【改訂版】異世界で淫魔師ハレム【コミカライズ作品】 作:ドン・ドナシアン
【身体測定記録】※1マヌン=2cm
○エリカ(エルフ族)
身長:88マヌン(176cm)
B:48マヌン(96cm)
W:28マヌン(56cm)
H:46マヌン(92cm)
平常時膣圧:15タルス 絶頂時膣圧:72タルス
強性感帯:乳首、耳尖部、陰核(ピアス装着部位)
○コゼ(人間族)
身長:72マヌン(144cm)
B:40マヌン(80cm)
W:26マヌン(52cm)
H:40マヌン(80cm)
平常時膣圧:18タルス 絶頂時膣圧:85タルス
強性感帯:尻奥、臀裂周辺、太腿付け根
○シャングリア(人間族)
身長:90マヌン(180cm)
B:45マヌン(90cm)
W:29マヌン(58cm)
H:47マヌン(94cm)
平常時膣圧:20タルス 絶頂時膣圧:90タルス
強性感帯:尾椎下部、陰核、背筋下部
○スクルズ(人間族)
身長:83マヌン(166cm)
B:56マヌン(112cm)
W:30マヌン(60cm)
H:44マヌン(88cm)
平常時膣圧:16タルス 絶頂時膣圧:78タルス
強性感帯:乳房全域、肛門前縁、子宮頸部
○ベルズ(人間族)
身長:84マヌン(168cm)
〔以下、計測前〕
「バスト……胸回りは、四十二マヌン……八十四センチですね。姿勢はそのままで。……いや、動きたくても動けないか」
ロウが愉しげに言った。
一方で、ベルズの心臓は痛いほどに脈打ち、その鼓動が耳の奥で鳴っていた。
胸回りを計測されたとき、正面から紐を回す彼の腕が一瞬、肌に触れたのだ。
抱き寄せられたような距離に息を呑み、男として意識しすぎた自分が恥ずかしかった。
「わ、わかった。大人しくする。だから、刻みを解いてくれ」
ベルズは弱々しく哀願していた。
立ったまま、まるで石像のように身体を固められて身動きひとつできないのだ。
いまは床に立っている淫呪の人形──あの呪術具が、彼女の髪を媒介にして作用しているのである。
魔道の力で筋肉そのものが凍結され、意識はあるのに、手も脚も微動だにしない。
「問題ないわ、ベルズ。それに、最後の計測はもっと恥ずかしいのよ。こんなものじゃないわよ」
横で見守っている感じのスクルズが、くすくすと笑う。
思わず、かっとなる。
この女は……。
「い、いいから、お前は早く呪術を解け。あとで承知せんからな」
さすがに怒鳴りつけた。
すべては、このスクルズが仕組んだことなのだ。
「まあまあ、ベルズ殿」
ロウがなだめるように言いながら、魔道具の紐を胴体から外して胸の前に持ってきた。
紐を握るロウの指が、ベルズの左右の乳首を挟み、そのあいだに紐をぴんと展張する。
「あんっ、そこは──」
思わず息が詰まった。
摘ままれた乳首に電撃のような疼きが貫き、胸の奥が跳ねる。
ただの測定──そう理解していても、身体は正直に反応する。
「乳首と乳首のあいだは、八マヌン半……十七センチ。理想より少し近く艶を帯びた配置ですね。整っているのに、どこか艶っぽい」
「……そ、そんなことをなんのために、測る必要があるのですか」
ベルズが控えめに口を開いた。
動かぬ身体のまま、できるだけ冷静に声を整える。
「必要ですよ。胸の下着を仕立てるのですから、正確な数値が要ります」
ロウは胸の下へと紐を移した。
その手つきは淡々としているのに、肌に触れるたび熱が走る。
左右を確かめるように動かす指が、まるで意図的に擦れているように感じてしまう。
息を押し殺しても、胸の奥が高鳴りを止めない。
計測なのだ──。
必死に自分に言い聞かせる。
それでも、触れられるたび身体がわずかに反応してしまう。
そんな自分が情けなく、恥ずかしかった。
気づけば、下腹に熱が籠もっていた。
脚のあいだがひどく落ち着かず、風が触れるたびにざわめく。
ぴったりと閉じたいが、床に置いてある人形は自然に開脚して立っていた。
だから、ベルズもまた脚を閉じられないのだ。
じわりと内腿に熱いものが伝っていく。
どうか、気がつかれませんように……。
ベルズは必死に身体の疼きを沈めようと歯を喰いしばる。
だが、それに抗するように、身体の疼きがだんだんと強くなるのをはっきりと感じていた。
必死に呼吸を整えようとしても、胸の奥のざわめきは止まらなかった。
そんなベルズを見て、ロウが小さく笑う。
「動けない身体を触られると余計に感じますか?」
その声が耳の奥に響いた。
次の瞬間、肩のあたりに指先が触れる。
軽く押さえられたかと思うと、そのまますっと背筋をなぞるように滑り降りていく。
冷たい空気と温かな指の感触が交互に残り、皮膚が細かく震えた。
「ひいん──」
堪えきれず、声が洩れた。
