TSサキュバス ~行き倒れのサキュバスを助けたら女体化させられました。女の子の体ってこんなに気持ちいいの!?~ 作:ゔぁいらす
聞き慣れた煩わしい携帯のアラームとバイブレーションが里苑を眠りから強引に引きずり出す。
いつものように布団の中から手探りで携帯を探す彼の腕は昨晩よりも細く白くなっていて、特に手入れもしておらずに生え散らかしていた腕毛も一切がなくなっていて美しい艶を帯びている。
そして携帯を手に取ると伸びた爪をコツコツと画面に何度か当ててアラームを止めた。
「んっ・・・・んんんんっ〜」
以前よりも高く可愛らしい声とともに里苑は布団を跳ね除け、軽く伸びをする。
いつもはアラームが鳴ってから起き上がるまでの時間が年々徐々に伸びていき、身体を起こす前には軽い吐き気や頭重、そして倦怠感が彼の身体を襲っていたのだが今日はすんなりと身体を起こすことができた。
それどころか身体のダルさや肩こりに腰の痛みも無く、目覚めてしばらく続くはずの目のぼやけすらもなくいつもよりはっきりと天井が見えていてここ何年・・・いやここ十数年で最も目覚めの良い朝を迎えていた。
(はぁ・・・昨日はなんか凄く良い夢を見た気もするし寝覚めが良いなぁ・・・でも相当疲れてたからか昨日家に帰る辺りから記憶が曖昧なんだよな・・・)
昨日のことを思い出しながらゆっくりと立ち上がった里苑はバランスを崩し、その場でぐらりと躓いてしまう。
頭が重く二箇所ほど何かで縛られているような感覚と胸にもずっしりとした謎の重みを感じるのだ。
(なんだこれ・・・ 折角気持ちよく起きられたのにやっぱ万全とは行かないかぁ・・・ 早く顔洗って髭剃って出る準備しなきゃな・・・ はぁ・・・会社行きたくねぇ)
里苑はよろよろと目を腕で擦りながら洗面所へ向かうとそこには下着とも水着とも取れない奇抜な衣装を身にまとった見知らぬツーサイドアップの美少女が彼を眠そうな目で見つめていた。
「うわぁぁぁぁ!! ど、どちら様!? へっ・・??何だこの声・・・」
見知らぬ美少女を前にした里苑は思わず声を上げたがその声ははまるで女性の悲鳴のように甲高くなっている。
「んん”っ!!あーあー・・・ ど、どうなってんだ? 何で俺の声こんな高くなって・・・!?」
自分の喉を震わせて出ている筈の声は昨日までとは全く違う声になっている事を受け入れられない彼は何度か咳払いをしたり声を出してみたりしたものの結果は変わらず可愛らしい声のままで、洗面所の方へ目をやると困惑した表情をした美少女が彼を見つめている。
「あ、あのー・・・どちら様か知りませんが僕もちょっと色々良くわかって無くて・・・」
美少女に向けてそう愛想笑いをして話しかけると美少女も里苑と同じ様に口を動かし愛想笑いをした。
それどころ目の前の美少女は彼の動作や表情をそっくりそのまま真似るように動きただただ彼を見つめている。
嫌な予感がした里苑は試しに右手を上げてみたり頬を抓ったり睨んだり笑ってみたりしてみると鏡の前の美少女も同じ様に振る舞った。
そして頭を軽く掻いてみると長い髪が手に当たり、目の前の美少女の結った髪がゆらゆらと揺れる。
「えっ?何でこんな髪伸びてんだ・・・?いててててて!!」
急激に伸びた髪を引っ張ると目の前の美少女も結った髪を引っ張って困惑の表情を浮かべている。
「え?・・・え? これって・・・」
美少女はよく見ると洗面所の鏡の向こうに居ることに里苑はやっと気がついた。
いや、始めから気づいていたが脳がその事実を理解できずに居ただけなのかもしれない。
鏡に里苑の姿はなくただただ美少女が一人だけ映っている。
これが意味する事を里苑はうっすらと理解をしはじめる。
恐る恐る視界を下に傾けるとそこに鏡に映る美少女と同じ様な奇抜な衣装を身にまとった大きな膨らみが見える。
彼はゴクリと生唾を一度飲み込みゆっくりとその膨らみに手をやると細く華奢で爪の伸びた手袋をした手が膨らみに手をかける。
「・・・んぅっ・・・!」
指には柔らかいものに触れる感触があり、同時に膨らみにも触られた感覚が走ってそれが自分の体の一部であることを物語っている。
そして彼はそんな膨らみに触れられたくすぐったいような感覚に思わず身体を一瞬こわばらせ声が漏れた。
「こ・・・これって俺の胸・・・? それじゃあこの下は・・・あんっ♡」
彼は恐る恐る下腹部に手を這わせたがそこには慣れ親しんだイチモツは無くなっていて、身体に電流を流されたような感覚が彼の身体を走り抜けて再び身体を跳ねさせ声を漏らす。
