※この作品はR-18です。

悪堕ち魔法少女をわからせたら非日常が始まった   作:サキュ野郎

5 / 11
今回はエロないです。ごめんなさい……

それよりこれが日間2位って正気ですか?なんかUAとかお気に入りも増えてるし。怖いよぉ


風紀委員長は何者なのか?

「行ってらっしゃいませぇ〜♡」

 

 なんだかんだ休日を終えて、やって来た月曜日。憂鬱な週の始まりにため息を吐きながらも、あなたは登校する。

 あなたの通う学校は、いたって普通の大学が隣接する高校。成績によってはそのままエスカレーター式に進学できる魅力が、あなたがこの学校を選んだ最たる理由だった。

 

「おーっす!」

 

 登校途中でドスっと肩を叩かれたので視線を向ければ、そこにはあなたが先日遊ぶ約束をしていた友人が立っていた。

 

「こないだはほんっとーにすまん! バイトが体調崩して来れなくってさぁ〜」

 

 手を合わせて謝ってくる彼に、まぁ忙しい店なのは知ってるので、そこまで気にしなくていい。と返すと、相変わらずいい奴だなぁ〜! と肩を組んできた。

 彼の名前は藤原 友哉。トモという愛称で呼ばれており、高校進学を機に髪を金髪にしたら怖いお爺さんに拳骨と雷を落とされた残念なイケメンである。

 

「お詫びに今日の帰りにゲーセンでも行こうぜ! もち俺の奢り!」

 

 そういえば新しいゲームが入ってたなと思い出したあなたは、その提案に快く乗ることにした。

 帰りはちょっと遅くなるとスカーレットに伝えて校門まで辿り着くと、そこにはあなたの学校の生徒会と風紀委員が並んで持ち物検査をしていた。

 

「はーい。これ没収ね〜」

「俺のエロ本がぁぁぁぁ!」

 

 悲痛な叫び声が聞こえてきた。

 

「なになに? 「アヘ顔10連発。女教師とのイケナイ関係」」

「朗読すんな鬼かぁ!」

「じゃぁ持って来ないでよ」

 

 正論である。

 ジト目でタイトルまで朗読された男子生徒を憐んでいると、次はあなたとトモの番になった。

 

「ふんふん……相変わらずふっつーの中身よねぇ。見た目の割に」

「金髪にしたのは悪かったって委員長。その代わりほら、態度は真面目だろ?」

「じゃぁ髪も黒に戻しなさい」

 

 またも正論である。

 はい次と言われたので、あなたも鞄を差し出す。

 

「まぁ見るまでもないとは分かってるんだけどね。君はいつも真面目だし」

 

 太陽のような笑顔でチェックもそこそこに鞄を返されるが、スカーレットと出会ってから経験人数を一気に3人に増やしてしまったあなたは、その信頼を裏切ってしまっているかもしれない罪悪感を感じて目線をそらしてしまった。

 あなたとトモの鞄をチェックし、没収したエロ本のタイトルを口にしたのは風紀委員長の彩木 恋。平均より少し高い身長と平らな胸がコンプレックスの童顔少女。物怖じせず不良にも真正面から物申す性格と、太陽のような笑顔で男女両方から支持を得ている。

 

「はい通っていいよ真面目コンビ。今度はエロ本の一つでも入れといてよ♪」

「ぜってー入れません」

 

 同じく。とエロ本のタイトルを朗読されたせいで冷ややかな視線を向けられる先輩を見ながら、あなたとトモは固く誓う。絶対に彼女にそんなものは見せられないと。

 

 

 特にトラブルもなく学校生活を進めるあなたと裏腹に、日常に少しだけ非日常が紛れ込み始めた。

 

「は〜♡今日もかっこいいなぁ♡」

 

 風紀委員室と書かれた教室内で写真を見ながら微笑むのは、彩木 恋だった。

 その笑みは普段の太陽のような笑顔とは真逆で、卑しい雌の顔をしていた。

 写真に写っているのはあなた。しかも体育の際に更衣室で着替えている途中のものだった。

 明らかに盗撮なそれは、彼女が盗撮をバラすぞと脅したとある男性教員から流された物である。

 

「相変わらずいい匂い〜♡魔力も前より多くなってる〜♡」

 

 写真のあなたに口付けし、少しだけ彼女は機嫌を悪くする。

 

「でも誰だろ? 彼の魔力を開花させたのって」

 

 魔力の開花で手っ取り早いのはセックスであることを彼女は知っている。もう一つは死の淵での覚醒だが、最近はそんな大きな事件なんて起こっていないしとその可能性を否定する。

 

「できれば私がやりたかったな〜。ま、そのあとで奪えばいいんだけなんだけど」

 

 最終的に私の傍にいればそれでいいのだと、どこぞの世紀末覇王みたいなことを言い出した彼女へツッコミをする存在はこの場にいない。

 彼女もまた魔女。違いがあるとすれば、それは魔法少女の裏切り者の忌み名ではなく、天然物の純粋な魔法が使える女であるということ。

 

「ま、どんな女だっていいんだけどね。最後に彼と一緒になるのが私でありさえすれば♪」

 

 思い浮かべるのは、真っ黒なウェディングドレスを着た自分と真っ黒なタキシードを着た彼が一緒に歩く真紅のバージンロード。

 周りには人ならざる存在が蠢き、神父ではなく悪魔が祝福を送る冒涜的な結婚式。

 

「ラ、ラ、ラ〜♪」

 

 あなたが失くしたはずのTシャツと共に踊る彼女の顔には、三日月のような笑顔が浮かんでいた。




気が向いたら明日くらいに書き上がると思います
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