動かないはずの身体が、突き上げるように反応してしまう。
羞恥と困惑が胸の奥でせめぎ合い、息が浅くなる。
どんなに耐えようとしても、身体だけが裏切ってしまうのだった。
ロウは軽く笑い、再び手元の紐を持ち直した。
「さて、続きを測りますか。──括れ、二十七マヌン。……尻周りは、四十二マヌンですね」
読み上げながら、腰の曲線を確かめるように指先が滑っていく。
布も何も隔てない肌の上を、冷たい魔道具の紐がゆっくりと這う。
計測というにはあまりに親密な動きだった。
ベルズは息を止め、ただその感触に耐えた。
数値を口にするたび、ロウの声が耳の奥で甘く響く。
そのたびに、意識のどこかが揺さぶられ、身体の奥に熱が戻ってくる。
「……美しい身体ですね。さすがは、ベルズ殿だ」
何気なく漏らしたロウの言葉に、ベルズの喉がひくりと鳴った。
ただの計測であるはずなのに、褒められただけで全身が火照る。
そのことがいちばん恥ずかしかった。
「じゃあ、次は性感検査と膣圧測定だ。お前たちも、手伝え」
ロウの声が響いた。
「はい、行くわよ」
「はーい」
「やっぱりするのか……」
「ベルズ、頑張ってね」
四人の女たちが、それぞれ気の抜けたような声で応じながら動き出す。
誰も驚きもせず、慣れた仕草でロウのもとに集まってくる。
その自然さが、かえってベルズの胸をざわつかせた。
スクルズを含めて、全員が全裸──。服を着ているのはロウひとり……。
──しかも、性感検査と膣圧測定?
耳にしたことのない言葉だった。
しかし、とてつもなく卑猥な儀式であるのは想像がつく。
ベルズはわずかに身を引いたが、身体はまだ動かない。
あの人形の呪が、筋肉の奥を縛っている。
意識だけが生々しく研ぎ澄まされ、逃げることもできなかった。
次の瞬間、ロウが片手を掲げた。
空気がわずかに揺らぎ、光が集まる。
なにもなかった床の上に、ゆっくりと形が立ち上がっていく。
それは──一脚の椅子。
けれど、普通の椅子とはまるで違っていた。
金属の脚部はしなやかに曲線を描き、左右には足を乗せる台が突き出している。
座面の中央はぽっかりと空き、臀部を左右の板に預けるような構造だ。
足乗せや手摺り、さらに腰や胴を支える部分の端々には、革紐がいくつも垂れ下がり、先端には腕や脚を固定する輪が備えられている。
肌が触れる部分はすべて、しっとりとした革で張られており、光を吸うように鈍く艶めいていた。
見るだけで、そこに座れば二度と逃れられないことがわかる。
それはともかく、たったいま、ロウは魔道を使った?
しかも、収納術──。
ベルズは息を呑んだ。
魔道が瞬間的に動いたのは、ベルズにははっきりとわかった。
「ロウ殿……いまのは……収納魔道を使ったのですか?」
思わず声が震えた。
「正確には、これも淫魔術ですよ」
ロウは軽い笑みを浮かべる。
「淫魔術って……」
ロウが淫魔師という不可思議な存在であることは知っている。
だが、ただ女を支配するだけでなく、目の前で起きたことのような魔道のようなことも再現できるのか?
ベルズはびっくりした。
「女性を可愛がるためなら、どうやら、俺もベルズ殿のように“魔道”めいたことができるみたいでね……。まあ、とにかく、この“羞恥椅子”に腰掛けてください」
「うわっ」
さっきの奇妙な椅子に背を押され、ベルズはそのまま腰を落とさされた。
抵抗しようとしても、身体はまったく動かない。
椅子の形が、彼女の体の線を読むようにぴたりと沿う。
「ま、待て……。なにをする気だ?」
ベルズは抗議したが、そのときにはロウだけでなく、スクルズやエリカたち──四人の裸女たちが集まってきていた。
声を上げても、誰も止まらなかった。
「大丈夫、ベルズ様……。すぐ終わるから……。多分」
「まあ、怖がらないで、力を抜いた方が楽なのは確かね」
「観念することだ。ロウはやるときはやるからな」
穏やかな口調とは裏腹に、エリカ、コゼ、シャングリアの手つきは容赦がなかった。
いや、言葉にも容赦ないか……。
腕を乗せた手摺りの上から、革の輪がするりと締まり。細く柔らかなのに、逃れようとすれば驚くほど強く締まっていく。
その感触に、肌の奥がひやりと震える。
「くっ……やめろ……放せ……」
腰のあたりで、また別の革紐が動く。
胴を回り、背の裏で結ばれる。
「苦しくないですか? もう少し上に通した方がいいわね」
「ベルズ、呼吸は大丈夫?」
胸の下、肩の上……どんどんと拘束が増えていく。
次々と革紐が締まり、ベルズの身体は完全に椅子に縫いとめられた。
気づけば、どこにも自由はなかった。
手を動かそうとしても、革がそれを受け止め、わずかに沈んで止まる。
柔らかな革の感触が、むしろその束縛を際立たせていた。
「……どうして……こんな……」
