※この作品はR-18です。

爆乳ハーレムパラダイス~あなたに全てを捧げたい~   作:投稿用

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シリアスさんは今回で死亡、あとは、ひたすらエロイ展開だらけ。
都合上かなり急ぎ足になったので、次のお話から投稿速度が落ち着く予定。


彼に溺れ行く日々❤

 娘達がいつもの様に結城君の家に行って、そのまま学校へ向かったであろう時間からしばらく経過したら、家のチャイムが鳴った。誰かしら?まだ娘たちは学校へ行ったばかり……。宅配便なんて来るとは思えない。まさか、セールスマン?

 

「はい、どなたでしょうか?」

 

「急にお邪魔してすみません。どうしてもお話したいことがあって……」

 

 返事をしながら玄関に近づく。不審に思いつ声をかけると、相手は結城くんだった。扉を開き、彼は少し申し訳なさそうな表情を浮かべていた。胸がキュッと締め付けられる。まさか、私の企みが見透かされたのだろうか?

 

「ええと……上がってください。リビングでお茶でも」

 

 いつもの様に、平静を装って招き入れる。狭い廊下を通り抜けながらも、背中に彼の視線を感じて落ち着かない。リビングに入ると、テーブルの上に散らかった求人関係の資料を慌てて片付ける。

 

「どうぞ、お座りになって」

 

 シンプルなデザインの二人掛けソファに促す。悠真くんが腰を下ろすと、隣に空いたスペースが妙に気まずい距離感を生み出している。キッチンに向かってコーヒーを淹れながら、何度も深呼吸を繰り返す。どうしてまた彼が来たのだろうか、私の魂胆を見抜いて、それを責めるため? 

 

「お待たせ、ゆっくりして行ってね」

 

 湯気の立つカップを差し出すと、彼は小さく頷いただけで黙ったまま。沈黙が重い。心臓が早鐘のように鳴り響く中、意を決して口を開く。

 

「それで……お話というのは何かしら?」

 

 悠真くんはカップを手に取ると一口啜り、ゆっくりと息を吐き出した。そして、真正面から私の目をじっと見つめた。その視線に思わず息を飲む。

 

「俺も社会人です」

「えっ?」

「家賃・食費、電気代、今はスマホだって必須だし、学費だってタダじゃないですよね?」

 

 私の心臓の鼓動が早まる。結城くんの言葉が鋭利なナイフのように突き刺さる。ああ、これは……この子は………。

 

「そして、今日も優花さんは家にいる。何故ですか?」

 

 彼の目が私の奥底を見透かすように鋭く光る。汗が背中を伝い落ちる。そう、普通なら、社会人なら働いていなければならない時間。

 

「今まで、どうやって生活してたんですか?俺は、旦那さんのかつての仕事を知りません。でも、優花さん学生結婚ですよね?それに、微かに覚えてる旦那さんは若かった」

 

 ……気づいている。ああ、あの純粋な子が、社会に揉まれてたくましくなったんだわ。

 

「今まで……どうやって生活していたかですって?パートを……」

 

 私の声が震えていた。それを聞いた彼の目には疑念と哀れみが混ざり合っている。最後の職場で起きたことを思い出し、胃が締め付けられる。スーパーでのオーナーの脂ぎった手、制服越しに触れてきた冷たい感触。逃げるように辞めたのは記憶に新しい。

 

「パート?ええ、じゃあ、真面目に働いていたとしましょう。でも唯ちゃんと咲ちゃんは高校三年生ですよね?子供を二人育てるならもっと安定した収入が必要でしょう?」

 

そう、貴方の言う通り……。

 

「一つだけある」悠真くんの声は低く重かった。「そんな状況下でも、1000万円クラスの大金が手に入ってしまう手段が。だけどそのお金、そろそろ限界ですよね?」

 

「!!」

 

 言葉が喉に詰まって出てこない。その通りだった。全て、見透かされている……。

 

