丸出し全裸共闘!真夜中の風林館高校グラウンド 作:RNOVEL
夢じゃない。シャワーの冷水が、今も背中に降ってる。足元のタイルの感触もある。
けど、現実味がない。
いや、現実味があるからこそ、逆に意味がわからない。
心臓がうるさい。
呼吸も速い。
なのに身体は、まったく動かない。
(らんまが……オレの、チンポを……口に、入れようとしてる……)
(こんなことが……あるかよ……)
(やばい、涙出そう……)
「……なに固まってんだよ。……嬉しすぎて死にそうか?」
らんまがそう囁いた瞬間、俺の胸の奥がぎゅっと締め付けられた。
「っ……ああ、そっか。そりゃそーだよな。オマエ……オレのこと、ずっと好きだったもんな?」
「……っ!!」
らんまは、悪戯っぽく微笑むだけで、すぐに言葉をやめた。
かわりに、ペニスの先端に……柔らかい唇が、ふわりと触れた。
(うそ、だろ……)
(今、ほんとに……キスされた……チンポに……)
一瞬、視界が白くなる。
快感とか痛みじゃない。
あまりに想像を超えすぎて、脳が情報処理を放棄した。
(らんまの……唇が……っ)
(あの、あの、あのらんまが……!!)
震えた。
腰じゃない。背筋でもない。
心が、震えていた。
さっきまで戦ってた。
さっきまで怒鳴りあって、冗談言って、笑ってた。
けど、今は──
「……おい、達也」
「っ、な、なに……っ」
「ちゃんと見とけよ」
らんまが、そう言って、またぺろっと舌を出す。
「今からオマエのコイツ、オレが舐め回してやるんだからさ……しっかり目ぇ開けて、記憶に刻んどけよ」
そして──
その舌先が、ペニスの先端に、ぺろりと触れた。
(だめだ……これ以上、何も考えられねぇ……)
らんまの舌が、俺のペニスの先端をぺろっと舐めたあと、一瞬だけ動きを止めた。
顔を上げて、こっちを見てくる。
「……あ、先に言っておくと、オレ、手コキしたのも、フェラするのも──達也がはじめてだからな?」
「えっ……」
その言葉が、シャワーの音よりも鮮明に耳に届いた。
「だから、変なとこあっても文句言うなよ。……つか、こういうのってさ、テメーから好きなヤツにするもんだろ?」
「らんま……っ」
「だから今、オレは……自分の判断でやってんだよ」
そう言って、もう一度舌先が、俺の先端にぬるんと触れる。
さっきよりも深く、やわらかく、じんわりと熱を伝える動き。
そして、らんまはにやりと笑って──
「今夜はオレに任せとけって、たっぷり気持ちよくさせてやるからさ」
らんまの目が、獲物を狙うみたいに、俺のペニスを見つめていた。
赤いおさげが濡れて、肩から垂れて揺れている。
その一房が、俺の腿にぴとっと当たって、くすぐったい。
でも、そんなこと気にする余裕なんてなかった。
(マジで……マジで始まるんだ、らんまの……フェラが)
その言葉を頭の中で反芻した瞬間――
ぬるんっ……
「く、あっ……!」
唇が、包んだ。
最初は、ゆっくり。
ほんの先端だけ。亀頭の部分をやさしくくわえて、口の中へ迎え入れる。
その時点でもう、全身の神経がそっちへ集中して、俺の身体は棒のように固まっていた。
「ちゅ……ん、ぺろっ……ふ……」
ぴちゃっ、ぬるっ……
音が、する。
水音とは明らかに違う、生々しくて、柔らかい音が、らんまの口から漏れてくる。
「ら、んま……」
口の中が、熱い。やわらかくて、ぬめってて、ぬるぬるで――
その中に、俺の勃起が、じわじわと呑み込まれていく。
「ん……っ、ふっ……んちゅ……」
舌が、蠢いている。
口内のぬくもりと、ぬめりが絡みついて、先端を転がすように動き回る。
「うっ……や、ば……」
腰が勝手に前に突き出る。
でも、らんまは逃げなかった。
むしろ、少し口を開いて、さらに深く──
「くちゅっ、ずっ……んっ、んぅ……♡」
「く、そっ、っっ、やっば、マジで……っ!」
俺の声が裏返った。
らんまは、ちらっと上目遣いでこっちを見てきた。
唇の端に、泡が溶けた精液が混じって、艶っぽく光ってる。
その顔が、艶めいてて……でも、すごく真剣だった。
(このらんまが……今、俺のために……っ)
(口で……俺のチンポ……)
「……達也、ちゃんと見ろって言っただろ」
そのまま、くちゅ、ちゅ、ちゅうう……っ……
唇が締まる。舌が、亀頭を下からすくいあげる。
その刺激に、俺の身体がビクンッと跳ねる。
「ふぅっ……らんまっ……あっ……!」
らんまは、唇の中で笑った気がした。
ちゅぽっ……と音を立てて口を外すと、糸を引いた唾液が俺の先端にかかる。
「んふ……はじめてにしては、上出来じゃね?」
「っ……やばい、ホントに……ッ!」
