【改訂版】異世界で淫魔師ハレム【コミカライズ作品】 作:ドン・ドナシアン
とりあえず、エリカとコゼの身体を密着させていた腰縄と首輪を外した。
ただし、首輪は鎖を外しただけで、エリカとコゼの細い首には、ふたりの首に合わせて作った首輪がしっかりと嵌まっている。
また、コゼの身体に浸透していた媚薬効果は、淫魔術で一気に消失させた。
コゼは夢から覚めたような呆けた顔をしている。
一方で、刺激を受けながらも、まだ達し損ねているエリカは、いまだ欲情の途中という感じだ。
そして、強い尿意に苦しそうでもある。
それにしても……。
こうやって、のんびりと湯に浸かりながら、好き勝手な嗜虐をしていると、改めて、思わず手に入れてしまった幸運について考えたくなる。
一郎は女たちを見た。
この世界に来てから、やや強引な成り行きで、性の支配を刻んで女にしたふたりだ。
まずは、エリカ……。
もともとは一郎を奴隷にしようとした魔道使いであり、エルフ族の優れた女戦士でもある美少女だ。
真面目な性格の裏には、実は苛められると欲情するマゾ娘が隠れている面白い性癖でもある。
また、一郎に出会う前までの性癖の対象は、“女”だった。
愛すべき一郎の性奴隷第一号だ。
エリカを性支配することは、一郎がアスカから逃亡するために必要だった。
さもなければ、一郎はいまでもアスカの奴隷のままだったろう。
そして、奴隷上がりの人間族のアサシンのコゼ……。
人でなしの主人のために、少女時代を男たちの性欲を満たすための生きた性具として扱われ、自分自身の性の悦びを知らずに、性の経験だけを重ねてしまった可愛らしい顔をした童顔の女だ。
さらわれたエリカを救出するために絶対に必要で性奴隷にすることにしたが、意外に性に純粋で可愛い。
ふたりとも、一郎の大切な女たちだ。
しかも、ふたりとも本当に、鍛えられた美しい身体と顔をしている。
それを好きなように抱き、好きなように弄ぶことができるのだ。
異世界に召喚されてしまって失ってしまったものもあったが、元の世界では手に入れることが不可能なものも得た。
あの魔女からの逃避行の真っ最中ではあるのだが、そう考えると、この世界での生活も悪くない。
「じゃあ、今度は湯から出よう……「」
一郎は、ふたりを湯からあげて温泉の縁の岩に座らせた。
コゼの拘束はなくなっているが、エリカの後手縛りはそのままである。
「脚を開けよ」
一郎は命じる。
ふたりがおずおずと閉じた脚を開いていく。
一郎はまだ湯の中に浸かったままでいる。つまりは、一郎の顔の前にエリカとコゼの股が大きく曝け出されたかたちだ。
さすがにふたりが恥ずかしそうな顔をしている。
「あ、あのう……ロ、ロウ様……わたし……もう……」
エリカが腰をもじもじと動かしている。
一郎の淫魔道で膀胱に水分をいっぱいに溜めてやったままだ。いまだに排尿を許していないので、すでに尿意は限界に近いに違いない。
「小便か? まだ、我慢できるはずだ。エリカは俺の性奴隷だからな。性奴隷は許可なく、小便もしたら駄目だ。これも調教だぞ。いいね」
「はい……。でも、ロウ様……」
エリカが泣きそうな顔になった。本当に我慢できないに違いない。
一郎の身体にぞくぞくとする嗜虐心が襲う。
このエルフ女をもっと苛めてやりたい。
そんな黒い欲求が一郎を充たしていく。
一郎はエリカに排尿の許可を与えないと決めた。限界まで我慢させ、最終的にはお漏らしをさせるつもりだ。
我ながら趣味は悪い。だが、そう決めた。
「そうだねえ……。じゃあ、小便は剃毛の後にしよう。こうやって見ると、コゼの股には余計な毛がなくて性奴隷らしいが、エリカには邪魔な毛が多すぎるからね。今日は剃るぞ」
コゼの股間には一本の恥毛もない。
奴隷として前の主人のマニエルに飼われていたあいだ、その部下のスラたちから「厠女」扱いされていたらしいが、あるときに悪戯で一本残らず剃られたうえに、二度と生えないように魔道薬で毛穴を殺されたらしい。
それで、まるで童女のように土手が無毛なのだ。
だから、初めてコゼの股間に接して以来、絶対にエリカも同じように剃りあげてやりたいと考えていた。
まさに性奴隷の股間に相応しい……。
