「楽朗、エロゲーはな、人生に生きる喜びを教えてくれるんだ」
それと共に、俺は弟である楽朗に、エロゲーの素晴らしさをゆっくりと語り出す。
「人間には、食欲、睡眠欲、性欲の3つから成る「三大欲求」は、俺達が生きていく上で欠かせないものです。生活を構成する大切な要素だが、日常生活で意識的にこの欲望と向き合うことはない」
「・・・はぁ」
「そして、数多くのゲームは、それらの三大欲求を満たす事は出来ない。勿論、数多くのゲームは人生に彩りを与えるのは間違いない。だが!そんな数多くのゲームの中でも、三大欲求の一つを満たす事が出来るゲーム!それがエロゲーだ!」
そう、俺は堂々と宣言する。
「ゲームで腹を満たす事は出来ない!ゲームの中で寝る事は出来ない!しかし、ゲームで性欲を満たす事は出来る!それも、現実では決して行う事が出来ないようなプレイをする事が可能なのがエロゲーだ」
「・・・いや、知らねぇよ」
「そして、エロゲーは決して性的なものばかりではない!俺が選ぶ素晴らしいエロゲーには、感動するストーリーがあったりするものも多い!決して性的な要素ばかりではない」
「・・・その割には、最近買ったエロゲーが全部R指定だよな」
そうして、俺が熱弁している横で、楽朗は呆れ顔になっている。
「残念ながら、エロゲーは、それ故に勘違いされやすい。だが、エロゲーの中には、ストーリーに良作があり、後に世界を動かす程の大作を生み出す事もある。だから、楽朗!!!!今度一緒に遊ぼう!」
俺はそう言って手を伸ばす。すると――。
「悪いが兄貴、まだ18歳じゃない俺にとって、エロゲーは未許可のものだ」
「・・・そう言えばそうだな。俺もそうだったのを忘れていたな」
「俺にそう言われてから思い出したのかよ。というか、じゃあどうやって勧めるんだ?」
そう尋ねてくる楽朗に俺は思わず苦笑いをしてしまう。
確かにそうだ。いくら楽朗が将来エロゲーマニアになりそうとはいえ、流石に親にバレれば俺だけじゃなくて親にも迷惑がかかる。
それどころか警察沙汰にもなりかねない。
だからこそ、ここは別の方法で――。
「ん?おい楽朗」
「あ?どうした兄貴」
「今なんて言ったんだ?」
「どうやって勧めるんだって聞いたけど」
「その前だ!」
俺が指差しながら言うと、楽朗はしばらく首を傾げていたがすぐに気が付いたように手を打ち鳴らす。
そしてニヤリと笑みを浮かべるとそのまま言った。
「ふふっ、兄貴に勧めるエロゲーに関しては、俺のクソゲーフレンズを経由で既に手に入れているんだ」
「・・・いや、クソゲーフレンズってなんだよ」
「俺と同じようにクソゲーを愛する同士だよ」
「いや、意味が分からねぇよ」
「兄貴に言われたくねぇよ、まぁ、これを見ろ!!!!」
そう、楽朗が見せつけた代物。
それは。
「なっ、そっそれは!」
「ギルティファイター……だと?」
楽朗が見せたゲームパッケージに驚きを隠せなかった。
「どうやって、手に入れる事が出来たんだ!俺でも手に入れる事が出来ないレアゲームだぞ」
「それは勿論、クソゲーフレンズの伝手で」
「やっぱり、クソゲーフレンズって一体なんなんだ?」
「気にするな」
そんな中で俺は内心で焦っていた。ギルティファイター。それは、有名格闘ゲームベルセルク・オンライン・パッションの影響を受けた同人ゲームの一種だ。そして、最も有名な点は。
「おいおい、これってこのレイパー格ゲーじゃねぇか!」
そう叫ぶと同時に俺は興奮しながらパッケージを見る。
「そう!MODの操作があまりにも難しく、まさしく同人版の便Pと呼ばれている代物だ!!!!」
「しかも、操作性とは反対に、身体の性別が完全にリンクしなければ出来ない為に、女と偽って男、男と偽って女という悲劇もなく行えるという最高の仕様!」
「それで、やるのか?」
「決まっている、やるぜ!」
そうして、俺は楽朗から受け取り、さっそくプレイする事に。
「事前にクソゲーフレンズから聞いていたけど、攻撃範囲を大きくする為に必然的に胸が大きなプレイヤーが多いって聞いたけど、本当に当たるのか、どうか」
もしシャンは連載版あり?
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あり
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なし
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タイトルでバンされる可能性あり