丸出し全裸共闘!真夜中の風林館高校グラウンド 作:RNOVEL
らんまの二刀タオルが空を裂き、左右から八宝斎に襲いかかる。
俺はそれに合わせて、正面から真っすぐ踏み込んだ。
「俺もいくぞ、ジジイッ!!タオルがなくても、拳ならあるッ!!」
「ふぉっふぉっふぉ……おお、男のほうも来おったか……♡ しかもなかなか見事なモノをぶら下げて……」
「やめろ!!!それ以上口にすんな!!戦意が削がれるッ!!」
だが俺は動きを止めなかった。
勃起している? 知るか。もうこうなったら開き直るしかない。
「たぁっ!!」
拳を突き出す。
八宝斎のキセルがそれを受け止めようと構えた瞬間──
「そこっ!!!」
らんまの右タオルが、タイミングを見計らって八宝斎の手首に巻きついた!
「なにぃっ!?」
「甘いぜ、ジジイ……オレと達也、二人揃えば最強なんだよ!!」
そこへ俺の拳がドンピシャでヒット。
ドガッ!!!
八宝斎の胴体が軽々と浮かび、地面に叩きつけられた。
「ぬぅっ……くそっ……っぐ、ぐう……」
八宝斎がよろよろと立ち上がる。
さっきの一撃でだいぶ効いたはずだが、それでもまだ倒れきらない。
「マジかよ、まだ動けんのか……あのジジイ、どんな構造してんだ……」
「くそ……もう一押しだ、達也!このしぶといジジイを今日こそは、ぶっ倒すぞ」
らんまがタオルを握りしめながら、俺と並んで構えた。
全裸。なのに、不思議と背中には熱いものが走っていた。
「一緒に行くぞ……次で終わらせる!」
「……ああ!」
息を合わせる。
らんまが先に地を蹴る。俺がそれに続く。
二人の足音が夜の校庭に響く。
らんまが斜め前を走りながら、ちらりと俺を見た。
視線が合う。
言葉はない。でも、通じた。
──右から回り込む。
俺は頷くだけで、すぐに進路を変えた。
らんまはそのまま正面突破。
俺は八宝斎の背後へと回り込む。
「ぬ、ぬぅ……来るか……!」
八宝斎が身構えた、その瞬間。
正面かららんまが勢いよく踏み込む。
八宝斎の視線は、完全にそっちに向いた。
その隙に、俺は背後から走り込む。
無言のまま、足を止めることなく、肩で体ごとぶつける!
「ぬおっ!? がはッ……!」
八宝斎が前につんのめったところに──
らんまの蹴りが真正面から炸裂した!
ドガァッ!!
まるで挟み撃ち。
息を合わせた完璧な二段衝撃。
八宝斎の体が宙に浮く。
その瞬間、らんまと再び視線が合った。
らんまと視線を交わした瞬間、俺たちは同時に踏み込んだ。
キーパーの強烈なロングキックのように、全身のバネを使って蹴り上げた。
八宝斎の体が空中へ――
「ぐぶぉおおおおッ!!?」
まるでボールのように、真上へ吹っ飛んだ。
校庭の端──体育倉庫の屋根をぶち破って、奥へと消えていく。
ガラガラガッシャーン!!!
──完全に、撃退した。
俺は肩で息をしながら、立ち尽くす。