は、ははっ、も、もれる……ほんとに、ははっ、もれちゃうっ……」
その顔は真っ赤に染まり、涙と涎で濡れていた。
笑いながら泣き、泣きながら笑う。
一郎はその光景を静かに見下ろしていた。
「……なる。なるから、やめて……やめて、ロウ様──」
ようやく、その言葉がこぼれた。
観念したのだ。
しかし、一郎は、ウルズのために準備している物をまとめて入れている編み籠から、木製のおしゃぶりを見つけていた。丸い先端は滑らかに磨かれ、乳白色の艶を帯びている。
「赤ちゃん言葉が出ないなら、代わりにこれだな」
一郎はそのおしゃぶりをエリカの唇に強引に差し込む。
エリカは小さく首を振ったが、術で拘束された身体はいうことをきかない。
次いで、おしゃぶりとエリカの唇に、透明な粘性体が浮かび上がった。
一郎の意志に応じてその形は自在に変わり、自由に細くなったり、薄膜のように広がったりできる。
それで、エリカの口を閉ざして、おしゃぶりを密着させたのだ。
粘り気のある膜が唇の外側を覆い、呼気の熱がその内側にこもる。
「……んむ、んっ……ん……」
声を出せなくなったエリカの喉がかすかに鳴る。
必死に鼻で息をつきながら、震える肩が汗を散らした。
頬には涙が伝い、肌に光る水滴がいくつも浮かぶ。
四人の女たちが驚いて目を見開いたが、一郎が低く「続けろ」と告げると、くすぐりは続行される。
くすぐりの指先がエリカの肌を動き回り、脇腹や腰骨をなぞる。
エリカの身体がびくんと反り、脚の間にわずかな震えが走った。
押さえられた笑い声の代わりに、荒い息が鼻から漏れ続ける。
呼吸のたびに胸が波打ち、いつの間にか大量の汗が鎖骨を伝って滴っている。
「んんんんっ、んぐううう、んんんっ」
笑えないまま、エリカが泣きながら必死になにかを訴えようとしている。
とまることのない震えがエリカの全身を駆け巡っている。
恥と快感と混乱が混ざり合い、目尻からぼろぼろと涙が落ち続けた。
髪が頬に貼りつき、背中がわずかに跳ねた。
それでも、身体では別の反応が始まっていた。
くすぐりの刺激に混じって、疼きが下腹を焦がし、開かれた股の奥から愛液がどくどくと溢れ出ている。
汗と涙の匂いに混じって、ほの甘い匂いが室内に広がった。
恥辱の中で、エリカ自身の身体が裏切るように熱を帯びていくのが一郎の目にもわかった。
一郎はその姿をじっと見下ろした。
念じるだけで、エリカの唇を覆う粘性体が微かに震え、形を変える。
エリカの喉が鳴り、呼吸が乱れた。
一郎にとってこの粘性体は、もう肉体の一部のようなものだった。
一方で、命じた通りに動き続ける女たちの指が、赤子のような無防備な姿勢のエリカをくすぐり続けている。
「よし、いったん、やめよう」
その震えが限界に達しかけたのを見て、一郎は手を上げた。
四人の指がエリカから離れる。
また、粘性体が解けて、おしゃぶりが静かに床に落ちていった。
乾いた音を立て、エリカが喉を鳴らして盛大に息を吐く。
肩で息を続けるエリカの汗に濡れた胸が上下し、目に力は残っていない。
また、大きな尿意で苦しそうな表情をしているが、尿道口は肉の封鎖をしているので、当然に排尿はできない。そうでなければ、くすぐりのあいだに失禁してしまっていただろう。
「エリカ、なにか言うことはあるか? 赤ちゃん言葉じゃなければ、もう一度、やりなおしだけどね」
その声に、エリカはゆっくり顔を上げ、かすかに唇を動かした。
「……ぱ、ぱぱ、お、おしめ、して、くだちゃい……」
ようやく、か細い声で言葉がこぼれた。
その舌足らずな響きが、部屋の空気をわずかに震わせる。
「仕方ないなあ」
一郎は笑みを浮かべながら、エリカの傍に歩み寄った。
そして、さっきのウルズと同じように、両脚を抱えて上にあげさせる。
粘性体の力で、わずかに力を残す筋肉を支え、ゆっくりと股間におしめを巻きつけていく。
白い布が肌に触れるたびに、エリカの腰が小さく震えた。
「う、うう……」
エリカが真っ赤な顔で、恥ずかしそうに目をつぶる。
濡れた睫毛が震え、頬を汗が伝って落ちた。
