古代のメロメロ! 作:エロイオトコ
「お前……今の、なんだったんだ」
「……にゃあ?」
「いや、にゃあって」
『鉄の包み』の群れとの戦いは熾烈を極めた。
マスカーニャが機敏な身のこなしで囮役となり、『鉄の包み』の群れの砲口を一纏めにしてくれた隙を狙ってカサドルはテラピースの矢で『鉄の包み』を一匹一匹撃ち抜いていく。
しかしそれでも『鉄の包み』は頑強で強力だった。
鋼の身体はマスカーニャの攻撃ではうんともすんともせず、テラピースの矢を用いても辛うじて倒せるかどうか、というレベル。
戦いを見ていた他の野生のポケモンたちも加勢してくれたものの、次第に戦況は悪化していき、ついに壊滅か──『鉄の包み』の砲口がカサドルを狙い始めたその時、奇跡がおきた。
マスカーニャが持っていたきんちゃく袋の中の宝珠が光り輝きだしたのだ。
その光はマスカーニャを包み込み……マスカーニャの肉体を宝石のようにきらめかせた。
きらめく姿のマスカーニャは溢れるパワーを花に凝縮させ、勢いよく、『鉄の包み』の群れへとぶつけた。
それだけで、軽い地震かと間違うほのに強い衝撃が周囲に響き渡り──気が付けば、『鉄の包み』の群れは全滅していた。
それと同時に宝珠の輝きも収まり、マスカーニャのきらめきも同時に消えていた。
カサドルはその光景を忘れることは一切できないだろう。
きらめくポケモン……今のパルデア地方におけるテラスタル現象。
それが作り出した、圧倒的な力を、カサドルは忘れられないだろう。
ぼんやりと激闘の跡を眺めていたカサドルの下に、マスカーニャが近づいて来た。
「お前は、お前らは、本当に謎だらけでおっかないなあ……」
「にゃあ……」
「……だからこそ、見れてよかったよ。その不思議な力」
人間とポケモンは分かり合えない。
この時代ではそうされている。そう掟によって決まりづけられている。
それでも、そうだったとしても。
掟を……決まりを、定められた関係以上に好ましい関係になれるのではないか。
今の人間には遠く変え難い掟であろうとも、解りあうことが出来ないであろうとも。
カサドルは再びボロボロになっていたマスカーニャの頭を撫でながら、そう思った。
マスカーニャはカサドルのそんな優しい瞳をじっと見ていた。
カサドルもまた、その瞳を見る。マゼンタ色の瞳だった。
「──ハニャッ!」
「は──」
マスカーニャは見つめられ、見続け、そして思った。
こんな人間がいるように、こんなポケモンがいてもいいのではないか、と。
マスカーニャはポケモンであり、人間の言葉は伝えられない。
身振り手振りでも限界はある……だがしかし、例外はある。
「にゃ」
「うん? どうし──」
それこそが……
マスカーニャはカサドルの不意を突き、その唇を奪った。
そのままぎゅううっと、マスカーニャはカサドルを抱きしめる。
その身体と身体の境界線が無くなるぐらい、強く抱きしめた。
そのまま何分経っただろうか。
あるいは何時間もこのままだったぐらい長く抱きしめられたと感じてようやく、マスカーニャはカサドルを抱きしめる力を緩ませ、唇を放し、互いの顔を再び見合わせた。
「お前……」
「ニャッハ」
「昨日からの誘惑、ひょっとして──なのか?」
「にゃ♡」
「──……ははっ、あっはははっ!」
マスカーニャのマゼンタ色の瞳の模様は言葉を濁さずに伝えていた、とカサドルは確信した。
まさかポケモンが人間を好きになるなんて、と言葉にならない声が数秒漏れて」そんな自分がとてつもなく滑稽だったことに驚いて。
それゆえに笑った。だから笑った。
おっかないのは自分もだったと笑った。
気が付けば、カサドルは衣類を最低限のもの以外脱ぎ捨て、そのチンコを硬く鋭くおっ立たせてマスカーニャのマンコに挿しこんでいた。
もはや言葉はいらなかった。
1人と1匹の間には、言葉で飾るよりも雄弁に愛情を表現できる
それを確信して、マスカーニャは樹に手をつきお尻を向ける姿勢で股を広げていた。
ずっぷにゅにゅっ♡
「うおっ、なんて柔らかさっ」
「んぁぅ、にゃぁっ♡」
まるで水風船のようなタプタプとした柔らかさが、カサドルのチンコを包み込む。
しかしそれは温かく、まるで湯煎の用意をしてきたかのようにポカポカとしていた。
