そろそろ映画ヒロイン登場の伏線も張っていきたいので、一旦番外編という形で数話ほど挟みます。
また、今回の話は映画『ヘンダーランドの大冒険』、『ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者』を知っていれば更に楽しめると思います。
うつろいゆく日々 ★(メモリ・ミモリ姫)
──これは、まだ野原ひまわりが生まれる前に起きた話である。嵐を呼ぶ最強の幼稚園児、野原しんのすけとその家族の活躍によって、地球とは違う異世界から日本の群馬県へと転移して来た巨大な遊園地『ヘンダーランド』を支配していたオカマ魔女のマカオとジョマを消滅させる事が出来た。
こうして地球の平和は守られ、ゴーマン王子とメモリ・ミモリ姫はヘンダーランドごと自分達の故郷に帰り、結婚して末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし──
──と、本来ならばそうなるはずだった。しかし運命とは残酷なもので、ようやく夫婦として結ばれて幸せになるゴーマン王子とメモリ・ミモリ姫の仲を、再び引き裂こうとする者達が現れようとしていた。
時は深夜──再建されたヘンダー城内、ゴーマン王子とメモリ・ミモリ姫の寝室にて。
「……あぁ、なんて綺麗なんだ。もっと見せておくれ、メモリ姫」
王族でありながら庶民的な内装が特徴的な二人の部屋のベッドにて、生まれたままの姿になったゴーマン王子は幸せに満ちた表情で目の前に居座る姫の美しい裸身に見惚れていた。
「……ふふっ。いよいよ夫婦初めての“世継ぎの儀”を執り行うのですね……王族として子を孕む義務があるとは言え、何だか緊張しちゃう」
純白のチューリップを思わせる普段の清楚なドレス姿とは異なり、一糸纏わぬ姿でベッドにぺたんと座り込むメモリ・ミモリ姫。いつもと変わらない寡黙な人形を思わせるその美しくも冷めた表情とは裏腹に、胸やお尻、太腿までむちむちぷりっぷりに肉付いた大変発育の良い豊満な裸体──
彼女が初めて見せる恥ずかしい姿は夫であるゴーマン王子の視線を釘付けにし、股ぐらにある“男”の象徴を早くもいきり立たせた。
「そんなに緊張しなくて大丈夫さ。ここには今この時ボク達だけ……家臣達もマスコット達もいない。お姫様としてではない、君の本当の姿を見せてごらん?」
ベッドの上で全裸待機するゴーマン王子は爽やかなイケメンの笑顔で優しく話し掛けると、そっとメモリ姫の頬に手を触れ、ちゅっと軽く口付けをした。
「だって……今から私達子作りするのでしょう? は、恥ずかしいの……♡」
ゴーマン王子からの接吻を受け、メモリ姫の頬は白色から朱色へと染まった。愛する王子様と夫婦の営みを行うと決めた……その嬉しさと恥ずかしさで身体が熱く火照るのと同時に、彼女は股間が少しずつ濡れ始めている事に気付き、可愛らしく顔を背けてしまう。
「ふ~ん? そんな事言っちゃうかわいいお姫様は……こうだ!」
「きゃあっ!?」
ゴーマン王子はすかさずメモリ姫をベッドに押し倒し、ぷるんと揺れる豊満な乳房に顔を埋めて“ぱふぱふ”を始める。
「ば、ばかっ……♡ おっぱいそんな強く吸っちゃだめぇ……♡」
「ん~? そんな甘い声で言われても説得力無いぞぉ?」
ゴーマン王子の宛ら赤ん坊の様な甘えた乳吸いに感じてしまうメモリ姫。口では拒絶しつつも、彼の頭を抱き寄せてぽつり小さな声で呟く。
「もぅ……えっちな旦那様♡ まるでしんちゃんみたい♡」
