※この作品はR-18です。

【改訂版】異世界で淫魔師ハレム【コミカライズ作品】   作:ドン・ドナシアン

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060 淫獣縄─孕ませ競技

 媚薬に灼かれた疼きと、腹の奥を圧する排便の恐怖──。

 爪先立ちの拘束に喘ぎながら、ニーナは身を震わせた。

 下腹は鉛のように重く、ただれて敏感になった肉芽は、触れられずとも痺れるように疼き続ける。

 息を吸うだけで喉が詰まり、脂汗が頬を伝う。限界はすぐそこまで迫っていた。

 

「お、お願いです……。も、もう……苦しくて……。厠に……厠に行かせてください……」

 

 涙に濡れた哀願が広間に落ちる。

 しかし返ってきたのは、四人の夫人たちが愉しげに漏らす笑い声だった。

 

「ふふ……見てごらんなさい。お腹が膨らんで、もう我慢できそうにないわね」

 

「媚薬で熱く火照った肌も、汗でずぶ濡れだわ……哀れで愛らしいこと」

 

 言葉と同時に、誰かの手が濡れ光る胸の先を撫でる。さらに、別の手が背筋をなぞる。

 乳首を捻られた瞬間、尻の奥が勝手にひくつき、零しそうになる自分が恐ろしくて、涙が止まらなかった。

 

「ひあああ、さ、触らないで──」

 

 ただでさえ灼けている肌が愛撫されるたびに痺れるように疼き、同時に下腹がきゅっと締めつけられて、便意がさらに煽り立てられる。

 乳首を摘まれる瞬間に腹圧がかかり、尻の奥から薬液が零れ落ちそうになる──。

羞恥と快感と恐怖がひとつに絡まり、声にならない喘ぎが洩れた。

 

「ふふ、可愛い声──」

 

「もっとさえずって、歌姫さん」

 

 愛撫をする夫人たちが嘲笑の声をかける。

 それでも、肌を悪戯する指はニーナから離れない。

 ニーナは必死に身体をくねらせて指を避けようとするが、首を吊られて爪先立ちのニーナには、ほとんど身じろぎさえもできなかった。

 

「いやああ……。いまは……だめ……です……。お腹が……」

 

 涙声で訴えても、夫人たちは意に介さない。

 むしろ、それを面白がるように、股間を押し開き、滴る蜜を指先ですくっては見せつけ合う。

 強力な媚薬でただれる身体が凄まじいほどの快感を拾って、ニーナを追い詰める。

 

「いいいいいっ」

 

 ニーナは全身を突っ張らせた。

 

「でも、拒んでいるわ……。蜜はこんなに溢れている……」

 

「どっちが本当かしらねえ。排泄したいのか……。それとももっと愛撫されたいのかしら……」

 

「やめて……やめてください……。お願いです……。厠に……行かせて……」

 

 ニーナは泣き崩れるように訴えた。首輪が喉を締め、掠れた声しか出せない。

 それでも繰り返すしかなかった。

 やがて、ドルニカ夫人が扇で唇を隠し、愉快げに告げた。

 

「ふふ……本当に必死ね。仕方ないわ、厠に行くことを許してあげましょう」

 

 胸にわずかな希望が灯った。だが続いた言葉は冷酷だった。

 

「──ただし、その前に首枷を嵌めるわ。そして、厠まで自分で歩くの……。いやなら、この場で垂れ流してしまえばいいのよ。絨毯の張り替え代は、あの宿屋に請求してあげるから」

 

 ぞっとするほど残酷な笑い声が広間に響いた。

 すると、召使いたちが、きしむ音を立てながら巨大な木製の首枷を運んできた。丸い板の中央には首を挟む穴、両端には手首を嵌める穴が開けられている。

 

「いや……そ、それは……いやです……」

 

 ニーナは涙に濡れた顔を振った。

 だが、首輪と後ろ手の拘束を解かれたのも束の間、両腕を力強く引かれ、あっという間に首と両手首を重たい板に挟まれてしまう。

 

「ああ……」

 

 肩にずしりと板の重量がのしかかり、前へ傾きそうになる。首枷は厚みがあり、首と手をすっぽりと埋めこむように閉じ込められていた。

 下腹の圧迫に、便意がさらに膨れ上がる。重みで腹筋が潰れ、堪えていた圧が漏れ出しそうになる。

 

