TSサキュバス after ~エロい女とヤってから俺のカラダがおかしいんだが~ 作:ゔぁいらす
玲斗はミホの手を引いてそそくさとクラブを後にした。
そしてマンションに戻ると、二人はすぐにベッドに倒れ込む。
玲斗はミホの服を剥ぎ取り、いつも通りの激しい愛撫を始めた。
首筋に唇を這わせると、妙に高い声が漏れ出る。
「んっ……ミホ、すげぇいい匂い……ふぇっ!?」
自分で出した声が先程より更に高くなっていることに一瞬驚くが、ミホが笑うので気を取り直す。
「今日の玲斗……なんだかほんとに可愛い声してるね? そんなに私に甘えたかったの?」
「う、うるせぇ! 昨日飲みすぎたから酒焼けしちまってるだけだっつったろ!?」
ムキになって反論するが、その声は確かに先程より更に甲高くなっている。
そんな彼の身体をミホは優しく撫でるが、彼女の手が玲斗の胸に触れた瞬間、彼の身体がビクッと跳ねた。
「ひゃんっ♡」
鋭い快感が胸から全身に走り、まるで女性のような甘い声が飛び出して玲斗の頭が一瞬真っ白になる。
(何だよ、これ……!? 胸、ちょっと触られただけでこんな気持ちいいなんて……それに情ねぇ声まで……俺、こんな敏感じゃなかっただろ?)
鼓動がドクドクと高鳴り玲斗は自分の胸が異様に敏感になっていることに驚愕し、ミホが目を丸くして呟く。
「えっ、玲斗!? 何その声! しかも、胸……なんか柔らかいよ?」
「何!? んな訳……はぅっ♡」
咄嗟に否定しようとした次の瞬間ミホは更に続けて柔らかくなった胸を揉み、それと同時に彼の身体に異様な感覚が走り再び甲高い声を漏らしてしまう。
「んっ……あっ♡ あ、あんま触んな! 気持ち悪ぃ!」
慌ててミホの手を振り払い試しに自分の胸を触ってみると、確かに硬かった胸板だったはずの胸がわずかに膨らんみ柔らかみを帯びいる。
(な、なんだよこれ……どうなっちまったんだ?)
「ごめん……ね、ねえ玲斗? 本当に大丈夫?」
心配そうに彼を見つめるミホを押し倒した。
「うるせぇな! ほら、次はミホの事気持ちよくしてやるよ!」
ミホの身体に手を這わせるものの、いつもならすぐに反応する下半身が今日はどこか鈍い。
しばらく愛撫を続けたがやはり股間に反応はなく玲斗は焦りながら、ミホに奉仕を求める。
「な、なぁ、ミホ。やっぱ俺のこと気持ちよくしてくれよ。お前触っても勃たねぇわ。最近マンネリだからか?」
ミホは少し戸惑った表情を見せるが、玲斗の言葉に渋々応じる形で彼のズボンを下ろした。
下着越しに玲斗の男性器に触れるが、いつもなら既にに硬くなってうるはずのそれは、まったくと言っっていいほど反応していなかった。
「玲斗、いつもならすぐ大きくなるのに……どうしたの? それにいつもより小さくない?」
「い、いや、ちょっと昨日遊びすぎて疲れてるだけだ。それに俺が勃たねぇのは今日のお前のテクが下手すぎるからだろ? いつもみたいにやってくれよ」
ミホが不思議そうに呟きながら手を動かし続け、玲斗は焦りを隠しながら強がって答える。
ミホはため息をつきながらも、下着を下ろして直接玲斗の男性器に触れた。
彼女の指が優しく撫で、ゆっくりと上下に動かす。
いつもならすぐに熱を帯びるはずの玲斗のモノは小さく縮こまったままだった。
いくら触れても僅かにしか固くならないそれを勃たせる為ミホはさらに激しく手を動かし、指先で先端を軽く刺激する。
(何だよ……全然気持ちよくねぇ……いつもならこんなの我慢できねぇくらいなのに……)
しかし結果は同じで僅かに硬さを増すだけで一向に大きくなる気配がなく玲斗は内心で焦りを募らせる。
それどころかミホの指の動きに、いつものように感じていた熱い快感が全く湧いてこない。
代わりに、身体の奥から湧き上がるのは、どこか違う種類の疼きだった。
(どうなってんだ……? 男として感じねぇなんて……)
ミホがさらに奉仕を続け、口元を近づけてくる。
彼女の唇が玲斗の男性器に触れ、軽くキスをする。
温かい感触に玲斗は一瞬期待するが、それでも反応は鈍い。
ミホはさらに舌先で先端を優しく舐め上げた。
彼女は玲斗が喜ぶポイントを丁寧に刺激し、時折吸い付くように唇を動かす。
しかし、玲斗のモノは一向に大きくならなかった。
「ねぇ、玲斗……本当にどうしたの?」
ミホが不安そうに呟きながら、一旦手を止める。
