【改訂版】異世界で淫魔師ハレム【コミカライズ作品】 作:ドン・ドナシアン
「災いを呼ぶ女──?」
一郎は思わず繰り返した。
「本人は知りません。だけど、騎士仲間たちはひそかにシャングリアのことをそう呼んで、陰口を叩いているようです」
コゼが説明した。
住まい代わりにしている宿屋の一室だ。
部屋にはふたつの寝台が置かれているが、一郎たちはそれを横に並べ、ひとつの大きな寝台にしていた。
寝台をくっつけるのは、愛し合うときに一郎がしばしばエリカとコゼを同時に抱くからだ。
ひとつではとても狭く、緊縛を好む一郎はさまざまな体位を試すので、三つ並べてもなお足りないくらいだった。
王都に腰を落ち着けてから、この二箇月──。
一郎たちは適当な宿を転々としながら暮らしてきた。
だが、
家を購うには資金が要るが、先日の特異点封印の賞金もあるし、これまでのクエストで淡々と稼いできた蓄えも十分だ。
王都内に家を建てるくらいなら問題はないらしい。無理すれば、小屋敷といえるほどのものでも大丈夫だとエリカは言っていた。
いつの間にか、冒険者としてそれだけ稼いでいたらしい。
この依頼が片づけば、副ギルド長ミランダに相談するつもりでいた。
助言をくれるだけでなく、良い物件を紹介してくれる気もする。
ちょうどクエスト後に三人で彼女の家を訪ねる予定があり、その折に話すのがよいと一郎は考えていた。
「災いを呼ぶ女、か……。だが、なぜ災いなんだ。あれだけ強ければ、戦場ではむしろ頼りになるはずだろう」
一郎は、午後に騎士団の詰所や酒場で聞き込みをしてきたコゼからの報告を受けながら、彼女の衣服を脱がせていた。
コゼの身体はすでに、一郎に抱かれる予感で熱を帯びている。
裸にした彼女を抱き寄せ、引き締まった腰の括れを撫で、脇腹から小ぶりな乳房へと手を這わせた。一方で唇は肩口を辿り、赤いもやが浮かぶ部位を丁寧になぞっていく。
「あ、ああ……ご、ご主人様って……い、いつもすごい……。あ、あっという間に気持ちよくなる……。ま、まるで魔道みたい……」
コゼが一郎の腕の中で甘く悶えながら声を洩らした。
「それより報告だ、コゼ……。なぜシャングリアは仲間から疎まれている? ……それと、エリカ。呆けていないで一緒に聞け。耳だけでも傾けていろ」
一郎は愛撫を止め、寝台の隅で丸くなっていたエリカを足で小突いた。
コゼが調査に回っていた間、エリカにはここで一郎の相手をさせていた。
午後だけでも、十回以上は絶頂させられ、ぐったりとしている。しかも、一郎の与える絶頂は、全てが深いらしい。
さすがのエリカも完全に脱力していた。
だが、一郎に促されると、気だるげな身体を必死に起こし、ふたりのもとへ這い寄ってきた。
「ロ、ロウ様、すみません……。コ、コゼ、お帰り……。お疲れ様ね……」
エリカが気怠そうに身体を起こしながら言った。
「お疲れさまは、エリカね……」
一郎の腕の中でコゼが苦笑した。
そのまま彼女は、一郎の頬に自分の頬をすり寄せ、唇を探すように顔を上げた。
「……ご主人様、キスして……」
「ああ……」
一郎はすでに全裸になっているコゼを抱きしめて唇を重ねる。すぐに、一郎の口の中にコゼの舌が入ってきた。
一郎は、唾液をすすり合いながら、コゼの口の中を舌で蹂躙する。
「んああ……んあっ、ああっ、ご、ごしゅりん……さま……」
コゼの全身の力が一気に抜け、脱力した身体を預けるように一郎の胸に預けてきた。
両腕で一郎の背中にしがみつき、子猫のように顔をすり寄せた。
実に愛らしい。