「どう? いやならそこで垂れ流せばいいのよ」

 

 夫人が残酷に笑った。

 

「……ひどい……。お許しを……」

 

 嗚咽まじりに訴えても、返ってくるのは嗜虐的な嘲笑だけだった。

 次に布が持ち出され、ニーナの瞼に巻きつけられた。

 

「ああ、そんな……」

 

 視界が闇に呑まれた瞬間、胸が凍りついた。

 右か左かもわからず、四方から笑い声だけが響いてくる。足音は遠くで、近くで、方向も定かではない。

 世界の形が失われ、音と鞭の気配だけが現実を支配していく。

 

「さあ、歩きなさい」

 

 夫人の冷酷な声が響く──。

 次の瞬間、背に鞭が走った。感覚から乗馬鞭だと思った。

 

「ひぎっ──」

 

 痛みで脚が震え、思わず前へ踏み出す。

 だがすぐに横からも鞭が飛んだ。

 

「右よ──」

 

 ドルニカ夫人の声と同時に、右脇腹に鋭い衝撃が走る。

 熱を帯びた肌に焼き印のような痛みが刻まれ、反射的に身体を傾ける。

 

「今度は左」

 

 別の夫人の命令。すぐさま左肩を打たれる。

 火照りきった身体は、その一撃でびくんと痙攣し、衝撃が腹の奥まで突き抜ける。

 尻の括約が緩みかけ、薬液が零れそうになり、慌てて締めれば締めるほど便意は強烈に跳ね返ってきた。

 

「真っ直ぐ──。もっと腰を引いて」

 

 命じられるたびに、乗馬鞭が肩、腰、尻に打ち込まれる。

 痛みだけではない。媚薬に爛れた肌は、鞭の衝撃さえも甘い快感に変えて拾い上げてしまう。

 頬を濡らす涙とは裏腹に、股の奥は疼きに震え、開かされた下肢は蜜を滴らせていた。

 どこから鞭が飛んでくるのかもわからない──その予測のつかなさに、痛みよりも先に心が折れそうだった。

 

「いや……だめ……、出ちゃう……」

 

 呻く声は、夫人たちの笑いにかき消された。

 快感で力が抜けそうになるたび、必死に尻に力を込める。

 だがその力みが腹圧を押し上げ、便意はいよいよ切迫していく。

 

 右、左、真っ直ぐ──。命令に従わされながら、方向も距離も見失い、ただ弄ばれる獲物のように歩かされていた。

 鞭と命令に従うしかない自分は、まるで犬や牛のようだ。

 夫人たちに追われるたびに羞恥が胸を焼き、いま自分が見世物として操られているのだと突きつけられる。

 

「ひっ……ああっ……やめ……」

 

 呻きながらも歩かされる。首枷の重みが肩を押し潰し、息を吸うたびに喉が詰まる。

 脂汗にまみれた身体を鞭の刺激が突き抜け、羞恥と苦痛で思考がかき乱されていく。

 

 どれほど歩かされたかわからない。

 ぐるぐると回らされている気がした。恐怖と苦悶の中で、時間の感覚も失われていく。

 ただ、下腹は容赦なく締めつけられ、便意はもう爆発寸前にまで迫っていた。

 

 そのときだった。

 

 脂汗にひやりと風が触れ、素足に草の感触が広がった。

 一瞬、解放かと錯覚し、胸にかすかな安堵が芽生える。

──けれど、それはすぐに打ち砕かれる。

 

「……そ、外……?」

 

 掠れた声が漏れた瞬間、再び背に鞭が叩き込まれる。

 

「余計なことを口にしないで、黙って歩きなさい」

 

 夫人の声が冷たく突き刺さる。さらに鋭い鞭がお尻に襲う。

 ニーナは涙をこぼしながら、もはや耐えることしかできなかった。

 

 さらに、明らかに屋外である場所をひたすら鞭に追われ、首枷を軋ませながら歩かされた末──。ニーナは足元の草の感触が硬い石畳へと変わるのに気づいた。

 背に打ち据える鞭の音が止み、代わりに、ざわ……と広がる人々の息遣いが耳に満ちる。

 

「ここでいいわ。目隠しを外してあげなさい」

 

 ドルニカ夫人の声──。

 次の瞬間、瞼に巻かれていた布が外され──。

 

