今回は一部だけ、読む人によっては苦手かもしれないエロ描写がありますので一応注意。今回はストーリーの都合上やむを得ず軽めのくすぐり描写を入れてますが、本作は主人公である須毛駒志郎以外の男性またはオカマによるヒロイン達とのセックスシーンは絶対にありません。
また、今回の話は映画『ブリブリ王国の秘宝』のIF展開前日譚というか、一番最初の劇中シーンだけでも知っていれば更に楽しめると思います。
──この世には、ブリブリ王国と呼ばれる国があった。
そこはスリランカの南東約500kmのほぼ赤道上の海上に位置する、日本の四国ほどの大きさの小さな島国である。
ある日の事──ブリブリ王国の王室親衛隊に所属する若い美女のルル・ル・ルルは、自身が仕えるブリブリ王国の幼きスンノケシ王子に呼び出されていた。
「王子、何かご用ですか?」
ルルはブリブリ王国の王室親衛隊にのみ着る事を許された緑色の迷彩柄の軍服を身に纏い、短く切り揃えられた暗い青髪が特徴的な美女である。
対してスンノケシ王子はまだ生まれて5歳という若さであり、その年齢に見合った何とも幼く可愛らしい男の子だった。
「あっ、ルル……来てくれたんだ」
安堵した様な表情を見せるスンノケシ王子。ルルはそんな幼い主君の表情に一瞬ドキッと胸を高鳴らせてしまうが、すぐに任務中だと思い出して表情を引き締めた。
このブリブリ王国には、代々王族に仕える王室親衛隊という組織があり……その中でも少佐の階級を与えられたルル・ル・ルルはスンノケシ王子の両親である国王夫妻からも信頼が厚い優秀な軍人である。
生まれながらに王子であり身近に友達も居ないスンノケシ自身も、歳の離れたルルには非常に懐いており、ルルの方もそんなスンノケシ王子の事が可愛くて仕方がなかった。
故に……今、こうして親愛なる王子様に呼び出された以上は任務だと分かっていてもドキドキしてしまうのである。この幼い主君に邪な感情を抱いてはならないと、自らに言い聞かせる様にして改めて気を引き締めて敬礼のポーズを取るルル。
するとスンノケシはルルの方にてくてく歩いて来ながら、不安げな表情で彼女を見上げる。
「あのさ、ルル……ボク、何だか最近怖い夢を見るんだ。怪しい集団に誘拐されて、もう二度とルルと会えなくなっちゃう様な……」
若干目を潤ませながら訴え掛けるスンノケシの愛くるしさに対し、ルルは堪らず刺激された母性本能を理性で必死に抑え込もうとしつつも、気が付けば彼の頭にそっと手を置いていた。
「くすっ……♡ 大丈夫ですよ、王子。私はず〜っと王子のお傍に居ますから」
「本当?」
「はい♡」
ルルは優しく微笑みながら頷くと、そのままスンノケシの頭をよしよしと撫で始めた。その行為に最初は不安げだった彼の表情が徐々に和らいでいき……やがて気持ち良さそうに目を細める。そして……
「ね、ねぇルル……ボク、ルルと一緒に寝たい。今日だけでもいいから……えっと……ダメ、かな?」
突然、軍服を着たルルの身体にむぎゅっと抱き着いたスンノケシはぽつり言い出した。その大胆なお願いに、ルルはドギマギしてしまうが……それでも軍人である彼女の返事は最初から決まっている。
「……もちろん♡ 王子の仰せのままに♡」
主君の命令には絶対服従。それが王室親衛隊の鉄の掟なのだから……
やがて時間は進み、夜も更けて来た頃──ルルはスンノケシを連れて彼の部屋へとやって来た。
スンノケシの部屋は王族の一人息子だけあって流石に広く、白いカーテンで覆われた天蓋付きの大きなキングサイズのベッドが置かれている。
「さてと……国王夫妻のお許しも貰えましたし。今日は私と一緒に眠りましょうか、王子♡」
「やったぁ! ルル、ありがと!」
と……自分の小さな身体には余り過ぎるベッドに腰掛けて子供らしくはしゃいだ様子を見せるスンノケシ。その姿はまさに年相応の無邪気で愛くるしい幼い男の子である。
