【R18】ハーレムで毎日エッチする倫也の夏休み【イラスト付き】 作:きりぼー
まずは舞台設定から
※ 全員分のチビキャラを作らない理由は作画が安定しないためです・・・
(英梨々だけ作ればいいよね・・・ね・・・?)
舗装された道路が終わり、デコボコの悪路を走ること15分。ようやく目的地に車が到着した。ワンボックスカーの中には、車に酔ってグロッキーになった英梨々と、出発時から爆睡している美智留と詩羽先輩。なんやかんやと話しかけてくれて俺に睡魔が訪れないようにしてくれた出海ちゃん。そして、助手席には恵が少し気分悪そうな顔で我慢していた。
「着いたぞ~」
運転している俺も少し酔った。都心から車を走らせること5時間。ここは避暑地にある廃校になった小学校である。廃校といってもとても手入れが行き届いているのは、行政と連携をとりながら保存しているからだ。
主に映画の撮影などに使われていた。レンタル料はそこまで高くないので個人レベルでも借りる事は充分に可能で、近年はyowtubの企画でも使われるようになった。
俺達6人はここに一週間ほどエロ合宿をする。
恵が車から降りて、新鮮な空気を吸っている。出海ちゃんは美智留と詩羽先輩を起こした。英梨々は少し横にしたままにしておこう。荷物は俺らで先に運べばいい。
「はぁ・・・空気がおいしい」
「だな」
恵もやっと血色が戻ってきた。背伸びをしながらリフレッシュしている。
「ふぁ~よく寝た」
「・・・なんか、ひさびさに眠れたわ」
美智留と詩羽先輩もアクビをしながら降りてきた。出海ちゃんはテキパキと働いて、ワンボックスの後ろから荷物を降ろしている。
入口の駐車場から校舎まではここからさらに徒歩10分かかる。森に囲まれた小高い丘の上に建っている。ここからも悪路で、軽いハイキングみたいなものだ。昔はこの道を小学生が通学していたと考えると少し恐ろしい。
「倫也先輩、澤村先輩はどうしますか?」
「どうもこうも、このまま少し寝かせておくよ」
「ほっといて平気ですかね?」
「エンジンかけてエアコンつけておけば平気だろう。初めてじゃねーし」
「そうですね」
それぞれが持てるだけ荷物をもって丘をのぼっていく。荷物を運びながらだとやはりしんどい。普段の運動不足を感じる。
錆びた校門は開放されていた。校庭の真ん中を歩いて木造の校舎へと向かう。まるで戦後にタイムスリップしたかのように懐かしい作りだ。これだけのものでも重要文化財などに指定されていないのは、意外とインフラも整っているし、屋上部分などは最新の防水加工などが施してあるからだ。
古い外観と内装を保持しつつも、最適化できるところは最適化している。近くに電波塔も建っているのでインターネットも快適につながる。ケータイ電波も5G対応で仕事にまったく支障がでない。素晴らしい、俺の理想が詰まっている場所だ。
とりあえず荷物を下駄箱付近に置いて並べる。
「じゃあ、いつものように寛いでいてくれ。俺は英梨々を迎えにいってくる」
「先輩、なんだかんだで心配なんですね」
「そりゃそうだろ・・・」
俺は荷物の整理や校舎側の準備は任せて、今来た道を戻った。下りの方がもちろん楽なのだが、また登るはしんどいなぁと思う。
緑が多く蝉などの虫が盛んに鳴いていた。まさに夏である。虫よけスプレーは必需品で、滞在していると無意識にかけるクセがつく。
車のところまで戻り、ドアを開ける。
「おい、英梨々大丈夫か。もう着いているぞ」
「わ・・・わかってるわよ」
「ほれ、水」
「ペリエがいい」
「贅沢いうな」
英梨々にペットボトルの水を渡す。冷えていない常温の水だ。別に熱中症になっているわけではないし、冷たすぎると胃腸にダメージもある。
英梨々が起き上がって水をゴクゴクと半分ほど飲んだ。意外と喉が乾いていたようだ。
「歩けるか?」
「歩けないっていったらおんぶしてくれるの?」
「それは無理だな」
「ぶぅ・・・まぁ大丈夫よ。まだ荷物はある?」
「後はお前のトランクだけだな」
英梨々がヨタヨタと車から降りてきた。俺が倒れないように手をとって支える。
「平気よ別に・・・でもないわね・・・フラフラするわ」
「相変わらず酔いやすいな。荷物は俺が持つから」
「荷物はあとでいいから、あたしを運びなさいよ」
「荷物はどうするんだよ」
「あんたがもう一往復すればいいでしょ」
「それはごめんこうむりたい」