「ほら、エリカ……」
一郎は顔を離して、コゼの頭を撫でてやりながら、エリカへと視線を戻した。
エリカは、エルフ族特有の絶世の容貌ゆえに、ひとたび人前に立てば誰よりも目立つ存在である。
だからこそ、諜報や潜入の任務には不向きだ。
今回については、もともとその手の仕事に長けているコゼ動いてもらった。
「あんた、大丈夫?」
一郎の腕の中でコゼが苦笑した。
「だ、大丈夫じゃないわ……。わ、わたしはもう限界……。ロ、ロウ様……コゼをいっぱい愛してあげてください……」
「そのつもりだよ……。でも、エリカも来い」
一郎は笑って、エリカの腕に手を伸ばして引き寄せ、彼女の股間を股間に寄せた。
エリカは抵抗しない。一抱き合っている一郎とコゼの間に顔を差し込むようにして、一郎の怒張を口に含んだ。
エリカの温かな粘膜と舌に包まれ、快感が込みあがる。
「コゼもだ……」
一郎は再びコゼを責め立てる。
「はううっ」
コゼが身を弓なりに反らす。
「ほら、報告だ……」
一郎は、コゼの身体に愛撫を続けながら調査結果を促す。
一方で、エリカは一郎の男根の裏側から舌先を這わせてちろちろと小刻みに舐め摩っていたが、いまは先端に責めの場所を賭けて、激しく前後に動かして唇と舌で粘っこく愛撫をしている。
エリカほどの絶世の美女が躊躇なく技巧を駆使して奉仕してくれるのはいまでも信じられない。
一路の愛撫で悶えているコゼも、可愛い女性だ。
本当にこの世界に無理矢理に連れてこられてよかった……。
「シャ、シャングリアは……お、男勝りなのは……いいけど……。ふあっ、ああっ、ロウ様……そ、そこは──」
悲鳴を洩らしたのは、一郎の指が尻の割れ目を辿り、菊座へ押し入ったからだ。
後穴の悦びにすっかり馴染んだコゼは、抗えぬ愉悦に震える。
「やめるな──。報告を続けろよ……」
一郎は意地悪く指を動かしながら命じる。
「……シャ、シャングリアは……み、身勝手な振る舞いが多くて……。せ、先日の賊徒討伐でも……あ、ああっ……はうっ……敵将を斬り伏せて首を掲げたけれど……背後の仲間は壊乱したそうです……。味方に損害が出て……ご、ご主人様……喋っているあいだくらいは……」
コゼは快感に耐えながら必死に言葉を絞り出す。
身悶えは激しさを増し、快感値はすでに〈12/300〉……。
蜜を滴らせながら、報告を強いられる羞恥と悦びに顔を歪めていた。
「しっかり話すんだ……。俺の精が欲しくないのか」
尻穴から指を抜き、反対の手で肉芽を擦りながら抱きしめる。
コゼが悲鳴のような嬌声をあげた。
「ひうううっ、欲しい……。欲しいです……。ご主人様の精……ほ、欲しいです……」
哀願の声が洩れる。
「だったら、きちんと報告しろ」
「シャ、シャングリアは……勝手なんです……。だ、だから実戦で仲間と連携できなくて……。だから、嫌われて……」
「……嫌われる? だが、性格が最悪でも、あれだけの美貌なら騎士仲間にもてるだろう。なぜ人気がないんだ?」
「そ、それは……ご主人様……。シャングリアの男嫌いは有名で……。言い寄る相手は多いそうですが、手酷く拒絶されるのはまだいい方で……。自分に言い寄った相手を殴り倒すことも珍しくないみたいです……。だから誰も近づかなくなって……」
「凄まじい女だな……」
一郎は笑ったが、事実なのだろう。
そういえば、初対面で一郎も、いきなり肩を棒で思い切り突かれた。
「じ、自分は助かっても仲間を守らないから、作戦でも損害が出るんです……。そ、それで疎まれて……災いを呼ぶ女と呼ばれているんです──」