すっかりとおしめをしてしまうと、一郎はエリカの両脚を床に横たえ直して、ぽんと太腿を叩いた。
「さあ、していいぞ」
「そ、そんな……」
エリカが抗うように首を振ったが、声はかすれて弱々しい。
一郎は、淫魔力で塞いでいた尿道口を開いた。
「くっ、あんっ」
短い声とともに、エリカの身体がびくりと震える。
一郎の耳に、しゅっ──と布の奥で液体が走るかすかな音が届いた。
続けて、細く柔らかな水音が、途切れずに流れ続ける。
「ああ……」
エリカの羞恥を帯びた喘ぎとともに、股間に巻かれたおしめの白布が、じわりと深い色を帯びていった。
堰を切ったように布の下で液体が暴れているのか、押し留められていた尿が勢いよく噴き出す音が続く。
布の繊維がそれを吸いきれず、下腹から太腿へと染みが広がった。
縁からあふれた尿が、腿の内側を筋になって落ちていく。
生温い匂いが鼻をかすめる。白布の間からこぼれた滴が、灯りでちらと光った。
一郎は無言で見下ろした。
長く堰き止めていたぶん、解放の勢いが強い。
羞恥と安堵の入り混じるエリカの身体が視線の先で小さく痙攣していた。
「はああ……」
やっとのことで放尿が終わると、エリカが小さく息を吐いた。
真っ赤な頬を汗が伝い、涎かけの紐がかすかに揺れる。
「なにか言うことはないか、エリカ? いつまでも汚れたおしめのままでいるつもりじゃないだろう」
一郎は口の端を上げ、意地の悪い声で言った。
「……うう……。ぱ、ぱぱ……お、おしめを……かえて……くだちゃい……」
震える舌足らずな声でエリカが答える。
羞恥で目を閉じたまま、唇を震わせていた。
一郎はその姿を見下ろしながら、小さく笑みを漏らした。
「わかった。だが──赤ちゃんはおしめを替える前に、母乳を飲むものだろう?」
思いつきを告げる一郎の声に、室内の空気がぴんと張り詰めた。
構わず、言葉を続ける。
「……今度は、エリカに母乳を飲ませる役を誰かにやってもらおう。もちろん、俺の力で母乳が出るように細工をする。安心してくれ」
一郎は視線をエリカを囲む女たちの間にゆっくりと移した。
コゼとシャングリアが思わず顔を見合わせ、スクルズとベルズは肩をこわばらせる。
やがて、その視線が止まった。
スクルズの豊かな胸元に焦点が合う。
「スクルズにしよう。胸も大きいし、お母さん役にぴったりだ」
「わ、わたしですか?」
スクルズが目を丸くした。
頬が一瞬で赤く染まる。
「そうだよ」
一郎は短く言い放ち、淫魔術をスクルズに施す。
次の瞬間、スクルズの胸の張りが強まり、乳房の形がゆるやかに持ち上がったのがわかった。
彼女の背筋がびくりと伸び、唇が小さく震えている。
どうやら、術が通ったようだ。
「わっ、わっ、わっ、な、なんでしょう? なにか変ですわ……」
スクルズが両腕で胸を抱え、もじもじと身をよじらせた。頬は真っ赤で、視線が落ち着ついていない。
一郎の淫魔術が身体に作用しはじめた違和感が、スクルズを戸惑わせているのだろう。
「どうした? 少しおっぱいが張ってきたんじゃないのか」
そう言いながら、スクルズの乳房に手を伸ばし、裾の下から中心に向かって、指で搾るように軽く押し上げた。
「ひやっ、ひゃあっ──な、なんですか、これっ」
スクルズが悲鳴を上げてのけぞる。
その瞬間、乳首の先端から白い液体が勢いよく飛び出し、空中で細い弧を描いた。
「わっ」
「うあっ」
「ひっ」
周囲の女たちが一斉に息を呑む。
「あ、あん……」
一方でスクルズは、母乳の噴出と同時に身体をびくびくと震わせ、甘い声をこぼした。
どうやら、仕掛けはうまくいったようだ。
「ははは、上出来だ。──ただ出るだけじゃつまらないだろう。乳があふれるたび、射精のときのような快感が走るようにしておいた。さあ、エリカに吸わせてやれ。出さないと、どんどん張って、乳牛みたいな格好になるぞ」
一郎が笑うと、スクルズの表情がみるみる青ざめた。
術の効果は容赦がない。乳を出さなければ、胸に溜まった母乳が膨れ上がり、苦痛を伴って乳房が肥大していく。
すでに、一方の胸は目に見えて張りを増していた。
