※この作品はR-18です。

クソゲーハンターの兄は狙われている   作:ボルメテウスさん

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姉妹は仲が良い

「・・・それで、チャンスを逃した訳ですね」

「いや、冷静に考えれば、それで結婚出来る姉さんの言葉の方が「何か言いましたか?」いいえなんでも」

 

旧家・斎賀家。

その三姉妹が、今、集まっている。

彼女達が集まっている理由、それは斎賀百の恋愛の話題に関してだった。

 

「それにしても、まさかあなたが好きな相手がいるとはねぇ、驚いたわぁ」

「私も、その姉さんはそういうのはあまり興味がないかと思いました」(それ以上にびっくりなのは、まさか、陽務君のお兄さんが相手だったなんてっ、あれこれってもしかして姉さんが結婚したら、そのまま陽務君と、いや、この場合は、その楽郎君とお近づきになれるかもしれないのでは)

 

各々が、百がこれまで恋愛に興味がなかった事もあるが、それ以上に彼女が積極的にその話をしていた事に対して、姉である仙も、妹である玲も興味深かった。

 

「別にそこまで珍しい話ではないだろう」

「「いや、珍しいでしょう」」

「そこまで声を揃える程か」

 

2人からの以外な言葉に対して、戸惑いながらも、百は頬を赤く染めながら視線を逸らす。

 

「それで、百がそこまで興味のある人って、どんな人なの?」

「・・・あいつの事は、なんて言ったら良いんだろうか」

「うんうん」

「どう言ったら良いのか分からないけど、普段は変態だけど、そのいざっていう時には頼りになる奴だ」

「えっと、なんで変態って?」

 

その一言に対して、玲は思わず首を傾げながら聞いてしまう。

その理由は。

 

「まぁ、なんだ。あいつはその、お前の年齢で読めないような雑誌を堂々と読んでいるような奴だから」

「ひゃぁ!?」

 

百の言葉に対して、玲は顔を赤くしてしまう。

最も、長女である仙は疑問に思った。

 

「あれ?でもあなたって、そういう人は嫌いじゃないの」

「・・・まぁ嫌いだよ。けれど、あいつはそういう目では見ていないから」

「見ていないって」

「・・・胸じゃなくて、ちゃんと真っ直ぐと顔を見て話してくれるんだ。変態だけど」

「へぇ、変態なのに、紳士なのね」

「まぁ、それはあいつの性癖に問題があるっていうか、あいつはその二次元しか興味がないから、リアルの方は興味ないというか」

「けれど、それだけで好きになるの?」

 

ふと、そんな事を言う。

百が、そのそれに対する返答は。

 

「・・・確かにそうだけど、その私やその親友が困っていた時には、どんな時でも助けてくれたんだ。立場の違いとか関係なく。そんな姿を見たら」

「おぉ、これは乙女だねぇ」

「だから、その、付き合いたいと思っていたけど、あいつを前にしたら、どうしても告白できなくて」

「できなくて?」

「・・・親友と一緒にホテルに連れて行こうとした」

「いや、それは駄目でしょ姉さん!」

 

その一言に、玲は思わず叫んでしまう。

 

「結果は、どうなったの?」

「仙姉さん!?」

「・・・ホテルの隅にあったエロ本を見て、覚醒して、そのまま逃げられた」

「えっ、どういう状況!?」

「あいつっとんでもないんだよ!エロ本を見た瞬間、すぐにホテルの壁を走って、そのまま屋上に登った後、そのまま逃げられた」

「うぅん、惜しい」

「惜しい!?」

 

その言葉を聞いて、仙の言葉に、玲は思わず叫んでしまった。

 

「その、その後、その人とは」

「あぁ、まぁ、酔った勢いという事で納得してくれた。けれど、どうしたら良いのか分からなくて」

「姉さん」

 

その姿は、玲が普段見せる百の姿ではなかった。

容姿端麗・文武両道の完璧超人と言える彼女の弱気な姿に、玲は戸惑いを隠せなかった。

 

「まさか、諦める気?」

「仙姉さん」

「あなたがその人をそのまま諦めるつもりなのかしら」

 

そう尋ねられると。

 

「・・・諦めるつもりはない。けれど、それをどうするべきか。何よりも、ライバルはあいつだ」

「あいつって、もしかして、その」

 

なんとなく察してしまう。

彼女が言うライバルと呼べる人物が、天音永遠こと、アーサー・ペンシルゴンである事を。

彼女がライバルだと聞けば、確かに強敵である事は嫌でも理解出来る。

 

「けれど、まだ諦めるのは早いでしょ」

「それは、まぁ、だけど、さっきも言ったように方法なんて」

「あっあの!」

 

そう、悩んでいると、玲が声を出す。

 

「ゲームとかどうでしょうか、その、弟さんも確か、ゲームをしていたと思いますが」

「そう言えば、玲ちゃんのクラスメイトにいたのねぇ」

「はっはい」

 

その言葉を聞いた瞬間、百は目を見開いた。

 

「・・・そうだ、よく考えれば簡単な事だった。確かに現実での私の容姿は関係ないが、それはあいつも同じ条件!だったら、ゲームでそのあいつと深い関係になれば」

「その通りよ!」

「姉さん!私も協力します!どんなゲームをやっているのか分かれば、そのなんとかなると思いますから」

 

そう、2人からの言葉を聞いて、百は嬉しくなった。

姉妹の絆。

そう確かに感じられた。

だからこそ、百は。

 

(けれど、どうしようか、あいつがやってるゲームがほとんどがエロゲーからなぁ)




今回で、各々の状況を纏めさせて貰いました。
次回より、各々が勧めるゲームをやりながら、メインヒロインであるアーサー・ペンシルゴンと、サイガ-100による恋愛頭脳戦が始まります。

もしシャンは連載版あり?

  • あり
  • なし
  • タイトルでバンされる可能性あり
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