「今日もお疲れ様でした、先輩」
「マシュもお疲れ様、今夜はゆっくり休んでね」
一礼して去っていく後輩を見送り、後ろ姿が見えなくなったのを確認してからマイルームへ続く扉を開けた──次の瞬間、まるで獣の巣に迷い込んでしまったと錯覚しそうになるほど、むせ返るような熱気と生臭い獣臭が鼻腔を突き刺してきた。
刺激臭に負けじとマイルームへ入ると、いつものように閉じた扉を施錠。そのまま着ていた礼装を雑に床へ脱ぎ捨て、部屋中に充満した異臭の源が蠢くベッドへと近付いていく。
「っあ"〜ッ……だめ、だめだめ、私は……快楽に……肉欲に……屈しては……んひっ……でも、っお"ッ……おなかのなか、せつない……んんっ……」
視線をやると、昼間に抱き潰したメタトロン・ジャンヌが言いつけ通り裸のままベッドへ寝転がり、最後に見た時と同じようにガニ股を閉じもせず下品な格好で身悶えしているのが見える。
別に忍んだつもりはないが、こちらがベッドの傍ら、枕元まで近付いても虚ろな目をしたメタトロン・ジャンヌが気付く様子はない。
「……気を、しっかり持つのです……わたしは、メタトロン……か、神の……忠実な、しもべ……ッ……う"、お"……み、自ら慰めるなど……そんな恥ずかしい、汚らわしい……低俗で、無様な、売女のような真似……できるわけ……うお"っ……ッ!!」
自身に言い聞かせるように呟き、ガチガチと震えそうになる歯を食いしばりながらも、だらしなく口端から涎を垂らすメタトロン・ジャンヌ。
虚ろな瞳で天井を見上げ、無様に拡げられたガニ股を閉じもせず、背中を曲げ逸らし身悶え蠢き、両手でシーツを強く握り締め掻き毟る。
それは身体の疼き、肉欲への渇望、今にも溺れそうになる快楽への誘いを自制心のみで支えるという、まるで薄氷の上を全力疾走するような無謀な試み。それこそ、軽い一押しで簡単に瓦解するであろうことは想像に難くない。
「んぎっ……ひっ、んひっ……フーッ、フーッ……で、もお"おぉ……おまんこ、かゆいッ……ひっ、ひっ、ふッ……ん"んんっ……まんこ掻き毟りたいッ、まんこ弄りたいッ、まんこほじりたいッ……っ……でも……でもぉぉぉ……ッ!!」
へこっ、へこっ、と何度も腰を上下に揺らし、ガニ股に拡げた脚の爪先でシーツを蹴り、ベッドシーツごと自らの身体を抱き締めるように身悶えるメタトロン・ジャンヌの痴態を眺め続けていると──意図せず下半身、ズボンの内側で肉棒へ血が溜まっていくのを自覚する。
湧き上がってくる肉欲、性欲に促されるまま下半身へ手をかけパンツごとズボンを脱ぎ去り一糸纏わぬ姿となると──ビクンッ、ビクンッ、と痙攣する肉棒へ手を添え、眼下で寝転がるメタトロン・ジャンヌの眼前へ近付けた。
「……ぇ……ぁ……」
肉棒を顔面へ突き付けられたメタトロン・ジャンヌの動きが一瞬だけ止まるも、彼女は視界いっぱいに拡がるオスの象徴である醜悪な肉塊に釘付け。
「ただいま、メタトロン」
「……あ、あ……あぁあ……ちんぽ、ちんぽ、ちんぽ……」
労いの挨拶が返ってくるとは微塵も思わなかったが、『ちんぽ』としか鳴かないな、この天使。唐突に眼の前へ現れた肉棒しか見えていないのか、彼女の動きは激しくなる──ヘコヘコと上下に揺らすだけだった腰は艶めかしく振り乱され、ガニ股に開かれていた脚は激しく暴れ始め、ベッドをギシギシと軋ませ始めた。
体液まみれでベチャベチャのベッドの上で激しく身悶え、跳ね回る、その様は──まるで男を挑発し、誘惑し、劣情を刺激させる、淫らなダンスを踊っているようだった。