「どうして、気づいたの?」

「独り身だって言ってたじゃないですか……」

 

 結城くんの静かな言葉に、凍りついた。そう、確かに言った。スーパーで偶然を装った際、「夫は5年前に……」と「今は独り身」であると伝えた。意図的だった。夫の死を伝え、独り身だと教えれば同情を引けると。でも、そこから逆算して答えにたどり着いたのね……。

 

 コーヒーカップを持つ手が小刻みに揺れる。目の前にいるのは大人の男性。社会の厳しさを知ったビジネスマンの鋭い眼差し、結城くんが言葉を切った。

 

「生命保険金。奥さんや子供がいる男性なら加入していることが多い。その額を推測すれば……年齢と状況から大体わかる」

 

「……」

 

 私は言葉を失った。凄い、本当に大人になったのね……私は白状するしかなかった。

 

「あの子達の将来を考えたら……もう、ダメなのよ……」

 

 俯いたまま呟く。顔を上げることができない。そんな私の肩に彼の手が置かれる。

 

「あの娘たちが、いつも笑顔でいられたのは……あなたのおかげですよね?」

 

その言葉に我慢できなくなった。涙がぽろぽろと溢れ落ちる。

 

「どうやって……過ごしていたんですか?」

 

「必死だったの……パートで稼いで……でも」

 

 泣きじゃくりながらこれまでの経緯を話した。もちろん、最後の職場で起きた性的な被害、逃げるように辞めざるを得なかったことも。それ以降の苦労と絶望。そして、一時は考えた、娘たちを守るために選ぼうとした最悪の選択肢まで。

 

悠真くんの顔が険しくなっている。

 

「だからあなたは……俺を」

 

「違う!違うの!」

 

声を張り上げた。

 

「最初は確かに打算があった。お金目当てで近づこうとした。でもあなたが語ってくれた苦労話や……何よりその傷ついた姿を見て……」

 

 私は全てを打ち明けた。過去の苦難、現在の窮状、そして誤解していた想い……涙で腫れた目を拭いながら言う。

 

「でもね、あの子達には未来があるわ。私がそんな手段を使ってまで守りたかったのは……あの子たちなの!!」

 

私は叫んだ。だけど、彼はそんな私を優しく見つめていて……

 

「じゃあ、汚い女の人になってください」

 

「えっ?」

 

彼の唇が、私に重なった。

 

「ん----っ!!」

 

突然のキスに驚いて身を硬くする。強く抱きしめられ、ソファに押し倒された!

 

「……っ!な、何を……!」

 

 息を乱しながら抗議しようとしたが、言葉にならない。胸を強く揉まれる感触に全身が震える。お尻にも彼の手が触れ、服越しに伝わる温もりが羞恥を煽った。

 

「いやっ!」

 

 反射的に身を捩ろうとするが、強い腕力で封じ込められる。抵抗すべきか迷う。なぜなら……彼の瞳に映るのは欲望だけではなかったから。深い哀しみと切なさが混ざり合っていることに気づいてしまった。

 

「だから、利用してください。今の俺は、貴方に攻略されたマヌケな男です。俺の弱みを握って、好きに使ってください」

 

「!!」

 

止めて、私の様な汚い女にそんな優しい言葉をかけないで……。

 

「どうして……そこまで……?」

「俺は、気にしない。だって、これも知ってるでしょう?俺は、貴女の事が大好きだった。もちろん、今でも」

 

 さらに深く唇を求められた。拒めるはずなのに、心の奥底から湧き上がる感情が私を縛る。

 

(どうしてこんなにも……この子は私の胸を苦しくさせるの?)