「くすっ♡ かわいい♡ ほ~ら王子、こっちにおいでください(あぁもう……王子ったらいちいち仕草が可愛い過ぎるぅ~♡ もしかして……任務に真面目な私をダメにしようとわざとやってる?)」
とろ〜んとした表情でスンノケシを呼び掛けるルルは先程まで着ていた迷彩柄の軍服ではなく、薄っすらと透けた青色のベビードールという何とも扇情的な衣服に身を包んでいた。
鍛え抜かれた抜群のボディラインを惜しげも無く曝け出したその姿は、とても王室親衛隊の士官とは思えない程に淫らである。
しかしルルは自身の格好に羞恥心など微塵も感じていない様子。一方でスンノケシといえばエッチな寝間着姿になったルルを見て少し恥ずかしそうに頬を赤く染めて下を向くと、そのままテクテクと歩いて彼女の座る天蓋付きのベッドへと潜り込む。
「王子ったら顔真っ赤ですよ? うふふ♡」
「うぅ……ルルの意地悪。ボクが何も出来ないからって、いつもそうやってボクの事を誂うんだ……」
拗ねた様に言って顔を背けるスンノケシだったが、やがてもじもじしながらチラチラとルルの方を窺い始める。その様子を見た彼女はにっこりと笑みを浮かべると、彼を抱き締めてからふかふかの白い羽毛布団を被った。
「さぁ、ルルとねんねしましょうねぇ♡」
柔らかい掛け布団に潜り込んだその下でルルは彼の小さな身体を抱っこする形で胸元へと密着させる。優しく落ち着かせるその仕草はまるで小さな子供をあやす母親そのものだ。
幼いスンノケシはルルがたぷんと揺らす豊満な胸の谷間に顔を埋めながら、我慢出来ずに彼女の身体にぎゅっと抱き着く。それは母親に甘える子供の様でいて、同時に恋人との抱擁の様にも思える光景だ。
「ふふっ、おやすみなさい王子♡」
やがて部屋の照明が落ち、真っ暗闇の中で二人はそのまま眠りに落ちていく。微睡みの中で互いの身体をしっかりと抱き締めて密着させ、温かな体温と心臓の鼓動が心地良く感じられるこの一時……それは幼い王子様に恋するルルにしても、同じくルルに恋するスンノケシにとっても世界で一番の幸せな瞬間である事に変わりはなかった。
深い眠りに就くまでの間もルルはスヤスヤと静かな寝息を立てるスンノケシの頭を撫でながら優しい表情を浮かべるのだが……次第に彼女も睡魔に負け、スンノケシと共に夢の世界へと誘われてしまう事になるのだった……そう、淫らな快楽の底へと。
それから数時間後──真夜中のブリブリ王国はいつもと変わらない平穏な夜を過ごしていたのだが、それは突然として破られた。
ドガァァァァン!
ブリブリ王宮の敷地内にけたたましい爆発音が響き渡る。何事かと王室親衛隊の面々が警戒態勢を取る中……王宮の上空にとぐろを巻いた白い蛇を思わせる巨大な気球が現れたかと思えば、そこから複数の見知らぬ人影が続々とロープを伝って降りて来るではないか。
突然の襲撃者達を前にブリブリ王国側は大慌てで迎撃態勢を取るのだが……彼らの動きなどお構いなしに謎の集団は王宮内部への侵入を開始する。
狙いは王宮の宝物庫か、或いは国王夫妻の身柄か……気球と同じく白い蛇を思わせる全身タイツに身を包み、顔まで隠した謎の覆面集団はブリブリ王国の警備兵達を次々と薙ぎ倒していく。
王室親衛隊も突然の襲撃者達に対抗すべく応戦に向かうのだが……国王夫妻やスンノケシ王子の住まうエリアは王子の教育面の影響や問題を気にした国王自らの指示で普段より警備が手薄になっており、その隙を突かれて襲撃者達に王宮内部への侵入を簡単に許してしまう形に。
よって真夜中の現在も国王夫妻の寝室やスンノケシ王子の寝室を守る者は誰一人として居ない状況であり、全身白タイツ姿の奇妙な集団は楽々と目標が寝静まる寝室まで忍び込む事に成功した。
