【改訂版】異世界で淫魔師ハレム【コミカライズ作品】 作:ドン・ドナシアン
歓声と嘲笑に包まれる中庭で、ニーナは膝を折りそうになりながらも必死に耐えていた。
首枷は肩に食い込み、脚は震え、内腿は精と汗で濡れそぼっている。
それでも──まだ終わっていない。
「ふふ……見事に咥えきったわね。でも、厠まではまだ遠いのよ」
「これだけ魔道精液を浴びたのなら、孕むのは確実でしょうけどね」
夫人や女友達の冷酷な声が雨のように降り注ぐ。
観衆は「垂れ流せ」「孕め」と口々に叫び、男奴隷たちは血走った目で怒張を握りしめていた。
ニーナは震える唇を噛み、涙に滲む視界の中で必死に心の中で叫ぶ。
負けない。
まだ諦めない。
必ずトーイのもとに帰るんだ……。
胸を灼く媚薬の熱、腹を締めつける便意。
限界はとっくに超えているのに、なお彼の名を支えに踏みとどまっていた。
「さあ、次の障害よ──」
ドルニカ夫人の冷たい声が響き、群衆のあいだに新たな道が開かれる。
「左右に五十人の家人が並んでいるわ。彼らの鞭を受けながら進むのよ」
眼前に現れたのは、両手間隔で立ち並ぶ男たちの列だった。
全員が鞭を握り、彼女を待ち構えている。
絶望が胸をかすめる。
だが立ち止まれば、トーイのもとには帰れない。
首枷の重みにふらつきながら、ニーナはまた一歩を踏み出した。
最初の一撃が尻肉に叩きつけられた。
乾いた音と同時に、熱が走る。
「あぐっ」
思わず声を洩らした瞬間、反対側から乳房を直撃する鞭が襲う。
張りつめている乳首を直に打たれ、全身が震えた。
羞恥の熱と媚薬の疼きが重なり、悲鳴は喘ぎ声に変わる。
「見て、あんな顔……。痛みと快楽が混ざった牝犬の顔だわ」
「叩かれるたびに腰が浮いてる……。自分から誘ってるみたいじゃない」
女たちの嗤いが雨のように降り注ぎ、観衆は歓声を高めた。
首枷の重みで逃げることはできない。
ただ、足を前に出せば必ず左右から鞭が襲いかかる。
肩に、脇に、太腿に。
肌が赤く腫れ、汗に混じって痛みが沁みていく。
「ひっ……ああっ──」
呻きながらも、ニーナは歯を食いしばった。
崩れ落ちれば、すべてが終わる。
だからこそ、どれほど痛みに喘がされても、身体を震わせながら足を進めるしかない。
だが──。
打たれるたび、灼熱した突起がひくひくと震え、痺れるような疼きが腰を突き上げた。
羞恥に頬を濡らし、便意で尻を震わせ、鞭の衝撃で絶頂の縁に追い立てられていく。
「ほら、もっと打ちなさい。痛みで耐えているつもりでも、その身体は喜んでるんだから」
ドルニカ夫人の声が、群衆のざわめきをかき消すように響く。
視線が全身に突き刺さる。
彼らはニーナが崩れ落ちる瞬間を待っている。
羞恥と絶望の炎に煽られながらも──彼女はまだ諦めなかった。
鞭の音が途切れることはなかった。
肩を裂くように、背を走るように、尻を叩き割るように、次々と衝撃が重ねられる。
痛みによる声は、もはや嗚咽ではなく、熱に浮かされた甘い吐息に変わっていた。
「あっ……ひぅ……んっ……」
耳を劈く歓声。
観衆はその声を聞き逃すまいと身を乗り出す。
「見なさい、もう悦んでいるわ」
「痛みに耐えるつもりが、あそこを濡らしてしまってる」
嘲弄が追い打ちをかける。
内腿を伝う液体が光っているのを、ニーナ自身も感じていた。
それでも首を振る。違う、違う、と必死に否定する。
媚薬が理性を焼いているだけだ。
本当は痛みに耐えているのだ。
──そう自分に言い聞かせなければ、倒れてしまう。
だが、鞭の一閃ごとに肉芽は震え、便意の波が尻を揺らす。