 

 抵抗できない。唇が離れると、彼との間に細い唾液の糸が引く。私の目が潤んでいる。恐怖と戸惑いが入り混じっている。

 

「ゆう……き……くん……」

 

 声が震えていた。私の息遣いが口の合間から漏れる。ソファに横たわった体勢から起き上がろうとするけど、結城君がそれを許さない。右手が左肘を掴んで、左手が私の頬に添えられていた。

 

 抵抗できない。彼の手が私のシャツのボタンを一つずつ外していく。布擦れの音が耳に届く。ゆっくりと丁寧に解かれていくのは、まるで彼が時間をかけて何かを確かめているようだった。

 

「あ……っ…」

 

 下着が露わになる。いまだに張りを失わない106センチのLカップ。胸元に彼の視線が注がれているのを感じる。熱っぽい視線。それが私を居心地悪くさせる。

 

「すごく……綺麗です。それに……すごい匂い。すごく色っぽい」

 

耳元で囁かれる低い声。その言葉に反応してしまう自分を抑えることができない。頬が熱くなるのを感じる。否定しようと口を開きかけるけど、結城君が言葉を続ける方が早かった。

 

「ああ、駄目、駄目よ……結城君、こんなの、ダメ!」

 

拒絶の言葉が虚しく宙に浮く。でも体は言うことを聞いてくれない。胸を包み込む彼の手のひらの温もりが、凍てついた心を溶かしていく。

 唇を塞がれる。キスが激しさを増すたびに、理性の砦が崩れ落ちていく。長い舌が私の口腔を蹂躙し、息もできないほどだった。その間に、彼の指先がシャツの裾から滑り込み、ブラジャーのホックを器用に外す。

 

「んんっ……!」

 

解放された乳房がふるりと揺れた。子供たちを育てるために授乳もしたのに……今も男たちを魅了する胸。

 

「きれいです……優花さん。ずっと見てました。僕が子供の頃から……この胸に憧れてました」

 

彼の掌が両方の乳房を包み込む。優しいけれど確かな動きで揉みしだかれると、抑えきれない吐息が漏れる。

 

「ああっ……」

 

乳首が勃ち上がり、指先で摘まれるたびに身体が跳ねる。ソファの上で仰向けにされ、スカートも捲り上げられていた。ストッキング越しに太ももが撫でられると、期待感で腰が浮いてしまう。

 

「だめ……結城君……わたし……」

 

「悠真と呼んでください」

 

強引なくらい熱いキスが再開される。互いの唾液を交換し合うような濃厚な口づけ。理性の最後の糸がぷつりと切れた。彼の背中に両手を回し、自分からキスに応じる。

 

「……ゆう……ま、くん」

 

名前を呼んだ瞬間、彼の目に切なげな光が宿る。

 

「優花さん……すごく色っぽい匂いがします」

 

首筋を舐められると、肌が粟立つ。年齢を重ねた身体でもまだ感じることのできる羞恥と快感。

 

「……っああ」

 

 その気になればできるはずなのに、服を脱がす手を止められなかった。シャツが床に落ち、ストッキングもゆっくりと脱がされ、とうとうショーツ一枚になった。湿った部分に彼の指が触れる。

 

「濡れてるんですね」

 

確認するように囁かれ、恥ずかしさに目を閉じる。だが次の瞬間には新たな刺激に襲われる。彼の舌先が乳房に這う。

 

「ああっ!ダメ……そんな風に……」

 

 乳首を吸われたり甘噛みされたりすると身体が反応してしまう。脚を広げさせられてしまい、ショーツの中に指が潜り込んだ。直接触れられた私の秘部は、既に熱く蕩けてしまっていた。

 

「すごい濡れ方です……ここもヒクヒクしてて……」

 

 言葉責めのような発言に、羞恥と罪悪感で顔を覆う。しかし、彼の手は止まらない。クリトリスを捏ねくり回されGスポットを執拗に刺激されると、絶頂寸前まで追い込まれて……あ、ああっ!!

