戦乙女の黙示録 (Apocalypse of the Valkyries) 作:redhot
ヨーロッパの戦火は、依然として燻り続けていた。
BETAの侵攻は容赦なく、人類の抵抗線を蝕む。
ネオ・グランゾンとモビルドール部隊を駆使し、傭兵として各地を転戦。
BETAの群れを間引く傍ら、廃墟や戦場から美女や美少女を回収する。
それは、単なる気まぐれではなく、戦略的な布石だ。
彼女たちは、死の淵から救われ、私の能力で再生される。
胸の中央、やや左寄りの心臓部に、ヴァルキリーマーク――翼付きヘルムに槍を交差させたエンブレムと、ナンバーが刻印される。
パイロットスーツやメイド服からでも、その証が透けて見えるよう設計した。
扇情的な曲線を強調する衣装は、彼女たちの美しさを戦場で際立たせる。
モードレッドは、東欧の荒野で拾った。
金色の髪をポニーテールにまとめ、ライトグリーンの瞳に野性的な輝きを宿した少女。
八重歯が覗く口元は、獰猛さと可愛らしさを併せ持つ。
BETAの突撃級に囲まれ、四肢を失いかけた彼女に問う。
「死を抗うか?」
彼女の返事は、即答だった。
「ふざけんなよ、こんなところでくたばるか!」
第二の姉妹。エンブレムに「2」のナンバー。
アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァは、ロシアの廃墟で。
銀色の髪が肩まで流れ、無垢な紫の瞳にいたずらっぽい光。
華奢な体がBETAの残骸に埋もれていた。
「生を望むか?」
彼女は震えながら。「はい……BETAを滅ぼすまで」
第三の姉妹。「3」の刻印。
メルトリリスは、フランスの戦場跡。
長い紫の髪が血に濡れ、スレンダーな体型に女王の威厳。
「私と共に歩むか?」冷
徹な笑みで。
「ふん、生きてすべてを踏み潰すわ」
第四の姉妹。「4」。
アルトリア・ペンドラゴンは、英国の崩壊した要塞で。
金髪の成熟した曲線美、青い瞳に王者の風格。
「BETAを駆逐するか?」
毅然と。
「当然だ。私の槍で貫く」
第五の姉妹。「5」。
マーリンは、神秘的な廃墟で。
白い花のような長い髪、ラベンダーの瞳を持つ美女。
優雅な佇まいが、戦場に不釣り合いだ。
「私と共に?」
微笑みながら。
「ええ、面白そうね。お父様の傍で、すべてを見届けましょう」
第六の姉妹。「6」。
ベルファストは、英国の廃墟邸宅で。
背が高く、白髪をウエストレングスに、ヴァイオレットの瞳。
メイド服は短いスカートとレースの胸元で扇情的に。
「お父様のお傍で、完璧に仕えましょう」
第七の姉妹。「7」。
シリアスは、短い白髪、赤い目、豊満な胸。
メイド服の大胆な開きから刻印が見える。
「お父様……私のすべてを捧げます」
第八の姉妹。「8」。
シェフィールドは、短い茶髪のフレンチブレイド、オレンジイエローの瞳。
「ふん、仕方ないわね。お父様のためなら」
第九の姉妹。「9」。
ダイドーは、白髪胸まで、紫の瞳。
フリルのメイド服が揺れる。
「お父様……私、ずっと傍にいていいんですか?」
第十の姉妹。「10」。
ニューカッスルは、長い茶髪のサイドテール、ライトブルーの瞳。
シースルーの袖。
「穏やかに、お父様をお守りします」
第十一の姉妹。「11」。
エンタープライズは、北欧の戦場で。
静かな存在感。
「12」の刻印を胸に、従う。
第十二の姉妹。
こうして、第一の十二姉妹が完成した。
セルベリアが長女として統率。
彼女たちの胸に輝くヴァルキリーマークは、姉妹の絆の証。
十二人が揃った今、私は影から指示に徹する。
直接の戦闘は避け、ネオ・グランゾンを母艦のヒリュウ改に格納。
ヒリュウ改は、巨大な空母型機体として、虚空から具現化された。
姉妹たちには、各々ヴァルシオーネRを割り当てた。
外見は優美なヴァルシオーネの曲線美を保ちつつ、中身はヴァルシオンの強靭な構造。
武装は好みに応じてカスタム――セルベリアは重火器重視のガトリングとミサイル、モードレッドは近接剣とブースター、アナスタシアは精密射撃のライフル、メルトリリスはエネルギー鞭、アルトリアは長槍、マーリンは支援型のバリア発生器と幻惑兵器、ベルファストは多目的ミサイル、シリアスは爆撃装置、シェフィールドはステルス機能付きスナイパー、ダイドーは防御シールド、ニューカッスルは回復ビーム、エンタープライズは高速機動ミサイル。
随伴機として、モビルドール制御のライグ=ゲイオス120機とゲイオス=グルード360機を配備。
