(何が起きている……?)
気がつくと俺はホテルの一室にいた。安っぽい壁紙は黄ばみ、カーテンの隙間から漏れるネオンの光が埃っぽい床を照らしている。鼻腔をくすぐるのは甘ったるい香水と微かな消毒液の混じった匂いだ。
身動きが取れない。両手首を後ろで結束バンドで固定され、革張りの椅子に座らされている。膝は妙に頼りない丸テーブルに乗せられ、大きく脚を開かされた屈辱的な姿勢だ。
目の前には、あのマキマが立っている。さっきまでのワイシャツとパンツ姿ではなく、黒光りするタイトなビジネススーツに身を包んでいた。禁欲的な印象とは裏腹に、胸元のファスナーがわずかに下げられているせいで、深い谷間が覗き見えている。喉が鳴る。
「ご機嫌いかがですか? ダテさん」
耳元で囁く声は毒のように甘く、脳髄を直接痺れさせる。同時に、体内の"発情期状態"が疼き出した。全身の神経が剥き出しになったみたいに敏感になり、衣服が擦れるだけでも肌が粟立つ。呼吸が浅く速くなる。
「お前……どういうつもりだ」
呻くように問いただすが、マキマは薄く笑うだけ。その指先が俺の顎を掴み上げる。
「簡単なことですよ。あなたの"願い"を叶えてあげる」
スーツの袖口から伸ばされた白い指がゆっくりと俺の唇を撫でていく。ぞわりとした感触と共に唾液腺が過剰に働き始める。視界の隅で、マキマの赤い唇が妖しく弧を描くのが見えた。舌なめずりの音。
「まずは挨拶代わりに」
次の瞬間、柔らかいものが押し当てられた。マキマの唇。滑らかな皮膚と体温が直接伝わってくる。押し殺していたはずの快感が爆発寸前まで膨れ上がる。
「んっ……ぐ!」
反射的に開いた口内に侵入してきた舌は信じられないほど熱かった。絡み合う粘膜同士の摩擦は電流のように背骨を駆け上がり、脳が焼けるような錯覚に襲われる。歯列を舐められ上顎を擽られるたびに身体が跳ねる。逃れようと身を捩るけれど拘束されているせいで意味がない。
「ふふ……可愛い反応ですね」
ようやく解放された時には酸欠寸前だった。頬は火照り汗が額から滴り落ちる。マキマの舌先に銀糸が引く光景が信じられないほど扇情的だった。
「さて、次はどうしましょうか」
彼女は膝を突いてしゃがみ込み、こちらを仰ぎ見る形で覗き込んでくる。その瞳には冷徹さと愉悦が入り混じっている。そして片手で俺のベルトのバックルを外し始めた。
金属音と布擦れの音。緊張と期待が交錯して胃袋がひっくり返りそうだ。制止の言葉は舌が回らず声にならない。ただ喘ぐように喉を鳴らすだけだった。
「ここは随分と窮屈そうです」
低く囁かれたその台詞だけで下半身に血流が集中する。下腹部の張り詰めた感覚が恥ずかしくて堪らないのに止められない。
そして遂に全貌が晒されたときには羞恥心と背徳感で泣きそうになるほど追い詰められていた。それでも尚、体は反応を示してしまう。
「綺麗ですよ?とても素敵なものを持っているんですね」
うっとりした口調で褒められた瞬間、それまで堰き止めていた感情が決壊した。涙腺から滲み出る液体は何なのか自分でも分からないまま流れ続ける。悔しさか恐怖かあるいは快楽への諦観か───どれも正しいようでどれも違っていた。
その時突然だった。
「準備はできたみたいですね」
冷酷な宣言と共に一気に挿入された。
「あああああっ!!」
激痛とも快感ともつかぬ強烈な衝撃が脊髄を貫く。目の前がチカチカと明滅し頭蓋骨内部まで痺れてしまうほど強烈な刺激だった。
「締め付けもいいですね。まるで私のために生まれてきたみたい」
耳障りなくらい美しい響きを持つ言葉とともに激しい律動が始まった。リズミカルな上下運動は単調でありながら確実に弱い部分を責め立ててくる。悲鳴じみた嬌声しか漏らせない自分が恨めしかった。
しかし時間経過と共に慣れが生じてくる。身体の奥底から湧き上がる陶酔感が少しずつ理性を蝕んでいく。この状況では逃れられないと悟った瞬間から本能的な欲求が頭をもたげる。もっともっと強く突かれたいという願望に支配されていったのだ。
気づけば自ら腰を突き出すような仕草を見せてしまっている。それを嘲るようにマキマは嘲弄するような眼差しを投げかけてきた。
「堕ちましたね?」
残酷な宣告と共にさらに動きが加速していく。結合部から粘着質な水音と共に肉棒の脈打ちを感じ取れるほど密着度合いが高い状況下において絶頂へ向けて駆け上がっていった。
最後の瞬間を迎える直前になって初めて恐怖心が甦ってきた。でももう遅すぎる───。
「イきますよ……全部受け止めてください!」
凄まじい量の精液が放出された。それと同時に俺も大量放出してしまったのだと思う。お互い放心状態で荒々しい息遣いだけが室内に響いていた。しばらく静寂が流れた後ゆっくりと引き抜かれる感触に身震いしてしまいそうな余韻すら残っていた。
「ふふっ、君は本当に面白いね」
マキマは、そう俺に告げながら俺の頭を撫でる。
もしシャン
「・・・どうしても、渡さないのね」
そうしながら、眼前に取り囲んでいる奴らが俺を見る。
幸いと言うべきか、この前、ペンシルゴンから渡されたアイテムのおかげで、ある程度は戦えるだろう。
だが、それでもこの状況を打開出来るかどうかは分からない。
「渡さねぇよ、第一、てめぇらからは匂うんだよ」
「匂うって、何が?」
「俺と同じ匂いがな、だからこそ、こいつを渡す訳にはいかない」
それと共に、俺は手に持つボウガンを構える。
「そう、だったら、残念ね。サンラク君を見つける事が出来ないからね」
奴らの、その一言と共に構えていた。
「さぁ、行くぜ!ケモナー軍団!」「SF-Zooだ!変態野郎!!」
後に、この戦いは。
シャンフロ史上、始まって以来の最低な戦いと呼ばれた。
まるでゾンビを思わせるSF-Zooに対して戦うダテ。
後に、バイ○ハザード事件と呼ばれる事になる。
もしシャンは連載版あり?
-
あり
-
なし
-
タイトルでバンされる可能性あり