※この作品はR-18です。

名探偵の世界のバグ(エラー)は俺らしい   作:heatmajin

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第4話:フォース・エラー:天使は夢に堕とされる

空手の都大会を数日後に控えた、ある夜。

俺の隠れ家である、高層マンションの一室のベッドの上で、園子は、俺の腕の中で、満足しきった表情で甘い吐息を漏らしていた。一頻りその身体を貪り、彼女が快感の余韻でとろけている、まさにその瞬間を狙って、俺は告げた。

 

「園子」

「ん…なぁに、玲さん…♡」

「次のターゲットは、毛利蘭だ。お前にも、協力してもらう」

 

その言葉は、まるで氷水のように、彼女の熱しきった身体に浴びせかけられた。彼女の恍惚としていた表情が、一瞬で凍りつくのが分かった。

 

「…え?」

 

震える声で、彼女は聞き返す。その瞳には、信じられない、という色がありありと浮かんでいた。

 

「ら、蘭を…? なんで…? 玲さんは、私のことが好きなんじゃ…」

「当たり前だろう。お前は俺の女だ。だが、それとこれとは話が別だ。あれほど極上の獲物を、見逃すわけがない」

 

俺がこともなげに言うと、園子の顔から血の気が引いていく。そして、か細い声で、必死の抵抗を試みてきた。

 

「でもっ! 蘭には、工藤くんがいるのよ! ずっと、一途に想ってるの! それに、蘭は、私の…たった一人の、親友なのよ…!」

 

その瞳が、みるみるうちに涙で潤んでいく。ほう、面白い。それは、蘭を想う友情から流す涙か? それとも、俺を親友に奪われることへの、醜い嫉妬から流す涙か?

 

俺は、そんな彼女の葛藤を、心底面白そうに眺めながら、その涙を指で拭ってやった。

 

「本当に、蘭のためを思うなら、俺に委ねるべきだ」

 

悪魔が囁くように、俺は彼女の耳元に唇を寄せる。

 

「いつ帰るか分からない、幻のような男を、あの子はいつまで待ち続けるつもりだ? その間に、あの子の青春は、どんどん過ぎていく。そんな可哀想な彼女を、俺が『本当の幸せ』で満たしてやるんだ。お前も、そう思うだろう?」

 

それは、あまりにも自分勝手で、歪んだ論理。しかし、俺に心酔しきっている園子には、それが、抗いがたい、甘美な正論のように響いてしまうのだ。

 

「で、でも…! それは、蘭が決めることで…!」

 

それでもなお、彼女は最後の理性を振り絞って、俺に反論しようとする。その姿が、健気で、そして、ひどくそそられた。

 

俺はふっと笑うと、彼女の身体を再びベッドに組み敷いた。

 

「口で分からないなら、身体で教えてやるしかないな」

 

俺は彼女の涙で濡れた瞳を、真っ直ぐに見つめ返す。

 

「俺に逆らうことが、どれだけ無駄で。そして、俺に従うことが、どれだけ、お前にとっての幸せなのかを」

 

抵抗の言葉は、もう、必要ない。今から始まるのは、説得じゃない。ただ絶対的な力と快感による、完全な「調教」だ。

 

俺は組み敷いた園子の両手首を、見えない力で、頭上に縫い付けた。彼女は、手足が動かせないという、超常的な恐怖に、涙目のまま喘ぐ。

 

「や…やめて、玲さん…! 動けない…!」

「問答は終わりだ、園子。今からお前は、俺の言うことだけを聞き、感じていればいい」

 

俺は、彼女の顎を掴んで上を向かせ、抵抗の言葉ごと、その唇を塞いだ。そしてキスをしながら、ごく微弱な精神感応を送り込む。彼女の脳内にある、「友情」や「罪悪感」といった、抵抗の源となっている感情を、直接、快楽物質で上書きしていく。

 

彼女のか細い抵抗はすぐに、脳に直接流し込まれる快感により、喘ぎ声へと変わっていく。俺はその唇を解放すると、今度はその首筋に、所有の証を刻むかのように、強く、赤い吸い痕をつけた。

 

「ひっ…!」

 

園子の身体が、びくりと跳ねる。俺はその反応を楽しむように、さらに下へ、下へと、その唇を滑らせていく。何も身に着けていない彼女の身体は、完全に無防備だ。

 

