※この作品はR-18です。

範馬道 神室町の蜚蠊幼女(ヤマトゴスロリ)   作:贋海王

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真冬 対 電マ人間

 

 ──ドロワーズと少女用の薄いショーツと言う、僅かな布二枚程度、それで隔てられていたとして、何ら守りになる訳でもなく、強烈な震動が真冬の陰部に襲い掛かった。 

 ドロワーズは本来下着であり、その下にショーツを履く様な事はない。

 だが、それはあくまでもドロワーズが婦人達に普及した時代の事で、真冬のようにゴシック&ロリータをある種のコスプレとして身に纏う場合は異なり、ショーツを履くこともある。

 特に真冬は、ドロワーズを履いてるのもあくまでゴスロリを着るときに、それが可愛らしいと思い身に付けただけで、詳しい着こなしを知っている訳ではないのだ。

 

 二号は先程ドロワーズ越しに陰部を弄り、真冬がドロワーズとショーツを二重に履いている事に気付いていた。

 

 真冬の両足がガクガクと震えた。

 だが左足首をがっしりと捕まれているため、強烈な衝撃を逸らしたくとも、逃す事が出来なかったのである。

 

 この衝撃は何だろうか──

 双眸が大きく見開かれ、真冬は、何度も何度も頭(かぶり)を振り絶叫する。

 声が、枯れんばかりの悲鳴だ。

 それが苦痛に依るものでは無いことに、うっすらと真冬も気付きつつあった。

 

 ザワザワと無数の虫が全身を這い回している、そんな錯覚が下腹部からじわりと拡がるのだ。

 痺れるように、おぞましくも甘い──

 

 痛みなら耐えられるだろう。

 耐え難い、下腹部に至る衝撃が真冬を恐怖させた。

 如何様に声を上げたとしても、それが外に漏れることは無い。

 ここは防音設備も行き届いた、嘗ての高級ソープランドなのだ。

 

 激しく、左右に仰け反る様に振られていた頭部だったが、それを零号の巨大な掌が押さえ付けた。

 頭(かぶり)を振るのも衝撃を散らしたいと言う、本能から行っていた事であったが、それさえも封じられ、陰部で暴れる衝撃が、防波堤を打ち砕き荒波の如く押し寄せて来るように真冬は感じた。

「いや……はなし……て……お願い」

 腕を動かそうと、必死に試みる。

 が、零号が左手首を締め上げる様に掴み、一号の全体重が右腕に乗り掛かり動かせない。

 単純な腕力で、真冬が勝てるわけが無いのだ。

 一対一ならばカツアゲ坊主との死闘の様に技術で勝り、互角以上に持ち込めた。

 しかし、この男達は皆がみな、化け物である。

 僅か九歳の幼女である真冬、そんな彼女が、一人一人が化け物と称される男達に複数掛かりで、一度組み敷かれてしまえば、後は絶望的な結末に陥るのは当然だったろう。

 まず、失敗は媚薬入りのビールを口にした事だ。

 

 恐らく真冬は油断していた。

 慢心とまでは行かないが、賽の川原で“他人から与えられる”事に甘えてしまったことが、こんな油断を生んでしまったのである。

 賽の川原でミチやモグサと出会う前の真冬ならば、他者からビールを貰うような事は間違ってもありえ無かった。

 優しさに触れてしまった事が、真冬の研ぎ澄まされていた天性の野性的勘を鈍らせてしまったのだろう。

 

 その中で真冬の口からひゅっと更に息が詰まるような、呼吸が溢れた。

 耳元に、零号の荒い息が届くや、それと同時に濡れた舌が、耳輪から耳朶をなぞり、耳甲介へと舌先が侵入したのだ。

 そして、歯を立てた。

 

 延々と続く振動と、突然襲い来る異なる刺激。

 押さえ付けられ、身動き一つ取れない真冬に出来ることは、絶叫と嗚咽だけだった。

 