「……お"、お"、お"っ、ちんぽちんぽちんぽッ……ッ……スーッ、んフーッ……うっ、お"ッ、ちんぽくっっっさ……あたま、しびれるぅ……ふごっ、お"……っあ"〜ッ……やっ、べ……ちんぽッ、ちんぽ、ちんぽお"ぉ……」
「ドロドロになったベッドの上でチン嗅ぎ求愛ダンスとか、変態っぽいね」
「……う"お……だ、黙りなさ……スンスンッ……ぉ"……求愛なんて、そんな……獣のような"ッ……あ"、あ"、あ"、ちが……ちがう、ちがう、ちがうッ……これは、あなたが私を、こんな身体に"……いぎッ……こ、この……ちんぽで何度も、何度も、何度……も"ッ……犯した、から……ではないですかあぁぁ……ッ!!」
チン嗅ぎしながらベッドを軋ませるほど腰ヘコする体液まみれの天使が何か言ってる、そもそも『セックスがしたい』と言い出したのはメタトロン・ジャンヌだし、口では嫌だ下劣だ低俗だと吐き捨てながらも最後は快楽を貪った果てに自らアヘ顔を晒すのも彼女だ。
「えー、最初にセックスしたいって言ってきたのはメタトロンじゃん。それに、いつも最初は文句ばっかり言うけど、最後は何だかんだチン負けして敗北宣言、懇願、出産宣誓してアヘ顔晒すまでがセットなんだもん──そろそろ認めようよ、自分はエッチが大好きなんだってさ」
手で肉棒を支えて、ぺちっ、ぺちっ、とメタトロン・ジャンヌの顔面を軽く叩く。そして、そのまま目元、額、鼻先、頬など顔中に竿や亀頭を叩き回り、押し付け、擦り、漏れ出る先走りを塗り付けていった。
光に照らされテラテラと輝き始めた先走りパックまみれの彼女を見下ろしていると、さらに興奮が高まり滅茶苦茶にしたい願望が鎌首を持ち上げる。
「……お、ご……んひっ、きたなひ……ッ……い、や……み、認めない、みとめ、ない……ッ……ぜっ、たい……認めませんッ……んお"ッ、くっさ……フーッ、フーッ……ッ……ぇ……うそ、うぞッ……わたし、ちんぽ嗅いでイグッ……ぶぇッ、フごッ……っお"ッ!?」
最後に肉棒の裏スジ、先走りまみれで蒸れた獣臭が最も強いソコでメタトロン・ジャンヌの鼻腔を塞ぐ。グリグリと強く押し当て、彼女の鼻から直接、生臭い獣臭を彼女の脳へと叩き込むように。
瞬間、メタトロン・ジャンヌはガニ股に拡げていた両脚をピンと伸ばしベッドシーツを蹴り、思いっきり背中を逸らして身体をクネらせ──ぶしゅっ、と股間から透明な体液を所構わず撒き散らし始めた。
「……お"、お"っ、フゴッ……とまら、にゃい……ぃやあ"ぁあぁぁ……みないで……んお"……みなっ、い……でえ"ぇぇぇえ……い"ぎ、ひっ、ひ、んぎッ……あたま"、ばちばち、っれ……やっべ……ッ……やげる"、とけりゅ、やぎきれる"ぅう"ぅう……う"、お"ッ!?」
足ピンした爪先と反らした背中を支点に上下する腰、丸出しで振り乱される股間から噴き出る体液、絶頂と共に放たれる潮は止まらない。びちゃびちゃとベッドどころか床、もしかしたら天井にまで届きそうなほどにメタトロン・ジャンヌの潮吹きは激しい、まるで噴水だ。
「うわぁ、チン嗅ぎだけで本気イキして潮吹きって天使どころか人以下じゃん、すっかり開発済みって感じ。おめでとー、人生……いや天使生?終了確定じゃん──よいしょ、っと」
ベッドへ膝を立てると、ぐぢゅっ、と耳障りな水音が響いた。昼間にメタトロン・ジャンヌと愛し合ったのが数時間前のこと、それからシーツは交換しているはずがなく──精液、愛液、潮、汗、唾液、腸液、小水など。ありとあらゆる体液まみれの足場は、凄まじい不快感を与えてくる。
