【R18】ハーレムで毎日エッチする倫也の夏休み【イラスト付き】 作:きりぼー
評価をですね・・・
「倫也せんぱーい、おーい」
「ダメね、まったく迷惑な話だわ」
「倫也くーん・・・大丈夫?・・・あっ目が開いた」
「倫也先輩?」
俺の周りに美少女が三人。当たりには肉の焼ける匂いと、酒の匂いが立ち込めている。
「ん・・・?」
恵が心配そうに見ている。あれ・・・普通の白いワンピースだ。
「恵・・・衣装は?」
「なんのこと?」
「何寝ぼけてんのよ倫也・・・ほら、第二部始まるわよ」
英梨々が俺を小突いた。
頭がフラフラする。飲み過ぎたか。
「あれ・・・」
下半身が冷たい。ビールでもこぼしたか。でもこの感じは・・・ズボンの中に手をいれて確認するとべっちょりと濡れている。ヌルヌルした感じは間違いない。
「なんか俺・・・夢精したみたいだ・・・」
「はぁ?」
「倫也くん・・・落ち着いて」
「大丈夫、落ち着いてる・・・」
俺はフラフラする頭を抱えながら起き上がった。
「疲れてるのね。ちょっと出海、倫也をシャワー室まで連れて行ってあげなさいよ」
「なんで私なんですかー」
「あんたが今夜の担当なんでしょ」
「・・・なんかずるい気がしますぅ・・・」
そう言いながらも出海ちゃんが俺の腕を肩に載せた。
「じゃあ、いきますよ」
「ごめん。悪いな」
「いいですよ・・・倫也先輩もいろいろ心労がたまったんでしょう」
俺は出海ちゃんに連れられて校舎の中へと入った。
「あれ~トモ、大丈夫?」
途中で美智留と出会った。真っ白なドレスと赤いハイヒールを履いている。
「すみません氷堂先輩。先に行って準備してください。私はちょっと倫也先輩の介護をしますから」
「わかったー、何かあったら呼んでね」
俺はできるだけ出海ちゃんの迷惑がかからないように自力で歩いた。
「だいたいなんで夢精なんてするんですか?朝に二回も出しましたよね?」
「そんなの俺にもわかんねぇーよ・・・」
「じゃ、ここがシャワー室なんで脱いでください。服は洗濯に出してきますから」
出海ちゃんに手伝ってもらいながら全裸になった。
「倫也先輩、服を何か着ますか?いっそ全裸でもいいですよ」
「じゃあ、全裸で・・・」
「酔ってますね・・・」
出海ちゃんが服を丸めて抱え込んだ。俺はシャワー室に入って熱いお湯を浴びて酔いを少し覚ます。そんなに激しく飲んだ記憶はない。
なんだかエッチな夢を見たような気がするが思い出せない。
「ぶはっー」
お湯を浴びるとだいぶ眼が冴えてきた。石鹸で適当に体を洗った。バスタオルで体を拭いた後に腰に巻く。
そとは夏らしい暑さだが、全裸だとちと寒いかもしれない。部屋まで戻って適当な服を着る。
それから玄関前の宴会場に戻った。
「倫也遅いわよ」
「あっ、服を着てる」
「服ぐらい着るだろ!?」
「どーでもいいですけどねー。じゃあ始めますよ~。みなさん拍手!」
パチパチパチとみんなが拍手をしている。いったい何が始まるんだ?