 

「だめぇ……イっちゃう……」

 

 必死で訴えるが聞き入れられない。むしろ追い討ちをかけるように乳首を強く吸われ、陰核を押し潰された瞬間だった。

 

「ああぁーーっ!!」

 

 盛大に潮を吹き出して果ててしまう。その余韻で意識が朦朧とする中でも彼は動きを止めない。スラックスのジッパーを下ろす音が聞こえ硬く怒張したモノを取り出す姿が目に飛び込んできた。

 

「!!」

 

 視界に飛び込んできたものに息をのむ。悠真くんが取り出したそれは想像以上の存在感を放っていた。

 

(あの人より……大きい)

 

 男性のモノなんて、いつぶりに見ただろう……亡き夫のものより明らかに大きく逞しい。どす黒く脈打つペニスが血管が浮き上がり、先端からは透明な液体が滲み出ている。その凶暴な迫力に雌の本能がキュンと、太腿の内側が熱くなる。

 

「そんなに見つめられると照れちゃいます」

 

 冗談めかした彼の言葉とは裏腹に瞳には情欲の火が灯っている。抵抗しなければと思うのに声が出ない。身体が期待してしまっている。この巨大なペニスで貫かれたら、どんな快楽が……と。

 

「挿れます」

 

「だ、ダメぇ!」

 

 拒絶の台詞を口にしても、彼は止まってくれない。彼にこんな事をさせてはいけないと本気で拒絶した。だけど、女の力では彼を引き剥がせない!!亀頭があてがわれ、湿った秘裂を押し広げるように、強引に侵入してくる!!巨大なペニスがもたらす快楽に息を呑み、全身が痺れた!!

 

「ああっ!!」

 

 久しぶりだからなのか、彼のものが大きすぎるせいなのか、それはわからない。だけど、無理やり押し進められるような圧迫感に、思わず身を強張らせる。

 

「全部入りましたよ……優花さんの中あったかいです」

 

「だ、ダメよ……今なら、まだ……」

 

 言い終える前に、信じられないほどの勢いで腰を打ちつけてきた!!パン!パチュッ!腰がぶつかり合うたびに、激しい水音と肌がぶつかる乾いた音がリビングに響き渡る!!

 絶句するほどの勢い。まるで獣のように貪るような腰使いに、身体が快楽で悲鳴をあげた!子宮の入口まで突き上げられるたび、目の裏で火花が散る!!

 

「ああっ!?こんな激しいの……だめぇっ!」

「優花さん……俺のこと見てください!!」

 

 彼の叫びに応じようと顔を上げると、鋭い眼差しが私を射抜く。その視線に囚われた途端、全身の神経が性感帯になったみたいに敏感になる。乳房が乱暴に揉みしだかれ乳首を捻りあげられる。痛いはずなのに快感に変わる。身体が勝手に反応してしまう。

 

「もっと……俺を感じて……」

 

 耳朶を舐められながら囁かれると腰が跳ね上がった。悠真くんのものは太すぎて膣壁が悲鳴を上げているのに、満たされる幸福感もある。私の女の本能が、彼を受け入れ始めてしまっている!1

 

「いやぁ……やめてぇ……」

 

 そう言いながらも無意識に彼の背中へ爪を立ててしまっていた。理性と本能がせめぎ合う中でただ喘ぐことしかできない。腰を強く押し付けられて彼のペニスの先端が子宮口へと押し込まれた瞬間……

 

「ああぁーっ!!!」

 

 悲鳴にも似た声を上げてしまった。今まで感じたことのない深い場所への侵入に視界がチカチカするほどの絶頂を迎えた。身体が大きく仰け反り、悠真くんの首筋にしがみつくようにして震える。

 

 こ、こんなの、こんな凄いの……大きなのって、こんなに気持ち良いの?私の子宮は、彼を離したくないと、ペニスをきゅうきゅうと搾ってキスしている。

 

「すご……離してくれませんよ……」

「うぅ……だめぇ……」

 