「な、なんだよこれ・・・チンコなくなってる・・・!?それじゃあこれが今の俺・・・・なのか?」
鏡は無情にも下腹部を触る美少女を映し出していて、それが今の彼自身であることを知らしめている。
とうとう寝ぼけていて働きが鈍くなった思考がはっきりとしてきて、目の前で起こっている事が現実であるということを彼ははっきりと理解した。
彼は女になっていたのだ。
それも寝起きにも関わらず奇抜な衣装を着て髪型までしっかりとセットされている美少女に・・・
とうとう自分が女になったことを理解した彼は徐々に突然身体が変わってしまった恐怖や焦燥に駆られていく
「い、一体どうなってんだ・・・? こういう時って病院とか行ったら・・・いや身分証とも見た目も性別も違うし頭のおかしい女が来たって思われるのがオチだろうし・・・どうしよう・・・こんな格好じゃ仕事にもいけないじゃないか!!」
彼が慌てふためいているとひょっこり鏡にはもう一人美女が映った
「う、うわぁ!! 誰だお前!!」
驚いた里苑は後ろを振り向くとそこにはどこかで見覚えのある奇抜な衣装を着た白い髪の美女が笑いをこらえているのか顔を歪めて彼の方を見つめて菓子パンをかじっている。
「ぷっ・・・・あははははははは!!面白いわねアナタ! 女になった事認めるまでどんだけかかってんのよ!」
「ちょ、それ俺の朝飯!!ってお、お前は・・・! たしか道端で倒れてたOLを家に連れ帰って介抱して・・・そのOLが実はサキュバスだった・・・みたいな変な夢を見て・・・」
「何言ってんのよ夢じゃなくてそれ全部ホントの事よ? 勿論その後のコトも・・・ね? いやぁご無沙汰だったからテクはイマイチだったけど気持ちよかったわよ?」
彼のおぼろげだった昨晩の記憶が徐々にはっきりとしてくる。
あまりにも現実離れしすぎた出来事故か脳が夢だと処理していた昨晩の出来事がすべて現実であることを目の前の美女リリムが証明している。
「お、おい・・・! とりあえずお前がサキュバスなのはわかった・・・ で、何で俺の身体・・・こんな事になってんだよ?」
「ああそれは簡単よ。 昨日助けてもらったお礼をしてあげただけ。 もっと喜んでくれても良いのよ?」
「お礼・・・?」
「ええ。サキュバスが現実に居るなんて知られたら色々大変じゃない? だからいつもSEXした後にアタシと出会った記憶は全部吸い取っちゃうのよ。 でもアナタはト・ク・ベ・ツ♡ なんだかくたびれてたみたいだからアタシの因子をちょっと分けてサキュバスにしてあげたって訳」
「はぁ? 因子ってなんだよ!?」
「ええ。 サキュバスの子宮から分泌される言わばアタシの細胞のコピーみたいなものかしら。 それをSEX中におちんちんを通してあなたに流し込んであげたのよ。 普通なら徐々にヒトをサキュバスに変えていくのだけれどアタシの一族の因子はトクベツでね。 すぐにヒトをサキュバスに変貌させれるの。 おかげでアナタはもう衣装だって纏えてるでしょう? ま、精神的変化だけはまだこれからって感じみたいだけど」
「何だよそれ! ほぼほぼ性病じゃないか!!」
「失礼ねぇ・・・折角かわいい美少女になれたんだからもっと感謝してくれても良い位なのに」
「感謝って・・・俺はそんな事頼んでねぇぞ!?」
「ええ勿論頼まれてなんか無いわよ? だってアタシが勝手にやったんだもの。 どうかしら?仕事の疲れも肩こりやら目の疲れもみーんな綺麗サッパリとれて生まれ変わった気分は・・・ ま、その胸のサイズだとこれからも肩こりとは付き合っていくことになると思うけどね」
「生まれ変わったって・・・ こんな身体じゃ仕事にも行けないし知り合いにも会えないじゃないか! いくら肩こりやら腰の痛みがなくなったからって生活出来ないんじゃ意味ないだろ!?さっさと元に戻せ!!」
「はぁ・・・キャンキャンうるさいわ・・・ねっ!」
リリムはため息を付くと彼の方へ歩み寄り何かを引っ張った。
「ぴぃっ!!」
彼の身体に未知の感覚が走りまた甲高い声を上げる。
そしてくすぐったいような力の抜ける様な感覚が自分の身体を触られていないはずなのにダイレクトに伝わってきた。
「その鼻にかかったような声、神経が苛立つのよね。これでちょっとは静かになるかしら? ほ〜ら見なさい。この黒くて立派な尻尾! 今日からこれもアナタの体の一部でサキュバスの性感帯なのよ?」