その感覚に耐えながらもメタトロン・ジャンヌの枕元へ胡座を組むと、少し強引に彼女の頭の下へ片足を差し入れた。
ベタベタな長金髪が肌へ纏わりつき、足の付け根をくすぐっていき、すぐ近くへ来た彼女の顔、頬へ反り立つ肉棒が掠れ微弱な刺激を堪能する。
遠目に見れば仲睦まじい膝枕の様相だろうが、互いに全裸でベッド上、むせ返るような生臭い獣臭が充満する部屋で、と考えるとムードも何もない。
「……う"、お"……好き、かって……ぬかさないでくだっ……んお"ッ!?」
不満そうなメタトロン・ジャンヌを制すように片手で頭を撫で、体液でベタつく金長髪を指で梳きながら、空いている反対の手は彼女の胸部へ。
人差し指だけを使い、乳房の頭頂で真っ赤に膨張、起立し自己主張する乳首へ爪を立てる。カリッ、カリッ、と引っ掻くたびに──メタトロン・ジャンヌの口から汚声が漏れ、反射的に跳ねる身体に合わせて股間から断続的に潮が飛ぶ。
「……お"、お"、お"……う"っお"……そこだめっ、それやば……ッ……ぅ、お"ッ……さわらなっ、いでっ……ぎ、ひ……っ…あ"、あ"、あ"、あ"、っあ"〜ッ……からだが……ちから、ぬけ……ッ……やっ、だ……ぁ……でる"っ、でる、でぢゃう"ぅう"う"ぅぅッ!!」
乳首への鋭い刺激を受けたメタトロン・ジャンヌが悲痛な叫び声を上げると、股間から勢いよく噴き出す潮とは明らかに違う金色の体液が、弧を描くように噴出してくる。
広範囲にブチ撒けられる潮と違い、明らかな方向性を持ち真っ直ぐ弧を描く金色水はベッドシーツへ叩き付けられると、ぢょぼぼぼっ、という汚らしい音を立て、周囲へ鼻腔をツンッと刺すアンモニア臭を漂わせ始めた。
「これ、おしっこ? スンスンッ……うわっ、くっっっさ、天使も粗相ってするんだね。あ〜あ、ベッドシーツがメタトロンの小水でシミできちゃってるよ」
「……ッ……いや"ぁあ"ぁあぁあっ……おねが、みな"いで……みな"いでぇ"え"え"……ぅ"、あ"……あ"ぁあぁぁ……ひぐっ、う"ぇ……なん、で……とまらな"ッ……いや"ぁ……ん"、お"……ぐすっ、う"っ……もぉ、やだぁ……なんで、こんな……ひどいこと……ッ…… 」
ようやく潮と小水を胎内から吐き出し終えたメタトロンは、ボロボロと涙を流し始め、こちらを淀み穢れた瞳で見上げてくる。
絶望と諦観、羞恥と僅かな解放感で覇気のない表情の彼女、メタトロンを見下ろしながら──わざと、これでもかというほどに、にっこりと作り笑顔を返す。
「そうやって人のせいにして泣いてるけどさ、メタトロン……自分が笑ってるの、気付いてないの?」
「………………………は?」
そう、覇気のない表情を浮かべ、滂沱の涙で頬を濡らしていても、メタトロンの口端は吊り上がっており──にたぁっ、と、まるで夜空の三日月のように妖しく、卑下た、下品で綺麗な弧を描いていたのだ。
それを指摘してやると、彼女はシーツから手を離すと震える指で自身の唇をなぞる──同時に、周囲の空気が変わった。
「……ぁ……え、えへ……えへへへ……う、そ……わたしの、からだ……あはっ、ひへへ……ちがう、ちがうのぉ……」
「違わない、何もおかしくない。だってメタトロンの身体は神様が言った、『産めよ、増えよ、地に満ちよ』を守ろうとしてるじゃない──そもそも、何でメタトロンはエッチなコトを忌避するの?」
膝に載せたメタトロン・ジャンヌの長金髪を梳き、額から頬までを撫で、にちゃあっ、と歪な笑みを浮かべる口端をなぞりながら問い掛ける。
