しがない強面中堅冒険者、新進気鋭の美女パーティの全員に「私のことは好きにしていいから仲間だけは助けてください」と体を差し出された。 作:ユリイカ
体力の少ないパテマはぐったりとしてバルクの胸板に身を委ねる。彼女はがっしりとした男に包まれる幸福感をずっと味わっていたかったが、それもすぐに両脇に差し込まれた腕によって持ち上げられてしまった。
「あうぅ……まだじゃぁ……♡」
「ダメですよ。一人一回のところ何度も射精して貰ったんですから」
呂律の回らない舌で駄々をこねるパテマをシエラは嗜める。体格差もあってまるで若い親子のようだが、実際の年齢はパテマの方が上である。
だらしなく笑みを浮かべているパテマをそのへんに置いて、シエラはネルヴァの方を見る。姉のように思い頼りにしていた獣人族の戦士は、今や舌を垂らして荒い息を繰り返し、一心不乱にオナニーに耽っている。自分の好いた男が仲間たちに犯されるのを見て興奮するという、厄介な性癖をこじ開けられてしまったのだ。
「ネルヴァ、どうぞ」
「はぁ、はぁ……。えっ、い、いいのか?」
グチュグチュと水音を響かせていたネルヴァが耳を上げて困惑する。シエラが強い独占欲の片鱗を見せたのは、彼女も知るところだ。それなのに自らネルヴァに順番を譲るというのは意外な行動だった。
シエラはネルヴァの困惑を汲み取った上で年齢に沿わない妖艶な笑みを浮かべ、バルクの胸に指先を滑らせた。
「いいの。――私はバルクさんの最後の女になりたいから」
「最後の?」
少女は男の太い腕を持ち上げ、己の胸元へと近づける。浅い谷間で挟み込み、彼の指を咥える。ちろちろと赤い舌を覗かせながら舐めて、唾液を纏わせる。
「ちゅっ♡ バルクさんがネルヴァや、パテマやファナと交わることは否定しない。みんな平等に愛し合ってほしい。でも、最後には私のところに来てほしい。いつ、どこで、誰と何度でもセックスしてもいいから、最後は私に帰ってきて欲しい。――だから、ネルヴァ。先にどうぞ」
その瞳はネルヴァの知らない色を孕んでいた。この数日間で少女は急速に内に秘めた女性を開花させていた。高貴な血統がそうさせるのだろうか。あきらかに並の凡夫とは一線を隔絶する雰囲気を纏っている。
「そういうわけですから、バルクさん。思いっきりヤッちゃってください♡」
シエラの囁きが男を励起させる。病み上がりで、すでに二人の女性を倒したとは思えないほどに男根を勃起させ、ゆっくりと上体を立てる。
「ネルヴァ……」
「ば、バルクぅ……」
愛液に塗れた手を拭い、尻尾を振りながらネルヴァが向かう。大きく手を広げた男の胸板に飛び込み、その匂いを確かめるように首筋に鼻先を押しつけた。
「ふふっ、ネルヴァは甘えんぼですね♡」
「い、言わないでくれよぉ」
側のシエラが慈愛のある笑みを浮かべる。いつもと立場が逆転したような光景に、ネルヴァが恥ずかしそうに耳を伏せる。だが、そんなしおらしい姿が男の心をくすぐった。
「ネルヴァ」
「ん? んうぅっ!?♡」
名前を呼び、振り向いた彼女の唇を奪う。突然の濃厚なキスにネルヴァは目を白黒させながら、すぐにそれに応じるように舌を伸ばした。男の匂いに混ざって、ファナとパテマの匂いがする。自分の他の二人の女と交わり、この後も別の女と愛し合うのだ。そんな事実が獣人族の心を荒らし、刺激する。
「ちゅぅっ♡ んじゅっ♡ んんっ!♡」
キスをしながら、バルクがネルヴァの乳房をまさぐる。ファナのものほどではないとはいえ、立派な巨乳だ。固く引き締まった腹筋とのアンバランスな対比が、よりその女性的な魅力を表している。バルクの大きな手が包み込み、指が柔らかな肉に沈めば、ネルヴァは痛いほどに尻尾を振って身を捩る。
「んんふぅっ♡ んんっ♡」
それでも口付けはやめない。男の肩に手をかけて、腰にも足を回してしがみつく。自分の腹に熱く滾る硬いものが当たっているのを感じて、腰を細かく前後に揺らす。
「ん、ぷぁっ♡ バルク、挿入れてくれ♡ もう我慢できない♡」
「自分から挿入れてくれ。まだ体がそこまで動かない」
「んっ、わ、分かったよ……♡」
バルクはまだ十全に動けるわけではない。ネルヴァは濡れた男根を指で撫で、ドロドロになった自らの秘部へと誘う。陰唇がヒクヒクと動き、餌を前にした犬のように浅ましく思えた。己の意志では制御できない本能に、羞恥と興奮を覚える。
「はぁっ♡ はぁっ♡」
ファナとパテマを倒れるまで犯し、それでもなお精力の減衰を見せない男根。雄という存在を具現化すれば、これになるのだろう。近づけるだけで熱を感じるほどに赤く腫れ上がり、血管が脈動している。
その張り詰めた切先が、ネルヴァの柔らかくとろけた恥肉に沈む。
じゅぶぶぶっ♡
「んほぉぉおおおお゛お゛お゛お゛っ!♡」
遠吠えのように喉を立てて放たれる嬌声。膣を強引に押し広げ、痛みと同じ快楽を注ぎ込む。女としての原初の感情が湧き上がる。
バルクもまたその表情を歪めていた。引き締まった肉体が彼の男根を締め上げて、細かなひだが一斉に扱き始めた。ネルヴァの意思とは無関係に、膣は男を歓待する。