リリムはそう言って何やら黒いコードのようなものの先端を指先で弄りながら里苑へ見せつけてきた。
そのコードはどうやら彼の臀部近くと繋がっている様で触られる度その感覚が彼へと伝わっていく
「んぁっ・・・なんだよそれ・・・俺に尻尾なんて・・・・ひゃぅっ!」
「よしよし触覚もあるみたいだし感度も抜群!とりあえずは正常みたいね。」
リリムが手を離すとその黒いコードは独りでにピクピクと動き、里苑が意識すると思う通りとまでには行かないがくねくねと揺れてそれは体の一部で自分の尻尾であることを理解させられた。
「う、嘘だろ・・・? 俺ホントにサキュバスになっちゃったのかよ・・・」
「何よぉ・・・折角美少女にしてあげたんだから少しは喜びなさいよ ほぉら・・・おっぱいだってこんなに良い形してるんだから」
リリムはねっとりと手を彼の胸元に這わせ優しく里苑の膨らんだ胸を揉み始め、先程軽く自分で触ったときとは比べ物にならない感覚が彼を襲う。
洗面所の鏡にはリリムに胸を揉まれて頬を赤らめるしっぽの生えた美少女が映っていて、それが変わり果てた自分自身であることを思い知らされた喪失感や未知の感覚が彼の胸の鼓動を早めていく。
「んぁっ・・・♡ ちょ・・・やめ・・・・離せっ・・・あっ♡」
(な、なんだ・・・?少し胸触られただけでこんな気持ち良いなんて・・・)
「こっちの感度も良好みたいね・・・アナタはもう軽く胸を触られただけで可愛い声を出しちゃう淫乱なサキュバスなの」
「んっ・・・♡いやっ・・・・やめろぉ・・・ひゃんっ♡ は、早くもとに・・・んやぁっ♡」
リリムはなれた手付きで里苑の膨らみを優しく刺激していき、ぷっくらと膨らんだ先端を爪で摘むと彼の身体には快感が走り可愛らしい喘ぎ声を上げてしまった。
「頑固なんだから・・・ 別に良いじゃない。 SEX中にアナタの記憶を軽く読ませてもらったけど別にあのまま男として生きてたって良いことないでしょう? それならまだサキュバスとして生活してるほうが楽しいわよ?」
「そ・・・そんなことないっ・・・・あんっ♡」
口で否定しようとする度にリリムは的確に里苑の胸で一番感じる場所を的確に責め立てていき、彼は声を上げてしまう。
「ほらほらいくら口では嫌だって言ったってこんなに気持ちよさそうにしてるじゃない・・・もっと素直になりなさい」
リリムに胸を責め続けられた里苑は更に甘く甲高い声で喘ぎ、徐々に体の奥から何かがぐぐぐっと上がってくる様な感覚が押し寄せてきた。
「あぁっ♡や、やめっ・・・やんっ♡やめろぉっ・・・んぅっ♡そこ・・・だめぇっ♡あっ・・・なんか胸が・・・へんっ・・・あぁっ♡なにこれっ♡なんかくるっ♡ひあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
里苑は快感の入り混じった悲鳴の様な声を上げ身体をビクビクと痙攣させた後に力が抜けるような虚脱感に襲われる。
彼は胸で女になって初めての絶頂を迎えてしまったのだ
「うふふっ♡もうおっぱいだけでイっちゃうなんてアナタは立派なサキュバスよ」
「ち・・・ちが・・・おれはおとこ・・・・ひゃぁぁんっ♡」
「ほんとしつこいわねぇ・・・胸触られてイッちゃったくせに・・・それじゃあもっと身体をもってアナタがサキュバスだってことをわからせ・・・」
リリムが手を里苑の下腹部に這わせようとした時聞き慣れないアラーム音が部屋に響いた。
「あら、もうそんな時間!?」
その音を聞いてリリムは手を止め彼をそのまま壁に寝かせると脱ぎ捨てられていた女性もののスーツのポケットから携帯を取り出してアラームを止めるとそのスーツを身につけ髪を撫でた。
するとリリムの髪の色は白から暗い茶色に変化して彼と初めて出会った時と同じOLの様な姿に変わる。
「ごめんね里苑。アタシそろそろ出社の時間だから」
「・・・へっ?ちょっと待てよ・・・」
「結構上司が遅刻には厳しくってね。 ホント人間ってアタシたちに比べたら凄く短命だからそそっかしいのは分かるんだけどもう少し時間に大らかに生きれないもんなのかしらねぇ」
「い、いや・・・ その前に俺を元に・・・」
「あーはいはいわかったわかったわよ。今は時間無いから無理だけど今の案件が片付いたらまた様子見に来てあげる。もしその時にまだ男に戻りたいって思ってたら戻してあげるわよ。それじゃあアタシ急いでるから! 助けてくれてありがとう!それじゃあまた今度ね」