「しんちゃん……? たしか、オカマ魔女達に囚われていたボク達やヘンダーランドの住人を救ってくれたっていう、あの時君のおっぱいに抱き着いてキスされて喜んでた小さな男の子?」
ゴーマン王子は乳吸いを中断し、しんちゃんとは誰だい? と訊ねる。するとメモリ姫は彼を自身の乳枕から解放し、ベッドの上で横たわるまま伝える。
「えぇ、しんちゃん……♡ あなたはオカマ魔女の呪いで雪だるまにされてたから知らないでしょうけど、あの子ったら5歳児なのにほんとにすごいんだから……♡ ねぇ、ゴーマン? 私達がこれから授かる大切な赤ちゃんも、しんちゃんみたいな可愛くて元気な子に生まれてほしいですよね?」
メモリ姫はゴーマン王子にそっと寄り添い、彼の勃起した平均サイズのペニスを優しく撫でながら野原しんのすけという少年との不思議な冒険の日々を思い出す。
「むぅ……それはもちろんそうだけど……ボク、あんまり君に他の男の話されたくない……頭と胸が熱くなって、何だか気が狂いそうになる」
「あらまぁ……5歳児に嫉妬しちゃった? ふふっ、ごめんなさい。でも私はいつだってあなただけを愛してるわ」
これから初めてとなる夫婦の営みだというのに自分よりも小さな男の子の話をする嫁にゴーマン王子は妬けてしまう。するとメモリ姫は夫への愛を誓う為に深く息を吸い込み、自身が一番大好きな歌のフレーズを口ずさむ。
「『私は~、トッペマ~♪ あなたのしもべ~♪』……んふっ♡」
……それはかつて、この異世界『ヘンダーランド』を統べる姫君である自身が突然現れた謎の侵略者『オカマ魔女』によって囚われ、魔法によって生み出された小さな人形『トッペマ・クレイG・マペット』の身体に魂を封じ込まれていた時に彼女がよく歌っていた、もう一人の弱くて儚い自分の心を慰める為の歌だった。
彼女にとっては何よりも思い出深い歌を透き通る声で口ずさみながらゴーマン王子の下腹部に跨がり、騎乗位の体勢でぴったりと閉じられた陰毛すら生えていないつるつるとした一本筋の秘裂を自らの指でくぱぁと左右に割り開き、彼の勃起したペニスを挿入する準備を整える。
「あぁ、メモリ姫……! 早くボクと合体してくれ……! もうあそこがドクドク熱くなって待ちきれないんだ……!」
「はぁ……相変わらず猪突猛進でせっかちな人。でも……慌てちゃダメでしょ? “世継ぎの儀”のやり方は書庫にあった本でちゃんと学んでるのですから。さぁ王子、今あなたの熱くて苦しそうなおちんちんを、私のあそこに挿れてあげましょう……んっ♡」
ドキドキした赤い表情のメモリ姫が興奮状態にあるゴーマン王子のペニスを自らの秘裂へと宛がい、ゆっくりと腰を下ろし──と、その時だった。
「──お楽しみのところ悪いんだけどぉ~、ちょ~っとお邪魔しても良いかしらぁ~ん?」
「「……っ!?」」
突然二人の耳に聞こえて来た聞き覚えのある嫌な女の声。その直後に寝室の一部がぐにゃりと歪み、小さなブラックホールを思わせる次元の裂け目が開かれていく。
とてつもない邪悪な闇の気配を敏感に察知した二人は予想外の来訪者の出現により、性器挿入まであと僅かという絶妙なタイミングでやむを得ず“世継ぎの儀”を中断してベッドから跳び起き、両者全裸という何とも無防備極まりない滑稽な格好のまま即座に戦闘態勢に入る。
「その声は、まさか……!?」
「うふふふ、お久しぶりねぇ~?」