 更に、振動が送られて来るだけでなく、電マを執拗に強く、抉り込む様に押し付けられ、真冬の腰が大きく跳ねた。

 動かせるのは腰だけだったからか。

 しかし、何れだけ腰を捻ろうと、避けようとしても意味が無かった。

 

 羽毛の軽さ──

 刃を羽毛に降り下ろしても斬られる事はない──

 真冬が得意とした消力(シャオリー)──

 そうした技術が、ここでは意味を為さない。

 回避も、受けも、受け身も関係無い。

 電マを陰部に押し当てられる──たったそれだけの事を強いられるだけで、真冬が築き上げて来た一切の防御技術は意味を失っており、ただ泣き叫ぶ事しか出来なかったのだ。

 

 零号と一号は、そこで真冬の腕から抵抗する力が弱まり、いつしか反発する様に微かな動きさえ止まった事に気付いた。

 それは二号も同じだ。

 

 石坂は、二号の目配せで一瞬真冬の陰部に宛がっていた電マを離した。

 それに合わせ、待っていたかの様に二号の右手がドロワーズに伸びる。

 そして、ゆっくり、ゆっくりと、ずり下ろして行くのだ。

 完全に脱がす事はせず、ドロワーズを掴んだまま、ショーツを露にするのであった。

 そんな真冬の姿を、ロン毛がカメラを向け何度もシャッターを切る。

 

 石坂は、ショーツ越しに真冬の秘裂を、太い指先で引っ掻く様に擦る。

 親指で探るのは真冬の幼い陰核だ。

 蕾よりも小さな、その突起だったが、それでも確かに石坂の親指は探り当てていた。

 態とらしく探るように蠢く指は、邪な蛇の舌が舐める様に、気味の悪い蛞蝓が這い回るように、真冬の陰核を撫で回した。

 指先でショーツ越しに弾く。

 

 それだけで、済ますことは無い。

 石坂は涙で濡れた真冬の顔を、薄ら笑いを浮かべながら眺め、一気にショーツを下ろした。

 ヘラで練られていた薬品が出番を待っていたが、ここで石坂は、それを人差し指と中指で掬い、その指を真冬の陰核、陰部へと近付けた。

 塗り込み、皮膚へと染み込ませる様に、入念に刷り込んでいく。

 ヒヤリとした感触と、全身が総毛立つ様な悪寒が真冬の全身に染み渡る。

「ぃ、ゃあ……ぁ、あ……お願いゆるし……やめ」

 

 それは、真冬を知るものなら、彼女が発した言葉とは思えない程に弱々しく、悲しく、そして淫靡な艶までもが見え隠れしていた。

 

 薬品を塗り立て、陰核を指で押さえ付ける。

 そこで、真冬の口から、今日一番の絶叫が木霊した。

 激痛でも無い。

 真冬自身は理解しがたいが、耐えられないこれは、圧倒的な快楽だった。

 そんな真冬の陰部に、更に、巨大な震動が叩き込まれた。

 電マ人間の誇る電マの最大出力である。

 

 そして──

 それにて、意識が絶たれた。

 眼前に想像を絶する火花が散るや、真冬の意識は暗く澱んだ闇の中に沈んでいったのだ。

 

 これは、真冬にとって明らかに敗北であった。

 意識が混濁し、斬り捨てられる様に分断されたのだ。

 数秒数分とは言えど、意識を失うことは死を意味する。

 つまりは、命を奪われる可能性が高いのである。

 しかし、命を奪われる訳ではない。

 石坂達にとっては真冬の命を脅かす事が目的では無いからだ。

 

 カメラは回っている。

 シャッターは世話しなく切られている。

 

 真冬にとって真の敗北は、これからだろう。

 

 意識が、真冬の内から外へと墜ちた事に、零号達は気付いており──

 零号は手首を離して、そして──

 ゴスロリの上着を脱がそうと、襟元を掴み胸元に手を掛けたのである。

 

 その時だ、零号は苦痛に呻き、舌打ちを漏らしたのだった──

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