……この時、王室親衛隊の面々もまだ他の場所で襲撃者と交戦している最中で、誰一人狙われた現場へ駆け付ける余裕など無かったのである。
全身白タイツ姿の侵入者達はあっという間に王族の寝室へと忍び込むと、真っ暗闇の中を慎重に進んでいく。侵入者達が事前に入手した情報によれば、目当ての人物は普段この部屋で家族揃って就寝しているらしい。
その間にも彼らは目標となる人物達が眠る天蓋付きの大きなベッドを見つけ出す事に成功……物音を立てない様に細心の注意を払いながら白いカーテンを捲り、片手に何やら怪しい装置を持った二人の人物がベッドの上に上がり込む。
対象は口元まで掛け布団を深く被っているせいで起きているのか眠っているのか分からない状態になっているが、国王と思わしき大きな中年男性の汚いいびきが聞こえてくる辺りで彼らは互いに頷き合図を送る。
すると白いマスクの上から暗視ゴーグルを装着した二人の人物はそれぞれ怪しげな装置を片手で構えつつ、もう片方の手で勢い良く掛け布団を捲り上げたではないか。
「ぐごぉ~……ぐごぉ~……」
しかし暗視ゴーグル越しに見えたのは毛むくじゃらの太った足だった……恐らくブリブリ国王本人だろう。その隣には女性らしい華奢な足がちらりと覗いている。
しかしながらこのベッドには幼い子供の姿が無い。となれば……
「「………」」
真っ暗なベッドに忍び込む二人組は一旦深呼吸をして改めて片手に持った黒い装置から掃除機のコードにも似た太いホースを構え、それぞれ眠っている国王夫妻の口元に酸素マスクと同様の形状をしたコードの先端部分を近付ける。
そして吸引器を二人の口元に隙間無く押し当て、髪入れずに手元にあるスイッチを押すと同時に黒い装置からは物凄い勢いで睡眠ガスが噴射し始めたではないか。
シュゥゥゥ……シュゴォォォォ……!
二人組が手にした装置は睡眠ガスの噴射器であり、対象が眠っている間に吸引器を口元に取り付け、このガスを吸わせる事によって更なる深い眠りに誘い……完全に意識を失ったところで対象の人物を一気に連れ去るという計画だった。
しかし……ここで誤算が生じる事になる。というのも、二人組の侵入者は国王夫妻がかなりの親バカだから就寝する際は必ず大事な一人息子と一緒に寝ているものと思い込んでいたのである。
その間にも二人組の手から絶え間なく噴射された強力な睡眠ガスを吸引させられた国王夫妻の眠っていた身体はビクンと跳ね上がり、ベッドの上で何度か両足をジタバタさせて藻掻き苦しんだ後に二人揃って気持ち良さそうな深い寝息を立て始めた。
……まさか、スンノケシ王子の誘拐計画が事前に漏れていたとでも言うのだろうか……いや、それはあり得ないと即座に否定する。
ならば王子の居場所は普段から王子が家庭教師に勉強を教えて貰ったりしている自分の部屋だろう……そう考えた二人組は国王夫妻が寝静まった真っ暗な寝室から立ち去り、スンノケシ王子の自室へと向かう。
一方その頃──スンノケシ王子は自分が怪しい者達に狙われているとも知らずに、天蓋付きのベッドの上で扇情的な青色のベビードール姿のルルに優しく抱き締められながら二人揃って気持ち良さそうにスヤスヤと眠り続けていた。
しかし……その幸せな安眠も長くは続かない。突然、部屋の入り口の扉が静かに開かれたかと思えば、先程の二人組の侵入者が睡眠ガス噴射装置を手にしたまま現れる。
暗視ゴーグルを装着した二人の侵入者は王子の部屋の入口に針金を何重にもぐるぐると巻き付けて扉を厳重に塞いでしまうと、素早く真っ暗な部屋の中を進んで天蓋付きのベッドまで接近する。
そして先程と同様に白いカーテンを捲って中のベッドの様子を確認すると……
「……?」
……居た。暗視ゴーグル越しに小さな男の子が眠っている姿が確認できる。それまではいい。しかし……
「……女よ、女と寝てるわこの王子様」