照明がつくと美智留が白いロングドレスを着て舞台の上に立っていた。
「わぁ、きれい~」と恵が声をかける。珍しい。
「それでは、今日のメインイベント。アイシーテイルの氷堂先輩さんによる・・・ファイアーダンスです!」
「ファイアーダンス?」
パーンとクラッカーが複数鳴って弾けた。照明が下からも灯されて真っ赤な光を放っている。それが石のオブジェクトを紅く染めてまるで舞台が燃えているように見えた。
音楽はスペイン民謡のようで情熱的で激しい。ハイヒールなのに美智留がステップを踏んで踊り出した。
いつもと雰囲気がぜんぜん違うダンスで、どちらかというとプロのダンサーだ。
「さすがね・・・」と詩羽先輩も認めざるを得ないようだ。
「・・・才能の差かしら?」と英梨々も呟く。
恵と出海ちゃんは目を輝かせて舞台をみていた。俺もそこに立っているのが美智留だとは全然思えなかった。
曲調が激しくなって速いテンポになっても美智留のダンスはブレない。激しく踊って靴が舞台を蹴る音でリズムを合わせている。
そして、ぐるぐると大きく回転すると、スカートが風に舞った。
長い脚がみえてセクシーにも思えるが、雰囲気に飲み込まれて神々しく感じる。
そして、手の平から炎を出した!
「おおっ!」とみんなが感心する。手品か何かの仕込みだろう。
ただけっこう激しい炎なので心配になる。まるで炎を司る女神のようだった。
【画像19 美智留のファイアーダンス】
舞台演出もあって激しく燃え盛っているように見える。なるほど、この舞台も照明もこのために作ったのかと感心する。
「ブラボー!」と出海ちゃんが叫んだ。
みんなも手でリズムを取りながら盛り立てる。ダンスは激しくなって、炎が一段と大きくなった。熱風がこちらまで吹くので少し怖い。
そしてクライマックスに近づくと、美智留は高速スピンをして炎を纏った後に、ピタッと音楽に合わせて止まった。
呼吸を止めているのが微動だにしない。
照明が落ちた。あたりが真っ暗闇に包まれて、バーベキューの炭火だけが真っ赤に光っている。
「おおっ・・・」と感嘆の声があがって、みんなで拍手をする。
「なんか、すげぇな・・・」
「ですよねー、これ、氷堂先輩がコンサートでやりたいんですって」
「すげぇウけるだろうけどな・・・」
「お兄ちゃんが危ないからって反対してて、事故が起きると大ごとになるって」
「ふむ・・・まぁその部門は伊織に任せているから、俺は何とも言えない」
舞台で炎を使った事故は今でもトキドキニュースで流れる。ひとたび間違えば取り返しがつかないのが炎だ。俺も責任者として決断するなら賛成はできないだろう。
照明が少し灯った。
美智留が舞台から降りてくる。
「よかったわよ!」と英梨々が珍しく素直に褒めている。
「キタァ~~~!」と詩羽先輩が叫んだ。「ちょっと、書いてくるわ!」といって校舎に走って入っていった。
詩羽先輩は憑依型の天才小説家である。インスピレーションがあると体力の尽きるまでタイピングし続ける。そうでない時はただのポンコツで日常生活も怪しい女性ではあることも付け加えておく。
「とかいいながら、片付けるのさぼってるだけよね・・・」と英梨々がぼそり。
「いやぁ~よかった」と美智留は満足そうに微笑んだ。
笑顔が眩しい女の子である。
【画像19 美智留の笑顔】
天性のアイドルなのか、努力でこの輝きを手に入れたのかわからない。昔から多才な奴だった。
芸能活動も順調で、ドラマや映画の話もきていると話に聞いた。それでもV活動をして満足しているのも美智留らしい。マネージャーは伊織なので俺は口を出さない。
「美智留。ありがとうな。すげぇいい舞台だったよ」
「みんなのおかげだよー。トモもありがとうね」
チュッ♪
軽いキスをしてもらった。アイドルの卵を卒業しトップアイドルの仲間入りしても奢らない。これからは女優の道を歩むかもしれない。俺なんかが手に届く存在じゃないかもしれないはずなのに、もっとも近いところにいてくれる。
今夜の相手を決めてしまったことが残念な気持ちになってしまった。
いっそ美智留と2人で暮らして毎日エッチしたい。
(了)