夫婦の二人は揃って声がした方を見ると、小さな寝室入口に位置する一階への階段の手摺りに腰掛け、むちむちとした黒光りする艶かしい太腿を大胆に露出させて足を組むセクシーな銀髪褐色肌の巨乳美女が妖しく微笑んでいた。
「チョキリーヌ・ベスタ……!? 何故あなたがここにいるのです!?」
チョキリーヌ・ベスタ──ヘンダーランドの統治者であるメモリ・ミモリ姫とゴーマン王子がかつて戦った敵であり、ヘンダーランドを支配下に置き、更には異世界に存在する地球をも侵略しようと目論んだ邪悪なオカマ魔女の手下の一人であった。
階段の手摺りの上で色っぽく足を組む彼女は自身のたわわに実った褐色の胸を強調するかの様に潰して寄せ、驚愕の表情で固まるメモリ姫の質問に対して答える。
「んふっ♡ 生き返ったのよぉ~」
「生き返った……!? ですが、あの時トッペマの私と相討ちになったはず……!?」
メモリ姫はチョキリーヌの返答に驚きを隠せない。彼女は人形の身体に魂を封じ込められた後、ヘンダーランドを取り戻す過程でチョキリーヌ・ベスタと何度か交戦した事があった。
そして最後はヘンダーランド城近くの水上での激闘の末、トッペマは自身の命を犠牲にする事によって強敵だったチョキリーヌを打ち破り、彼女を元の醜い人形の姿へと戻す事に成功したのだが……
「そうよぉ? でもアタシはこうしてまたこの姿で戻ってこれた……それだけじゃないわ。オカマ魔女の二人に人形として扱き使われてた時よりも遥かにパワーアップしてるの。全身から迸る魔力も、益々エッチに育ったこの魅力的なボディも……ねぇ、ゴーマン王子?」
「なっ……!?」
言いつつチョキリーヌは妖艶に微笑みながらわざとらしく誘う様な視線をゴーマン王子に送り、自身の豊満な乳房を片手で持ち上げ、たぷたぷと揺らして見せた。先程まで愛する妻と性行為をしようとしていた為か、全裸のまま股間を膨らませるゴーマン王子に対し彼女は挑発する様に続ける。
「知ってるわよ~? ヘンダーランドを救って自分達の世界に戻った後も、洗脳されてた住人達と協力しながら破壊された城や時計塔の再建に取り組んでたんでしょ? 愛する姫様とは形だけの結婚式は先に済ませたみたいだけど……ぷっ♡ 一番のお目当てだった“世継ぎの儀”は今まで先延ばしぃ~?」
「う、うるさい! お前には関係ないだろ! ボクも姫もずっと忙しかったんだ!」
ゴーマン王子はチョキリーヌから顔を背けて吐き捨てる様に言う。すると眉をピクッと顰めさせた彼女は階段の手摺りからふわりと床に降り立ち、ゆっくりとゴーマン王子の元へ歩み寄っていく。
「お待ちなさい! それ以上王子に近付かないで……!」
「ふぅ~ん? あの根暗で弱虫だった小娘がすっかり王子とラブラブって感じねぇ?」
メモリ姫は夫を庇う様に立ちはだかり、可愛らしいお姫様とは思えないむちむちぷりっぷりの豊満なドスケベボディを身構えて全裸のまま臨戦態勢を取る。
「くすっ♡ お乳もお股も無防備に丸出しにしちゃって……ほ~んと、えっちぃお姫ね♡ ねぇ知ってるぅ? マカオとジョマがあなたの魂を抜き取って空っぽの器にした後、な~んでその厄介な身体を始末せず残したまま、人気の無いサーカステントの物置き場に飾ってたと思う?」
「えっ……?」
チョキリーヌはメモリ姫にゆっくりと近付きながら妖しく微笑んで言う。その質問に対して彼女は答えられず、隣で股間を勃起させたまま立っていたゴーマン王子も同じく分からないといった様子で首を傾げる。
するとチョキリーヌは意味深な発言で僅かに油断したメモリ姫とゴーマン王子の前に立ち止まり、にやりと目を細めて衝撃的な一言を放つ。