「バルクさん♡ 私とキスしましょう♡ んちゅっ♡」
「あ、ああっ♡ ダメだ、今はあたしだけ――あたしのバルクなのにぃ♡」
横からバルクの顔を両手で掴み、シエラが熱いキスをする。舌を絡め、お互いを貪るような接吻だ。それを間近で見せつけられたネルヴァは悲壮な顔になり、そんな表情とは裏腹に膣肉が震えるように大きく動いた。
「んちゅっ♡ ちゅうっ♡ バルクさん、もっと♡」
「うぅう……!」
ネルヴァの胸の内側を混ぜられるような感情に気付いて、シエラは流し目で彼女を見る。それもまるで勝ち誇ったかのようで、ネルヴァの劣等感を刺激する。そして、それこそが彼女を絶頂へと導くのだ。
「バルクッ、バルクッ! お前はあたしのオスなんだぞ! こっちだけ見てればいいだろっ♡」
シエラに奪われたくない。バルクを独占したい。
浅ましい女の欲望を剥き出しにして、ネルヴァが腰を動かす。どうにかしてバルクの注目をこちらに向けようと必死になっていた。
しかし、動けば動くほど彼の凶悪な一物が自分を刺激する。シエラはバルクとのキスに熱中しながら、彼の腕に抱きつき、胸を押し付ける。内外からの強い刺激に、ネルヴァはあっという間に絶頂に達する。
「んぁあああっ!♡ あ、あたしぃ……あたしのバルクなのにぃ♡」
涙を浮かべながら腰を振る。自分の方がおっぱいも大きいと主張する。男に抱きつき、その匂いを感じながらグチュグチュと溢れ出る愛液を擦り付ける。
「ネルヴァ、ほら……んれぁ♡」
「あ、ああ……」
バルクから唇を離したシエラが笑みを浮かべて口を開く。赤い口腔に溜められたのは、バルクの唾液だ。当然少女のものと混ざって泡立っているが、バルクのものに違いはない。シエラが何をしようとしているのか、ネルヴァもすぐに分かった。
「はぁ、はぁ♡ あえぇ♡ えあっ♡」
「ふふっ。ちゅっ♡」
これは下賜だ。
シエラという第一雌から慰みに与えられるものだ。ネルヴァはそれが序列を決定付けるものと理解しながら、我慢ならず舌を伸ばす。口を大きく広げ、それを待つ。
シエラの舌先からこぼれる粘ついた銀糸。ネルヴァの口に注がれる唾液。それが獣人の敏感な嗅覚に強く叩きつけられた。
「んほっ♡ おおっ♡」」
それだけでネルヴァは軽く達する。妹のように思っていた少女と、愛する男。二人の唾液が混ざり合ったものを授けられ、歓喜したのだ。
「ふふっ。可愛い顔してますよ、ネルヴァ」
「み、見るなぁ」
妖艶に笑うシエラから顔を背け、ネルヴァは腰を動かす。バルクを少しでも自分の方へと引き寄せたかった。彼の男根の動きは膣内でよくわかる。シエラとのキスで、より大きくなっているようだった。
せめてその子種が欲しい。自分もしっかりと愛してほしい。
そんな思いで腰を振る。張りのある尻肉が腰を叩き、乾いた音が洞窟に響く。
戦いのために鍛えられた肉体を、己の欲望のために使っている背徳感もあった。それさえも快楽を高めるスパイスとなった。
「バルクッ♡ バルクぅっ♡ ちゅっ♡ ちゅぅっ♡」
バルクとのキスはシエラに取られてできない。ならばせめて彼の味を知りたい。そんな思いでネルヴァは彼の首筋に舌を沿わせた。獣人族特有のザラついた長い舌が首筋を撫で、バルクが体を震わせる。それに手応えを覚えた彼女は、さらに執拗に全身を舐める。
「れろっ♡ じゅるりゅっ♡」
汗の匂いと味も感じる。そこに幾分か他の女のものも混ざっているという事実も、ネルヴァを昂らせた。強い刺激によって歪んでしまった彼女の性癖は、もはや矯正不可能。さらに歪み続けるほうにしか転がらない。
「んふー♡ ふぅっ♡ んふっ♡」
舌を這わせながら腰を艶かしく動かし、鼻で荒い息をする。鼻水が垂れて無様な顔になっても、取り繕う余裕はなかった。そんなことよりも何よりも、限界の近い男根を離さないことの方が重要だ。
そして――。
「ネルヴァ――!」
「んぶぅっ♡ んおっ♡ お゛お゛お゛っ♡」
弾けるような吐精。重力に逆らって撃ち出された白濁液が瞬く間にネルヴァの腹を満たす。溢れ出すそれを、白く細い指が掬い取った。
「ほら、ネルヴァ。いっぱい膣内射精してもらいましたね♡ んちゅっ」
指先に乗るほど濃厚なそれを、シエラは飲み込む。ネルヴァの膣内から溢れ出たものにも関わらず、嫌悪感はなく恍惚とした表情だ。
「あぅ、シエラ……♡」
「さあ、退いてください。あとは横でグチュグチュしながら、私とバルクさんの愛し合うところを見ていてください」
「うっ、うぅ……♡」
しっとりとした柔らかな空気が一変する。お前の番はもう終わりだとシエラは冷酷に告げる。ネルヴァの体を押し除けるようにして、彼女の秘部からバルクを引き抜く。
「あ、ああ……」
どぼどぼと溢れでる性液を、ネルヴァは慌てて抑える。大切な子種が洞窟の濡れた地面に流れてはもったいない。せっかくの、貴重な愛の証なのだ。
そして、そんな彼女の目の前で――。
「さあ、バルクさん♡ 前戯は終わりですよ♡」
少女が男に喰らい付いた。