白い覆面の下から発せられる声は中年男性の低音でありながら女性的な口調──俗に言うオカマの者だった。
「どうするの?」
もう一人の声もやはりオカマ口調だ。オカマの二人組は互いに顔を見合わせながらどうするべきかと相談するのだが、ここで思わぬ事態が発生する事になる。
ルルが自分の深い谷間を柔らかい乳枕としてスンノケシに提供し、彼の小さな身体を片手でぎゅっと抱きながらスヤスヤと気持ち良さそうに眠っているのだ。
ルルの豊満な胸は幼い王子が眠りに就くには実に心地良い枕代わりだったらしく、彼は今なおその柔らかい乳房に顔を埋めたまま安らかな寝息を立てているのである。
……困った事にこの体勢では吸引器を二人の口元にそれぞれ取り付けられない。そこでオカマの二人組はやむを得ず睡眠ガス噴射装置をベッドの上に置くと、目元に装着していた暗視ゴーグルを取り外し、寝ているルルとスンノケシを強引に引き剥がそうと二人掛かりで引っ張ってみたのだが……
「もう、何なのこの女……ッ!?」
「くっ……この娘、全然王子を離そうとしないわよ!?」
一向に目覚める気配の無いルルは相変わらず王子をその手で離さない。それに若い女にしては日々の訓練や武術で鍛えた筋力も見た目以上にしっかりと備わっており、オカマの二人組が二人掛かりでも全く動かせないという異常事態であった。
「どうする? 時間が無いわよ?」
焦るオカマの二人組は白い覆面マスク越しにベッドで眠るルルとスンノケシの姿を見下ろす。と、その時……
「ぅぅん……スンノケシ王子、好きぃ……♡」
突然、ルルが寝言を呟いた。どうやら夢を見ているらしく、彼女は唇から涎を垂らした幸せそうな表情でスヤスヤと寝息を立てる幼い王子の身体を抱き締め、すりすりと頬擦りまでし始める始末。
「ちょっとぉ~、ここでおねショタなんて許さないわよ!?」
……やはりというか何と言うか。オカマの二人組は突如としてルルが口にした大胆過ぎる寝言を聞いて軽くドン引きしてしまう。
とはいえ時間は刻一刻と過ぎていくばかりであり、もう手段を選んでいる場合ではないと考えた二人。
互いに頷き合った後、オカマの二人組は再び睡眠ガス噴射装置を手に取る。幸いにも、先程ルルが寝言を囁いた際に彼女が軽く寝返りを打ったおかげでルルの口元がちょうど仰向けで二人の方を向く形になっていた。
……この機会を逃せば、もうチャンスは二度と訪れないかも知れないと直感したオカマの二人組は、ルルのたわわな胸元に顔を埋めるスンノケシを抱いた仰向けの体勢で無防備に眠っているルルの口元に睡眠ガス噴射装置から伸びた太いホースで繋がった透明の吸引器を装着させる事に成功する。
そしてオカマの一人が装置のスイッチに手を掛けようとした──ちょうどその時、口元に吸引器が取り付けられた事で違和感を抱いたのか、突如としてルルが大きく目を見開きながら目を覚ます。
「んぅ……? ぁ……あなた達ッ!?」
しかしながら仰向けでスンノケシを胸元に抱き締めて寝ている体勢という事もあり、起きてすぐには動けない様子。
「まずい……ッ!? 拘束しちゃうわよ!」
「任せて!」
その僅かな隙を突いたオカマの二人組は横たわるルルの上に左右から伸し掛かり、彼女の華奢な両腕を持ち上げて枕元に無理矢理抑え付ける。
「いやっ……この、放しなさい!」
それでも何とか必死に手足を動かして抵抗するルルだが、無防備な寝込みを襲われては手出しできない。そこにもう一人のオカマがいつの間にか構えていた睡眠ガス噴射装置のスイッチが入ったのか、装置から繋がるホースを通して吸引器を口元に取り付けられたまま二人組に抵抗するルルの口元に、プシュ〜ッという空気音と共に睡眠ガスが噴出される。
「なっ……しまった!?」