「そ、れは……わたしは、てんしだから……にんげんじゃ、ありません……それに、こんなこと……はずかしくて、きたなくて、よくない……モノ、だと……」
「でも、今のメタトロンはジャンヌの身体を使ってるよね、彼女は聖女であっても人間。だからメタトロンがチン嗅ぎで本気イキしたり、乳首いじっただけで漏らしちゃう身体に開発されても、エッチが大好きになっても、何ら不自然じゃない。身体の方は、神の言葉を理解し実践してるよ──それに逆らうのは、神の意思に背く行為じゃない?」
「……あ、ぅ……それ、は……でも……ッ……んお"!?」
煮え切らない様子のメタトロン・ジャンヌの頬から手を離すと、両手を彼女の乳房へと移動させ──勃起していた乳首を、きゅっ、と摘み転がしてやる。
コリコリとした程良い固さの乳首を指で挟み転がし、指腹を擦り付け、時おり爪で引っ掻く。先の問答によって少しだけ落ち着きを取り戻していたメタトロン・ジャンヌは、不意に叩き付けられる刺激に大きく身体を震わせ腰を跳ね上げた。
「間違えても償える、きっと神様も許してくれる。だから、もう認めようよメタトロン。気持ちよくなりたい、身体の疼きを解消したい、その衝動に逆らわないで──どうされたいのか、どんなことされたいのか、自分の口で言ってごらん?」
「……ん"ぉ、ほ……ッ……お、おま"んこかゆいの"ッ、おなかのなか、せつない"ぃ……ゔ、お"……ほ、ほじい"いぃぃ……っ……ちんぽ、ちんぽ、ちんぽほじいっ、おなかのなか、かきまぜてほじい"、ほじい、ほじいほじいほじいっ……せっくすッ、したひ……んひ、ぎ……ちんぽっ、ちんぽ、ちんぽしたひ……う"ぅうう"ぅッ!!」
衝動、欲求を口にした瞬間にタガが外れたらしい。メタトロン・ジャンヌは羞恥心など欠片も見せず、絶叫にも聞こえる大声量で自身の爛れた欲望を口にした。
おまけに、ヘコヘコと揺らすだけだった腰を力任せにベッドへ叩き付け始めた。体液まみれのベッドへ彼女の腰が叩き付けられると、びたんっ、びたんっ、と汚い水しぶきが飛ぶのが見える。
その様は、まるで駄々っ子のようだ。
「うん、わかった。それじゃあ、このちんぽ使っていいよ──」
「……っ……っお"ッ……あは、えへ……ひひ……」
最後に一度だけ乳首を弾くとメタトロン・ジャンヌから手を離し、代わりに後ろ手をついて背中を反らす。もちろん、彼女が上に乗りやすいようにだ。
こちらの意図を、メタトロン・ジャンヌも察したようだ。度重なる絶頂、前戯によって脱力し自由にならない身体を何とか捻った彼女が、こちらの身体へ縋るように身を預けてくる。
身体中を自身の汗、愛汁、潮で汚したメタトロン・ジャンヌが、身体を密着させながら登ってくる。体液をローション代わりにして彼女の柔らかな乳房や腹部が、こちらの胸板を滑っていく。
それは、まるでナメクジが這っていくような感覚だ。
「……ッ……あは、あは……ちんぽ、ちんぽ、ちんぽ……」
こちらの首へ両腕を回してきたメタトロン・ジャンヌが、キスができる程に顔を近付けてくる。
目の焦点が合っておらず、目端から涙を流し、だらしなく口端から涎を垂らし、浅く熱い吐息を吐き出し、それでも妖しく歪に、にちゃあっ、と笑みを浮かべていた。
「……んん、や……ちんぽ、ちんぽどこッ……ん、ぃ……」
ふと気付けばメタトロン・ジャンヌはベッドを両足で踏みしめ、こちらを跨ぐような格好になっていた。しかし騎乗位へと移行したはいいが、肝心の挿入が成されていない。