「素直じゃないな、口だけは。だが、身体は正直だ。俺にもっと、めちゃくちゃにしてほしいと、そう言っているぞ」

 

俺は彼女の乳房の一つを、手のひらで鷲掴みにする。そして今度は、彼女の身体に直接触れることなく、ただ念じるだけで、もう片方の乳首を、まるで指で摘んで捻り上げるかのように、刺激し始めた。

 

「ああっ!♡ な、に、これ…!♡ 触ってないのに、玲さんの、指が…!」

 

見えない力で、自分の身体が弄ばれる。その、ありえない現象と、的確すぎる快感に、彼女の精神は、恐怖と興奮の狭間で、完全に壊れかけていた。

 

俺は、彼女の抵抗する心を、完全にへし折ることに決めた。

その手を、彼女の脚の間へと伸ばす。

 

「さあ、お仕置きの時間だ。お前が、俺の言うことを聞かなかった罰を与えてやる」

 

俺は、指を三本、一気に、彼女の蜜で濡れた秘裂へと突き入れた。

 

「んぎゃあああっ!!♡♡」

 

暴力的なまでの侵入に、園子の身体は大きくのけ反り、絶叫する。そして俺は、指を動かすと同時に、精神感応で、彼女が過去に感じたことのある、最も強烈なオーガズムの記憶を、強制的にリフレインさせ始めた。

 

「い、いやあああっ!♡ やめて、やめてゆるして、頭の中まで、玲さんが…!」

 

現実の刺激と、脳内で再生される過去の快感。その二重の波状攻撃に、彼女は、もはや自分が自分でいることすらできなくなっていた。

 

「許してほしければ、どうすればいい? 言ってみろ、園子」

 

俺は、冷たく問いかける。彼女は、涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔で、必死に懇願する。

 

「な、なんでも、します…!♡ なんでも、言うこと、ききますからぁっ!♡」

 

「蘭を、どうするんだ?」

 

「ら、蘭を…!♡ 玲さんのために…!♡ 差し、出します…!♡ だから、おねが、い…!♡」

 

「よく言えたな。いい子だ」

 

俺はその言葉を聞くと、ようやく彼女の内側を掻き回していた指の動きを緩めた。だが、抜くことはしない。代わりに今度は、彼女が最も感じやすい場所を、指の腹で、優しく、しかし確実に、刺激し始める。

 

「あ、う…ぅう…♡」

 

地獄のような痛みから一転、天国のような快感を与えられ、彼女の脳は、もう完全に機能不全に陥っていた。アメとムチ。恐怖と快楽。その絶対的な支配の前では、友情も、嫉妬も、罪悪感も、全てが無意味なものに成り果てていく。

 

「お前のその身体は、その心は、全て、俺のものだ。俺がお前の全てを幸せにしてやる。だから、お前は、俺のためだけに尽くせばいい。分かるな?」

 

「は…はい…♡ わたしは、玲さんの、もの…です…♡」

 

彼女は、うわ言のようにそう繰り返す。

瞳の奥の、最後の理性の光が、完全に消え失せたのを、俺は確認した。手首を縛っていた見えない力も、そっと解いてやる。彼女はもう、逃げ出そうなどとは、微塵も思わないだろう。

 

俺は自分の指を引き抜くと、代わりに、熱く滾った俺のチンポを、その入り口へと押し当てた。

 

「さあ、始めようか。お前を、俺の忠実な共犯者にするための、契約の儀式を」

 

彼女はもはや抵抗しない。

むしろ、解放された両手で、俺の腰に自分からしがみついてくる。そして、自ら腰をくねらせ、俺の男根を受け入れる体勢を整えた。

親友を売るという、その罪の重さすらも、これから与えられるであろう快楽への期待感に、塗り替えられてしまっていた。

 

俺は、その従順な姿に満足げに微笑むと、一気に、ペニスを、彼女の最奥へと突き入れた。

 

「んんんーーーっ!!♡♡」

 

彼女の身体が、これまでにないほどの大きさで跳ね上がる。内側から、物理的にこじ開けられ、満たされていく、圧倒的な感覚。

 

俺は、彼女の奥深くに自分の存在を刻み込んだまま、彼女の耳元に囁いた。

 

「今から、お前は、蘭を羨むな。蘭を妬むな。お前は、俺の最初の女であり、これから俺のハーレムを共に築き上げる、最高のパートナーだ。光栄に思え」

 