いくらやっても勃起が出来ないことに玲斗は苛立ちを隠せず声を荒げた。
「うるせぇ! お前が下手くそだから興奮しねぇんだよ! もっとちゃんとやれつってんだろ!?」
ミホはそんな彼の態度に眉をひそめながらも、奉仕を続ける。
「うーん……やっぱり全然おっきくならない…………それじゃあここは?」
どれだけやっても結果は同じだったが、彼女の手が再び玲斗の胸に触れたその瞬間
「んぁっ♡」
玲斗の身体が再びビクッと跳ねた。
ミホは反応があった事を良いことに続けて指が玲斗の胸を軽く揉み、膨らみ始めた部分を刺激すると鋭い快感が全身を貫いたのだ。
「 や、やめっ……! はぅっ♡」
男性器への奉仕よりもはるかに強い感覚に、玲斗の頭が混乱する。
「やっぱりこっちはちゃんと感じるんだ……」
(何!? 胸の方が……こんなに気持ちいいなんて……!? 俺、男なのに……何でこんな……!)
「ち、ちが…………あぅっ♡」
玲斗の身体が震え、甘い声が止まらない。
ミホはそんな彼の反応を見てさらに胸を責め、指先で敏感な部分を軽くつまむ。
「あぁっ♡だめっ♡そこ、感じ……やんっ♡」
女のような甘い声が響き、玲斗の理性が崩れそうになる。
男性器への刺激では全く感じなかったのに、胸への愛撫だけで身体が熱くなることに、玲斗は恐怖と羞恥を感じた。
(俺、こんなので感じちまうなんて……男として終わってるだろ……! でも……なんでこんな子持ち良いんだよ……!!)
「あぁんっ♡ミホっ……そこ……気持ち……ひゃぅっ♡」
玲斗は気づいた頃には最早抑えることもなく女のような声を上げて未知の快楽に溺れていた。
「んっ♡あぁっ♡ヤベっ……なんか…………くるっ♡」
しばらく旨を弄ばれていると彼の身体の奥からなにか熱いものが込み上げてきて、そして次の瞬間彼の身体を快感の波が押し寄せる。
「んっ……くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡」
射精をした訳でもないどころか相変わらず男性器は力なく僅かに上向きになっている程度だったのにまるで絶頂に達したような感覚が彼の身体を迸り、彼は身体をピクピクと震わせながら甲高い声を上げた。
「はぁ………………♡はぁ…………♡なんだよこれぇ……♡」
訳もわからず顔を蕩かせながらミホの方を見つめると、彼女の顔がみるみるうちに引きつっていく。
「何? 玲斗、今乳首でイっちゃったの? おちんちんは全然勃たなかったのに?」
ミホは乳首で気持ちよくなるどころか女のような甘い声を上げて絶頂に達した玲斗を奇異の目で見つめてくる。
男が下も勃たせず乳首だけで絶頂したなど認めたくなかった玲斗は声を荒げた。
「ち、違ぇ………………ふえぇっ!?」
しかしその声は声変わり前の少年のようなものではなく胸をいじられた時の甲高く甘い女性のようなものになっていてかれは思わず言葉を止めた。
「なにその声……私のことからかってるの? 乳首触ってるときだけじゃなくて素の時までそんな声出して」
ミホが嫌悪感を隠さずに呟くと、玲斗は慌てて言い訳する。
「ち、違う! 俺、ちょっと喉が変なだけだ!」
必死に弁明を試みるがやはりその声は男性のものとは思えないもののままだった。
「き、気にすんなって! チンコもそろそろ勃つ頃だろ、ほら、さっさとしゃぶれよ」
「……わ、わかった」
必死な言い訳をした玲斗にミホは渋々さらに奉仕を試み、玲斗の男性器口に含んでみることにした。
彼女の舌が絡みつき温かい口内で優しく刺激するが、それでも玲斗のモノは一向に大きくならない。
そこでミホは男性器を咥えながら再度玲斗の胸を弄んでみると、胸を触れられた時に彼の口から漏れる声は甘く、高い快感に喘ぐ女性の声そのものだった。
「んっ……あぁっ♡ミホ、それだめっ……んぅっ♡」
甘い声が止まらず、玲斗の身体がビクビクと震える。
とうとうミホは呆れたのか彼を愛撫するのをやめ、顔を上げた。
「玲斗、やっぱりなんか変だよ? おちんちんは全然おっきくならないし肌もすべすべだし……胸もやっぱり膨らんでるしなんか女のこみたいな匂いするし正直に今日の玲斗……気持ち悪い……」
ミホの声に苛立ちを覚えた玲斗は、声を荒げる。
「う、うるせぇな! お前がその気にさせねぇからだろ! もっとちゃんとやれよ! 胸弄るのだけ上手くなってチンコは一つも気持ちよくさせられねぇくせに偉そうに!!」