「あ……っ」

 

 差し込んだ眩い光に目を細めた瞬間、ニーナは息を呑んだ。

 そこは広大な中庭。

 半円を描くようにして、大勢の召使いたちや女奴隷たちが並び立ち、皆が一斉に彼女を見ていた。

 ほとんど裸のまま、汗と媚薬で爛れた肌を晒し、巨大な首枷を負った姿。

 その哀れで淫猥な姿に、召使いたちは口元を押さえて笑いを殺しきれず、女奴隷たちはうっとりと目を光らせていた。

 

「ふふ……ようやくお披露目できたわね。わたしの歌姫は、こんなにだらしなく、惨めな姿なのよ」

 

 ドルニカ夫人がわざとらしく声を張る。

 すぐさま、群衆の中から失笑が広がり、やがて嗜虐的な笑いに変わっていく。

 ニーナは羞恥に震え、首枷の重みで前傾したまま、涙で濡れた瞳を伏せるしかなかった。

 それでもなお、乳房の先からは汗と蜜が滴り、両脚の間には光沢を帯びた痕がくっきりと浮いている。

 

「さあ──本番を始めましょうか」

 

 夫人が手を挙げると、庭の隅から、ぞろぞろと五人の男奴隷が現れた。

 彼らは皆、裸──。

 腰から突き出した怒張は赤黒く膨張し、脈動する血管を浮き立たせていた。

 淫猥な雄の匂いが、風に乗ってニーナの鼻を刺す。

 

「きゃああっ──いやっ、いやああっ」

 

 ニーナは絶叫し、首枷を揺らして後ずさった。

 だが、重みに足がもつれ、よろめいただけだった。

 

「この庭には、幾つもの障害が用意してあるわ。お前はそれを全部越えて、粗相せずに最後まで歩き抜くこと──。決まりは、それだけよ」

 

 夫人は楽しげに告げ、わざと一呼吸置く。

 

「そんな……。か、厠に……:

 

「厠はそのあとよ。ただし……ひとたびでも庭をお前の糞便で汚したら、この者たちが獣のように群がるわ。便で穢れた身体を嬲り尽くされ、孕むまで犯されるの。どう? 歌姫にふさわしい舞台でしょう?」

 

「いや……いやです。そんなの……そんなの絶対いやです……。しかも、孕むなんて……」

 

 ニーナは悲鳴をあげた。

 一方で召使いたちが一斉に沸き立ち、中庭に嘲笑と歓声が渦巻く。

 また、男奴隷たちは荒い息を吐き、勃起を握りしめ、今にも飛びかかりそうな獣の気配を露わにしていた。

 

 羞恥。屈辱。恐怖──。

 それでも、下腹を締めつける便意と、媚薬で疼き狂う蜜壺は、勝手に反応を始めていた。

 ニーナは涙を流しながら、下肢の奥で熱い震えが止められないことに、絶望した。

 

 群衆の嘲笑と歓声が渦を巻く中──。

 ドルニカ夫人はゆっくりと手を挙げた。その白い指先に従い、女奴隷のひとりが前に進み出る。銀盆に乗せられていたのは、毒々しい緑色の液体が満ちたグラスだった。

 

「……さあ、歌姫。これを飲みなさい」

 

 夫人が愉悦を隠さぬ声で告げる。

 グラスを受け取ったその指が、まるで聖餐を授けるかのように優雅にニーナの顎先へと傾けられた。

 

「そ、それは……?」

 

 ニーナの声は掠れていた。

 しかし夫人は、あえて答えを待つように一拍置き──、群衆全体に聞かせるように宣言した。

 

「この娘が常用しているサビナ草──避妊の効能を打ち消す薬よ。それどころか、受精を助ける薬効もあるわ。つまり……ここで男奴隷に穢されれば、子を孕むのは確実ということ」

 

 ざわ……と歓声が広がった。

 召使いたちは顔を輝かせ、女奴隷たちは興奮に頬を染め、男奴隷たちは怒張を脈動させて呻き声をあげる。

 

「いや……いやああ……っ。そんな……そんなの絶対にいやです」

 

 ニーナは首枷を揺らし、涙で濡れた顔を必死に背けた。

 だが重たい板に首を押さえ込まれ、逃れることなどできない。

 眼を見開くと共に、必死に口を結ぶ。

 

