※この作品はR-18です。

【改訂版】異世界で淫魔師ハレム【コミカライズ作品】   作:ドン・ドナシアン

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169 嵐の前の羞恥検査

【身体測定記録】※1マヌン=2cm

 

○エリカ(エルフ族)

 身長:88マヌン(176cm)

 B:48マヌン(96cm)

 W:28マヌン(56cm)

 H:46マヌン(92cm)

 平常時膣圧:15タルス 絶頂時膣圧:72タルス

 強性感帯:乳首、耳尖部、陰核(ピアス装着部位)

 

○コゼ(人間族)

 身長:72マヌン(144cm)

 B:40マヌン(80cm)

 W:26マヌン(52cm)

 H:40マヌン(80cm)

 平常時膣圧:18タルス 絶頂時膣圧:85タルス

 強性感帯:尻奥、臀裂周辺、太腿付け根

 

○シャングリア(人間族)

 身長:90マヌン(180cm)

 B:45マヌン(90cm)

 W:29マヌン(58cm)

 H:47マヌン(94cm)

 平常時膣圧:20タルス 絶頂時膣圧:90タルス

 強性感帯:尾椎下部、陰核、背筋下部

 

○スクルズ(人間族)

 身長:83マヌン(166cm)

 B:56マヌン(112cm)

 W:30マヌン(60cm)

 H:44マヌン(88cm)

 平常時膣圧:16タルス 絶頂時膣圧:78タルス

 強性感帯:乳房全域、肛門前縁、子宮頸部

 

○ベルズ(人間族)

 身長:84マヌン(168cm)

 〔以下、計測前〕

 

 


 

 

「バスト……胸回りは、四十二マヌン……八十四センチですね。姿勢はそのままで。……いや、動きたくても動けないか」

 

 ロウが愉しげに言った。

 一方で、ベルズの心臓は痛いほどに脈打ち、その鼓動が耳の奥で鳴っていた。

 胸回りを計測されたとき、正面から紐を回す彼の腕が一瞬、肌に触れたのだ。

 抱き寄せられたような距離に息を呑み、男として意識しすぎた自分が恥ずかしかった。

 

「わ、わかった。大人しくする。だから、刻みを解いてくれ」

 

 ベルズは弱々しく哀願していた。

 立ったまま、まるで石像のように身体を固められて身動きひとつできないのだ。

 いまは床に立っている淫呪の人形──あの呪術具が、彼女の髪を媒介にして作用しているのである。

 魔道の力で筋肉そのものが凍結され、意識はあるのに、手も脚も微動だにしない。

 

「問題ないわ、ベルズ。それに、最後の計測はもっと恥ずかしいのよ。こんなものじゃないわよ」

 

 横で見守っている感じのスクルズが、くすくすと笑う。

 思わず、かっとなる。

 この女は……。

 

「い、いいから、お前は早く呪術を解け。あとで承知せんからな」

 

 さすがに怒鳴りつけた。

 すべては、このスクルズが仕組んだことなのだ。

 

「まあまあ、ベルズ殿」

 

 ロウがなだめるように言いながら、魔道具の紐を胴体から外して胸の前に持ってきた。

 紐を握るロウの指が、ベルズの左右の乳首を挟み、そのあいだに紐をぴんと展張する。

 

「あんっ、そこは──」

 

 思わず息が詰まった。

 摘ままれた乳首に電撃のような疼きが貫き、胸の奥が跳ねる。

 ただの測定──そう理解していても、身体は正直に反応する。

 

「乳首と乳首のあいだは、八マヌン半……十七センチ。理想より少し近く艶を帯びた配置ですね。整っているのに、どこか艶っぽい」

 

「……そ、そんなことをなんのために、測る必要があるのですか」

 

 ベルズが控えめに口を開いた。

 動かぬ身体のまま、できるだけ冷静に声を整える。

 

「必要ですよ。胸の下着を仕立てるのですから、正確な数値が要ります」

 

 ロウは胸の下へと紐を移した。

 その手つきは淡々としているのに、肌に触れるたび熱が走る。

 左右を確かめるように動かす指が、まるで意図的に擦れているように感じてしまう。

 息を押し殺しても、胸の奥が高鳴りを止めない。

 