「っ、やべぇっ、お前のマンコが手コキしてやがるっ……!」
「ふ、うにゃはぁ♡」
そしてその温もりの包み込みはとても強く、チンコを握って放そうとしない。
ピストンを行っているのはカサドルだというのに、まるで手コキされているかのような強さなのだ。
マスカーニャの顔を見ると、汗を流しながらも自分の方が優位だと言わんばかりに余裕そうな笑みを浮かべていた。
「タダでは負けてやらないぞって言いたいのかよっ!」
「んかはにゃぁっ♡」
「こいつっ! 生意気なぁっ!」
ずっ♡ ぱん♡ ずっッ♡ ぱんっ♡
挿れて、挿れられて、扱いて、扱かれて。
互いにチンコとマンコが気持ちよさに包まれていく中で、どちらが有利かを1人と1匹は同時に競い合っていた。
まるで子供の喧嘩だ。
くだらないことで争う子供だ。
しかし、だからこそ、カサドルはマスカーニャから眼を放さない。
「ニャッ♡ ハャ──♡」
勢いよくチンコを膣奥へと挿され強い快感を感じたマスカーニャに、カサドルはキスをした。
カサドルはマスカーニャをどうするでもなく、どうしたいでもなく、ただただそうしたくてキスをしていた。
マスカーニャもそれに相乗りし、カサドルの肺の息もろとも吸い尽くすつもりで舌と舌を絡み合わせる。
チュ♡ んチュ♡ チュプ♡
下で混ざる音と上で混ざる音が静寂に混ざる。
どっちが先に屈するか、そんな静かな森の中で肉と肉とがぶつかり弾ける音が響き奏でられていた。
パチュ♡ ぱんっ♡ タンッ♡ ちゅとん♡
「……ッ」
「……~~ッ!」
少しの時間が経ち、長い戦いの行方が決まる。
先に音を上げたのはカサドルだった。
唇を勢いよく放し、息を吸い込む。
「ぜぇっ、はぁっ、ぜぇっ~~~ッ」
「にゃあ~おっ?」
自分が勝ったという感覚がマスカーニャを包み込むが、同時にマスカーニャは油断してしまった。
「このやろぉ……」
「ニャッ」
そもそも自分にナニが挿さっていたのか、マスカーニャは息を止めるのに夢中で忘れてしまっていたのだ。
それを思い出し、全身に下半身の、マンコの感覚が戻っていく。
そこに挿さっているチンコの形状、硬さ、強さ、素早さをあっという間に思い出し──
「お返しっ、だッ!」
「にゃ──」
ばちゅんッ♡♡♡
「は、にゃ、かにゃぁあああァっッッ♡♡♡♡」
「うおっ、やばすぎる締まり……っ、で、出るっ」
そしてそれを更新するパワーで、マンコにチンコが叩きつけられた。
会心の一撃だった。急所への一撃だった。
キスで眠ったマンコを目覚めさせるのに最適な、千本通しの一撃だった。
勢いよく全身に快感は広がっていき、マスカーニャの全身から汁が噴き出し始めた。
汗も、よだれも、潮も噴き出し、マスカーニャは全身余すところなく絶頂した。
そして追い打ちをかけるように、カサドルが絶頂マンコの締まり具合で快感のピークに達し、チンコから精液を吐き出しマンコに流し込まれる。
「ぁ……っ♡ にゃはー……っ♡ かにゃぁ……♡」
「ふー、ふーっ……」
精液を流し込み、マンコのイき加減も落ち着いてきたタイミングで、またキスを交わした。
今度は勝負などではなく、純粋な思いのままに、軽いベーゼだった。
同じ
何度も同じ奇術を見せてしまえば観客が見慣れてしまい、ネタを暴いてしまうからだ。
1度目は驚きを、2度目ではヒントを、3度目になるとそれはもう答え合わせになってしまうのだとか。
──では、マスカーニャはどうだったのだろうか?
「なあ、お前──ってのも変だな。名前とか無いのか──って、お前らに名前なんてあるわけないか。『奇術の怪』」
「ニャ?」
「……ま、後でそれっぽいのを考えてみるか。気に入ってくれると良いが」
「にゃあ♡」
……むしろ、これは解かれて然るべき奇術だったのかもしれない。
1人と1匹の様子を見ればそれはもう一目瞭然だろう。
「それと……村への連絡、どうすりゃいいんだろうなあ……」
「ハニャア……」
「お前、少なくとも俺と会うまでは悪さしてたんだからな、お前もどうすればいいのか考えろよ!」
「ニャアオ」
その姿は仲微笑まじく、まるで夫婦のようにマスカーニャは首をカサドルの肩にかけながら恋人かと見間違うように話を交わすその姿。
それは奇術が見破られなければ絶対に見られないものだったのだから。