「ふふ……逃げられないのよ。これを飲んでから、あなたの競技の開始よ……。粗相をすれば男奴隷に嬲られ、孕まされる……。その恐怖に怯えながら、便意と快楽に耐えて進みなさい」

 

 夫人はそう囁き、細い指でニーナの鼻を摘んだ。

 

「ん……ぐっ……」

 

 呼吸を奪われ、苦しさに口を開いた瞬間──。

 緑の液体が一気に流し込まれる。喉を焼くような苦い刺激が胃へと沈み込み、全身を震わせた。

 

 

 ニーナは声にならない嗚咽を洩らしながら、口の中に流れ込む薬液を飲み干さされていく。

 

 いや……あああ……。助けて……。誰か……。トーイ……。

 

 心の中で叫ぶ。

 しかし、その名が届くことは決してない。

 

 喉を焼くような苦い薬液が胃に落ちていくと同時に、ニーナは膝を震わせた。

 すでに灼熱にうねる媚薬のせいで限界ぎりぎりだった身体が、さらに奥深くから煮え立つような熱に苛まれていく。

 

「ひっ……あ、あつ……。身体が……」

 

 首枷を揺らし、必死に身を捩る。

 それでも容赦なく、腹の奥からせり上がる便意と、蜜壺を灼かす疼きが重なり、下腹をきりきりと絞り上げた。

 

「ふふ……効いてきたようね。いい顔だわ」

 

 ドルニカ夫人が愉悦を隠さぬ瞳で見下ろす。

 召使いたちも女奴隷たちも、群衆は皆その様を笑いと囁き声で包み込む。

 

 そのとき、庭の奥──。

 黒々とした縄が、二本の樹木のあいだに張り渡されているのが見えた。

 太く、無骨なその縄は、ニーナの股の高さよりわずかに上に張られており、跨がねば進めない位置にある。

 

「最初の舞台はあれよ」

 

 夫人の指先がゆるりと示す。

 

「な、なにを……するつもり……?」

 

 ニーナの掠れ声が震える。

 

「触手ペニス縄──。あなたはそれを跨いで進むの。一本ごとに可愛い蜜壺で咥え、白濁を噴き出させて消していくのよ。全部を消さなければ次へは進めない……簡単でしょう?」

 

「ひっ……そんな……っ。いや、いやあっ……」

 

 ニーナは首を大きく振って拒絶した。

 だが首枷の重みが肩に食い込み、抵抗など滑稽なほど無力だった。

 召使いたちの嘲笑が再び渦巻く。男奴隷たちは荒い息を吐き、怒張を握りしめながらその場に釘付けになっている。

 

「さあ、始めなさい。漏らして男に抱かれるか、縄を越えて進むか──。選ぶのはあなたよ、歌姫」

 

 鞭の鋭い音が空を裂く。

 ニーナは悲鳴をあげ、よろめきながらも縄の前へと引き立てられていった。

 

 そして、縄に跨がされた瞬間──。

 ざらついた麻縄の硬い擦れと、そこから芽吹いた触手のぬらつく柔肉──正反対の感触が同時に股間を責め立て、ニーナは混乱の悲鳴を洩らすしかなかった。

 ニーナは息を呑み、首枷を軋ませて身を竦める。

 

「ひっ……あ……熱……」

 

 そのときだった。

 足の間にある縄がぶるり……と脈動した。まるで呼吸をするかのように……。

 

「ふふ……気づいたかしら」

 

 ドルニカ夫人の声が、残酷な愉悦を帯びて降る。

 

「これはただの縄ではないのよ。魔道師どもに造らせた生体呪具──触手ペニスよ。その分泌液は、男奴隷たちから採取した本物の精液よ。それを魔道で増液したもの……。十本すべてを吸わせ、滴る白濁を子宮に受ければ──男奴隷に抱かれるまでもなく、先ほど飲んだ排卵剤のおかげで、お前は必ず孕むに違いないわ」

 

 その言葉に合わせるかのように、縄の表皮がずるりと裂けた。

 赤黒く爛れた粘膜が覗き、そこから男根の形をした突起が次々と芽吹く。

 一本、二本……やがて十に届くほどの異形が蠢き、滴る透明な液体を淫猥に垂らしていた。

 根元は縄に編み込まれたまま、まるで人造の臓器を無理やり織り込んだかのよう。生物と呪具の境がわからず、見るだけで背筋が粟立つ不気味さだった。

 

