※この作品はR-18です。

戦乙女の黙示録 (Apocalypse of the Valkyries)   作:redhot

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戦乙女の外伝 四話

 朝鮮半島の絶対防衛線構築は、急ピッチで進められた。

 私の指示の下、死を呼ぶ戦乙女たちはヒリュウ改を拠点に、新たな機体の配備を開始した。

 ヨーロッパでの戦訓を活かし、モビルドール制御の量産型を増強。

 まず、ビルゴIIを360機。

 ガンダムWの無人機、肩にスラスターポッドを備え、八枚のプラネットディフェンサーが電磁バリアを展開する。

 黒い装甲に緑のディフェンサーが輝く、頭高16.3メートルの機体。

 メガビームキャノンで武装し、近接用ビームサーベルも搭載。

 次にズワァースを12機。

 オーラバトラー・ダンバインの黒い機体、悪魔的なデザインに翼と爪が特徴。

 黒いボディに鋭いオーラソードを携え、流線型のシルエットが威圧的だ。

 ドラムロを54機。

 ダンバインの量産型、甲虫のようなモチーフに重厚なバックパック、三本爪のハンドとオーラソード。

 透明な翼が展開し、赤みがかった装甲が戦場を駆け巡る。

 最後にビランビーを54機。

 ビルバインの変種かと思わせるデザイン、白く洗練されたボディに翼状のバインダー、オーラコンバーターが背面に輝く。オーラソードとショットを装備した高速機。

 これらを50個小隊に分け、各小隊はビルゴIIを主力に、ズワァースを指揮機、ドラムロとビランビーを支援機として編成。モビルドールで自律運用し、姉妹たちのヴァルシオーネRと連携。

 防衛線は朝鮮半島沿岸から日本海へ延び、BETAの侵攻ルートを封鎖する壁となる。

 配備の光景は壮観だった。

 虚空から現れる無数の機影、ビルゴIIの群れがバリアを展開し、ズワァースの黒い翼が空を切り、ドラムロの爪が大地を掴む。ビランビーの白い機体が高速で巡回。

 日本帝国側は、この光景に息を飲んだ。

 榊是親総理をはじめ、武家代表の武御雷康平、不知火五十鈴、月詠真壁、五摂家の斑鳩崇継、崇宰恭子、今川雷蝶、近衛軍の大和、武蔵、陸軍の碇ゲンドウ、冬月コウゾウ、碇ユイ、海軍の沖田十三、香取が、臨時司令部から監視。技術者たちのウリバタケセイヤ、シバシゲオ、榊清太郎も同席。

 榊が、眼鏡を押し上げ、冷静に。

「あれは……無人機か。ビルゴIIの群れ、無限のバリアフィールドを形成している。ズワァースの機動性、まるで悪魔の翼だ。ドラムロの爪撃、ビランビーの高速射撃……これがオーバーテクノロジーの極みか」

 ゲンドウが、手を組み、冷たく。

「フン。エネルギー源が不明だ。バッテリー駆動の限界を超えている。性能は戦術機の数十倍……いや、百倍か。BETAのレーザー級すら防ぐバリア。雇った傭兵の力、恐るべき」

 冬月が、分析的に。

「あの自律性はAIの粋を集めたもの。機数の多さ、連携の完璧さ。防衛線は鉄壁になるが、制御を失えば脅威だ」

 ユイが、優しく。

「あの機体群、BETAを一掃する性能よ。でも、技術の秘密……共有してくれないかしら? 人類の為に」

 沖田が、落ち着いて。

「あのズワァース、なぜあんな翼で飛ぶ? 空中戦艦並みの機動。ドラムロの爪、艦を切り裂きそうだ。性能は海軍の艦隊を凌駕する。傭兵として頼もしいが、信頼できるか?」

 香取が、穏やかに。

「提督、ええ。ビランビーの白い機体、美しく強靭。でも、無人機の忠誠心……怖いわね」

 武御雷康平が、豪快に。

「ははは! ビルゴIIのバリア、武御雷家としても欲しいぜ! オーバーテクノロジーかよ。あの数でBETAを粉砕する性能、傭兵として雇って正解だ!」

 不知火五十鈴が、鋭く。

「あの機動と火力、戦術機の比じゃない。ズワァースの翼撃、ドラムロの爪、ビランビーの射撃……正体を探るべきだ」

 月詠真壁が、重厚に。

「能は脅威にもなる。だが、BETAを止める実力は事実。監視を厳しく」

 斑鳩崇継が、冷静に。

「五摂家として、技術の革新は歓迎する。ビルゴIIの無限バリア、ドラムロの適応力……制御できるか? 恭子、どう思う」

 崇宰恭子が、優雅に。

崇継さん、ええ。女性として、機体の美しさに惹かれるわ。でも、性能の秘密、共有してくれないと不安ね」

 今川雷蝶が、強く。

「小弓公方として言う。あのズワァースの黒い力、誰よりも強く美しい。ビランビーの白、完璧だ。傭兵として雇うなら、五摂家が主導権を」

 大和が、穏やかに。

「皆さんの意見に同意。ドラムロの爪撃、素晴らしいわ。でも、無人機の忠誠……信じられるかしら」

 武蔵が、自信たっぷりに。

「あのビルゴIIのバリア、オーバーテクノロジー、俺がテストしてみてぇぜ! 傭兵かよ、面白ぇ」

 反応は、驚嘆と警戒の入り混じり。

 性能の圧倒さに畏怖を抱きつつ、未知の技術への渇望と恐れが交錯。

 セルベリアが、交渉役として応じる。

「皆さんの懸念、理解する。だが、お父様の意志で、これら機体はBETA駆逐に捧げられる。防衛線は完璧よ」

 影から指示する私のもと、戦いは着々と進む




これで四話目終了です。
外伝の方が書く速度が速いんですよね。
何故でしょう?
では、また次回に。
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