玲斗は甲高い声でミホを怒鳴りつけ、彼女は怯えたように身を引くが、とうとう玲斗の言葉に彼女も我慢が限界に達した。
彼女の目には嫌悪と怒りが混じり、じわじわと溜まっていた感情が爆発する。
「……もういいよ! 今日の玲斗、なんかおかしいし! 今日ずっと変だと思ってたの我慢してたけどもう無理! ……別れよ! セックスもできない女みたいな玲斗なんて付き合ってる価値もないから!」
ミホは服を掴んで立ち上がり、ベッドから離れる。
「お、おい! 待てよ、ミホ! なあ、まだこれからだろ?」
玲斗は慌てて彼女を呼び止め追いかけようとするが、足がもつれて転びそうになる。
ドアに向かうミホを呼び止める声は、意図せずさらに高く、少女のような響きを帯びていた。
「ミホぉっ、行くなよぉっ!」
その瞬間、盛大に足が布団にとられ、その場で地面に転んでしまい
「きゃぁっ!」
と甲高い女性の悲鳴のような声を出してしまう。
その声にミホが振り返り、彼自身も自分からそんな声が出たことに一瞬呆然とする。
「い、いや……これは何かの間違いだ……間違いなんだって……な、なあミホ……」
「何? そんな情けない女みたいな声出して……今日の玲斗、ずっと女の子みたいで気持ち悪かったから!」
「ちょっと待ってくれよ……この声もチンコも疲れてるだけなんだよ……俺……女っぽくなんかねぇから……お前の事気持ちよくしてやるから」
すがりつくように弁明を試みようとする玲斗だったが、そんな彼を尻目にミホはそそくさと服を着ると
「そんな変な玲斗なんて嫌い! じゃあね!」
無慈悲に捨て台詞と別れを告げ、ドアをバタンと閉めて去っていった。
ミホが出ていき、部屋に一人残された玲斗は、床に座り込んで頭を抱える。
「何だよこれ……俺、どうなっちまったんだよ……」
その間にも空腹感と渇きがさらに強まり、身体の奥から疼くような感覚が止まらない。
それから一夜明けると変化はさらに加速していた。
玲斗の筋肉質だった体型は身体は目に見えて華奢になっていて、180cmオーバーだった背丈も一回り二回りほど縮んでいた。
そのせいで着ていた服はサイズが合わなくなりブカブカで、シャツの下では胸がさらに膨らんでいる。
鏡を見ると、顔の輪郭が柔らかくなり、目は大きくまつ毛が伸び、唇には妙な艶がある。
声も更にに甲高い女性のようなものに変わっていて、無理に低く出そうとしても裏返るだけだ。
「くそっ……何だよ、これ……あー……あー……クソッ……やっぱダメかよなんでこんなうぜー女みてぇな声しか出ねぇんだ……?」
低い声を出そうと試みるが、何度やっても妙に男に媚びたような甘ったるい声色が喉を震わせる。
「腹もずっと減ったまんまだしこれ……なんかの病気なのか……?」
混乱の中でも空腹感がさらに強まるが、どれだけ食べても満たされない。
冷蔵庫のビールも肉も、味がしないどころかただ腹に異物を詰め込んでいくような不快感すら覚える。
そして冷蔵庫の中身はとうとうミホの好物で、彼女が買い置きしていたイチゴヨーグルトだけになっていた。
「チッ……もうこんなのしか残ってねぇのかよ」
乳製品全般が苦手だった玲斗だが、背に腹は変えられないとヨーグルトを一つ手に取る。
そして蓋を開けてツンと鼻に香る乳製品特有の匂いとその見た目にいつもならば忌避感を覚えるはずなのに何故か今はそれが妙に美味しそうに感じた。
恐る恐るスプーンで掬って口に運ぶと、どろっとした食感と甘酸っぱい味が舌に広がる。
それはここ数日で食べたものの中で僅かながら最も空腹を満たしてくれたような気がした。
「んっ……何だこれ、マズいはずなのにすげぇうめぇ……」
玲斗は小さなカップに入ったヨーグルトを貪るように一気に食べ尽くす。
「ふぅ……ちょっとは腹膨らんだか……なんか部屋に閉じこもってても良いことねぇし外の空気でも吸いに行くか」
多少空腹が収まった玲斗はこんな時こそぱっと遊んで全て忘れようと考え、街へ出ることにした。
そして彼女に振られた後だがその寂しさや不安を埋めるために女でも漁ろうと無理をしてかった服を取り出すが着慣れていたはずのその服はサイズが合わずブカブカだった。
(あれ……? この服、こんなデカかったか? あれだけ腹減ってたし痩せちまったのかな……?)