 そんな状態になってもまだ抽送は続く。グチャグチャという音が耳につくほど愛液が溢れ出し結合部から流れ落ちる。泡立った愛液がシミを作りソファに染み込んでいくのが見えた。それがとても卑猥で淫靡な光景に思えて恥ずかしさで死にそうなのに……気持ちが良すぎる。

 

「お願い……もう許してぇ……」

 

 弱々しく懇願しても、無視されてしまった。むしろ余計にピストン運動が加速してしまう。私と悠真君の肌がぶつかり合うたびに破裂音のような音が鳴り響いた。

 

「優花さん……最高です」

 

 陶酔したような声色で囁かれると子宮が疼いてしまう。もう抵抗する気力なんて残っていなかった。彼にされるがままになる。獰猛なまでの情熱で求められる感覚が懐かしい。

 

 彼の極悪なペニスが、膣内を擦り上げ、理性を粉々にする。もう止まらない。悠真くんの太い腕に抱きしめられ、汗ばんだ胸板に押しつけられると、むしろ安心感すら覚えた。

 

「ああ……んっ」

「好きです……大好きなんです……ずっと前から!」

 

 愛の告白と共に激しいキスが降ってくる。同時に乳首を指先で弄ばれて下半身への刺激も続いているから堪らない。甘美な快楽に翻弄されているうちに段々思考能力が低下していくようだった。

 

「あっ!?そこぉ……っ!!」

 

 弱点であるGスポットを抉るように擦られると全身に電流が走ったみたいになってしまう。頭の中で火花が散って何も考えられなくなるほどの快感に襲われる。腰が抜けてしまいそうになるくらい気持ち良い。

 突かれるたびに子宮口がノックされて快感が蓄積されていく。もう耐えられない!!彼も限界みたいで……ああっ!!

 

「膣内に出します!!」

「だ、ダメぇぇ!!」

 

 ダメ!本当にダメ!!彼には、私みたいな薄汚い女は似合わない!!だけど、私の制止も虚しく、悠真くんが最後の一突きと共に精を解き放った!!

 

 熱い奔流が膣壁を焼き尽くすかのように注ぎ込まれる。避妊具なしでの膣内射精という事実に理性が吹き飛ぶほどの恐怖と快感が入り混じる。

 

「ああああっ!!!」

 

 絶叫と共に全身を痙攣させる私。長らく忘れていた射精の熱量に子宮が震え上がるっていた。何年も誰にも触れられてこなかった子宮が……若い男の子種を受け止めて悦んでいた。

 

「ダメよ、ダメ……」

 

 ……でも、私のアソコは引くひくと喘ぎ、男の快楽を楽しんでいた。そして、再び雌を悦ばせる時間が始まる。

 

「あ、ああっ❤」

 

 私の膣は収縮を繰り返し、悠真くんのペニスを咥え込んだまま離そうとしない。それに、腕が無意識に背中に回ってしまい、頼もしい男性を力強く抱きしめていた。彼の重さが心地よい。

 愛液と精液が混ざり合った粘液が溢れ出し、ソファに大きな染みを作る。その感触さえも官能的に感じる。

 

(ああ、ごめんなさい。あなた、ごめんなさい……)

 

 亡き夫に謝罪していた。今の私は淫乱な雌だった。腰を持ち上げられたかと思うと、再び抽送が始まる。一度出したにも関わらず彼のものは全く固さを失わず、むしろ最初よりも熱く硬くなっていた。淫乱な私は快楽に夢中になり、腰が勝手に動かしてしまう。膣内も収縮しペニスを締め上げ続けていた……。

 

 

 何時間求められただろう。夕方になっても、求められた。何度達したかわからない。最後の方は思考が完全に麻痺していた。ただ動物のように、快楽だけを追い求め、腰を振っていた。

 

「ああ、なんて過ちを……」

「…………」

 

彼との情事が終わり、全身に付着した彼の欲望を拭き取る。

 

「結城さん……今日の事は、忘れてください」

「!!」

「お願い……します」

「………」

 