 計測なのだ──。

 必死に自分に言い聞かせる。

 それでも、触れられるたび身体がわずかに反応してしまう。

 そんな自分が情けなく、恥ずかしかった。

 

 気づけば、下腹に熱が籠もっていた。

 脚のあいだがひどく落ち着かず、風が触れるたびにざわめく。

 ぴったりと閉じたいが、床に置いてある人形は自然に開脚して立っていた。

 だから、ベルズもまた脚を閉じられないのだ。

 じわりと内腿に熱いものが伝っていく。

 

 どうか、気がつかれませんように……。

 ベルズは必死に身体の疼きを沈めようと歯を喰いしばる。

 だが、それに抗するように、身体の疼きがだんだんと強くなるのをはっきりと感じていた。

 必死に呼吸を整えようとしても、胸の奥のざわめきは止まらなかった。

 そんなベルズを見て、ロウが小さく笑う。

 

「動けない身体を触られると余計に感じますか?」

 

 その声が耳の奥に響いた。

 次の瞬間、肩のあたりに指先が触れる。

 軽く押さえられたかと思うと、そのまますっと背筋をなぞるように滑り降りていく。

 冷たい空気と温かな指の感触が交互に残り、皮膚が細かく震えた。

 

「ひいん──」

 

 堪えきれず、声が洩れた。

 動かないはずの身体が、突き上げるように反応してしまう。

 羞恥と困惑が胸の奥でせめぎ合い、息が浅くなる。

 どんなに耐えようとしても、身体だけが裏切ってしまうのだった。

 

 ロウは軽く笑い、再び手元の紐を持ち直した。

 

「さて、続きを測りますか。──括れ、二十七マヌン。……尻周りは、四十二マヌンですね」

 

 読み上げながら、腰の曲線を確かめるように指先が滑っていく。

 布も何も隔てない肌の上を、冷たい魔道具の紐がゆっくりと這う。

 計測というにはあまりに親密な動きだった。

 

 ベルズは息を止め、ただその感触に耐えた。

 数値を口にするたび、ロウの声が耳の奥で甘く響く。

 そのたびに、意識のどこかが揺さぶられ、身体の奥に熱が戻ってくる。

 

「……美しい身体ですね。さすがは、ベルズ殿だ」

 

 何気なく漏らしたロウの言葉に、ベルズの喉がひくりと鳴った。

 ただの計測であるはずなのに、褒められただけで全身が火照る。

 そのことがいちばん恥ずかしかった。

 

「じゃあ、次は性感検査と膣圧測定だ。お前たちも、手伝え」

 

 ロウの声が響いた。

 

「はい、行くわよ」

 

「はーい」

 

「やっぱりするのか……」

 

「ベルズ、頑張ってね」

 

 四人の女たちが、それぞれ気の抜けたような声で応じながら動き出す。

 誰も驚きもせず、慣れた仕草でロウのもとに集まってくる。

 その自然さが、かえってベルズの胸をざわつかせた。

 スクルズを含めて、全員が全裸──。服を着ているのはロウひとり……。

 

 ──しかも、性感検査と膣圧測定?

 耳にしたことのない言葉だった。

 しかし、とてつもなく卑猥な儀式であるのは想像がつく。

 ベルズはわずかに身を引いたが、身体はまだ動かない。

 あの人形の呪が、筋肉の奥を縛っている。

 意識だけが生々しく研ぎ澄まされ、逃げることもできなかった。

 

 次の瞬間、ロウが片手を掲げた。

 空気がわずかに揺らぎ、光が集まる。

 なにもなかった床の上に、ゆっくりと形が立ち上がっていく。

 

 それは──一脚の椅子。

 けれど、普通の椅子とはまるで違っていた。

 金属の脚部はしなやかに曲線を描き、左右には足を乗せる台が突き出している。

 座面の中央はぽっかりと空き、臀部を左右の板に預けるような構造だ。

 足乗せや手摺り、さらに腰や胴を支える部分の端々には、革紐がいくつも垂れ下がり、先端には腕や脚を固定する輪が備えられている。

 肌が触れる部分はすべて、しっとりとした革で張られており、光を吸うように鈍く艶めいていた。

 見るだけで、そこに座れば二度と逃れられないことがわかる。

 

 それはともかく、たったいま、ロウは魔道を使った?