慌ててガスを吸い込まない様に息を止めるルルだが、オカマの一人に両手を枕元に無理矢理抑え付けられた事で口元に取り付けられた吸引器が外せず、段々と抵抗が弱まり視界がぼやけてくる。
「ぁ……」
ルルは霞みゆく視界の中で自分のたわわなおっぱいに乗せていたスンノケシをあっさりと侵入者に奪い取られてしまう。
「残念でしたぁ~、この子は頂くわ」
未だに眠りこけるスンノケシを抱っこしたオカマの一人は、宛ら赤ん坊に授乳させるかの様に逞しい片腕に抱えて彼の口元に吸引器を押し当てると、ベッドで横たわる事しか出来ないルルに見せ付けながら睡眠ガスをプシュ、プシュ~!と何度か軽く噴射させてスンノケシを深い睡眠状態に落とし込む。
「悪いわねぇ? でもあんたみたいな卑しい女がいつまでもこの子の傍に居ちゃ、このちっちゃい王子様の性癖……きっと歪んじゃうでしょ? 悪いけど今日限りあんたは“子離れ”でもして、王子様の事なんか忘れて“普通の男”とでも仲良く乳繰り合ってなさい」
「だ、誰が、そんなこと……きゃあっ!?」
ルルは女の自分ではなく全身白タイツ姿の気持ち悪いオカマに抱き抱えられてスヤスヤと赤ん坊の様に眠るスンノケシを前にして、怒りを露わにぐぐっと身体を起こそうとするのだが……その間に手が空いていたもう一人のオカマがルルの青いスケスケのベビードールを懐から取り出したナイフでビリッと切り裂き、大胆にもズタズタに破いてしまう。
「ちょっと!? 何してるのよ!?」
すかさずスンノケシを抱っこしていたもう一人のオカマが焦った様に声を上げるが……そのオカマは相棒の声を無視してベッドに横たわるルルのベビードールを破り捨ててしまう。
「まぁ聞いてよ。どうせ誘拐するとこ見つかっちゃったならぁ……この付き人の女が複数の侵入者に夜這いレイプされちゃって、ベッドの上であんあん気持ち良さそうに種付け交尾してる最中に護衛対象のかわいい王子様をあっさり敵に奪われました──この筋書きの方がいいでしょ?」
言いつつそのオカマは手にしたナイフを懐に仕舞い込むと、涙目混じりに二人のオカマを悔しげに睨み付けるルルを見下ろす。
「な~んかこの女、今後もアタシ達の邪魔者になりそうな感じだしぃ~? こうやって恥ずかしいところを朝起きて来たみんなにちゃ〜んと見られた方がいいでしょ? そしたらこの女は信頼されてた国王夫妻や他の仲間にも冷たく見放され、もう親衛隊クビでしょ? あはっ! ブリブリ王国にもいられなくなっちゃうんじゃなぁ~い?」
「な~るほど♡」
完全に悪乗りし出したオカマの言葉に対し、スンノケシを抱っこするもう一人のオカマは納得した様子でニヤリと笑みを浮かべると、未だベッドから動けないルルの真横にそっとスンノケシを置いて寝かし付ける。
「っ!? お、王子……」
そしてそのオカマはベビードールがボロボロに破かれてしまった事により、生まれたままの魅力的な裸体を晒すルルを上から組み伏せる様に伸し掛かる。
「……言っとくけど、撤収まで時間無いんだからほんとにヤるんじゃないわよ?」
「んもぅ、わかってるわよ。アタシだってオカマよ? いくら巨乳の美女だからって女相手じゃ勃たないって。でもちょっとだけ“怖がらせといた方が”リアリティあっていいでしょ?」
そう言うと、オカマの一人は先程までとはまるで違う男らしい低い唸り声を出す。
「んんっ──おらッ! 大人しくしてろこのアマァ!」
突然の怒鳴り声と共に無防備なルルの裸体を組み伏せ、まだ辛うじて衣服として残っていたベビードールを両手で乱暴に破り捨てていく。
「ぁ、あぁ……!」
暗闇の中でルルは本気で見知らぬオカマ二人組にレイプされると恐怖したのか、小さく泣きながら身体を震わせ、抵抗も出来ないままされるがままに破かれた衣服の残骸をベッドの周囲に放り投げられてしまう。