羞恥と苦痛と快感が幾重にも絡まり、涙に視界を曇らされ、涎が顎を濡らす。
「まだ進むの? えらいわね」
「でも、限界は近いはずよ」
女たちの囁きが耳を突く。
前へ──。ただそれだけを胸に、ニーナは首枷を揺らして足を引きずった。
やがて、絶え間なく降り注いでいた鞭の痛みが、ふっと軽くなる。
気づけば、列の終わりが目前に迫っていた。
視界が滲み、足は鉛のように重い。
それでも最後の一歩を踏み出した。
──鞭の林を、抜けた。
「お見事。よく耐えたじゃない」
ドルニカ夫人の声が愉快そうに響く。
「なら、次の障害へ行きましょうか。女にしかできない、もっと楽しい遊びよ」
夫人の扇がひらめいた。
前庭の小川を跨ぐようにして、今度は女の家人たちが列を作っていた。
彼女たちの手には、細い棒の先に鳥の羽根が結わえられている。
「川を跨いで進むのよ。足が水に触れたら失敗。──そのときは、最初からやり直しね」
ニーナは絶望に息を呑んだ。
羽根が、これからどんな地獄をもたらすか、ニーナには想像できなかった。
女たちの手に握られた羽根が、すでに獲物を待ち構える蛇のように揺れていた。
柔らかなはずのそれが、今のニーナにとっては鋭い刃にも等しい。
媚薬に灼かれた肌は、わずかな風さえ甘い痛みに変わるほど過敏になっていたからだ。
小川を跨いで最初の一歩を踏み出した瞬間──。
脇腹に、乳房に、そして腿の内側に、羽根が一斉に撫でつけられる。
「ひゃ……っ、あ、ああっ……や、やめ……っ」
くすぐったさと痺れる性感が同時に押し寄せ、全身が跳ねた。
片足がよろけ、小川の水面すれすれまで落ちそうになる。
必死に首枷の重みを支え直し、尻を突き出す。
その姿が観衆の笑いを呼んだ。
「見てごらんなさい。必死に尻を振って……。堪えているつもりが、まるで誘ってるみたいね」
「本当に歌姫なの? 牝犬にしか見えないわ」
囁きと笑いが耳を刺す。
ニーナは涙に濡れた顔を伏せ、唇を噛んだ。
だが、羽根の責めは容赦なく続く。
乳首をかすめる一撫でで、膝が震えた。
またしても腋の下を這い回る羽根の感触に、喉が勝手に笑い声を絞り出す。
「ひゃはっ……あっ、だ、だめ……っ、いやぁっ……」
笑いと悲鳴と喘ぎが入り混じり、観衆はさらに沸いた。
そして、最も残酷だったのは──。
開いた股の奥、肛門と膣口を交互に撫で上げられる羽根の感触だった。
浣腸の薬液を堪えている肛門は、羽根が通るたびに弾けそうに疼き、蜜でぐっしょり濡れた裂け目は、一撫でで痙攣を繰り返す。
「ひっ……あ、ああ……そこは……っ、だめえっ……」
便意と絶頂が一つに絡まり、ニーナは首枷を揺らして前屈みになった。
だが足を止めれば、そこで終わる。
必死に腰を突き出し、小川を跨いで進み続けるしかなかった。
「そうそう、その顔よ……。泣きながら笑って、恥を晒して……。やっぱり最高ね、歌姫さん」
ドルニカ夫人の愉悦に満ちた声が響く。
汗と涙で視界は霞み、喉は笑いと嗚咽で震え続ける。
それでも、トーイの名を胸に刻んでいるから──まだ、立ち止まらない。
羽根は最初、愛撫のように柔らかく肌を撫でていた。
乳首をかすめ、濡れた裂け目を沿って這い、腋の下をゆっくりと上下する。
その一撫でごとに、媚薬で灼かれた肉芽がびくんと痙攣し、膝が震える。
「あっ……んっ……ああ……っ」
甘い声が漏れる。
痛みではない、むしろ快感に近い。
羞恥に涙をにじませながらも、身体は否応なく反応してしまう。
だが──。
「ふふ……これではただの愛撫ね。もっと愉しませて差し上げましょう」
ドルニカ夫人の冷たい声が響いた。