「んふっ……♡ そ・れ・はぁ~……アタシがあなたの身体を貰おうとオカマ魔女の二人と約束してたからよ。前の身体も気に入ってはいたけど、所詮は人形を魔法で変えただけの存在だったしぃ……アタシが欲しかったのは、人形ではなく“人間”としての身体なの」
「なっ……!?」
突然告げられた事実に驚愕するメモリ姫。ゴーマン王子もまた戸惑い、チョキリーヌの目から……否、その深い谷間から目を一切逸らせない。そんな二人の反応を見た彼女は楽しげに笑いながら自身の胸やへそ、太腿を両手でいやらしく撫で回す。
「でも良かったわねぇ? アタシがこうして人形の呪縛から解かれて“完全な姿”を手に入れて復活した以上、もうあなたの身体を狙う必要もなくなっちゃった……」
「だ、だったらボク達を狙わず元いた場所へ帰れ! ここはもうオカマ魔女が支配する世界じゃない! もうお前達の居場所なんて無いんだ!」
ゴーマン王子はチョキリーヌのわざとらしい身体の誘惑に負けじと彼女に向かって熱く吠える。するとチョキリーヌは自分の身体をいやらしく撫で回していた手をそっと放し、ちらりと先程まで二人が寝転がっていた庶民的な小さいベッドに目を移す。
「ん~、そういう訳にもいかないのよねぇ……ただでさえヘンダーランド最強と言われる強力な魔法の使い手だったメモリ・ミモリ姫に、万が一子供が“デキちゃったら”ちょ~っと厄介って言うか……ほら、その熱苦しい男も一応はこの世界の勇者だったんだしぃ~? 子供好きそうな姫様がそいつの子孫をポンポコ孕まれちゃアタシ達的には困るのよ」
「なにっ!?」
ゴーマン王子はチョキリーヌの発言に目を丸くする。どうやら彼女の目的は“世継ぎの儀”の邪魔をして、メモリ姫がゴーマン王子の子供を妊娠する事を防ぐ事にあるらしい。
「ふざけないでください! チョキリーヌ、あなたはどれだけ私を傷付ければ気が済むのです!? どうやって復活したかはわかりませんが……これ以上、私の大切なものに指一本触れさせはしません! ゴーマン王子は……愛する旦那様は私が守ります!」
メモリ姫は夫を守る為に怒りの感情を露わにし、全裸の状態で目の前のチョキリーヌと対峙する。彼女の掌に青白い魔力の光が集束していき、それを光の魔法としてチョキリーヌに向かって放とうとするが……
「バカねぇ? アタシが何も対策せずに“ちょ~つよつよな”アンタとまともに戦うとでも思ったぁ?」
チョキリーヌは不敵な笑みを浮かべる。それと同時に二人の背後にいつの間にか出現したブラックホールから新たに見知らぬ人影が飛び出し、その人物は待ってましたとばかりに口を開く。
「Hey! フ~イン・フ~イン・ボインボイ~ン♡」
突如として現れたピンクのふわっとした大きいお団子ヘアーが特徴的なセクシー美女は、ピエロ風の奇抜なメイクをした踊り子風の極めて露出度の高いエッチな衣装に身を包み、チョキリーヌやメモリ姫に負けず劣らずのたわわに実った豊満な乳房をぶるんっと揺らして奇っ怪なダンスを披露する。
「「なっ……!?」」
目の前のチョキリーヌに対して攻撃しようとしていたゴーマン王子とメモリ姫だったが、視界の範囲外から急に現れた怪しい彼女を見た途端、あまりに一瞬の出来事だった為に二人は何事かと警戒する事すら出来ずに固まってしまう。
その隙にチョキリーヌの仲間と思わしき彼女は不思議なダンスの最後に自身の巨乳を両手で鷲掴みにし、強調するつもりで中央の深い谷間に寄せてからむにゅんと乳揉みをして見せる。