 しかも、収納術──。

 ベルズは息を呑んだ。

 魔道が瞬間的に動いたのは、ベルズにははっきりとわかった。

 

「ロウ殿……いまのは……収納魔道を使ったのですか?」

 

 思わず声が震えた。

 

「正確には、これも淫魔術ですよ」

 

 ロウは軽い笑みを浮かべる。

 

「淫魔術って……」

 

 ロウが淫魔師という不可思議な存在であることは知っている。

 だが、ただ女を支配するだけでなく、目の前で起きたことのような魔道のようなことも再現できるのか?

 ベルズはびっくりした。

 

「女性を可愛がるためなら、どうやら、俺もベルズ殿のように“魔道”めいたことができるみたいでね……。まあ、とにかく、この“羞恥椅子”に腰掛けてください」

 

「うわっ」

 

 さっきの奇妙な椅子に背を押され、ベルズはそのまま腰を落とさされた。

 抵抗しようとしても、身体はまったく動かない。

 椅子の形が、彼女の体の線を読むようにぴたりと沿う。

 

「ま、待て……。なにをする気だ?」

 

 ベルズは抗議したが、そのときにはロウだけでなく、スクルズやエリカたち──四人の裸女たちが集まってきていた。

 声を上げても、誰も止まらなかった。

 

「大丈夫、ベルズ様……。すぐ終わるから……。多分」

 

「まあ、怖がらないで、力を抜いた方が楽なのは確かね」

 

「観念することだ。ロウはやるときはやるからな」

 

 穏やかな口調とは裏腹に、エリカ、コゼ、シャングリアの手つきは容赦がなかった。

 いや、言葉にも容赦ないか……。

 腕を乗せた手摺りの上から、革の輪がするりと締まり。細く柔らかなのに、逃れようとすれば驚くほど強く締まっていく。

 その感触に、肌の奥がひやりと震える。

 

「くっ……やめろ……放せ……」

 

 腰のあたりで、また別の革紐が動く。

 胴を回り、背の裏で結ばれる。

 

「苦しくないですか? もう少し上に通した方がいいわね」

 

「ベルズ、呼吸は大丈夫?」

 

 胸の下、肩の上……どんどんと拘束が増えていく。

 次々と革紐が締まり、ベルズの身体は完全に椅子に縫いとめられた。

 

 気づけば、どこにも自由はなかった。

 手を動かそうとしても、革がそれを受け止め、わずかに沈んで止まる。

 柔らかな革の感触が、むしろその束縛を際立たせていた。

 

「……どうして……こんな……」

 

 掠れた声がこぼれた。

 女たちの優しさと、冷たく確かな拘束。

 そのちぐはぐさが、かえって胸を締めつける。

 もはや抗う力はなかった。

 肩を預けるように息を吐き、目を伏せる。

 革の香りと金属の冷たさに包まれながら、ベルズは静かに悟った。

 

「じゃあ、スクルズ、もう人形の呪術を解いていいぞ。性感検査と膣圧測定に入るからな」

 

「はい……。じゃあ、ベルズ、頑張ってね……。ちょっと疲れると思うけど、みんなやったのよ」

 

 スクルズがくすくすと笑って、床の人形を手に取る。

 次の瞬間、呪縛がとけたのがわかった。

 だが、それだけだ。

 すでに、ロウが“羞恥椅子”──と呼んだ奇妙で破廉恥な椅子に、完全に身体が拘束されてしまっているのだ。

 

「すごいだろう、ベルズ殿? こんな大きな責め具だっていつでも、どこでも取り出すことができるようになってね。これで、みんなをもっと可愛がることも可能になったということだ」

 

 ロウが微笑む。

 

「可愛がるじゃなくて、苛めるの間違いだろう」

 

 シャングリアが呆れたように横から口を挟んだ。

 

「ロウ様は、わたしたちが見たこともないような淫具や遊びの道具を、いつのまにかたくさん製作してお持ちなんです……。まあ、申し訳ありませんが、今日は諦めてください」

 