自分の体の異変を痩せたからだと言い聞かせ、他の服も試してみるがやはりサイズが合わずズボンはベルトのウエストを一番細い状態にしても尻のあたりまでずり落ちてしまう。
「ああクソッ! そんな痩せちまってんのかよ俺! しかも……んぅっ♡なんか服も擦れて気持ち悪ぃ…………」
服が合わないことに苛立ちを顕にした玲斗だったが、今はそれよりも遊ぶことが先決だとサイズの合わない服を無理やり身につけ街へ繰り出していった。
街に出るとサイズの合わない服を着ている自分を見つめる人々の目線が彼には突き刺さるように感じた。
(なんだよどいつもこいつもジロジロ見やがって……ま、俺がイケメンだからしかたねぇよな……そうだよな? そうに決まってる)
なんとかそんな状況を肯定的に捉えようと自分に言い聞かせ虚栄心から見せつけるように歩き、やっとのことで通いなれたクラブに着く。
そしていつものように入店しようとすると入り口で店員に呼び止められ身分証の提示を求められた。
「お客様、身分証を拝見させていただけますか?」
「はぁ!? 俺だよ! 俺!! いつも来てんだろ?」
そう反論するが、声が可愛らしく響き、店員が怪訝そうな顔をする。
「えっと……失礼ですが存じ上げません。お嬢さんは初めてのお客さまですよね? それに見た所未成年に見えますので年齢確認のため身分証お願いいたします」
「お嬢さんじゃねぇ! 俺は男だし25だ!」
玲斗は女と間違えられた事に苛立って叫ぶが声がさらに高く裏返り、店員が苦笑する。
「し、失礼いたしました。それでも規則なので……」
店員は即座に軽く頭を下げ更に身分証の提示を促してくる。
「ったくしょうがねぇな。ほらよ」
このままでは埒が明かないと渋々財布から免許証とクラブの会員カードを取り出して見せると、店員は怪訝そうな顔をした。
「えっと……高梨玲斗? 写真と全然違いますけど……うーん……確かにこの方はよく拝見しますがこれは彼氏さんの……ですか?」
「ざけんな! 正真正銘俺ンだよ! 何だよさっきから! バカにしてんのか!?」
店員の対応にしびれを切らした玲斗は店員にそう怒鳴りつけた。
彼が叫んだ瞬間、周囲の客がこちらを振り返る。
「何あの子、騒いでるけどどうしたの? 声可愛いね」
「身分証が彼氏のって……ちょっと痛い子かも」
客は口々にそんな事を言いながら奇異の目を彼に向けた。
そんな視線が突き刺さるように感じた玲斗は慌ててフードを深くかぶる。
そんな彼を見た店員は呆れたようにため息をついてめんどくさそうに続けた。
「申し訳ありませんが、20歳以上であることが確認できないお客様の入場はお断りしております。お引き取り願えますか……?」
玲斗は舌打ちをして、逃げるようにその場を後にするしかなかった。
クラブに入ることもできずに行く当てもなく彷徨っていると、背後から聞き慣れた声が聞こえてきた。
「おーい、そこの可愛い子! 今から一緒に遊ばねぇ?」
その声に玲斗は凍りつく。
恐る恐る振り向くと、そこには二人の遊び仲間が立っていてこちらに手を降っていた。
(あいつらなら……! あいつらなら、俺だって気づいてくれるはずだ!)