「そんな……。さ、さあ、エリカさん、お願いです。吸ってください。ほらっ」
スクルズが焦ったように、エリカの身体を抱き寄せ、強引に乳房へ顔を押しつけた。
「ま、待って、あぷっ、んんっ、い、息が……」
エリカはまだ筋肉を弛緩させられたままだ。
スクルズに抱きあげられて、ぎゅっと顔を乳房に押しつけられたため、身動きもできず苦しげに息を漏らす。
「息などどうでもいいでしょう。わたしたちの仲じゃありませんか。早く吸ってくださいまし。でないと、わたし……っ」
スクルズが切羽詰まった声で懇願する。
その必死さに観念したのか、エリカがちゅう、ちゅう、と唇を鳴らした。
柔らかな吸引音が静かな部屋に響き、スクルズの肩がびくびくと震える。
乳首を吸われるたびに、彼女の喉から甘い喘ぎが漏れた。
「なら、反対側は俺がもらおうか。スクルズまま──おっぱいくださいね」
わざと赤子の口調を真似て言い、スクルズのもう片方の乳首を咥えた。
舌先で軽く転がすと、すぐに温かい母乳があふれ出す。
生温かく、わずかに甘い味が口の中に広がった。
「あ、ああっ……いやらしい赤ちゃんです……」
スクルズの声が震え、腕が一郎の頭をぎゅっと抱き寄せた。
乳房の奥が痙攣するたびに、母乳が小さく噴き出す。
一郎が吸うたび、快楽が連鎖のように全身を貫くのが、乳房に触れている手のひら越しに伝わってきた。
「あ、ああっ、ロウ様──」
やがて、スクルズは全身を震わせて、一郎の顔を強く抱き締めて全身を突っ張らせた。
そして、腰を浮かせたまま脱力する。
──我慢できなかったのだろう。
どうやら、達してしまったみたいだ。
母乳が出るたびに快感が走るようにされた身体で、両乳首から容赦なく搾乳されては、仕方がなかっただろう。
「じゃあ、スクルズままも気持ちよかったみたいだし、エリカも満足しただろう? 今度こそ、おしめをかえてやろう」
一郎は静かに言った。
女たちの視線が一斉にこちらへ向き、強張っていた肩がわずかに緩む。
誰も逆らう気配はない。
そのあと、やっとエリカの汚れたおしめも交換してやった。
弛緩を解いてやると、エリカは膝を寄せて小さく身体を丸めたが、裸身におしめだけを残した格好は、どうにも滑稽で、そしていやに艶めいて見えた。
一郎は彼女におしめを外すことを許さなかった。
エリカは全身を真っ赤にして俯き、涎かけの紐を指でつまんで震えている。
「では次は、シャングリアが赤ちゃん役だ。母親役は……そうだな、コゼだ」
「わたしか──? 待ってくれ。正直、なにがなんだか……
」
「ええ、母乳……ですか」
シャングリアとコゼが顔を見合わせ、動揺を隠せてない。
しかし、一郎は頓着のない様子で視線を移した。
「ひっ」
次の瞬間、シャングリアの身体から力が抜け、糸の切れた人形のように崩れ落ちた。
淫魔術による弛緩の術が、彼女の全身を包み込んでいる。
「シャングリア、赤ちゃん言葉だ。言わないなら、エリカと同じように、身体を弛緩させてくすぐり責めだ」
一郎の低い声が響くと、シャングリアの表情が一瞬で強張った。
エリカの苦悶の光景は、しっかりと焼き付いているだろう。
シャングリアが慌てて口を開いた。
「ぱぱ……お、おしめ……おしめ、か、かえて……くだしゃい……」
無理をしたような舌足らずの声がこぼれる。
さすがに恥ずかしいのか、頬を染め、長いまつげが震えていた。
一郎はゆるやかに口角を上げて頷いた。
「よし。ちゃんと言えたな。じゃあ、服を脱ごうか、シャングリア」
静かに近づき、シャングリアの衣服を解いていく。
布が滑り落ち、鍛えられた肌が少しずつ露わになる。
恥ずかしさに肩を震わせながら、彼女は息を詰めている。
一郎はその反応を眺め、わずかに口元を緩めた。
「言っておくけど、まだ終わらないぞ。全員に赤ちゃん役とお母さん役をしてもらう。もちろん、ひとりずつ趣向を変えていく」
そう告げると、女たちの肩がわずかに跳ねるのが見えた。
一郎はそれを確かめるように視線を巡らせた。
頬を紅潮させ、唇を噛み、目を伏せた女たちの顔は、誰の中にも、命令に逆らえぬ熱が潜んでいる。
夜は、まだ長い。