 エリカが肩をすくめて言う。

 

「まあ、全員、やったしね」

 

 コゼだ。

 

「問題ないです。ベルズなら平気ですわ」

 

 スクルズがにこにこと笑いかける。

 ベルズはもはや、逃げられないのだと悟って鼻白んだ。

 

「じゃあ、回しますね」

 

 そのとき、コゼが声を掛けた。

 椅子の横に丸いハンドルのようなものがあり、コゼがまわし始めたのだ。

 すると、背もたれの部分がさらにゆっくりと沈んでいき、逆に両足を載せている脚台が反対にどんどんあがっていく。

 しかも、左右に少しずつ開きながらだ。

 

「あっ、いや、やめてくれ──」

 

 自分がとんでもない羞恥の姿にさせられていくことを悟り、ベルズは悲鳴をあげた。

 膝が曲げられ、脚台が回転して太腿を高く持ち上げられて、ついに、胸の近くまで引き寄せられた。

 革紐が静かに締まり、手首も足首も、もうわずかにも動かせない。

 

「わかってましたけど、身体の計測だけで随分と喜んでくれたみたいですね」

 

 ロウが軽い調子で言いながら、脚のあいだに立った。

 その目線がどこに向いているのか理解した瞬間、ベルズの頬に熱がのぼる。

 股の奥がじっとりと湿っているのが、自分でもわかる。

 恥ずかしいほど濡れている。

 それを知られると思っただけで、胸の奥が縮みあがった。

 

「わ、わたしは、そんな……っ」

 

 掠れた声で否定しかけるが、女たちはもう集まってきていた。

 エリカ、シャングリア、スクルズ、そしてコゼ──誰も服を着ていない。

 全裸のまま、当たり前のように股間側に集まってくる。

 

「ほんとだ、濡れてる。ベルズ様でもこうなるんだ」

 

 コゼが無邪気に言う。

 

「エリカさんのときは、もっと酷かったですわ」

 

「な、なによ、あんたも相当だったじゃない」

 

 エリカとスクルズが軽口を交わしている。

 その明るさがかえって胸を刺す。

 自分だけが、晒されている。

 

「さて……次は性感検査だ。そのあとが膣圧測定だ」

 

 そう言うと、またもや、宙から出現させるように、手の中に細長い金属器具を取り出した。

 その先端が鳥の嘴のように割れていて、ゆっくりと開閉を繰り返している。

 

「それは……なんですか?」

 

 ベルズが震える声で問うと、ロウは軽く手首を返し、

 器具の先端をもう一度開いてみせた。

 

「見ての通り、内部を広げるためのものです。中の反応を確かめるために使います」

 

「中の……?」

 

 まだ意味が理解できず、ベルズは眉を寄せた。

 だが、ロウが静かに脚のあいだから近づいてくるのを見た瞬間、

 全身の血が一気に引いた。

 

「ま、待って……まさか、それを……」

 

 ベルズは流石に恐怖した。

 まさかとは思うが、あれを股間に……?

 

「大丈夫、ベルズ様。すぐ終わるわ」

 

「そうそう、最初は誰でも怖いけど、すぐ慣れる」

 

「わたしのときなんて、泣きそうだったですわ」

 

「いや、スクルズ、あんたは悦んでたわよ」

 

 四人の女たちが口々に励ましながら、穏やかに笑いかけてくる。

 その優しさが、かえって逃げ場を奪った。

 全員が経験済み──その言葉が羞恥となって胸を灼く。

 

 ロウの影が脚のあいだに落ちる。

 金属の先端が、肌のすぐ近くまで来ていた。

 その冷たい光を見た瞬間、膝が震えた。

 

「やめて……来ないで……」

 

 掠れた声がこぼれた。

 けれど、ロウの手は止まらなかった。

 ベルズの視界いっぱいに、銀色の器具がゆっくりと迫ってくる──。





○ベルズ(人間族)
 身長:84マヌン(168cm)
 B:56マヌン(112cm)
 W:27マヌン(54cm)
 H:42マヌン(84cm)

 〔以下、次話〕
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