すると全裸のまま動けずにいたゴーマン王子の身体が突如として怪しいピンク色の光を放ち始め、邪悪な魔力を帯びたピンクの閃光が薄暗い寝室に炸裂すると次の瞬間にはゴーマン王子の逞しい裸体は見る見るうちに縮んでいき……
「ぐわぁぁぁっ!? な、何だこの光は……うぅっ!?」
「ゴーマン王子っ!?」
ゴーマン王子の全身は忽ち光に飲み込まれ、薄闇に目が眩んで怯んでしまったメモリ姫が慌てて彼に手を伸ばすも既に遅く。ゴーマン王子の肉体は彼女の封印魔法であっという間に暗黒の貞操帯へと姿形を変えられてしまった。
「やったぁ~! 復活してパワーアップしたワタシの力で、邪魔になりそうな熱血バカ王子を封印してやったわぁ~!」
「プッ……アッハハハハハハ! まさかあのゴーマン王子が魔法で見るも無様な姿に変えられちゃうなんて……ププッ、おっかしぃ~!」
チョキリーヌともう一人の美女はこの状況が面白いのか、腹を抱えて愉快に笑う。一方で自身の愛する夫を“またしても”人外の姿に封印され……しかも今度は雪だるまではなく女性用の貞操帯という何とも滑稽且つ屈辱的な姿に変えられてしまい、メモリ姫はわなわなと身体を震わせながら二人の悪女を睨み付ける。
「よくも……よくもゴーマン王子をっ!」
「あらぁ? そんな怖い顔しちゃってぇ~。いいのぉ~? あなたの大切なイケメン旦那様が、元に戻せなくなっちゃってもぉ~?」
「くぅっ……!」
目の前でゴーマン王子を封じられた事で怒りに震えるメモリ姫だったが、彼女に対してチョキリーヌはわざとらしい口調で煽る様に言い放つ。すると彼女は悔しそうに唇を噛み、涙を流しながらその場に膝から崩れ落ちてしまう。
そんなメモリ姫の悲壮感漂う姿を見たチョキリーヌはにやりと妖しい笑みを浮かべ、ぺたんと床に座り込むメモリ姫の前にしゃがみ込むと、泣いている彼女の細い顎をくいっと片手で掴んで告げる。
「うふっ♡ ゴーマン王子を助けたいんなら私達に絶対服従を誓いなさい? そうすればアンタはこの先ずぅ~っと私達の“操り人形”として役立ってもらうわぁ~♡」
「う……うぅ……っ!」
メモリ姫はチョキリーヌの言葉に絶望し、悔し涙を流しながら従うしかなかった。大粒の涙で歪む視界に見える暗黒の貞操帯を恐る恐る手に取り、愛する夫との別れを惜しむ様にぎゅっと抱き締める。
すると次の瞬間、彼女の手に握られていた貞操帯が眩い光を放ち……その怪しいピンク色の光が収まる頃には、メモリ姫の手にあったはずの貞操帯は不思議な事に彼女の丸見えとなっていた下腹部を包み隠し保護する、かなり卑猥で恥ずかしい形状をした“魔法の下着”に変わっていた。
その見た目は暗黒の色合いをしており、下腹部を包み込む様にぴったりと装着された貞操帯はメモリ姫の大事な秘部を完全に封じ込め、彼女は狼狽えながらも自身の身に何が起こったのかを察して顔を真っ赤に染めて恥じらう。
「はぁ~い、お姫様のエッチな“ロイヤルまんこ”も封印完了♡ ふふっ……今後は勝手に男と“世継ぎの儀”なんて子作りができないよう、私達がしっかり調教管理してアンタを虐めてあ・げ・る♡」
「くっ……! ひ、酷い……あなた達は鬼、悪魔です……っ!」
チョキリーヌの勝ち誇った言葉にメモリ姫は貞操帯が装着されてしまった下腹部と胸元を両手で隠しながら涙目で怒り叫ぶ。するとゴーマン王子を貞操帯に封印した元凶であるもう一人の悪女が寝室の床に座り込むメモリ姫へと近付く。