掠れた声で訴えると、彼は優しく私を抱きしめた。ダメ、そんな優しくしないで……涙が、止まらない。

 

「あなたは俺を利用した。そして……俺はそれに乗った。それだけです」

 

 彼の言葉が残酷な真実を突きつける。彼のお金目当てで近づき、誘惑して身体を重ねた。どんなに美しい理由をつけようとも本質は変わらない。

 

「帰って!もう、来ないで!!」

 

 悲鳴をあげるように彼を追い払う!!だけど「また、明日も来ますから……」って。やめて、そんな優しい言葉を言わないで……。

 

 玄関に向かって歩く悠真くんの背中に、私は声にならない叫びを投げつけた。扉が閉まった瞬間、膝から崩れ落ちた。リビングにはまだ彼の残り香と粘着質な音が漂っていた。床に零れた白濁液を見つめながら、胃が痙攣するような痛みを感じる。

 

 涙が頬を伝い落ちた。自分の愚かさに絶望する。大丈夫、彼が明日来ても断ればいい。そう、大丈夫よ………断るだけ。簡単な事じゃない………。

 

 

 そして……翌日、同じ時間。チャイムの音が鳴った瞬間、私の心臓が跳ねた。恐る恐る、玄関に行く。

 

「……どなたですか?」

 

震えた声で尋ねた。

 

「結城です」

 

「……」

 

 開けるべきではない。昨日の後悔が鮮明に蘇る。彼に何度も中に射精され……もし妊娠したら?あの子たちの恋人を寝取ってしまうかもしれない。そんな罪深いことをしてはならない。だけど……体が勝手に動く。足が玄関に向かう。手がドアノブに伸びる。

 

 諦めにも似た感情が胸を締め付ける。ドアロックを外し、金属の軋む音とともに扉を開けた。結城悠真がそこに立っていた。昨日と同じ姿なのに、何かが違う。

 

「入ってもいいですか?」

 

「……」

 

 拒むべきなのに拒めない。コクリと首を縦に振る。リビングに彼を案内すると、後に続いた。ソファに座って隣り合う。どうしても、昨日の情事を思い出してしまう。

 

「あの……もう、来ないでくださいと伝えたはずです」

「俺は会いたいです」

 

 止めて、私みたいな金目当ての汚い女に、どうしてそんな優しい言葉を……そう思っていたさなか、また、ソファーに押し倒されてしまった。

 

 彼の重みが体全体にかかり、身動きが取れない。熱い唇が押し付けられ、荒々しく舌が絡みつく。昨日の記憶が蘇り、体が勝手に反応してしまう。息苦しさと甘い疼きに思考が霞む。

 

「んん……っ…」

 

 呻き声が漏れるのと同時に、大きな手が私の乳房を掴んだ。Lカップの柔肉が形を変えられ、揉みしだかれる。敏感な部分が擦れ合うたび、小さな火花が散るような快感が走る。

 

「ゆ……まくん……ダメ……」

 

 形ばかりの抵抗の言葉は、すぐに彼の唇に飲み込まれる。下腹部に固いものが押し付けられ、その熱を感じて全身が震えた。拒まなければならないのに、あの快楽が忘れられない。それに……彼の目に宿る切実な想いを感じてしまうと、どうしても拒絶できない。

 

「優花さん、あなたがしたことは褒められた事じゃないかもしれない」

 

「えっ?」

 

彼が私の頬に触れ、優しく囁く。

 

「でも……俺は、大好きな優花さんに利用されたいです」

 

「!!」

 

 言葉の続きを待つ間もなく、再び彼の唇が重なり、情熱的なキスが始まる。拒絶すべきだとわかっていても、私の手は自然と彼の背中へと伸びていた。あ、ああ……どうして、どうしてこんなに胸が高鳴るの……もう引き返せない………。そうよ、利用していいって言ってるじゃない。なら、利用してしまえばいい。

 