「……愛撫ではなく……くすぐりなさい」
次の瞬間、女たちの羽根の動きが変わった。
これまでのゆっくりとした撫で上げではなく、腋の下を小刻みにこすり、内腿を往復し、脇腹を何度も擦り立てる。
「ひゃっ──ひゃはっ……あっ、あはははっ……」
自分の官能の声が、苦悶の笑い声に変わった。
止めようとしても止まらない。喉の奥から勝手に笑いが突き上げてくる。
「ほら、歌姫の笑い声よ。泣き笑いがいちばん美しいわね」
「快感と羞恥で笑ってるの? それとも糞を堪えて笑ってるの?」
女たちの嗤いが重なり、羽根はさらに執拗に脇や乳房の下を責める。
媚薬で過敏になった身体は、笑いと絶頂のあいだを揺さぶられ、嗚咽で頬を震わせる。
「やっ……あははっ……も、もうっ……ひゃあはははは……」
観衆の歓声は熱を帯び、ニーナは羞恥と笑いに引き裂かれながら、必死に足を前に出すしかなかった。
羽根が腋を這い回り、指先が脇腹を突く。
ニーナの身体は弓なりに伸びる。
「ひゃっ……ははっ、あははははっ……や、やめてぇ……っ」
嗤わされるたび、涙が勝手に溢れた
下腹の圧迫に合わせて、肉芽が甘く疼き、肛門までも痙攣する、必死に首枷の重みに耐えている自分が、ただ羽根と指にくすぐられて笑わされている──。
「ほら、もっと笑って。こらえながら笑うその顔がいちばん淫らなのよ」
「堪えきれずに漏らしたら、それこそ見世物ね」
女たちの嗤い声に、ニーナは歯を食いしばる。
だが、脇の下を羽根がくすぐり上げ、内腿を指がつねるたび、息が詰まって喉から勝手に笑いが迸った。
「ひゃはははっ……っ、ひっ……あははははっ……だめ……お腹が……だめぇっ……」
下腹がぎゅう、と攣れる。
笑いに震えるたび、肛門の奥に押し込まれた薬液がせり上がり、爆発寸前の圧力が尻を叩く。
必死に締めつけても、笑いに腹筋が震えるたびに、堰がきしむように緩んでいく。
「見てごらんなさい、笑いながら尻を震わせているわ」
「媚薬で熱いのか、便意を我慢してるのか……どっちもね」
観衆の声が重なり、羞恥が胸を焼く。
媚薬の火照りで乳首は立ち、蜜が脚を濡らしているのに、尻は必死に便を堪えて震えている。
笑いと嗚咽と喘ぎが混ざり合い、声にならない声がほとばしった。
「あっ……ひゃはっ……はははっ……だめぇ…… でちゃ……でちゃうう……っ」
嗚咽に喉を震わせ、口端から涎が糸を引く。それでも、ニーナはなお一歩を踏み出した。
くすぐりが続けば、便意か快感か、どちらかが必ず決壊する。
それでも──まだ諦めるわけにはいかない。
指先が脇腹をくすぐる──。
ニーナの身体がまたもや、笑いと便意で身をくねる。
「ひゃっ……ははっ、あははははっ……や、やめてぇ……っ」
笑いながら、視界が歪む。
笑うことが、これほど屈辱だとは思わなかった。
便意で尻を締めつけ、媚薬に灼かれた肉芽を痙攣させながら、必死に首枷の重みに耐えている自分が、ただ羽根と指にくすぐられて笑わされている──。
「ほら、もっと笑って。こらえながら笑うその顔がいちばん淫らなのよ」
「堪えきれずに漏らしたら、それこそ見世物ね」
女たちの嗤い声に、ニーナは歯を食いしばる。
だが、脇の下を羽根がくすぐり上げ、内腿を指がつねるたび、息が詰まって喉から勝手に笑いが迸った。
「ひゃはははっ……っ、ひっ……あははははっ……だめ……お腹が……だめぇっ……」
下腹がぎゅう、と攣れる。
笑いに震えるたび、奥に詰め込まれた液がせり上がり、内側を膨らませる。笑うたびに腹が揺れ、堪えていた排泄感が音を立てて破裂そうになる。