今のルルの姿はまるでレイプされる事を受け入れてしまったかの様にベッドの上で無防備に仰向けになり、両手を頭の上で組まされながら月明かりも差し込まない薄暗いベッドの中で彼女の乳房とピンクの乳首だけがその輪郭を主張しており、実に扇情的な姿を見せていた。
「こんなエロいぷるんぷるんのデカ乳で5歳の王子と添い寝しやがって……!」
ルルに覆い被さって組み伏せている全身白タイツ姿のオカマの一人は容赦無く彼女に馬乗りになった体勢で、彼女のぷくっと膨らむ乳首に触れるか触れないかという際どい距離まで指先を近付ける。
「や、やめっ……! そ、そこは……あぁっ!?」
乳房を強調する様に両腕を頭の上で組まされているルルは涙目になって必死に首を左右に振って拒絶の意を示すが、オカマは一切止まろうとしない。
「ここかぁ!? デカ乳ぶら下げときながらイヤじゃねぇだろうがよぉ!?」
怖がらせる為に低い唸り声を出し続けるオカマの指はルルの乳房に直接触れる事はなく、彼女の眼前でクリクリと指先を愛撫する卑猥なジェスチャーを見せるだけ。
しかしルルはそんなオカマの意図に気付いていないのか……ぶるりと身体を震わせて乳房を強張らせるが、両手を封じられている以上はどうしようも無いだろう。
そしてついに乳首のすぐ下まで迫って来た太い男性的な指先の気配を間近に感じ、いよいよ耐え切れなくなったルルは涙を流して小さく泣き震え始めた。
「ご……ごめんなさい……っ」
いくら王室親衛隊に所属するエリート軍人と言えど彼女はまだ年若い女である。自分の意思とは無関係にほぼ裸に近い姿を晒してしまったこの状況では、どうしても“自分はこれから犯されるんだ”という恐怖感を抱いてしまうのだろう。
「ちょっと──やだ、この女お漏らししちゃってるわよ!?」
泣き出してしまったルルを見下ろすもう一人のオカマは、彼女が恐怖心のあまりお漏らししている事に気付いて驚きの声を上げる。
ルルの綺麗な股間からぷしゃあぁ……っと水音が上がり、薄暗いベッドの上に黄色く染まった水溜まりが広がっていく。
「ぁ……やぁ、み、見ないで……っ!」
羞恥で顔を赤らめるルルは震えながら小さな声で訴えるが、オカマ達はそんな彼女の仕草にニヤニヤと意地悪な笑みを浮かべるばかりだ。
「……ねぇ? これ以上怖がらせるのは可哀想だし、そろそろ“トドメ”刺してあげちゃう?」
「そうねぇ……“気持ち良く”、ぷしゅっとさせちゃいましょうか」
ルルは“トドメ”という言葉に嫌な予感がしたのか、ビクッと怯えた表情でオカマの二人組を見つめる。
一方でオカマの一人は彼女の乳首に触れる寸前まで迫った白タイツ越しの太い指を何故か引っ込めると、今度は仰向けで泣き続けるルルの両足を両手でガバっと乱暴に広げさせる。
同時にもう一人が懐から小さな掌サイズの“羽根鞭”と呼ばれるエッチな拷問用の玩具を取り出すと、先端のふわふわした羽根の部分を彼女の放尿したばかりの小さな蜜壺目掛けてパシッと力強く引っ叩く。
「やぁっ!? ああぁ~っ!?」
突然股間からビリッとした痛痒い刺激を受けたルルは堪らず甲高い声を上げる。彼女は白タイツを着込んだオカマに股間を無理矢理広げられた屈辱的なポーズを晒したまま、敏感な肉芽を羽根鞭の羽根先で擽られる刺激に半開きになった唇から大量の涎を垂らしてしまう。
「気持ち良いでしょ? これはあんたみたいなめんどくさい護衛の女の子が相手の時に使う私達御用達──コンパクトだけど今回みたいな潜入任務じゃいっつも活躍するえっちぃ武器なの」
……しかし股間を開かれて辱められるだけでは終わらない。もう一人のオカマはいつの間にか構えていた睡眠ガス噴射装置をルルの顔付近に近付け、涎の銀糸が垂れるほど無防備に開かれた彼女の口元にしっかりと取り付けられた吸引器にガスを再び送り込む。
プシュ……! シュウゥゥゥ~……!