メタトロン・ジャンヌは甘く淫らに腰を振って、自身を挿し貫いてくれる肉棒の行方を探している。その腰振りによって柔らかな尻肉が肉棒を擦っていく快感が腰へ走り、もっと味わいたい欲求に駆られるが──せっかく彼女が求めてくれたのだから、ここは真摯にいこう。
こちらも腰を引き、捻り、メタトロン・ジャンヌの腰振りに呼応してやる。すると火傷をしそうな程に熱い水気が溜まる割れ目、その奥へ隠れる秘穴が亀頭の先端と密着、照準が合わさった。
「……ん……あは……ちんぽ、だ……」
──瞬間、ベッドの反動を利用し思いっきり腰を打ち上げた。
「……ひょぺッ……ッ……んご、っほお"お"ぉ"お"ぉおぉ"ッ!?!?」
どちゅんっ、と一気にメタトロン・ジャンヌの膣へ肉棒を叩き込む。その勢いを彼女の身体は受け止めきれず、最奥の子宮口を支点として全身を一度だけ大きく持ち上げた。
耳元で響いた汚い絶叫の余韻を感じつつも、下半身へ意識を集中する。ギチギチと肉棒を締め上げてくるメタトロン・ジャンヌの膣壁を押し拡げるように、グリグリと腰を密着した彼女の股間へ擦り付け──ベッドへ腰を下ろし、彼女が自ら腰を振るのを促した。
「……か、はっ……はひゅ……ッ……ひ、ひひ……ちんぽ、ちんぽ、ちんぽッ……う"お……ふん、ふっ、う"、お"、っあ"〜、ぎも"ぢい、ぎも"ぢいいっ……もっと、もっと、お"……ちんぽい"い、ちんぽきもちいい"、ちんぽもっと、もっと……お"、お"ほ、う"ぉ、お"、"お"……ッ……もっとぉお"ぉお"ぉぉ"ッ!!」
獣じみた咆哮を上げるメタトロン・ジャンヌが、勢い良く腰を振り乱し始めた。反り立つ肉棒を自らの秘穴へ迎え入れ、膣内を収縮させ強烈に吸い付き、カリを用いて膣壁をゾリゾリと擦り、貪欲に快感を貪る彼女には神秘も品位も羞恥もない。
一心不乱に尻を上下させ、こちらの下腹部へ股間を叩き付けたかと思えば──今度は密着させ、ぐりっ、ぐりっ、と腰をクネらせ胎内で肉棒を捏ねくり回してくる。
「お"、お"、お"、お"、ぅ"っ、お"おぉおお……っ、ほへ……へひ、ひ……おな"か、おぐッ、きもぢい"いぃ……か、は……ぐる"じいのに"、こし、とまらな"いぃ……い、ぎ"、ひぐ、ゔぉ"、お"、お"ご、っほ……あ"、あ"、あ"、あ"、あ"ッ……っあ"〜、イグイグ、いっっぐう"ぅ"うう"ッ!!」
こちらの首へ回された腕に力が加わり、背中を丸め、ビクビクと肩を跳ね上げるメタトロン・ジャンヌ。おそらく絶頂したのだろうが、彼女は余韻に浸る様子もなく腰を振り続けている。
勝手に絶頂したのは構わないが、ギチギチと締め上げてくる膣壁に擦られる肉棒から伝わる強烈な快感に、こちらも堪らなくなる──湧き上がる射精感、焦燥感に追い詰められていく身体は抑えが利かない。
「……うっ……メタトロン……ッ!!」
「……ほ、へ……あ"ッ……」
衝動のまま身体を押し付けてくるメタトロン・ジャンヌに負けじと無理やり上半身を起こし、彼女を背中からベッドへ押し倒す。どすんっ、と全体重をかけて彼女を押し潰す勢いで倒れ込んだというのに、首へ回された腕が離れることはなかった。
しかし、構っていられない。
こちらも彼女の背中へ腕を回し、後頭部へ手を回し、搔き抱く。そして互いに絡まったまま、股間で繋がったれたまま、ベッドへ膝を着くと無心で腰を振る。
「ん"お、お"、お"、っほ……ッ……ほひ、ひぎ、んひ……これすごひ……お"ご……つ、つぶれりゅ……ブッつぶれりゅ、ごわ"ざれる"っ……んお"、お"ッ、お"、お"、う"お"、っほへ……ッ……あ"〜ッ"、あ"〜ッ……これずき、ちんぽしゅき、きも"ぢぃ、きもぢい"ぃ……このちんぽしゅきっ、だいす、ぎ……お"ひっ……しゅきっ、だいすき……あ"い"じでま"ずう"ぅうぅうッ!!」