掠れた声がこぼれた。
女たちの優しさと、冷たく確かな拘束。
そのちぐはぐさが、かえって胸を締めつける。
もはや抗う力はなかった。
肩を預けるように息を吐き、目を伏せる。
革の香りと金属の冷たさに包まれながら、ベルズは静かに悟った。
「じゃあ、スクルズ、もう人形の呪術を解いていいぞ。性感検査と膣圧測定に入るからな」
「はい……。じゃあ、ベルズ、頑張ってね……。ちょっと疲れると思うけど、みんなやったのよ」
スクルズがくすくすと笑って、床の人形を手に取る。
次の瞬間、呪縛がとけたのがわかった。
だが、それだけだ。
すでに、ロウが“羞恥椅子”──と呼んだ奇妙で破廉恥な椅子に、完全に身体が拘束されてしまっているのだ。
「すごいだろう、ベルズ殿? こんな大きな責め具だっていつでも、どこでも取り出すことができるようになってね。これで、みんなをもっと可愛がることも可能になったということだ」
ロウが微笑む。
「可愛がるじゃなくて、苛めるの間違いだろう」
シャングリアが呆れたように横から口を挟んだ。
「ロウ様は、わたしたちが見たこともないような淫具や遊びの道具を、いつのまにかたくさん製作してお持ちなんです……。まあ、申し訳ありませんが、今日は諦めてください」
エリカが肩をすくめて言う。
「まあ、全員、やったしね」
コゼだ。
「問題ないです。ベルズなら平気ですわ」
スクルズがにこにこと笑いかける。
ベルズはもはや、逃げられないのだと悟って鼻白んだ。
「じゃあ、回しますね」
そのとき、コゼが声を掛けた。
椅子の横に丸いハンドルのようなものがあり、コゼがまわし始めたのだ。
すると、背もたれの部分がさらにゆっくりと沈んでいき、逆に両足を載せている脚台が反対にどんどんあがっていく。
しかも、左右に少しずつ開きながらだ。
「あっ、いや、やめてくれ──」
自分がとんでもない羞恥の姿にさせられていくことを悟り、ベルズは悲鳴をあげた。
膝が曲げられ、脚台が回転して太腿を高く持ち上げられて、ついに、胸の近くまで引き寄せられた。
革紐が静かに締まり、手首も足首も、もうわずかにも動かせない。
「わかってましたけど、身体の計測だけで随分と喜んでくれたみたいですね」
ロウが軽い調子で言いながら、脚のあいだに立った。
その目線がどこに向いているのか理解した瞬間、ベルズの頬に熱がのぼる。
股の奥がじっとりと湿っているのが、自分でもわかる。
恥ずかしいほど濡れている。
それを知られると思っただけで、胸の奥が縮みあがった。
「わ、わたしは、そんな……っ」
掠れた声で否定しかけるが、女たちはもう集まってきていた。
エリカ、シャングリア、スクルズ、そしてコゼ──誰も服を着ていない。
全裸のまま、当たり前のように股間側に集まってくる。
「ほんとだ、濡れてる。ベルズ様でもこうなるんだ」
コゼが無邪気に言う。
「エリカさんのときは、もっと酷かったですわ」
「な、なによ、あんたも相当だったじゃない」
エリカとスクルズが軽口を交わしている。
その明るさがかえって胸を刺す。
自分だけが、晒されている。
「さて……次は性感検査だ。そのあとが膣圧測定だ」
そう言うと、またもや、宙から出現させるように、手の中に細長い金属器具を取り出した。
その先端が鳥の嘴のように割れていて、ゆっくりと開閉を繰り返している。
「それは……なんですか?」
ベルズが震える声で問うと、ロウは軽く手首を返し、
器具の先端をもう一度開いてみせた。
「見ての通り、内部を広げるためのものです。中の反応を確かめるために使います」
「中の……?」
まだ意味が理解できず、ベルズは眉を寄せた。
だが、ロウが静かに脚のあいだから近づいてくるのを見た瞬間、
全身の血が一気に引いた。
「ま、待って……まさか、それを……」
ベルズは流石に恐怖した。
まさかとは思うが、あれを股間に……?
「大丈夫、ベルズ様。すぐ終わるわ」
「そうそう、最初は誰でも怖いけど、すぐ慣れる」
「わたしのときなんて、泣きそうだったですわ」
「いや、スクルズ、あんたは悦んでたわよ」
四人の女たちが口々に励ましながら、穏やかに笑いかけてくる。
その優しさが、かえって逃げ場を奪った。
全員が経験済み──その言葉が羞恥となって胸を灼く。
ロウの影が脚のあいだに落ちる。
金属の先端が、肌のすぐ近くまで来ていた。
その冷たい光を見た瞬間、膝が震えた。
「やめて……来ないで……」
掠れた声がこぼれた。
けれど、ロウの手は止まらなかった。
ベルズの視界いっぱいに、銀色の器具がゆっくりと迫ってくる──。
○ベルズ(人間族)
身長:84マヌン(168cm)
B:56マヌン(112cm)
W:27マヌン(54cm)
H:42マヌン(84cm)
〔以下、次話〕