しょうがないので左手でトランクを転がし、右手で英梨々の左手を握った。
「手をつなぎたいならそういいなさいよ」
「はいはい。手がつなぎたいです!」
「心がこもっててないわね・・・」
まったくブツブツと文句が多い。悪路なのでトランクのキャスターがあまり上手く転がらない。ところどころ持ち上げて運ぶ。
「そうでもねぇよ・・・」
英梨々と手をつなぐのは久しぶりだ。俺と英梨々が一番接近した距離、それが手をつなぐことだ。いや、腕ぐらい組んだことあるな。うん。
他の四人とは淫らな関係まで発展してしまったことを考えると、英梨々はガードが固いというか、俺との距離の置き方がしっかりしていた。
「それにしても虫がやかましいわね」
「夏だな」
「夏ね」
目の前の空には雲が1つもない。振り返って村の方を見下ろせば入道雲が遠くに見えた。
5分ほど歩く。流石に早く歩けないが英梨々にはちょうどいいペースのようだ。途中でトランクに座って給水をする。ペットボトルは一本しかもってこなかったので、英梨々の残りを俺が飲み干した。
「間接キス代払いなさいよね」
「このペットボトルは俺のだぞ?」
「それと間接キス代は別物でしょうよ。価値があるのは唾液なんだから」
「なるほど」
「納得しなくていいわよ・・・」
英梨々が立ち上がった。
【画像06 夏服英梨々】
「ねぇ、それ運びにくそうだけど、左手疲れない?」
「正直、しんどいな。逆でいいか?」
「別にもう1人で歩けるけど・・・」
「よし、なら荷物を」
「ごめん。無理。しょうがないから右手でつないであげるわよ」
英梨々が珍しく右手を差し出した。俺はそれを左手で握る。ペンダコがあってゴツゴツしている。いかにもイラストレーターの手という感じだ。英梨々の体にあって唯一不釣り合いなのがこの右手だろう。他は可憐な少女の趣が今も残っている。
「それにしてもあんた、毎年よくここを貸し切るわね」
「ふっふっふっ・・・」
「そんなに大金払ってまでエッチなことがしたいなんてね」
「ふっ、甘いな英梨々。この場所を年間通して利益がでるようになったのは、俺のおかげなんだぜ?」
「それは知ってるけど」
「だから、夏の一週間は無料なのだ」
「ああ、そういうこと」
「従業員の慰安旅行も兼ねて利用させてもらっているのだ」
「建前はともかく、学校でエッチしたいっていうのが本音でしょ」
「・・・否定はせんが、仕事の一環だからな?」
「どうだか・・・」
「英梨々だって資料作りに撮影しまくってるじゃねーか」
「そりゃ仕事だもん。当たり前でしょ」
「・・・」
「何か言いなさいよ」
「今年もいい資料がとれるといいな」
「ふん」
そうこう話していると学校へ着いた。中へ入ってから校門を閉じた。これで学校内には俺達6人だけになる。
※ ※ ※
職員室。ここが中心部だ。みんなそれぞれ適当に座っている。俺は一応校長の場所に座る。すでにお茶が置いてあった。一口飲んで息を整える。
「それでは、今年も夏のエロ合宿を行う!」
「セクハラこの上ないわね・・・」
「あくまでも仕事だからな?無理はしなくていいぞ。みんな任意に参加してくれ」
「はいはい」
聞き手が英梨々なのは、英梨々は参加する気がないからだ。当然といえば当然だが。
「今回は俺がこっそり作ったアプリがある」
俺はケータイを操作してQRコードを送った。
「そこにアクセスしてアプリをDLしてくれ。それから自分のアイコンを選べばパスワードがなくてもログインできる」
「あんた・・・ほんと暇よね」
楽しくエロいことをするために努力は惜しまない。毎年このために生きているといっても過言ではないのだ。
「見ての通り、この学校のMAPが表示される。自分がいる場所を2次元アイコンで表示できる。自動でも認識できるのだが上下の位置が正確に反映できないため、必要に応じて手動修正してくれ」
「はーい」
「じゃあ、とりあえず各自いじって勝手に学んでくれ。質問があれば聞いてくれたらいい」
「あんたもう少し説明ってもんがあるでしょーが」
「そんな複雑じゃないからな」
学校内で自分の居場所を2Dキャラで示すことができるだけだ。ただ衣装チェンジが豊富で私服3種類の他に、学園コスプレ系が網羅されている。隠しコスプレもあり、開放には条件が必要だ。
【画像06 ちび英梨々】
何しろゲーム会社のスタッフなのだ。みんな説明しないでもだいたいわかる。
「トモ、質問」
「どうした美智留?」