「……まだイくなよ?」
らんまがまた、口を大きく開いて、もう一度──
今度は、根元近くまでを一気にくわえてくる。
「んぐっ……ん、んんっ……♡ ちゅ……ちゅるっ、ずずっ……♡」
濃密な音とぬめりと熱が、俺を完全に包み込んだ。
ぬるりと、喉の奥へと沈んでいく感触――。
「く、あっ……らんま……!」
俺の声はすでに掠れていた。
今、らんまの口の中に、オレのモノが──全部、入ってる。
そう、全部だった。
「……っく、う……!」
顎を大きく開いて、喉を広げて、奥の奥まで――
まるで、そのために訓練されたかのように、らんまの口腔は俺の勃起を呑み込んでいた。
「ぅ……っ、うああ……!」
喉の内側が、ぎゅっ……と締まる。
その圧と、舌先のうねりと、唇の吸いつき――
やばい、やばすぎる。
これはもう、“咥える”なんてレベルじゃない。
完全に“呑まれて”いる。
「いくぜ、達也、覚悟しろよ? 無差別格闘早乙女流奥義・ディープスロート」
らんまが悪戯っぽくそう呟いた。
その一言のあと、顎をさらに開き、喉の奥が俺のモノを受け入れる。
「……っ、ら、んま……!」
ぬるりと包まれる感触。
喉奥がぎゅっと俺を締めつけてくるたび、まるで全身が吸い込まれていくみたいだった。
苦しそうに眉を寄せながらも、らんまの目は笑っている。
「んっ、ぐっ……っふ、ぅぅ……」
喉が上下するたび、微かに震える赤いおさげが、俺の腿をかすめて揺れる。
水に濡れた髪と肌、そして口元からあふれる雫が、視覚にも容赦なく訴えてくる。
――これは技だ。
そう思った。
快楽のための行為じゃなく、“技”として、らんまは今、俺を仕留めにかかっている。
それも、武道家らしい真正面からの一撃で。
「んっ、んんっ……じゅっ、んちゅ……♡」
舌が裏側をなぞり、締めつけと吸いつきのコンビネーションが乱れ打ちのように襲いかかる。
まるで戦場。全身を駆け巡る衝撃に、呼吸すら奪われた。
「く……っ……! ヤバ……これ、マジで……っ」
腰が前に突き出る。それでもらんまは引かない。
むしろさらに深く、根元まで呑み込んでくる。
「っは……らんまっ……!!」
俺の頭の奥が、真っ白になりかけていた。
けれど、その一方で、ふと冷静なもう一人の自分が心の中に立ち上がっていた。
(……違う。これじゃあ、オレはただ“されてる”だけだ)
たしかに、らんまの口の中は……ヤバいほど気持ちいい。
喉奥の締めつけ。舌のうねり。唇の密着。
全部が“殺し技”みたいに完璧で、さっきまでのバトルよりもずっとやばかった。
でも、それだけじゃない。
らんまの頬は、紅潮していた。
唇の端に泡が滲んでて、時おり吐息が漏れて……それなのに、俺のことをまっすぐ見てた。
(……頑張ってる。らんまも、オレのために)
そう気づいた瞬間だった。
胸がギュッと締めつけられた。
そして、その中心から、熱い何かがぐわっとこみ上げてきた。
(オレも……オレも、らんまのこと、気持ちよくさせてやりたい)
気づいたときには、もうその思いが全身を支配していた。
「らんま……っ、オレ……っ」
らんまが顔を上げた。唇から外れた俺のモノが、ぴちゃ、と濡れた音を立てた。
「……ん? どうした、達也? もう限界か?」
らんまの言い方はいつも通り軽い。
でも、目だけは、どこか真剣だった。
俺が何を言おうとしているか……その“気配”を、きっと察している。
「違う。限界じゃねぇ……けど……このまま、受けてるだけじゃオレの気が済まねぇんだよ」
「ふーん……?」
「オレも、やり返す。いや──」
俺は一歩、らんまににじり寄った。
言葉を選びながら、それでも率直に、真っ直ぐに。
「──オレも、らんまを気持ちよくしてやりてぇ」
らんまが目を見開いた。
「さっきのバトルと一緒だ。受け身じゃなくて、互いに本気でぶつかり合う。そっちの方が、らんまも納得いくだろ?」
「……あぁ?」
「勝負しようぜ。お互いが、お互いを同時に責め合う。技と技の応酬だ。名付けるなら──“格闘シックスナイン”だ」
静寂。
シャワーの音だけが、空間に降っていた。
やっちまったか……? そう思った瞬間。
「……っははっ」
らんまが、吹き出した。
「バカだろ、オマエ。何言ってんだ、マジで」
「いや……真剣だ」
「知ってるよ。……その顔、ずりぃもんな」
一瞬だけ、らんまの表情がやわらかくなる。
「……いいぜ。のってやるよ、その勝負。──でも言っとくぞ」
「……?」
「オレのこと気持ちよくすんの、マジで大変だからな。甘く見てると、返り討ちにすんぞ?」
「上等だよ。──手加減しねぇからな」
「ふふ……その覚悟、試させてもらうぜ、達也」