「いや……そんなもの……近寄らせないで……」

 

 ニーナは涙に濡れた顔を振り、必死に拒んだ。

 だが触手は彼女の恐怖に呼応するように震え、脚の内側を這い上がっていく。

 熱を帯びた膣口に狙いを定めるように先端をもたげ、肛門さえも囲うようにうねりを寄せた。

 

「これこそが魔道の淫獣。拒めば拒むほど昂ぶり、女の体を食らおうと蠢くの。あなたの涙も震えも、すべて餌なのよ」

 

 夫人の声が冷たく響く。

 ニーナは首枷を軋ませ、喉を詰まらせながら震え続けるしかなかった。

 ドルニカ夫人は白扇をひらりとあおぎ、群衆へ向けて告げた。

 

「歌姫の最初の試練は──この触手ペニス縄よ。一本ごとに蜜壺で咥え込み、白濁を吐かせて鎮めなければ進めない。できずに粗相すれば……ここにいる雄どもが獣のように群がる。孕むまで蹂躙されるでしょう」

 

 中庭が嗜虐的な笑いに包まれる。男奴隷たちは怒張を握りしめ、女奴隷は熱っぽい眼差しを注いだ。

 また、触手は恐怖を嗅ぎ取ったかのように震えを増し、脚の付け根を這い、熱を帯びた膣口と肛門を囲むように先端をもたげた。ひと息でも力を緩めれば、奥へ潜り込まれそうな気配だ。

 

「漏らせば即、雄どもの餌。堪えて進めば触手の餌……。どちらを選ぶかはあなたの自由よ」

 

 夫人の声は冷たく甘く、残酷な余韻を残した。

 触手は、まるで彼女の心の動揺を嘲笑うかのように、にゅるりと幾度も蠢いた。

 先端から滴り落ちる透明な液が、太腿にぬらりと跡を刻む。熱に爛れた肌はそれだけで震え、力を入れて閉ざした括約が小刻みに痙攣する。

 

「いや……いやああ……そんなの、できないっ」

 

 首枷を揺らして叫んでも、返ってきたのは群衆の嗤いと、後ろから飛ぶ鞭の衝撃だった。

 焼けるような痛みが尻を打ち、強制的に腰が前へ押し出される。

 

「ほら、歌姫。跨ぐのよ」

 

「選びなさい──漏らして雄に嬲られるか、それとも触手に貪られるか」

 

 夫人たちの声は甘く残酷で、観衆の嗤いと歓声をさらに煽る。

 男奴隷たちは怒張を掻きむしり、涎を垂らして今か今かと獣じみた息を吐き続けていた。

 

「ひっ……やめ……、いや……っ。誰か……助けて──」

 

 涙でにじむ視界の中、震える膝がじわじわと縄へ近づいていく。

 群衆は一斉に息を呑み、その視線が灼熱のように肌を刺した。ドルニカ夫人の扇がわずかに揺れ、まるで舞台の幕開けを告げる合図のように思えた。

 触手の先端は彼女の震える腿をなぞり、狙い澄ましたように膣口と肛門の境を包囲する。

 

 進まなければ終わる──。

 だが進んでも、終わる──。

 

 羞恥と恐怖と便意がないまぜになり、思考は掻き乱される。

 観衆の歓声が渦を巻き、夫人の冷酷な囁きが耳朶を刺した。

 

 目の前では、ニーナがやって来るのを待ち望むかのように、人工生物の触手ペニスが亀頭を首のように向けていた。

 身体が竦む。

 

「ほら、進みなさい。それとも降参? 男奴隷をけしかけるわよ」

 

 ドルニカ夫人が笑う。

 すると、本当に目を血走らせた五人の男奴隷たちがニーナににじり寄ってきた。

 勃起した股間の先端から、精液を滴らせながら……。

 

「ひああっ」

 

 ニーナは恐怖で足を前に進める。

 すると、最初の触手ペニスがニーナの股間に伸びてきた。

 

「さあ、最初の一本よ……」

 

 膝が震え、腰が落ちていく──。

 触手の先端は震える腿をぬらりと這い、膣口と肛門の境をなぞるだけで、まだ奥へは割り入ってこない。だが、舐めるようなその間合いが、次の瞬間の侵略を予感させて全身を震わせた。

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