組み敷いたメタトロン・ジャンヌの脚が、こちらの腰や太腿に絡み付いてくる。ぐいっ、ぐいっ、とベッドへ押し付けられながらも肉棒を自ら貪ろうという貪欲で汚らしい性欲に駆り立てられた反射行動だろう。
「メタトロン……ッ……舌、出して……」
「……う"お"っ……んひ……ふぁい、え"あ〜っ……ぢゅう"ぅ……れろ、ぉ"ん……ぢゅる"、んぶ……ふっ、う"う……えれえれえれッ……じゅぞぞぞぞッ……ん、お"、けほ……フーッ、フーッ……ぢゅう"うぅ……ちゅ、ぢゅぷ……あ、は……」
互いに下半身を振り乱し繋がったまま、互いの鼻先を掠らせながら、互いの吐息を交換し、互いに限界まで舌を伸ばし絡み合う。
舌腹を押し付け合い、舌全体を蛇のように絡ませ合い、唇を密着させて互いの口内を舌で蹂躙し合い、貪り合う。何度も唾液を交換し、混ぜ合わせ、粟立たせ、お互いの口元がベタベタになるまで。
「……ん、ぐ……メタトロン、もう出そうだよ……ッ……」
「ぢゅるるるるる、んっ、ぷあ……ッ……あ"、ほひ……は、ひ……だして、なかにっ……だしてくらはいッ……いっぱい、いっぱ……ん"お"ッ……きだ、きたッ……ほんきの"、たねづけぴすとん、ぎたァ……あ"、あ"、あ"……たねづけじてッ、はらま"ぜで……あな、だの"……こども"、うみだい"ッ……う"、お"……ゔみ"まず、じゅっざんじまず、けぇざんふにな"りまず……おぢる、おぢちゃう"、あな"だにおぼれりゅッ……う"お"……ッあ"〜ッ、あ"〜ッ、イキまず、イグッ、イぎゅ……あぐめ、すりゅッ……やばいのぐる……ゔお"……ッ……んいっ……イグゔうぅぅううぅぅッ!!」
大絶叫を上げたメタトロン・ジャンヌが絶頂の反動で無意識に背中を反らそうとしたのが分かる、だが全体重をかけてベッドへ押し付け拘束しながら腰を振り続け──限界を感じた瞬間、思いっきり、どちゅんっ、と腰を叩き付け、欲望を解放する。
どくんっ、どくんっ、と心臓に呼応して、亀頭から快感が突き抜けていく。汚らしい白濁が吐き出され、メタトロン・ジャンヌの胎内へと注がれていく感覚──その途中、彼女の膣内がうねり、収縮し、奥の奥まで貫いた肉棒に吸い付いてきた。まるで、精液を一滴残らず搾り尽くそうとしているかのようだった。
「……ぁ、へ……こだねが、わらひの、なかに"、れてるぅ……どぷ、どぷっれ……あぢゅい、とけちゃゔ……ひへ、えひひ……ん"、お"……なかで、はねてりゅ……お"、お"、ぅお"……お"おぉぉお"ぉ……」
膣内射精されたメタトロン・ジャンヌは、いまだ身体を痙攣させてはいたが、絶頂を迎えた全身は弛緩を始めている。こちらの首に回されていた両腕がスルリと解け、腰に回されていた両脚は緩まり──ただただ、胎内へ吐き出され続ける白濁を受け止めていた。
数秒か、はたまた数分か、ようやく射精が収まったのを自覚すると上半身を上げてベッド上で天井を仰ぐメタトロン・ジャンヌを見下ろしながら──ゆっくり腰を引き、彼女の膣内から肉棒を抜き放った。
「……あ"、や……でてっちゃ……ッ……う"お"ッ!?」
最後まで凄まじく吸い付いてきた膣壁から亀頭が解放されると、ぢゅぽんっ、と小気味良い音を立てる。ぽっかりと空いたメタトロン・ジャンヌの秘穴の端から、汚らしい白濁が涎のように垂れている様は、とても卑猥で蠱惑的な光景だった。
それを見送りつつ、射精による脱力感で重い身体を引きずるように、ベッド上を膝だけで移動しメタトロン・ジャンヌの枕元へ座る。