「は、はい…♡ 光栄、です…♡ れい、さま…♡」

 

精神感応で、その言葉を彼女の魂に直接刷り込んでいく。彼女は、恍惚の表情で、涙を流しながら、何度も頷いた。

 

「いい子だ」

 

その言葉を合図に、俺はゆっくりと腰を動かし始めた。

それは、もはや、ただの性行為ではない。

主人が、忠誠を誓った使い魔に、その力の片鱗と恩寵を与えるための、神聖な儀式だった。

 

その夜、園子は、何度も、何度も、絶叫しながら絶頂を迎えた。

そして、その度に、彼女は涙ながらに、俺への絶対的な忠誠と、蘭を喜んで差し出すことを、繰り返し、誓い続けたのだった。

 

 

朝。陽の光が、部屋に差し込んでいる。

園子は、抜け殻のようになった身体で、しかしどこか満ち足りた表情で、俺の腕の中で眠っていた。

 

昨夜の調教は、完璧だった。

彼女の中から、俺への抵抗心は完全に消え去り、代わりに、絶対的な忠誠心と、これから始まる「共犯関係」への、倒錯した興奮だけが残っている。

 

俺が身じろぎをすると、彼女はすぐに目を覚ました。そして、眠たげな瞳で俺を見上げると、子猫のように頬をすり寄せてくる。

 

「…おはよ、玲さん」

 

少し気だるげな、しかし甘えを含んだ声。様付けではなく、いつもの呼び方。だが、その瞳の奥には、昨夜までの彼女にはなかった、絶対的な服従の色が、確かに宿っていた。

 

「おはよう、園子。身体は、大丈夫か?」

「うん…玲さんに、いっぱい愛してもらったから…なんか、ふわふわする」

 

彼女は、少し恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに、そう言って微笑む。

俺は、そんな彼女の髪を優しく撫でると、本題を切り出した。

 

「さて、昨日の話だが」

「…うん」

「蘭を、どうするんだったかな?」

 

俺がそう言うと、彼女の身体が、ほんの少しだけ、びくりと震えた。しかし、彼女は、俺の目を真っ直ぐに見つめ返すと、意を決したように、はっきりと答えた。

 

「…蘭を、玲さんにあげる。…ううん、差し出す。蘭のためにも、その方が、きっと、幸せだと思うから」

 

淀みない答え。見事なものだ。

俺はその返答に満足し、彼女に、これから始まる計画の、最初の役割を与えた。

 

「数日後、空手の都大会がある。お前は、蘭の一番の応援団長として、俺と一緒に、会場へ行くんだ」

「…うん、わかった」

「そして、蘭が、俺のことを、いかに素晴らしい男か、思い知る手伝いをしろ。お前が、俺に惚れている姿を見せつければ、蘭も、俺の魅力に気づかざるを得ないだろうからな」

「…私が玲さんにベタ惚れなのは、本当のことだもんね。任せて」

 

彼女はほんの少しだけ、寂しそうな色を瞳に浮かべたが、すぐにいつもの強気な笑顔を作って、力強く頷いた。

 

こうして俺は、毛利蘭という、この物語で最も清らかな天使を堕とすために、その一番の親友を、完璧な「サクラ」であり、「内通者」に仕立て上げることに成功した。

 

 

そして、大会当日。

会場の観客席は、熱気に包まれていた。

 

「蘭、がんばってー!」

 

園子が、俺の隣で、メガホン片手に、大声で声援を送っている。その姿は、いつもの、親友を心から応援する彼女そのものだ。しかし、時折、俺の顔色をうかがうように、ちらりと視線を送ってくる。その瞳には、「ちゃんとやっていますよ、玲さま」という、忠誠の色が浮かんでいた。

 

蘭は、そんな俺たちの応援を力に変え、次々と強敵を打ち破っていく。

決勝戦を前にした、控室。

緊張と、そして一番応援に来てほしい新一がいないという、わずかな寂しさに、彼女が一人で耐えている、その時を狙って、俺は園子と共に、そのドアをノックした。

 

「蘭くん、入るよ」

 

扉を開けると、そこにいた蘭は、少し不安げな顔をしていた。

 

「神代さん、園子…」

「見事な戦いぶりだったな、蘭くん。君は、本当に強い」

 

俺は、彼女の心の隙間に入り込むように、労いの言葉をかける。

 