「……来て、悠真くん」

 

 彼はズボンを降ろし、私の理性を破壊するどす黒い極悪なモノ露出させた。太く血管が浮き出てている。また、私を犯してやると告げている。視線が離せない……雄の象徴、尖った先端にそっと手を伸ばし、優しく撫でた。

 

 何を考えているのだろう。私は、彼の亀頭に顔を近づけ、先端にキスをしてしまった。それどころか口を大きく開き、ペニスを頬張り、何度も何度も丁寧に嘗める。

 

 口から出すと……悠真君は私をソファーに再び押し倒し、私はそれを素直に受け入れる。私の服を脱がす手を止める事ができない。あっという間に全裸になり、彼を受け入れる用意を整えてしまった。そして……亀頭を私に這わせ、濡れ切っていた膣にペニスを押し込む。

 

「ああっ、ああっ!ああーーーーーーっ❤❤❤」

 

 私は、胸を激しく揉まれながら、愛され続けた……。駄目よ、優花。明日こそ……明日こそ、間違いを止めるの。簡単な事でしょ?断るだけ。それだけ、鍵を開けなければいい。そんなの、簡単じゃない……。

 

 それに、きっと彼も私の体目当てに決まってる。そうよ、騙されちゃダメ。こんな優しい言葉は嘘に決まっている。そう思っていたの。だけど、彼との情事を終え、リビングの机の上を見た時、見慣れないもの見つけてしまう。

 

「……嘘」

 

 見慣れた銀行のキャッシュカード。だけど、これは私の物じゃない。その隣に、赤字の数値4桁が書かれた紙が置いてある。『唯ちゃん達の為にどうぞ』とメモがついていた。そんなはずはない……こんな、バカげたことをする人がいるなんて、聞いた事がない。翌日、試してみる事にした。

 馴染みのショッピングモールに行き、ATMコーナーに行ってカードを使い、震える指で4桁の暗証番号を入力する。ああ、お金持ちって、そういう事するのね。ペイオフ対策とおまけの銀行利息と思われる端数が、モニターに表示されていた。

 

「……」

 

 でも、私は1円もお金を引き出すことができなかった。他人をお金を引き出すなんて、なんて浅ましい。操作を取り消してカードを財布の中にしまい、キャッシュコーナーを出る。その帰り、食品売り場が視界に入った。しばらくそれを眺めた後、目的地を変えた。そこは、モール内の本屋さん。

 

「……」

 

 私に、社会で生きる力は乏しい。けれど、十八年間、主婦として家を守ってきた誇りはある。だから……。脚が動いた。ATMコーナーに戻りお金を引き出した。冷たいカードを掴む指が、わずかに震えた。本屋に戻り、目的の物を探し回る。目的の本を見つけ、ページをめくった瞬間、胸の奥が熱くなった。

 

 気づけば、レジ前で二冊の本を抱えていた。一冊は真新しく真っ赤な装丁で、「男性が笑顔になる手料理100」。もう一冊はやわらかな色合いで、「子供たちが笑顔になる手料理」。

 

 店員は何気なく袋詰めするだけ。でも私は、心臓が早鐘のように鳴って、頬が桜色に染まっていく。

 

(私、何をしてるの?おかしいわよね。だけど……どちらも大切なの。あの子達のために……そう、何もおかしくない)

 

 袋を胸に抱えて、うつむきながら店を出る。その後、食料品売り場で普段はできない季節の物を沢山カゴに入れた。必要な物を買い揃え、帰宅する。私は過ちを止められなかった。その後も何度も罪を重ねた。だって、それが、どうしようもなく嬉しいと思ってしまうから。

 

 翌月も、他人のお金を引き落とす罪を犯さんと、ATMにカードを入れた。暗証番号を打ち込むと、モニターに金額が表示された。

 

「………そんな」

 

口座の残高、¥10,000,000-の表記が元に戻っていて……私は、口を手で抑えてしまった。

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