「……はぁ、はぁ……ッ……ん、ふ……お"!?」
そして、少し柔らかくなった肉棒を、光の灯っていない瞳で呆然と天井を見上げるメタトロン・ジャンヌの顔へ載せる。二人の体液でベトベトで、生臭い異臭を放つソレが、びたんっ、と載せられても──彼女は嫌がる素振りも、避けようとしようとすらしない。
むしろ、にたぁっ、と下卑た笑みを形作る口から舌を伸ばす。目元に載せられた肉棒には絶対に届かないだろうに、力なく、だが懸命に舌を伸ばして汚物を舐め上げようとするメタトロン・ジャンヌに、普段の高貴さや気品などない。
「……あへ、へ……ぇあ〜、へっ、へっ、へっ……ッ……あは……れろれろれろ、お"……ちゅ、ちゅる、ん……ふっ、う"……ちゅう、んむ……」
腰を捻り舌へ肉棒を押し付けてやると、嬉しそうに舌を這わし、吸い付き、しゃぶりついてくる元天使様。もはや汚物でしかない肉棒を愛おしそうに舐め、付着する生臭い体液を口に含み呑み下す。
熱心に、一心不乱に奉仕するメタトロン・ジャンヌの頭を撫で、ガビガビになっている髪を引っ張らぬよう気を使いながら梳いてやる──とろんっ、と彼女の蕩けた瞳が揺れるのが見えた。
「んちゅ、む……あへ、へ……ちんぽ、ちんぽ……れろれろれろ、もっとぉ……お"ッ!!」
ふと見れば、メタトロン・ジャンヌは肉棒を舌で掃除しながら、自ら慰めていた。だらしなくガニ股に脚を開き、自身の胎内へ吐き出された白濁を掻き出し、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立てながら。
どうやら今夜は、とても長い夜になりそうだ──
──翌日
「本当に、このまま……部屋の外に出ろ、と?」
身嗜みを整えていると、背後から少し震えた声が掛かる。振り返ると、第一臨霊基状態のメタトロン・ジャンヌが苦虫を噛み潰したような表情で、自身の身体を掻き抱いていた。
「そうだけど……何か問題でも?」
メタトロン・ジャンヌは納得していない様子で拒絶を示してくるが、彼女の姿は"いつも通り"であり、不自然なところなどない──言葉通り、"見た目だけ"に限った話ではあるが。
「お、大ありですッ!! このような辱め……ッ……」
実はメタトロン・ジャンヌの身体には朝方まで抱き潰され、玩具にされ、凌辱された証が描かれている。腹、下腹部、尻、背中へ。気品溢れる衣装の下には、口にするのも憚られる卑猥な落書きが施してあるのだ。
さらには、行為後に軽く二人でシャワーを浴び清めはしたが最低限、沐浴程度しか許さなかった──結果、沐浴程度では消しされなかった異臭が、何日も日を跨ぎ穢され尽くした彼女の身体から、もわぁっ、と鼻腔を刺すような刺激臭が立ち昇っている。
「どれどれ……ん、ぉ……くっさ……」
「……ッ……こ、の……ッ!!」
すっかり精液、愛汁、汗など獣臭を放つ体液が染み付いたメタトロン・ジャンヌへ近付き顔を寄せ、わざとらしく顔をしかめてやると──彼女は凄まじい怒りを見せ、歯を食いしばっている。
だが、それ以上の反論や反撃、報復はない。
メタトロン・ジャンヌから漂う、生臭い獣臭と甘い果実が焼け爛れたような異臭を鼻先で感じながら、滑らかな頬を撫で──耳元へ顔を寄せ、囁いてやる。
「口元、緩んでるよ?」
「……っ……ッ!?」
メタトロン・ジャンヌの頬を撫でる手を滑らせ、にちゃあっ、と弧を描く整った形の唇を、指先でなぞる。その形を確かめるように、柔らかさを堪能するように。
「行こうか、メタトロン」
「……っ……は、はい……