「ねぇ、チョキリーヌ。このお姫様はどうするの? ほんとに封印しちゃわないでいいのぉ~?」
「えぇ、問題ないわ。コイツが素直に悪い奴の言う事聞くような娘じゃないのは“前の時”に嫌と言うほど知ってるしぃ~」
彼女の疑問に対してチョキリーヌはにやりと笑いながら答える。対するメモリ姫はチョキリーヌの言葉を聞いて徐に立ち上がると、目元の涙を片手で拭ってから二人の悪女をキッと睨み付ける。
「まぁ、怖い顔……ふふっ、安心なさい? アンタが私達の言う事に従って仲間になってくれるのなら、ゴーマン王子やヘンダーランドには一切手出ししないって約束してあげる」
「……それを信じろと言うのですか?」
メモリ姫はチョキリーヌの言葉を聞いて吐き捨てる様に答える。実際、以前の戦いの際にもチョキリーヌとその悪い仲間はゴーマン王子やメモリ姫の封印を狙ったり、ヘンダーランドを洗脳支配した後は異世界ごと地球に移転させて日本侵略に乗り出して来たりと散々な事をしてくれた為、彼女の警戒心は当然の事だった。
「信じる信じないは自由よ? でも、このまま協力せずにヘンダーランドに残れば……アンタは愛する旦那様と永遠に結ばれないわねぇ?」
「くぅっ……!」
チョキリーヌの言葉にメモリ姫は悔しげに唇を噛む。確かに彼女の言う通りだ。今の状態では不思議な魔法で姿形を貞操帯にされてしまった夫のゴーマン王子を元の人間に戻す事は不可能だろう。
ならば残された選択は一つ……チョキリーヌ達の傀儡となる他ない。そう考えたメモリ姫は覚悟を決めた様子で苦渋の決断を下す。
たとえそれが夫との別れを意味する結果になるかもしれないとしても……愛する人を助ける為ならば他に道はなかった。
「わかり──いえ、“わかったわ”。あなた達に従って“やるわよ”」
メモリ姫が悪女の手に堕ちた。しかしチョキリーヌは彼女のトッペマを彷彿とさせる強気な口調と態度を見て、にんまりと妖しく微笑みながら彼女の傍まで歩み寄ると……
「へぇ……? それが奴隷の態度? 私達の操り人形になるなら……ちゃんとあの時みたいに無様な“ご挨拶”をしないとダメでしょ? ──ねぇ、“トッペマ”?」
目を細めた怖い笑顔のチョキリーヌがメモリ姫に対して冷たく言い放つ。すると次の瞬間、メモリ姫の下腹部を包んでいた暗黒の貞操帯が突如眩いピンクの光を放ち──
「えっ……? きゃぁぁっ!?」
不気味な魔力に包まれた貞操帯の真上には歪なハートマークを思わせるピンク色の卑猥な淫紋が刻まれているではないか。
「……っ!? な、何これっ……!? あ、足が勝手に……!?」
驚きを隠せないメモリ姫だったが、次の瞬間には身体が勝手に動き出し……彼女は両手を頭の後ろで組みながらその場で腰を低く落とし、両足を左右にガバっと開いて恥ずかしい蟹股ポーズを強制的に取らされる。
「いやぁ……やだ、恥ずかしっ……!」
そしてそのまま腰を前後にヘコヘコと振り、まるで男を誘う淫らな娼婦の様に下品な踊りを披露する。
「アハハ! いい格好ねぇ~? どう、メモリ姫? 自分の意思に反して勝手に下品な踊りを踊らされる気分は?」
メモリ姫の痴態を見てチョキリーヌは愉しげに嘲笑うと、赤面するメモリ姫に近付いて彼女の丸見えになったへその穴回りを細長い指先で宛ら円を描く様に撫で始める。
「ぁ、んぅ……っ!」
するとメモリ姫はチョキリーヌの卑猥な指先の動きに合わせて今度は敏感なへそを引っ込めたり突き出したりと繰り返し、更なる羞恥に思わず可愛らしい喘ぎ声を漏らしてしまう。
