※この作品はR-18です。

戦乙女の黙示録 (Apocalypse of the Valkyries)   作:redhot

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戦乙女の外伝 十四話

 ヒリュウ改のブリッジは、再び緊張の空気に包まれていた。

 第一の十二姉妹と第一の六姉妹――十八人の美女たちが、パイロットスーツの胸元にヴァルキリーマーク(翼付きヘルムに槍)とナンバーを輝かせ、顔半分を覆うバイザー(六姉妹専用)を装着して集まっていた。

 ハイブ陥落の余韻が残る中、私は影から通信で次の計画を通達した。

「インドのボパールハイブ、ビルマのマンダレーハイブ、モンゴルのウランバートルハイブを攻略せよ。十二姉妹と六姉妹を三組に分けて。随伴機は前回と同じく、ライグ=ゲイオス120機、ゲイオス=グルード360機を配置。各組に均等に割り振れ。各国と国連に手出し無用の連絡を入れ、邪魔をすれば敵対行為とみなし、全姉妹による全力攻撃を敢行すると警告せよ」

 セルベリアが、銀髪を揺らし、青い瞳に決意を宿して応じる。

「お父様の意志、承知しましたわ。三組の編成を決めます。ボパールハイブは、私が率いる組で。モードレッド、アナスタシア、メルトリリス、一之瀬アスナ、角楯カリンと共に」

 彼女の声は、凛々しく響く。

 アルトリアが、金髪の成熟した体躯を正し、王者の風格で。

「マンダレーハイブは、私が指揮する。マーリン、ベルファスト、シリアス、室笠アカネ、飛鳥馬トキを連れて。お父様の為に、完璧に」

 ベルファストが、優雅に頭を下げ、「ウランバートルハイブは、私が統率しますわ。シェフィールド、ダイドー、ニューカッスル、エンタープライズ、美甘ネル、リオと共に」

 姉妹たちは即座に準備を開始。

 ヴァルシオーネR十二機とヴァルシオン六機が起動し、漆黒のライグ=ゲイオス120機――四本の翼とエネルギー兵器を備えた自律型モビルドール――と、ゲイオス=グルード360機――小型の支援型でミサイルとビームを乱射する機体――が虚空から具現化。

 各組にライグ=ゲイオス40機、ゲイオス=グルード120機を割り振った。

まず、各国と国連への連絡を入れる。セルベリアが、交渉役として通信を送った。

「死を呼ぶ戦乙女より。インドのボパールハイブ、ビルマのマンダレーハイブ、モンゴルのウランバートルハイブ攻略を開始する。手出し無用。干渉すれば、敵対行為とみなし、全姉妹による全力攻撃を敢行する」

 警告の言葉は、冷徹に響く。

 国連の応答は即座に返ってきた。

 事務総長が、厳しい表情で「人類の為の作戦を尊重する。だが、監視は継続。G元素の扱いに注意を」と慎重に。米国は、ホワイトハウスで大統領が「ハイブ三つ同時攻略……戦乙女の力、侮れない。警告を無視せず、静観せよ」と指示。

 日本帝国では、榊総理が「協力姿勢を崩すな。だが、干渉は避けろ」と閣議で決定。

 ヨーロッパ諸国は、EUで「支援を検討するが、警告を重く受け止める」と合意。

 プロミネンス計画の実験部隊は、ユーコン基地で部隊長が「三ハイブの陥落は人類の勝利。だが、全力攻撃の脅威、恐るべし」と警戒を強めた。

 作戦は、連絡の直後に開始。

 セルベリア組はボパールハイブへ、インドのジャングルに潜む巣窟を突入。

 アルトリア組はマンダレーハイブへ、ビルマの山岳地帯を蹂躙。

 ベルファスト組はウランバートルハイブへ、モンゴルの荒野を駆け巡る。

 各組のヴァルシオーネRとヴァルシオンが連携し、随伴機のエネルギー兵器がハイブの表層を崩壊させる。

「お父様の名の下に、駆逐せよ!」

 セルベリアの号令が響き、姉妹たちの絆がBETAの群れを粉砕。

 最深部でG元素を確保し、無傷で帰還。

 影から指示する私のもと、世界のハイブは次々と落ちていく。

 干渉はなく、戦いは加速する。

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