必死に締めつけても、笑いに腹筋が震えるたびに、お尻の力がきしむように緩みそうになった。
「見てごらんなさい、笑いながら尻を震わせているわ」
「媚薬で熱いのか、便意を我慢してるのか……どっちもね」
観衆の声が重なり、羞恥が胸を焼く。
媚薬の火照りで乳首は立ち、蜜が脚を濡らしているのに、尻は必死に便を堪えて震えている。
笑いと嗚咽と喘ぎが混ざり合い、声にならない声がほとばしった。
「あっ……ひゃはっ……はははっ……だめぇ…… でちゃ……でちゃうう……っ」
顎から涎が垂れる。全身を痙攣させながら、ニーナはなお一歩を踏み出した。
くすぐりが続けば、便意か快感か、どちらかが必ず決壊する。
それでも──まだ諦めるわけにはいかない。
「羽根だけでは足りないわ……指でくすぐって差し上げなさい」
ドルニカ夫人の一声で、女の家人たちが一斉に手を伸ばした。
指先が脇の下を突き、爪が脇腹を這い、乳房の下を容赦なく擽る。
羽根の柔らかさとは違う、直に肉を抉るような刺激。
媚薬で灼けた身体には、それが甘美で残酷な電撃となって走る。
「ひゃはははっ……ひっ……や、やめ……っ、あはははははっ……」
笑いは悲鳴に変わり、悲鳴はまた笑いへと崩れていく。制御のきかない声が、喉から滾々とあふれ出た。
便意を堪えるために締めつけている腹筋が、笑いに揺さぶられて痙攣し、肛門の奥で薬液がぐつぐつと泡立つように蠢いた。
「ほら見て、笑うたびに尻が震えてる」
「あと一息で全部ぶちまけるわね」
「ち、違っ……だめぇっ……ははははははっ……ひぃっ…… 出ちゃ……出ちゃうっ……」
視界は白く滲み、形あるものが溶けていく。首枷が肩に食い込む。
もう立っているのが奇跡だった。
それでもトーイを思い出し、必死に足を前へと運んだ。
そのときだった。
「あっ──」
足首に、かすかな抵抗を感じた。
見えないほど細い糸が、道の途中に張られていたのだ。
均衡を失った身体は、首枷の重みに引かれて前のめりに崩れ落ちる。
ざばり、と冷たい水が全身を打った。
小川の中に膝を突き、首枷に押し潰されて這いつくばる。
もう起き上がる力は残っていなかった。
「残念ね、歌姫……。最初からやり直しよ。もちろん、最初というのは、触手ペニスからね……」
夫人の声が甘く響いた瞬間、堪えていた尻の奥が限界を越えた。
強烈な便意が決壊し、薬液と糞便が一気に噴き出す。
「あぁぁぁっ……や……やだぁっ……」
小川の水を濁す黄土色の奔流が流れ出し、観衆は歓声と嗤いを爆発させた。
噴き出した排便は小川を濁流に変え、汚辱の臭気が辺りに漂った。
ニーナは泣きながら首枷を揺らし、崩れ落ちたまま立ち上がれない。
「犯しなさい──」
ドルニカ夫人が命じた。
「ひっ……いやああっ……」
次の瞬間、雄叫びをあげた男奴隷が泥水の中からニーナを乱暴に引きずり上げた。
濡れた身体を背後から抱え込み、脚を無理やりに開かせる。
まだ尻からは薬液と汚物が垂れ続けていた。
「やめっ……いやああっ、お願い……」
懇願の声など、誰も聞きはしない。
怒張が膣口を裂き、容赦なく突き込まれた。
「ああああああっ……」
焼け付くような灼熱が胎内を抉り、羞恥と苦痛と快感が一気に噴き上がる。
媚薬に溺れた肉壁は抵抗するどころか、貪るように肉棒を呑み込み、快感を際限なく広げていった。
「見てごらんなさい、糞を垂れ流したまま犯されて悦んでる」
「孕ませてやりなさい、濃い精で」
女たちの嗤いが雨のように降り注ぐ。
次の奴隷が押し寄せ、脚を掴んで割り広げ、上からのしかかる。