一気にまくし立てたコゼは、一郎にしがみついた。
必死に報告を果たそうとする姿が、いっそう愛らしく思えた。
「つまり、騎士仲間からは、あまりいい評判じゃないんだな?」
「は、はい……。あ、ああっ」
コゼの身体が大きく跳ねた。
しかし、コゼの説明で、なんとなく、シャングリアの実家が冒険者を雇ってまで、彼女に別の手柄を立てさせようとしていることがわかった。
性格が災いして仲間から疎まれている状況を、伯爵家の者たちは案じたのだろう。
評判を払拭するために功績を積ませたい──。そのために、適当な盗賊団を狙わせたに違いない。
「よくできました……。じゃあ、俺がコゼに入っていくぞ。気持ちよく迎えてくれ……。エリカは、もういいぞ。ありがとう」
一郎は腕の中のコゼをさらに引き寄せた。
「は、はい……。ありがとうございます……」
また、エリカについては、一郎の怒張を咥えた唇をそっと離した。本当に怠いのか、そのまま寝台に突っ伏してしまう。
一郎は座位のままコゼの腰を持ち上げ、濡れそぼる亀裂に怒張の先をあてがう。そして、迷わず腕を離した。
「ひあああ──っ」
自らの体重に引かれるように股間を落とされたコゼは、一気に子宮近くまで貫かれ、背筋を弓のように反らして絶叫した。
その衝撃に身体を硬直させながらも、蜜はあふれるばかりに零れ落ちる。
一郎は腰を支え、そのまま律動を開始した。
「あうっ……はっ……ああっ……」
上下するたびに膣内の壁が擦られ、コゼは喘ぎながらも果てしなく蜜を散らす。
すでに絶頂寸前まで追い込まれた彼女を、一郎は押し倒し、正常位に変えた。
「コゼ、もっと脚を開け……。エリカ、俺とコゼが繋がっている場所を舐めろ。コゼをもっと悦ばせてやれ」
「……わかりました……。コゼ、頑張って……」
命じられたエリカが頷き、結合部に顔を埋めて舌を這わせる。
熱を帯びた舌が一郎とコゼの繋がっている結合部をぬめらせ、甘やかな感触がコゼの全身に伝わった。
「はううう──っ。そ、そんなの……凄すぎる……。エ、エリカ……あたし……いっちゃう……。ご主人様──お願い……口づけを……また、口づけをください──」
必死に縋るような声に、一郎は口を重ねた。
唾液を分け合い、舌を絡ませ合う。
「ん、んんっ……んんんんっ……」
コゼは夢中で舌を絡め、むさぼるように口内を貪った。
結合部では、エリカが狂おしいほどの勢いで舌を震わせている。
舌と舌、舌と肉、二重の責めにコゼの意識は火花のように弾け飛んだ。
「んふううっ……ありがとう……ありがとうございます、ご主人様……。ああ、エリカ、気持ちいい……」
コゼが唇を離し、絶叫した。
歓喜の奔流が全身を駆け抜け、弓なりになった身体が痙攣する。
力いっぱい一郎の背中にしがみつき、震える声を上げた瞬間──。
一郎は深く突き入れたまま、熱い精を放った。
膣奥に一射、二射、三射と注ぎ込むたびに、コゼは怒張を締め上げて全身を痙攣させる。
「ああああっ──」
精を浴びる快感に、コゼがさらに興奮の声を重ねた。
迸るたびに子宮の奥で炸裂する衝撃が、脳髄まで痺れを走らせる。
膣奥を満たす奔流に耐えきれず、彼女の蜜は滝のように溢れ、白濁と混じり合ってエリカの舌を濡らした。
「ご主人様……まだ……もっと……」
コゼは涙に濡れた瞳で一郎に縋りつき、絶頂の余韻の中でさらに腰を振ってしまう。
一郎の背中にしがみついたまま、恍惚と狂乱の境をさまよい、声にならぬ嬌声を繰り返した。
三人が絡み合い、熱と歓喜の奔流が一室を支配していた。