「決勝戦、頑張ってね! 蘭なら絶対勝てるって、神代さんも言ってたのよ!」

 

園子が、完璧なアシストを入れてくる。

そして俺は、懐から取り出したスポーツドリンクのボトルを、彼女に手渡した。

 

「僕からの、ささやかな差し入れだ。飲むと、少しだけ、心が落ち着くおまじないをかけておいた」

 

もちろん、ただのおまじないではない。

ごく微量の、俺の精神感応の効果を、何倍にも増幅させる、無味無臭の液体。

 

蘭は、俺と園子の優しさに、素直に「ありがとうございます」と微笑み、そのボトルを受け取った。

 

さあ、舞台は整った。

後は、天使が、自ら毒を飲み干し、夢の中で、快楽の底へと堕ちていくだけだ。

 

 

決勝戦。蘭は、俺が差し入れたスポーツドリンクを飲み干し、見事優勝を勝ち取った。会場が歓声に包まれる中、彼女は、優勝カップを手に、少しだけ寂しそうに、観客席を見上げていた。そこに、一番見てほしい彼の姿はない。

 

その夜。祝勝会もそこそこに、蘭は、心地よい疲労感と共に、自室のベッドで深い眠りについていた。彼女が最も無防備になる、その瞬間を、俺は見逃さない。

 

音もなく、気配もなく、俺はテレポートで彼女の部屋に侵入する。

眠れる天使の、なんと無垢で、美しいことか。だが、その聖域も、今夜限りだ。

 

俺は、彼女の枕元に静かに腰を下ろすと、その額にかかった髪を、そっと指で払ってやる。そして、精神感応の力を、最大限に解放した。差し入れに混ぜた液体が、触媒となり、俺の力は、何の抵抗もなく、彼女の精神の最深部へと到達する。

 

俺は、彼女の脳に直接、「神代玲と、甘い時間を過ごす夢」を送り込み始めた。

 

夢の中で、蘭は、祝勝会の帰り道、一人で公園のベンチに座っている。そこに、俺が優しく声をかける。

 

『見事な優勝だったな、蘭くん』

『神代さん…!』

『だが、なぜ、そんなに寂しそうな顔をしているんだい?』

『だって…新一、見ててくれなかったから…電話も、メールも、くれなかったから…』

 

夢の中の彼女は、素直にその寂しさを吐露する。俺は、その隣に座ると、彼女の肩をそっと抱き寄せた。

 

『彼は、君のその頑張りを、一番近くで見ていてあげるべきだった。…僕なら、決して、君を一人にはしないのに』

 

その言葉と共に、俺は、彼女の唇に、自分のそれを重ねる。夢の中の蘭は、驚きに目を見開くが、抵抗はしない。いや、できない。これは夢だ、と彼女の意識が、そう判断しているからだ。

 

夢の中の俺は、彼女を優しくベッドに押し倒し、その制服のボタンに手をかけていく。

 

そして俺は、夢の中の出来事と完全にシンクロさせるように、現実の、眠っている彼女の身体を、実際に、愛撫し始めた。

 

夢の中で、制服のブラウスを脱がされるのと同じタイミングで、現実の彼女のパジャマのボタンが、俺の指によって外されていく。夢の中で、胸を揉まれるのと同時に、現実の彼女の乳房もまた、俺の掌の中で、その形を変える。

 

「ん…ぅ…」

 

眠っているはずの彼女の口から、か細い、甘い吐息が漏れる。身体が、びくり、びくりと、快感に反応している。

 

夢の中で、俺は、ついに、彼女の最後の聖域へと、指を伸ばす。

それと同時に、現実の俺もまた、彼女のパジャマのズボンの中に、手を入れた。

 

『だめ…! そこは、だめ…新一じゃ、ないと…!』

 

夢の中の蘭が、涙ながらに懇願する。しかし、その声は、現実の彼女の口からは、甘い喘ぎとして漏れ出るだけだった。

 

「んん…しん、いち…ぅ…♡」

 

現実の俺は、その寝言を聞きながら、冷たい笑みを浮かべた。

呼ぶがいい。お前がいくら、他の男の名前を呼ぼうと、今、お前の身体を、その処女の身体を、隅々まで味わっているのは、この俺なのだから。

 

俺の指は、ついに、その温かく湿った、最後の聖域に到達した。まだ誰にも侵されたことのない、硬く閉ざされた処女膜の入り口。俺は、その周辺を、指の腹で、慈しむように、ゆっくりと撫で回す。