「んふっ♡ その貞操帯ね、ゴーマン王子の意識がまだ残ってるの♡ アンタの無様な姿を見るからに……あのイケメン王子、よっぽどお姫と子作りエッチしたかったみたいねぇ? クスクス♡」
「えっ……!?」
チョキリーヌの言葉にメモリ姫は恥ずかしがっていた顔を青褪めさせる。どうやら貞操帯の下腹部に刻まれた淫紋はゴーマン王子その人の意識を封じ込む為のものらしく、彼の魂が封印された暗黒の貞操帯を身に付けた者は、ゴーマン王子の性欲に反応して強制的にエッチな行為を求めてしまうという恐ろしい効果があった。
つまりチョキリーヌがメモリ姫にへそを弄るいやらしい手付きで肌に直接触れれば触れるほど、彼女の夫であるゴーマン王子はより強い刺激と興奮を感じ取ってしまい、その結果として貞操帯に封印された彼の意識が強く呼び起こされてしまうという事だ。
「でもざんねぇ~ん♡ アンタがこの先どれだけエッチな目に遭っても、封印されたバカ王子は貞操帯のまま愛するお姫が自分以外の手によってどんどんスケベな雌嫁ちゃんに堕ちてくところを黙って見てなきゃなんないのよぉ~?」
「そ、そんな……っ! あ、あぁんっ♡」
言いつつチョキリーヌはメモリ姫のへその近くを人差し指でクリクリと焦らす為に弄り回した後、今度は彼女の下腹部に取り付けられた貞操帯の表面を優しく撫で始める。
すると貞操帯に宿った淫紋はピンク色の輝きを更に強め、メモリ姫の大切な子宮の奥底を激しく刺激し始める。
(あぁ……ダメっ! このままじゃ、ゴーマン王子に私のはしたない姿見られちゃう……!)
淫紋の光が強まるに連れてメモリ姫の膣穴はキュンと疼き出し、彼女の火照った身体を淫靡な快感で蝕んでいく……
下腹部から全身へと広がっていく淫熱に悶えながらも、貞操帯に封じ込められた愛する夫に自分の淫らな醜態をこの先ずっと間近で見られていく事をつい想像してしまう。
「んぁっ♡ あっ、あぁ……っ! はぁんっ♡」
堪らず身体は言う事を聞かなくなり……因縁の敵であるチョキリーヌに敏感に疼きっ放しのへその穴を彼女の尖った指先で気持ち良く穿られれば、粘着いた涎が垂れ落ちる唇から漏れる艶めく嬌声を止める事は出来ない。
「どう? これでもまだ私達に逆らう気? アンタももう本当は分かってるんでしょぉ~? このままヘンダーランド見捨てて私達の
「ぁぅ……♡ わ、わかったからぁ……何でも言う通りにするからぁ……あんっ♡ だ、だからお願い……これ以上、私達を虐めないでぇ……♡」
チョキリーヌの巧みな指捌きによって瞬く間に快楽堕ちしたメモリ姫は我慢出来ないのか、二人の悪女が見る前で屈辱的な奴隷宣言をしてしまう。
「はぁ、はぁ、はぁっ……わ、私メモリ・ミモリは……んっ、んぁんっ♡ くっ……悪い者達の忠実な操り人形になると……ち、誓います……あぁんっ♡」
「アハハ、この娘ほんとに言っちゃったわぁ~♡ まぁでもそれが賢明な判断よぉ?」
チョキリーヌは妖しく笑いながらメモリ姫の奴隷宣言を聞いて満足気に頷くと、彼女の股間に着いた貞操帯へと手を翳す。すると貞操帯と連動する形で刻まれていたピンク色の輝きが段々と消え去り、先程の愛する妻の喘ぎ声で酷く性的興奮を覚えていたゴーマン王子の意識も強制的にシャットダウンされる。
……だが貞操帯が完全に解除された訳ではないので、ゴーマン王子の意識はまだ暗黒の奥底で眠り続けている状態だ。
「これで契約成立ね? それじゃあお姫……アンタには今からとっても良いものをあげる」