「なんで、あたしたち6人の他に、『ICY-Tail』のメンバーのアイコンもあるの?」
「ついでに作っただけだ」
「ふーん・・・これって、このアイコンをタップすればこのアイコンでログインできるの?」
「できるぞ?」
「なりすましもできるんだ」
「なりすます必要もないけどな」
「そっか・・・」
美智留はバンド仲間のアイコンが気に入ったらしく、しきりにログアウトとログインを繰り返してチェックしている。ちなみにメンバーはギターの姫川時乃、ベースの水原叡知佳、ドラムの森丘藍子である。
「あら、町田さんのもあるじゃないの」
詩羽先輩も気が付いたようだ。町田苑子。詩羽先輩の担当編集者だ。生活能力の低い詩羽先輩の面倒見のいい姉的な存在である。尚、お母さん的と表現すると叱られる。
「紅坂もいるじゃないの・・・」
「ついでだ。他意はないからな」
「ふん」
紅坂朱音は町田さんとは大学時代の同期でオタク友達だったらしい。紅朱企画という会社を経営してアニメやゲーム作りをしている。天才的なクリエイターであり、英梨々や俺の目標でもある。ただかなりの変人。
「倫也くん。この隠しキャラ3人は?」
「それは枠を確保してあるだけで、隠しキャラってわけでもないぞ。あとから増設すると複雑になるからな」
「ああ、そういうこと」
「誰だと思った?」
「波島くんとか、お姉ちゃんとかかなって」
「はははっ・・・伊織は用意はできているが実装させなかった。恵の姉さんは考え付かなかったな。というわけで、簡単だろ?」
「うん」
「適当に活用してくれ。俺としてはエロゲー風に世界を俯瞰したい」
「そのまんまだよね」
「じゃあ、次に部屋割決めるぞ~」
部屋割というのは、どこで寝るかという話だ。それぞれのテリトリーを決めてプライベート空間を確保する。何しろ1週間の長丁場なのだ。
「去年と一緒でいいんじゃないの?」
「俺はそれでも構わないが・・・変えたい奴は変えてくれ」
「あたしは去年どこだったっけー?」
「美智留は体育倉庫つかってたぞ」
「ああ、あそこかー。埃っぽいから変えようかな」
「保健室が空いているぞ」
「ベッドあるしそこでいいや」
「ダメだよ倫也くん。保健室はみんなで急用で使うから中立地帯」
「そっか。だって」
「どうしようかなー」
「よくわからないけど、じゃあいったん部屋に戻るわよ」
「OK」
英梨々が立ち上がった。英梨々は西の特別校舎3階の美術室だ。美術準備室がちゃんと個室になってベッドも用意させてある。
詩羽先輩は図書室。寝室は図書準備室にある。恵が家庭科室で準備室が同様に個室になっている。
「先輩、音楽室開いてますよ?ベッドも用意されてました」
「だってよ。美智留」
「ならそこでいいや」
「むしろ、そこがぴったりだろ」
「え~、あの肖像画苦手だよ~、学校七不思議の1つじゃん」
「言われてみればそうだな」
「まっいっか」
美智留も移動を開始した。アプリに各教室の場所が描いてあるのでわかりやすい。
出海ちゃんは図工室。俺が視聴覚室。それぞれ準備室もあるのでこれで部屋割りが決まった。
俺も部屋へ移動する。
そういうわけでみんな特別校舎に移動し、個室で少しの間休憩をした。避暑地なのでエアコンをつけなくてもそこまで暑くはない。
アプリを見るとみんながそれぞれの部屋で寛いでいるのがわかる。すでに詩羽先輩は眠っている表示だ。
任意の報告なので実際にどうなっているかはわからない。またアリバイ工作で使えるほどの精度もない。あくまでもお遊びだ。好感度もみんなそれぞれゼロの状態から始まる。これはイベントによってポイントが発生し、そのポイントで各自上げる事ができる。遊び心みたいなものだ。
一時間ほど休憩した。午後2時である。昼食は道中で食べたから夜まで特にイベントはない。
そこで俺はとりあえずエロ合宿を始めることにする。悶々としているわけではない。時間を惜しんで数をこなさいと一週間で30話分のストックなどできないからだ。
『ミッションⅠ 手コキ』
俺は最初の指令を送った。すぐに反応があったのは出海ちゃんである。図工室の出海ちゃんはセーラー服姿のアイコンで、横にハートマークが浮かんでいる。
早いもの順というわけでもないが、俺は3階の工作室に上がった。美術室の隣である。
2階が音楽室と家庭科室。1階が図書室と視聴覚室がある。
ガラガラと扉を開ける。
アイコン通りセーラー服に着替えた出海ちゃんがいた。実に王道である。
(了)