先程軽く吸い込んだ睡眠ガスのせいでルルは碌に動く事も出来ず、寝言の様に熱っぽい呻き声を上げながら下腹部をもう一人のオカマに弄られ続けてしまう。
……このままでは忽ち睡魔に襲われてしまい、すぐ真横に愛するスンノケシ王子が寝ているのにも関わらず、ルルは朝まで無様な寝姿を晒してしまう事に……
無垢で純真な可愛らしい王子がすぐ傍で眠っているというのに、自分は彼を守る事すら出来ずに寝ながらお漏らしという罪悪感と羞恥心が彼女の心の中に湧き出て来る。
「さぁ、ガスを吸いなさい。一度寝たら朝まで何があっても起きる事はないんだから」
「ぃ、ぁ……ぅ……!」
途端に睡魔に襲われるルルはぼやける視界の中で唇を固く閉じ、何とか顔に取り付けられた吸引器から送り込まれる睡眠ガスを吸わない様に試みるが……
「無駄よ。ねぇ、この娘口を閉じちゃったから、こちょこちょして可愛いお口ぱっくり開けさせて?」
「了解♡ そ~れ、ペチペチこちょこちょ~♡」
言うが否や、彼女のぐっしょりと濡れた淫らにヒクつく膣穴に先程の羽根鞭をパシッ、パシッと何度か叩き、続けて彼女の赤くなり始めた秘裂を柔らかい羽根先でさわさわと焦らしつつ擽り始める。
「ぁひぃいんっ♡」
そのもどかしい刺激で堪らずエッチな喘ぎ声を上げてしまうルル。しかしオカマは馬乗りになったまま彼女のお腹の辺りを両手でいやらしく撫で回し始める。
「ほ~ら、こちょこちょっ♡ どう? くすぐったいでしょ?」
「あひっ!? あはははぁぁ~っ! や、やめへぇ♡ おへしょぉ……くしゅぐったひぃぃ~っ! んはぁぁっん♡」
敏感なへそを指先で擽られるという何とも耐え難い拷問的な刺激を与えられ、ルルは頑なに閉じていた唇をあっさりと抉じ開け、深く息を吸い込み声を張り上げて笑ってしまう。そしてその隙に──プシュッ! シュウゥゥ~!
もう一人のオカマは睡眠ガス噴射装置のスイッチを再び押して吸引器から流れる無味無臭のガスをルルにたっぷりと吸わせる。
「は、はぁ、はぁ……♡ あひぇっ♡ も、もう……らめぇぇっ♡」
身動き出来ない状態で敏感肌を擽られるという快楽と羞恥プレイによって我慢出来ずに気持ち良さそうに悶えるルル。無意識に足腰を浮かせ、もっとへそやクリトリスを擽ってカリカリ掻いてくださいとせがむ様に、気丈だった彼女の表情は見る影も無くだらしなく唇から涎を垂らしたアヘ顔で蕩けてしまっている。
「あぁんっ♡ あん♡ あはぁん♡ こちょこちょらめぇぇ♡ ぁんっ、おへしょ敏感だからぁ……っ♡」
度重なる下腹部への徹底的な愛撫責めによってぴったりと一本筋に閉じていた綺麗な秘裂からはヒクヒク疼きっ放しで、先程から何度もぷしゅっ、ぷしっと気持ち良さそうにエッチな潮を吹き散らしており、丸見えにされた可愛らしい股間とお尻の穴はどちらもヒクヒクと物欲しそうに痙攣していた。
「うふっ♡ 大好きなショタ王子の事なんか忘れて、今はいっぱい気持ち良くなってぐっすりお眠りなさい? 次に目を覚ましたら、あんたはもう二度とブリブリ王国に居られなくなるんだから──そらっ!」
オカマ二人組はルルが身動きできないのを良い事に、片方が馬乗りになって彼女を押さえ付けたまま右手に羽根鞭、左手はそのまま彼女の美しく汗ばむ裸体に指を這わせて遠慮なく撫で回し……もう一人のオカマは空いている片方の手で彼女の脇腹を擽り、もう片方の手は睡眠ガスを吸わせる為に取り付けた吸引器を外側から掴んで外れたりしない様にしっかりと固定する。
「はぅんっ♡ あひぃっ、いやぁぁん♡ や、やめへぇぇ~っ♡ こちょこちょっもうらめらからぁ~! お、おひしょぉもみゃりゃめぇええぇ~っ! あはぁぁんんっ♡」
プシュッ……! シュウゥウウ~~ッ!