チョキリーヌはメモリ姫にそう言って疲れた様子の彼女を無理矢理立たせると、メモリ姫の汗ばんだ豊満な裸体をじっくりと眺める。
「私達の仲間になる以上、アンタもそれに相応しい破廉恥なお洋服を身に着けて貰わないとねぇ……さっ、えっちぃお着替えの時間よ。チョキリーヌ・ベスタ!」
そう言ってチョキリーヌは悪女らしい狡猾な笑みを浮かべると、自身の指先から黄色い魔力の輝きをメモリ姫に向けて解き放つ。
「あっ……あぁっ! な、何これ……っ!?」
メモリ姫がチョキリーヌの黄色い光線を浴びると同時に彼女の髪や顔、そして首から下を覆う衣服や身体さえも邪悪な魔法で瞬く間に変わってしまう。
ピンク色の短い髪はボリュームのある緑色のロングヘアーへと生え変わり、青い瞳や顔も段々と幼さの残る可愛らしいものへ……
「いやぁ……! 身体が、熱くて、んっ……! 苦しっ……!?」
それと同時に今のメモリ姫はまるで痴女の様な露出度が高いスケスケの衣装を身に纏い、邪悪な魔法による変身を遂げたその豊満な肉体を惜しげもなくぷりんとエッチに晒していた。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁっ……!(あぁ……私の身体……どうな、って……?)」
「わぁ~お♡ 私達に似てすっごいえっちぃ~♡」
「ほんと、昔のアンタに見せてやりたいくらい破廉恥。さぁ、メモリ姫……いえ、今後は昔みたいに“トッペマ”と呼ぶわ。私達と一緒に懐かしい地球に戻るわよ?」
チョキリーヌはそう言ってメモリ姫改め……“トッペマ・マペット”の姿となった彼女を連れ出し、またしても本当の主が居なくなった居城の寝室から転移魔法で地球へと帰還する。
(……ごめんなさい、みんな)
一体この先に何が待ち受けているのか……それはまだ誰にも分からない。愛し合った夫ゴーマン王子を再び呪いから救う為とは言え、因縁の敵に再び屈服してしまった彼女にもう為す術は残されていない。
(誰か……誰か私達を、助けて……! しんちゃん……っ!)
愛する夫を助けられるのなら、この身くらいは悪魔達に捧げよう……そう決意したトッペマは心の中でまだ見ぬ救世主に助けを乞いながらも、淫らな悪女達に誘われるがまま地球へと転移するのであった。
うぅっ……何だか……とっても、ヘンダ……
番外編で登場する映画ヒロインの第一号は、メモリ・ミモリ姫改めトッペマ・マペットになりました!
なお、人形の球体関節はAIの再現度が非常に困難である為、何度か試した末に泣く泣く断念しました。
なので本作に登場するトッペマは復活して進化したチョキリーヌの魔法で“人間のまま”トッペマの姿に変えられた設定です。
また、トッペマと言えばあの特徴的な髪型とヘアリボンに見せたゼンマイがイメージしやすいと思われますが、実はあれ……ツインテールやロングヘアーではなく、帽子のような被り物という設定資料があったりします。
ただ、だからと言ってショートヘアにすると我々の知るトッペマ感がだいぶ薄れて最早オリキャラになってしまう為、悩んだ末に本作ではチョキリーヌの魔法で人形だった姿を限りなく忠実に再現されたという独自解釈にしました。
そのかわりにメモリ・ミモリ姫のチューリップのような髪型は実は被り物だったという設定にしました。
……えぇ、決してAIの再現性が難しかったからメモリ・ミモリ姫だけショートにしちゃえと考えた訳ではないよ?
ついでに登場した本作の悪役、チョキリーヌとプリリンもそれぞれ映画での死亡後にパワーアップして復活という形で。