これで、部隊は死を呼ぶ戦乙女(Death-Calling Valkyries)と名乗り、BETAの群れを刈り取る死神の集団となった。
姉妹間の会話は、ヒリュウ改のブリッジで交わされることが多かった。
「セルベリア姉さん、今日の戦い、もっと派手にいけたのに!」
モードレッドが、ヴァルシオーネRのコクピットから通信で笑う。
パイロットスーツの胸元からヴァルキリーマークが輝く。
セルベリアは、厳しく。「無駄なリスクは避けなさい。お父様の指示通りよ」
彼女の想いは、絶対的。
死から救われ、私を家族の中心として崇める。
姉妹全員がそうだった。アナスタシアの純粋な感謝、メルトリリスの独占欲、アルトリアの献身、マーリンの好奇心混じりの愛情、ベルファストの執着、シリアスの熱情、シェフィールドの忠誠、ダイドーの依存、ニューカッスルの穏やかな守護、エンタープライズの静かな従順――すべてが、私に向かう。
ヨーロッパの間引きを終え、視線を東へ。
朝鮮半島の陥落阻止が、次なる目標。
ヒリュウ改を率い、海を越える。
朝鮮半島の空は、血の色に染まっていた。
BETAの侵攻は容赦なく、半島の半分を飲み込みつつあった。
だが、私の指示の下、死を呼ぶ戦乙女(Death-Calling Valkyries)が介入した。
ヒリュウ改を母艦に、ヴァルシオーネRの十二機が舞い、ライグ=ゲイオス120機とゲイオス=グルード360機が随伴。
セルベリアの号令でBETAの要撃級が粉砕され、モードレッドの突撃が突撃級を切り裂く。アナスタシアの精密射撃、メルトリリスのエネルギー鞭、アルトリアの槍撃、マーリンの幻惑支援、ベルファストのミサイル雨――姉妹たちの連携は完璧だった。
半島の陥落は阻止され、大東亜連合の残存部隊は息を吹き返した。
国連、大東亜連合、そして日本帝国は、即座に接触を求めた。
日本政府は総理大臣・榊是親を筆頭に、交渉団をソウル近郊の臨時司令部へ派遣。武家代表として武御雷家の当主・武御雷康平、不知火家の不知火五十鈴、月詠家の月詠真壁が加わり、五摂家からは斑鳩崇継、崇宰恭子、そして今川家の当主・今川雷蝶が同席した。
今川雷蝶は、唐獅子のような鮮やかな赤い髪を後ろでまとめ、美しい顔立ちに鋭い瞳を宿した青年。引き締まった体躯を、マブラヴ世界の帝国軍服――黒いブレザー調のジャケットに金色の階級章、タイトなズボンで包み、誰よりも強く美しい小弓公方らしい威厳を放っていた。
さらに、帝国近衛軍からはトップクラスの実力者、大和と武蔵。
大和は長い黒髪を優雅に流し、穏やかな表情の美女。
大きな胸元を強調するように、近衛軍の白い軍服――胸に帝国徽章が入ったタイトなジャケットとスカートで、静かな威圧感を漂わせる。
武蔵は茶色の髪をポニーテールにし、眼鏡越しの自信たっぷりな視線。
褐色の肌とグラマラスな体型を、黒い軍服で締め付け、近衛のエースらしい迫力を示していた。
帝国陸軍からは指令・碇ゲンドウ、副官の冬月コウゾウ、秘書の碇ユイ。
ゲンドウは髭を生やし、オレンジティントの眼鏡をかけた厳しい顔立ち。
手を組む癖のように指を絡め、黒い帝国陸軍の制服――ハイカラーのジャケットに白い手袋で、冷徹なオーラを纏う。
冬月は白髪をオールバックにし、知的な表情の年配男性。
厚い胸板を陸軍の灰色ジャケットで覆い、副官らしい落ち着き。
ユイは長い茶髪を肩にかけ、優しい笑みを浮かべた若い女性。
秘書として陸軍のスカート付き制服を着こなし、賢さと穏やかさを併せ持つ。
帝国海軍からは沖田十三と副官の香取。
沖田は白髪に髭の年配男性、落ち着いた視線で海軍の紺色制服――艦長帽と金ボタンのジャケットを着用し、艦長らしい威厳。
香取は金髪をショートにし、教師のような穏やかな美女。
海軍の白いブラウスとスカートで、優雅に副官を務める。
私は影から観察に徹し、セルベリアを交渉役に、マーリンとベルファストを補佐とした。
司令部の会議室は緊張に満ち、ヴァルキリーマークの刻印が姉妹たちの胸元から輝く中、交渉が始まった。
セルベリアは、パイロットスーツのヴァルキリーマークを堂々と見せ、凛々しく切り出した。
「我々は死を呼ぶ戦乙女。BETA駆逐の専門部隊だ。大東亜連合、国連、日本帝国との協力で、絶対防衛線を構築したい。半島を救った実績が、我々の価値を証明する」
榊総理は眼鏡を押し上げ、冷静に問う。