泣き笑いながら潮吹き絶叫するルル……しかしながら無慈悲にも睡眠ガスは彼女のだらしなく開かれた口元から容赦なく体内に送り込まれ、吸引器で固定された睡眠ガスの逃げ場は無い。そして……
「「おやすみ、役立たずのドスケベ変態女♡」」
大粒の涙を流し、白目を剥いた下品極まりないアヘ顔を晒したままベッドの上でピクピクと屈辱的な大の字ポーズで痙攣するルルの昏睡を確認したオカマの二人組。
彼らは裸よりも卑猥な格好をしたルルの上に白い掛け布団をふんわりと掛けて捨て台詞を吐く。そして二人はそのまま、ルルが気持ち良さそうにビクビク震えながら眠るベッドの真横に置かれたスンノケシ王子に近付く。
「ったく、女のくせに手こずらせちゃって……」
「でもこれで目当ての子供は頂いたわ。撤収よ」
未だ呼吸が乱れているルルとは対照的にスヤスヤと安らかな寝顔を見せる小さな王子をそっと抱き上げ、オカマの一人が脱出ルートに進んでいく。
その間にもう一人のオカマはルルの顔に取り付けられた吸引器を引き剥がし、ルルの近くに置いてあった羽毛の枕を手にしたナイフでズタズタに切り裂く。それと同時に仰向けで寝ているルルの頭の真横にナイフを力強く突き刺すと、恰も強姦魔が彼女を無理矢理レイプしたかの様な凄惨な現場を作り出す。
「わぁ~お──えっち♡」
抵抗虚しく敗北したルルのエッチな裸体とその恥ずかしい大の字ポーズを見たオカマの一人はクスッと愉快気に笑った後、スンノケシを誘拐した仲間と共に真っ暗な部屋から立ち去るのだった。
──その翌日、ルルは酷くエッチな姿で護衛対象であるスンノケシ王子のベッドで気持ち良さそうに涎を垂らし、呑気にお漏らしまでして寝ているところを慌てて駆け付けて来た国王夫妻や他の親衛隊の男達にも見られてしまった。
すぐさま叩き起こされたルルは着替える事すら許されずに全裸のまま部屋の床に土下座させられ、ルルが王子と寝ている最中も一晩中休む事なく厳戒な警備にあたっていた仲間達が呆れ顔で見ている前で激怒した国王夫妻に裏切り者や淫乱女だのと激しく罵倒された。
ルルはその場ですぐに王室親衛隊をクビになり、更には国外追放処分となった。ルルは状況が状況なだけに怒りと悔しさ、そして恥ずかしさのあまり何も言い返す事ができず、泣きながら意気消沈。
その日のうちにブリブリ王国を離れる事となり、一夜にしてかけがえのない大切なもの全てを奪われたルルは国際空港の飛行機から遠い外国である日本へと渡り──
(スンノケシ王子……どうかご無事で、生きていて下さい……っ! ルルは、もう……ぐすっ……うぅ、ごめん、なさいぃ……っ!)
飛行機の中から愛する王子の無事を祈りつつ、黒いスーツに身を包んだルルは祖国から遠く離れた異国の地へと一人旅立って行った。
これがやりたかっただけだろ?はいそうです。
クレしん映画=頼れる大人のお姉さん系ゲストヒロインの元祖と言えばやはりルル・ル・ルルですよね。
クレしんファン的にはマイナー作品扱いですが、個人的にはひまわり誕生前の中だとラストの印象があまりに強過ぎるヘンダーランドよりも、ブリブリ王国の方が見せ場の総合力的に見て最高傑作だと思ってます。
ちなみに作者は映画の序盤でホワイトスネーク団のニーナとサリーが宮殿に侵入して寝ている王族の人達に睡眠ガスを嗅がせていくシーンが子供ながらに何故だかエロいなぁと思って観てましたね。えぇ今でも大好きです(笑)
書いておいて何ですが……ブリブリ王国本編の話はこれ以降出ません。ホワイトスネーク団や誘拐されたスンノケシがどうなるのかは作者も知りません(えっ
この小説では映画と違い、エロい大失態してしまったルルは国外追放となって日本に来日するという設定です。
志郎やみさえ達とのエッチな絡みはまだ当分先になりそうですが、出番自体は映画ヒロインの中だとかなり優遇されてる方かなぁ……?
次回は本編の続きに戻るか、気になるトッペマやルルの日本到着後の続きを投稿する予定です。