 

夢の中で、蘭は、未知の快感に、なすすべもなく身体を震わせている。

それとシンクロするように、現実の彼女の腰もまた、びくん、びくんと、大きく波打った。

 

「ぁ…! あ、んんっ…!♡」

 

まだ入れてもいない。ただ入り口を撫でているだけだというのに、彼女の身体は、もう限界に近いほど感じてしまっている。差し入れた液体と、俺の精神干渉が、彼女の身体を、極上の性感帯へと変貌させていた。

 

俺は、焦らすように、指先で、その小さな蕾を、くすぐるように刺激する。

 

『いやっ…! なに、これぇ…!♡ あたまが、おかしくなっちゃう…!♡』

 

夢の中の蘭が、絶叫する。

それと同時に、現実の、眠っている彼女の身体が、大きく弓なりにしなった。

 

「んくぅうううーーーーーっ!!♡♡」

 

声にならない絶叫と共に、彼女の身体が、小刻みに痙攣を始める。まだ誰にも汚されていない、その清らかな場所から、初めて、愛の蜜が、とくとくと溢れ出した。

 

人生で、初めてのオーガズム。

それを、彼女は、眠っている間に、夢の中で、他の男に操られる形で、迎えてしまったのだ。

 

俺は、その痙攣が収まるのを待ってから、さらに悪魔的な悪戯を仕掛ける。

俺は、自分の男根を、まだ彼女の痙攣の余韻が残る、その濡れた入り口に、そっと押し当てた。

 

そして、処女膜を破らない、ギリギリの深さまで、ゆっくりと、そのペニスを埋めていく。

 

「んんっ…!♡ なに、か…はいって、くる…おっきい…のが…♡」

 

眠っている彼女の口から、はっきりとその感想が漏れ出る。俺は、その無垢な反応に、腹の底から暗い悦びが込み上げてくるのを感じた。

 

俺は、数回、その入り口付近だけで、ゆっくりと腰を動かす。その度に、彼女の身体は、素直にびくびくと反応する。

 

これでいい。

今夜は、ここまでだ。

 

本当の交合は、彼女が、自らの意思で、俺を求めてきた時にとっておこう。

今はただ、彼女の身体に、この、抗いがたい快感の記憶と、俺の男根の感触だけを、深く、深く、刻み込んでやればいい。

 

俺は、ゆっくりと、その身を引き抜くと、彼女が目覚める直前に、テレポートで姿を消した。

そこには、何も残さない。

指紋一つ、髪の毛一本すらも。

 

ただ彼女の身体の奥深くに、決して消えることのない、俺の与えた「快感の記憶」だけを、深く、深く、刻み込んで。

 

 

翌朝。

蘭は、けたたましい目覚ましの音で、重い瞼をこじ開けた。身体が、妙にだるい。特に、下腹部のあたりに、これまで感じたことのないような、微かな熱っぽさと、疼きが残っていた。

 

(…ひどい夢、見ちゃった…)

 

夢の中の出来事が、フラッシュバックする。

神代さんに、優しくされて、キスをされて…そして、もっといけないことを…。

顔がカッと熱くなる。昨日の大会の疲れが、そんな破廉恥な夢を見させたのだろう。

 

「それにしても…リアルだったな…」

 

特にクライマックスで感じた、あの、身体の芯が蕩けてしまうような感覚。あまりにも生々しくて、思わず自分のパジャマのズボンの中に、手を入れてしまう。

しかし、そこはいつもと同じ、さらりとした肌触りがあるだけだった。

 

「…そっか。夢、だもんね。当たり前か」

 

彼女は一人で納得すると、少しだけ、安心したような、そして、ほんの僅かだけ、がっかりしたような、複雑な気持ちで、ベッドから起き上がった。

 

物理的な証拠は何もない。

だから、彼女は、この出来事を、完全に「ただの、ちょっとエッチで、不思議な夢」として、その記憶の引き出しに仕舞い込んだ。

 

彼女はまだ知らない。

その「夢」が、これから毎晩のように、彼女を訪れることになるということを。

そして、その「夢」で与えられる快感が、やがて、彼女の現実をも、侵食していくということを。

 

彼女の身体は、もう、悪魔の味を覚えてしまったのだ。

本人が、そのことに、全く気づいていないままに。

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