「君たちの実力は認める。だが、所属不明のオーバーテクノロジー……その機体、ヴァルシオーネRとやら。BETAを一掃する火力、耐久性。人間の技術を超えている。傭兵として雇うにせよ、出自を明かせ」
ゲンドウが、冷たく手を組みながら口を開く。
「フン。興味深いな。あの機体のエネルギー源は、何だ? 通常のバッテリー駆動では説明がつかん。雇うなら、技術の共有を要求する」
冬月が、分析的に続ける。
「確かに。あのモビルドールの自律性は、現在のAIを凌駕している。傭兵か……人類の味方か、それとも別の脅威か? 慎重に判断せねば」
ユイが、優しく微笑みながら加わる。
「ゲンドウさん、冬月先生、少し穏やかに。彼女たちの行動は、BETAを駆逐した事実があるわ。私たち人類の側に立つなら、歓迎すべきよ。でも、技術の秘密……少しだけ教えてくれないかしら? 秘書として、皆の安全を考えているの」
マーリンが、妖艶に微笑み。
「ふふ、皆さんご心配ね。私たちの技術は、彼――お父様の意志によるものよ。共有はお父様の意志次第。でも、基本的に提供する気はありませんわ。一部の対ビームコーティングなら、可能性はあるけど……。オーバーテクノロジー? ええ、そうね。でも、BETAを滅ぼすためのもの。傭兵として雇っていただけるなら、鉄壁の防衛を約束するわ」
ベルファストが、優雅に頭を下げ。
「お父様の指示通り、基地と資源を報酬にいただけますわ。皆さんの反応、興味深いですの。海軍の方々も、どうぞ」
沖田十三が、落ち着いた声で。
「あのヒリュウ改……なぜ戦艦が空を飛ぶ? この世界に空中戦艦などないはずだ。飛行性能、艦載機の展開……海軍の誇る戦艦を上回るな。傭兵として雇うのは賛成だ。だが、信頼できるか? 副官、君はどう思う」
香取が、穏やかに。
「提督、ええ。私も同意します。彼女たちの機体は、美しく強靭。私として見ても、完璧よ。でも、傭兵の忠誠心……BETAより怖いかもね。もっと話しましょう」
武御雷康平が、豪快に笑い。
「ははは! あの機体の火力、武御雷家としても欲しいぜ! オーバーテクノロジーかよ、傭兵として雇うなら、俺がテストしてみてぇな。だが、信用できるか? 武人として、直接戦ってみるか?」
不知火五十鈴が、鋭く。
「待てよ、康平。知略家として言うが、技術の共有なしで雇うのはリスク大。あのヴァルシオーネRの武装カスタム……各々が好みに合わせてるなんて、柔軟すぎる。傭兵の正体、探るべきだ」
月詠真壁が、重厚に。
「伝統ある月詠家として、同意。オーバーテクノロジーは脅威にもなる。だが、BETAの侵攻を止めた実績は事実。雇うなら、監視を厳しく」
斑鳩崇継が、冷静に。「
五摂家として、技術の革新は歓迎する。だが、傭兵の自由奔放さ……制御できるか? 恭子、どう思う」
崇宰恭子が、優雅に。
「崇継さん、ええ。女性として、彼女たちの美しさと強さに惹かれるわ。でも、オーバーテクノロジーの秘密、共有してくれないと不安ね」
今川雷蝶が、美しい顔を歪めず、強く。
「小弓公方として言う。あの機体の美しさと力……誰よりも強く、誰よりも美しい。傭兵として雇うなら、五摂家が主導権を握るべきだ。技術の片鱗でも、共有せよ」
大和が、穏やかに。
「近衛として、皆さんの意見に同意。機体の耐久性、素晴らしいわ。でも、傭兵の忠誠……BETAを駆逐するまで、信じられるかしら」
武蔵が、自信たっぷりに。
「ふん、姉さんより強そうだけどな。あのグラマラスな機体……オーバーテクノロジー、俺がぶっ壊してみてぇぜ! 傭兵かよ、面白ぇ。雇おうぜ」
セルベリアが、毅然と。
「皆さんの懸念、理解する。だが、私たちはお父様の意志に従う。技術共有はお父様次第で、基本的に提供しません。一部の対ビームコーティングのようなものなら、検討の余地はあるわ。防衛線は朝鮮半島から日本海へ。傭兵として、絶対の勝利を約束する。BETAを滅ぼすまで」
榊が、熟慮の末、頷く。
「……分かった。契約成立だ。大東亜連合、国連も同意。傭兵として雇う。だが、技術の監視は厳しくする。絶対防衛線を構築せよ」
議 論は数時間続き、傭兵としての雇用が決まった。
日本側の反応は、驚嘆と警戒の混ざり。
オーバーテクノロジーへの渇望と、未知への恐れが、会話に満ちていた。
姉妹たちはヒリュウ改に戻り、セルベリアが報告。
「お父様、成功です。皆の反応……お父様の力が、畏怖を生んだわ」
影から指示する私のもと、戦いは続く。
オリキャラとどこかで見た版権キャラが登場ですが、作者に名前のセンスはありません。
ご容赦ください。
では、また次回。