それに、なんとなくだが、陰毛ひとつではあるが、無毛であることにも、コゼが劣等感を感じているみたいなのだ。
どうせだから、お揃いにしてやろう。
少しは、コゼの劣等感も解消できるかもしれない。
「わかりました……。剃ってもいいです……。でも先におしっこを……」
エリカが消え入りそうな声で言う。
「先に剃毛だよ。聞こえなかったのか?」
一郎はぴしゃりと言った。
「はい……」
エリカが項垂れる。
そのとき、一郎は、エリカに対する厳しい口調に当惑している様子のコゼの耳元にそっと口を寄せた。
「見てみろ、コゼ……。エリカの股を……。このエリカは、本当は苛められると感じる性癖なんだ……。これは遊びだ。その証拠にしっかりと股間が濡れているだろう……」
一郎はささやいた。
すると、コゼがおずおずとエリカの股間に視線を向けた。
そこは魔眼を使うまでもなく、はっきりと欲情の証がある。コゼの眼が大きく見開く。
その口元に、かすかな笑みが灯った。焚き火に火花が散るような一瞬の笑みだ。
滅多に見せない表情に、一郎の胸はざわめいた。
もっとも、すぐにはっとしたようになり、表情がまた曇ってしまったが……。
だが、もしかして、エリカの被虐的な反応が、コゼの琴線に触れた?
なら、もっと積極的にエリカを苛めてみるか。
「相変わらずのマゾっ子だな、エリカ。まんこが真っ赤になって涎を垂らしているぞ。おしっこを我慢させられるのが、そんなに快感か?」
一郎は、わざとエリカを揶揄う。
もっとも、エリカが反応させているのは本当だが……。
すると、エリカの顔が真っ赤になる。
「変なこと言わないでください、ロウ様──。そんなわけありません」
エリカが大きな声を出した。
「違うというのか、エリカ? じゃあ、本当のことを言うんだ。命令だ、エリカ……。コゼに自分がどんな性癖なのかを教えるんだ。嘘は許さん」
一郎は、自分の言葉に淫魔術を込めてみた。
エリカの顔が引きつったのがわかる。
軽い呪縛ではあるが、一郎の淫魔の呪術に縛られているエリカは、「性」に関することでは、一郎の命令に絶対に逆らえない。
本当の性癖を白状しろと命じればそうするしかないのだ。淫魔術が身体に加わるのがわかったのだろう。
だから、表情を変えたのだ。
「あ、ああ……。わ、わたしは……い、苛められて欲情する変態です……。で、でも、ロウ様だけです──。ロウ様以外には欲情しません。それも本当です──」
エリカが恥ずかしさに必死の顔で言った。
一郎はにんまりしてしまった。
マゾっ子というのが本当なのは知っているが、一郎だけというのも本当なのだろう。淫魔術の呪縛でエリカは嘘を吐けなかったはずだ。
一郎も可愛いエリカの「告白」ににんまりとなった。
「本当……なの……?」
コゼだ。
当惑の表情のままだが、コゼから喋るのは珍しい。
だが、コゼもまた、一郎の呪術を刻まれている。いまの「命令」では、エリカが本音を語るしかないことを知っている。
「本当かどうか教えてやれ、エリカ」
一郎は命じた。
「あ、ああ……。ほ、本当よ、コゼ……。わ、笑わないで……」
エリカが顔を真っ赤にさせて言った。
だが、こうやって股間をあらわにしたまま恥ずかしい告白をさせていると、エリカの快感値はゆっくりと下降している。
このエリカが正真正銘のマゾ娘だということがそれでわかる。
「へええ……。そうなんだ……」
すると、コゼが乾いた唇を湿らすかのようにぺろりと自分の舌で口の周りを舐めたのが見えた。
はっとした。
一郎はその一瞬の仕草で、コゼの隠れた性癖を垣間見た気がしたのだ。
勘だが、間違いない。
コゼはエリカと逆の性癖を持っている。
自分でも気がついていないと思うが、このコゼにはエリカと反対に少しエスっ気があるようだ。
正確にいえば、エスというよりは、百合の性交のときの“タチ側”というところだろう。
一郎の勘が正しく、完全に“受け”の性癖のエリカに対して、コゼが“責め”の性癖であるとすれば、面白いことになってきたなと思った。
これで三人の「プレイ」にはさまざまな変化をつけることができるかもしれない。
それに、これを使えば、エリカとコゼにある「壁」を取り払うのに、これほど有効な材料はほかにない……。
