ワイパーが止まった車内に響くのは天音の熱い吐息と窓を打つ雨音だけ。俺は窓ガラスに映る自分と天音の姿に目を奪われる。半開きの口元と乱れた前髪が妙に生々しい。
「見せつけちゃいましたねぇ〜♪」
天音が妖艶に笑いながら再び俺の膝に跨る。雨に濡れたブラウスが肌に貼りつき、胸のラインがくっきり浮かんでいる。
「ふざけんなよ……お前……」
「ふざけてなんかいないわ。これは貴方が望んだことよ?」
天音がゆっくりと腰を沈めていく。俺は無意識に彼女の細い腰を支えた。
「ほら……もう準備できてるじゃない?」
濡れた瞳が至近距離で輝く。その瞬間、俺の心臓がドクンと跳ねた。
天音の体重が俺の上にかかる。柔らかな肉塊が腹筋の上で揺れる感触が生々しい。
「要君って意外と……硬いのね?」
耳元で囁かれると鳥肌が立つ。俺は思わず天音の肩を掴んだ。
(くそっ……なんでこんなに滑らかなんだよ!)
雨に濡れた皮膚が異様に温かい。指先が無意識に彼女の背中のくぼみを辿る。
「やめろ!マジで外から見えたら……」
「大丈夫よ。みんな雨で傘に夢中だから」
天音が俺の首筋を舐め上げる。舌の跡が灼けるように熱い。
「おいっ!?」
「可愛い声出たわねぇ? それとも百ちゃんに聞かれたいの?」
突然出された名前に俺の体内が沸騰する。
(あの野郎……わざと……)
怒りと欲望が入り混じり、俺の下半身がさらに張り詰める。
「へぇ……嫉妬してくれるのね」
天音が腰を深く沈める。俺は息を詰める。
「ダメだ……こんなの……」
「嘘つかなくていいのよ。もう私の物でしょう?」
天音の細い指が俺の頬を撫でる。その手の平が妙に冷たく感じる。
(なんだ……この感触……)
俺は無意識に彼女の指を握った。湿った皮膚と熱い芯のコントラストに戸惑う。
「要君……温かいわね」
天音が微笑む。その笑顔が雨に霞んで見える。
俺は無意識に天音の胸元に手を伸ばした。濡れたブラウス越しでも分かる柔らかさ。
(なんでこんなに……)
指が沈み込むたびに彼女の鼓動を感じる。それが自分の心拍数と同じ速さだと気づくと奇妙な安心感を覚えた。
天音が腰を引き上げると肉と肉が擦れる音がした。
「……んっ」
小さな喘ぎが俺の耳朶を打つ。雨音に紛れても聞き逃せない嬌声。
俺は反射的に天音の腰を引き寄せた。硬くなった己自身を彼女の中へ押し込む。
「あっ……!」
天音の背中が弓なりに反る。俺の指先にその肌の弾力が伝わる。
(柔らかい……なのにしっかり張ってる……)
俺は腰を浮かせて抽挿を始めた。雨に濡れた服越しでもお互いの体温が混ざり合うのが分かる。
「要君っ……もっと激しくても……いいのに」
天音が俺の髪を掴む。爪が頭皮に食い込む痛みが妙に心地よい。
俺は彼女の尻を鷲掴みにして律動を早めた。車内の空気が揺れる。
「んっ……あぁっ」
天音の声が高まるにつれ俺の肺が苦しくなる。酸素不足なのか興奮なのか分からない。
「天音……」
名前を呼ぶと彼女の膣内がきつく締まる。
「はっ……!」
俺は歯を食いしばって快感に耐える。視界の端で窓ガラスに映った自分の顔が歪むのが見えた。
(見られてるかも……)
その危機感が新たな興奮を呼び起こす。
天音が俺の首筋に噛みついた。皮膚が裂けるような刺激に全身が粟立つ。
「全部……私のものよ?」
言葉が脳を侵食する。俺は彼女の腰を強く抱きしめた。
雨音と結合音が重なる。俺の意識が高みへと押し上げられる。
(マズい……)
天音が俺の耳元で囁いた。
「出していいわよ? 全部飲み込んであげる」
その一言で俺の理性が溶ける。
「……うっ」
濁流が噴き出す感覚と共に俺の世界が真っ白になった。全身の筋肉が収縮し、天音を抱き潰す勢いで抱擁する。
「はぁ……はぁ……」
呼吸が荒い。窓ガラスに映る自分の顔は別人のようで情けなく見えた。
天音が俺の胸板に頭を預ける。その重みと体温が現実であることを実感させる。
「ねえ……もう私以外見れないでしょう?」
天音の問いに俺は何も言えなかった。
ただ静かに降り続く雨の音だけが車内に響いていた。
もしシャンは連載版あり?
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あり
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なし
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タイトルでバンされる可能性あり