「あっ!ちょっと待てって!」
部屋を出ていこうとするリリムをなんとか止めようとまだガクガクと震える足を子鹿のように立たせて追おうとする里苑だったが
「ねえアナタ? 白昼堂々そんな格好でアタシを追いかけたらただの変質者になっちゃうわよ? 身分証明できる物もないし警察に捕まったらどうなるかしらねぇ・・・」
彼女にそう言われ足を止めてしまう。
「う、うるさい・・・ 全部お前のせいだろ!?」
「ま、まだ変化したてで慣れないこともあると思うけどきっとその身体アナタも気に入ってアタシに感謝したくなるわよ それじゃあね!ばいば〜い」
そう吐き捨てるとリリムは勢いよく部屋を飛び出していく。
バンと勢いよくドアが閉められると部屋には玄関のドアを呆然と見つめてその場にへたり込むサキュバスが一人残されていた。
「俺・・・・これからどうすれば・・・」
里苑はリリムが部屋から出ていってから里自分の身に起こったことを受け入れられずしばらくそのまま玄関でしばらく呆然としていると携帯電話のバイブ音が聞こえてくる。
「何だよ・・・今それどころじゃないってのに・・・」
始めは無視をしていたが何度もしつこく鳴り響く為、里苑はとうとう重い腰を上げ携帯電話が置かれている布団の方へと足を進めた。
そして携帯電話を見ると着信履歴はびっしりと上司から電話がかかってきていることを見せつけてくる
「げっ!部長・・・てかもうこんな時間!? 遅刻確定どころかもう始業時間じゃないか・・・」
確実に遅刻をしてしまい上司に怒鳴られる事を覚悟しているとまた上司からの電話がかかってきて恐る恐る里苑は電話に出ると
『立花ァ! 電話にも出ないで何処で何やってんだお前!! もう始業時間はとっくに過ぎてんだぞ!?』
電話からはそんな上司の怒号が響き渡る
(いや急に女になったんで休みますなんて言っても信じてくれる訳ないだろうしウチは葬式でも休めないのになんて言えば・・・)
「あ、あの・・・すみません・・・立花ですけど・・・」
彼はそんな怒号に萎縮しながらそう返事をするが
『お前が立花だってことくれぇわかってんだ・・・ってん? 立花くんのご家族の方・・・ですか? 申し訳有りません驚かせてしまって・・・これ立花くんの携帯ですよね?』
突然上司の声色が優しくなり、少し気まずそうにそう尋ねてきた。
(ん? 部長もしかして俺だって気づいてない・・・?いやそりゃそうか声から何から最早別人なんだし・・・これは利用しない手はないのでは・・・?)
「はい・・・ 間違いなくこれはたちば・・・里苑の携帯です」
「そうですよね? 立花くんは今どちらに?」
「あの・・・・おr・・・私は立花と親しくさせてもらっている者なんですけど今朝起きたら急に居なくなってて・・・」
「居なくなってた!? 何処に行ったとか見当は?」
「いえ全く・・・ ただ昨晩も上司が残業を同調圧力で押し付けてきて辛い・・・と言って相当疲れている様だったことは覚えています・・・彼の実家に電話をかけても帰ってきていないという返事もありましたしもし見つからなければ警察に届けを出すつもりでもいます。 ああ里苑・・・何処へ行っちゃったの・・・」
里苑は気づかれていないことを良いことにわざとらしく同情を誘うようにそう言って見せると
「そ、そうですか・・・ また見つかったら連絡ください。 も、もしかしたら出社が遅れているだけということもあります。 その場合はすぐに連絡しますので・・・・はい・・・」
少し慌てた様子で上司は電話をそそくさと切った。
どうやらわざとらしい演技が効いた様で里苑はニヤりと悪い笑みを浮かべた
「あははははは!! 部長のヤツ今の話完全に俺の話信じ込んでたな! あんな慌ててる部長の声聞いたの久しぶりすぎて・・・そりゃ自分のせいで蒸発したなんて言われたら誰でも保身に走るよなぁ! ああいい気味・・・はぁ・・・」
ひとしきり笑った後虚しさや不安感が彼を襲った。
今回はなんとかなったがこのままでは自分は行方不明扱いで女になった身体では出社することもままならないどころか身分を証明するものすらなく実家に戻ることさえできないだろう。
「これからどうすりゃいんだよ・・・」
里苑は布団に寝転がりそう天井に向けてそう呟く。
しかし今朝だけでも様々なことが起きて脳がキャパオーバーを起こしたのか徐々にまぶたが重くなってきて里苑はそのままゆっくりと再び眠りについてしまった。