絶え間なく突き立てられ、精を注ぎ込まれるたび、ニーナは頭を振り乱し、涙に濡れた顔を仰け反らせた。
「や……やだ……トーイ……わたしは……まだ……っ」
声にならない呟きは、再びの絶頂にかき消された。
汚辱のなかで、強烈な快感に焼かれていく自分を止められない。
次々と男奴隷が交代し、膣を突き上げ、尻を掴み、容赦なく精を吐き散らす。
嬌声と嗚咽と汚物の匂いが混じり合い、中庭は熱狂の坩堝と化した。
やがて、五人すべての精を受け終えた頃──。
ドルニカ夫人が前に歩み出る。
「ほほほ……愉しめたかしら、歌姫さん」
夫人の扇が、ねっとりとニーナの顎を持ち上げる。
涎で濡れた顔が晒される。
「男奴隷たちと糞まみれに抱き合った牝犬……でも、これで終わりではないのよ。あなたには、もっと相応しい未来が待っている」
「……やめ……もう……」
弱々しい声を、夫人は笑みで封じた。
「ドラクスの秘薬をご存じかしら。股と尻に塗るだけで、極上の快楽を与える薬……。だが一度でも味わえば、もう手放せない。中毒になり、一日でも塗らなければ狂い死ぬほどの苦しみに苛まれる」
「そ、そんな……」
「そうよ。お前は今日から、その薬に縛られて生きるの。わたしから離れれば、必ず苦しみ抜いて死ぬ。だから永遠に、ドルニカの雌犬として仕えるしかない」
夫人の狂気を帯びた笑いが中庭に響き渡る。
観衆の嗤いが重なり、男奴隷たちはなお怒張を掻きしごきながら、孕ませの悦楽に酔っていた。
ニーナはただ、精と糞に塗り潰され、泥に沈んだまま瞳を見開いていた。
胸の奥ではまだトーイの名を呼んでいる──それでも、未来が音を立てて崩れ落ちていくのを感じていた。
夫人の笑い声に重なるように、背後から影が差した。
あの馬車で会った不気味な女性──ブルドが小瓶と注射器を握り、無骨な手でそれを構えていた。
「さあ……これがドラクスの秘薬だよ……」
冷たい針が首筋に突き立ち、液体が血に混じる。
「あ──っ」
瞬間、炎のような快感が脊髄を駆け上がり、頭の奥まで焼き尽くした。
下腹は灼けるように疼き、膣肉は勝手に痙攣する。乳首が硬く尖り、背は仰け反って声を押し殺した。
「ああ……な、なに……これ……あああっ……」
媚薬の熱さなど比べものにならない。
鋭く、甘く、骨の奥にまで食い込む。
一度の注射で、快感が身体に刻印されたのがわかった。
「それがドラクスの快楽だ。毒の鎖だよ。一度でも味わえば、二度と逃げられないね」
夫人が愉悦に満ちた声で囁く。
「……明日にはまた欲しくて泣くわ。股を開いて乞うのよ。鎖に縛られた雌犬としてね」
ブルドの酷薄な言葉にドルニカ夫人たちが嘲笑の声を一斉にあげる。
「ち、違う……いや……そんな……」
否定の言葉は空しく震えただけだった。
腰は自ら揺れ、喉からは甘い声が零れる。
胸の奥ではまだトーイの名を叫んでいるのに、肉体はもう別の欲望に支配されていた。
「ああああっ、ああ……」
ニーナの声は悲鳴にしかならなかった。
全身がかっと熱く、汗が背を流れ、蜜が脚を濡らし、口端から涎が糸を引く。終わったはずの糞便が垂れ、放尿も始まる。
「……見ろ、もう抗えないだろう……? 毒はお前の血に溶け込み、心臓にまで届いた……。もう、逃げ場などない」
ブルドが低く告げる。
「あ……やだ……なのに……きもち……いい……ああ……」
頬は嗚咽に震え、身体の熱で股間から愛液が垂れ流し続ける。涙に濡れながら、ニーナは悟った。
これこそが、決して断ち切れない「毒の鎖」──。もう、トーイへの想いなど捨て去り、永遠に夫人の毒に縛られて生きるしかないのだと悟るしかなかった。