遊び仲間なら自分が玲斗だと気づいてもらえるかもしれないと、淡い希望を抱きながら近づく。
「おお、結構乗り気じゃん!」
「おいお前ら! 俺だよ、玲斗だよ! ちょうど良かった話聞いてくれよ」
だが、仲間達は目を丸くし、すぐに顔を見合わせて笑い出す。
「はぁ? キミ、玲斗の事知ってんの?」
二人は彼が玲斗だと気づいておらず、
それどころかいつもは見下ろしていた彼ら二人が自分より遥かに大きく見え、気づけば玲斗は威圧されていた。
「知ってるも何も俺が玲斗だっつってんだよ!」
「そんなわけねぇだろ! キミ、面白いしすげぇ可愛いじゃん。ナンパしてんだからさ、乗ってくんね? 今日はアイツもいねーしさ」
玲斗の希望が一瞬で打ち砕かれる。
「だから俺が玲斗だって何回言えば分かんだよ!?」
必死に訴えるが、二人ははさらにゲラゲラと笑い声を上げる。
「いやいや、玲斗はもっとゴツいし、声も低いし第一男だろ?」
「それに玲斗のヤツ、どんだけ連絡しても昨日から全然返事もねぇんだよな」
その言葉に玲斗は一瞬希望を見出すが、その希望は一瞬にして打ち砕かれる。
「ま、あいつ、最近調子乗りすぎてウザかったからな〜女遊びが派手すぎて俺らにも迷惑かけてたし。おこぼれに預かれないのはちょっと不便だけどアイツなんか居なくてもこんな可愛い子が自分から寄ってきてくれたんだからよ」
「だな。どうせまたどっかで女引っかけて、ヤバい目にあってんじゃねぇの? あいつ、頭悪いからさ」
二人が自分の陰口を言い合うのを、間近で聞くことになってしまったのだ。
(何……? こいつら俺のこと、そんな風に思ってたのか……?)
仲間だと思っていた二人にこんな風に切り捨てられるとは思っておらず、玲斗の胸が締め付けられる。
しかしそんな事など気にも留めない男たちは更に玲斗に詰め寄り
「ま、なんだ。玲斗のコトなんか忘れて俺達といっしょに遊ぼうぜ?」
そう言って彼の腕を掴む。
その瞬間手の大きさにも驚いたが、それ以上に男たちの汗と酒の匂いが鼻をつき、玲斗の身体が熱くなった。
さらに脳裏に薄っすらと自分が二人に抱かれているようなヴィジョンが浮かび……
(何だよ……こいつらに、抱かれたい……? い、いやそんなハズねぇ! 俺は男だぞ!?)
頭をよぎった渇望に困惑し、慌てて否定する。
「ふ、ふざけんな! 俺は男だ! もうお前らなんか知らねぇからな!!」
甲高い声で叫び必死に腕を振り払い、仲間がさらに笑う中玲斗は顔を真っ赤にして逃げ出した。
「おい、待ってよ! こんな可愛い男が居るかっての!」
「俺は別にキミみたいな可愛い子なら男でもイける口だしちょっとだけでもあそぼうよぉ〜」
背後から響く笑い声が耳に刺さり、玲斗は涙を堪えながら彼らの追跡をやっとのことで巻いただった。
結局気晴らしどころか心に深い傷を負ってとぼとぼとマンションに戻った玲斗はドアを閉めると同時に床に崩れ落ちる。
「何だよ……俺は高梨玲斗だぞ……? なんで誰も気づいてくれねぇんだ……」
そんな疎外感以上に空腹感がさらに強まり、どれだけ水を飲んでも満たされない乾きを冷蔵庫に残っていたヨーグルトのどろっとした食感が僅かに潤す。
それと同時に、仲間たちの匂いを思い出すたび身体が火照り、下腹部がじんわりと疼く。
(なんだよこれ……なんで腹減ってるはずなのに腹の奥がじんわり温かくなってんだ……? それに……)
気を抜くと脳裏に再び男に抱かれる自分の姿が浮かび、頭を振って否定するが、身体はそれを裏切るように熱を帯びていく。
玲斗は震えながら頭を抱え、初めて感じる女性としての性的渇望に恐怖した。
男としてのプライドはボロボロに崩れ、鏡に映る少女のような姿が、彼の現実を突きつけている。