いずれにしても、この瞬間、一郎はこれからどんな風にコゼを「飼育」していくか思いついた。
コゼには、エリカに対しては「女王様」的なことをさせるのを多くしようと思った。
もちろん、一郎に対しては「性奴隷」だ。
そんな風に仕上げていこうか……。
一郎は、自分の思いつきに、顔が綻ぶのがわかった。
「じゃあ、コゼ、命令だ……。これから、エリカの毛を剃ることにする。毛剃りのための泡代わりは、エリカ自身の愛液だ。エリカの股を手で擦ってやれ。エリカの股がたっぷりと濡れるまでな……」
「は、はい、ご主人様……」
コゼは慌てたように立ちあがって、エリカに歩み寄る。
だが、またしても、コゼの口端がほんの少しあがったことに一郎が気がついた。
「ああ……許してください……。もう……漏れそうなんです。コゼの身体を汚してしまいます」
エリカの腰は小刻みに震えている。
もう尿意は限界であることはわかっていた。
「いいから、そこに寝そべるんだ、エリカ……。お前はただ黙って、おしっこを我慢していろ……」
一郎の言葉に、エリカが諦めたように、後手縛りの裸身を岩の上に横たえた。
それを確認してから、今度はコゼに視線を向ける。
「……ところで、コゼ……。今日は、お前をエリカの調教係にする。言葉や刺激でエリカを追い詰めろ。つまり、いまだけ、コゼはエリカの調教師になるんだ。好きなようにやれ。ただし、手加減するな。命令だぞ」
「あ、あたしがエリカさま……いえ、エリカを?」
身体を横にさせかけていたエリカの上に覆い被さろうとしていたコゼが、驚いて身体を硬直させる。
「そう言ったぞ、コゼ。それに、さっきも告げたはずだ。エリカはそうされるのが好きなんだ。だから、心配するな。これは、俺たち三人だけの秘密の“ごっこ遊び”だ」
一郎は言った。
「ごっこ遊び……ですか?」
コゼが上目遣いで一郎を見る。
「そうだ。ごっこ遊びだ……。エリカもいいな?」
一郎は言った。
「うう……。言われた通りにして、コゼ……。で、でも、できれば早く……。もう、漏れそうなの……」
温泉の縁の岩の上に横になっているエリカが苦しそうに言った。
コゼはそのエリカの上に被さろうとする姿勢のままだ。
「本当に好きなように……していいんですか……?」
コゼが呟くように言い、ごくりと唾を飲んだ。
「違うぞ、コゼ。俺は命令しているんだ。逆らうな──。お前の欲望のままに行動することを命じる。エリカを責めろ。こいつに泣きべそをかかせるまでやれ。そして、いかせろ──」
一郎は強い口調で言った。
さらに、淫魔の力を迸らせる。
エリカにしたように、コゼに与える言葉に淫魔術による呪縛を込めたのだ。
あまり、呪縛のようなことはしないが、淫魔術で支配している女には、そうしようと思えばできる。
やり方も覚えてきた。
一郎は、一郎の強い支配がコゼに及ぶのをはっきりと感じた。
「好きなようにですね……?」
コゼがまた訊ねた。
しかし、今度はさっきのような迷った口調ではなかった。言葉に力がある。
コゼの顔にも。不思議な強さのようなものがみなぎってた。
「そうだ──。エリカに対してコゼはご主人様だ。うんと苛めてやるんだ」
一郎は言った。
エリカが真っ赤な顔で「そんな」と小さく呟いている。
コゼがまたぺろりと自分の唇を舐めた。
「じゃあ、やりますね……。ところで、ご主人様、エリカのお尻に入っているものを動かしてあげてくれませんか? きっと、おしっこを我慢する気が紛れると思いますから」
コゼがエリカの身体に上から乗るようにしながら、にやりと一郎に微笑みかけた。
エリカにもコゼにも、さっき挿入した「ローター」がお尻の中に入ったままだ。
もちろん、好きなように動かすことができる。
一郎はその表情で、コゼもまたエリカにお漏らしをさせようと企んでいることを悟った。
「だめよ、そんなの──」
エリカがびっくりした声をあげた。
しかし、一郎は容赦なく、エリカのお尻にある淫具を作動させた。
「ひいいいいっ」
エリカは後手縛りの身体を思いきり反り返らせた。
湯煙の向こうで、ふたりの百合の恥辱の遊戯が始まろうとしている──。
面白いことになってきた……。