いじめっ子の命令でいじめられっ子に犯されちゃう女の子 作:ちょっとだけマイナー性癖マン
カシャ、という乾いた電子音が静かな教室に響いた。
視線を音の方へゆっくりと向ける。
そこには、明里がスマートフォンをこちらに向けたまま、冷めきった目をして立っていた。
レンズが私を正確に捉えている。
「あーあ、終わっちゃった」
まるで見ていた映画が終わったかのように。
誰に言うでもなく、ぽつりとそう呟いた。
その声には何の感情もこもっていない。
カシャ。
カシャ。
明里は言葉とは裏腹に撮影の手を止めなかった。
床に広がる、私から流れ出る、汚れた水たまり。
力なく投げ出された、手足。
虚ろな、私の目。
それを色々な角度から、淡々と写真に収めていく。
私はその光景をただぼんやりと見ていた。
屈辱的な姿を記録されている、という現実。
それなのに、私の心はもう何も感じなかった。
まるでどこか遠い場所で起きている、他人事のようだった。
レンズを向けられても、シャッター音を聞いても、心が少しも動かない。
ただガラス玉のような目で、無感情にそれを見つめ返していた。
しばらく無機質なシャッター音だけが、教室に響いていた。
やがて満足したのか、明里はスマートフォンの画面を消し、ポケットにしまった。
その一瞬の静寂。
私は、床についた腕になけなしの力を込める。
そして掠れた声で、目の前の悪魔に要求を突きつけた。
「……もう、いいでしょ」
「……薬を、渡して」
私の言葉に、明里は一瞬きょとんとする。
そして心底楽しそうに、くつくつと喉を鳴らして笑った。
「約束は、約束だしねえ」
そう言って、彼女は箱から取り出した銀色のシートを一枚、私の目の前の汚れた床に、ぽい、と放り投げた。
まるで犬に餌をやるように。
私はそのシートに這うようにして震える手を伸ばす。
早く。
早くこれを飲んで、全てを終わらせなければ。
だが私の指先がシートに触れる寸前。
「あ、でも」
明里は、ひょい、とこともなげにそのシートを床から拾い上げた。
私の指先が、空を切る。
明里は私の目の前で、銀色のシートをひらひらと揺らしながら、楽しそうに言葉を続けた。
「水がないや。どうしよう?」
その問いに私は動きを止め顔を上げた。
そして、はっきりと答える。
「……水なんか、なくても、飲める」
私の、か細いけれど、確かな言葉。
「ふーん……」
それを聞いた明里はつまらなそうに呟くと、わざとらしく、うーん、と首を傾げて考える素振りを見せる。
まるで、私の答えが聞こえなかったかのように。
数秒の沈黙。
やがて明里は、ぱん、と軽く手を叩いた。
素晴らしいアイデアを思いついた、というように。
その口元に、ぞっとするほど無邪気で、残酷な笑みが浮かぶ。
「丁度いいの、あるじゃない」
その言葉と、笑みの意味が理解できない。
ただ一つだけ理解できたことがある。
地獄はまだ終わっていないようだ。
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明里は、何かを探すように、きょろきょろと教室の中を見回した。
そして、隅に転がっていた空のペットボトルを見つけると、それを拾い上げた。
カラ、と軽い音を立てるそれを持って、彼女はゆっくりと私の方へ歩いてくる。
一歩、また一歩と、近づいてくる。
「……っ、いや」
何が始まるのかは、わからない。
でも、とてつもなく恐ろしいことが起きる、という確信だけがあった。
私は汚れた床を腕で必死に掻く。
逃げようと、後ずさろうとする。
けれど、腰から下の力はまだ戻らない。
みじめに数十センチ後退ることしかできなかった。
そんな私を明里は鼻で笑った。
そして、私の足元に無造作にしゃがみ込む。
「や……やめ……」
私のか細い抵抗の声は完全に無視された。
明里は力の抜けた私の太ももを掴むと、ぐい、と乱暴に開いた。
そして、まだ、とろり、と彼の残滓が流れ出ている私の体の中心に、ペットボトルの口を、ぴたり、と押し当てた。
ひんやりとした、プラスチックの感触。
とろ……。
とろり……。
白く濁った液体が、ペットボトルの中に、吸い込まれるように落ちていく。
私がされた行為の、生々しい証。
それがペットボトルの底を白く染め、二本分ほどの高さまで、ゆっくりと、しかし確実に溜まっていく。
「うわ、きも」
外に零れ落ちてきた精液に心底嫌そうに顔を顰め、小さく愚痴をこぼす。
やがて目的の量が溜まったのか、明里は私からペットボトルを離すと、満足そうにその中身を眺めた。
白濁した液体が中で、とぷん、と揺れている。
「うわ……どれだけ出したのよ、あいつ」
呆れたような、でもどこか面白そうな声で、そう呟く。
「まあ、丁度いいか。これだけあれば、薬もちゃんと飲めるでしょ」
何を言っているのか理解できない。
そんな私を気にすることもなく明里は立ち上がり、持っていたシートから白い錠剤を、ぷち、と一つ押し出した。
そして、躊躇うことなくそれを、ペットボトルの中に、ぽとり、と落とす。
(あっ……)
無意識に手を伸ばしてしまう。
しかし無情にも錠剤は、白濁した液体の中に沈み、すぐに姿が見えなくなった。
明里は、ゆっくりと、数回、それを振った。
まるで化学の実験のようだった。
唖然としていた私が事態を飲み込む頃には、もはや薬がどこにあるのか、判別することは、不可能だった。
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明里は、悪魔の調合を終えたペットボトルを、私の目の前に、すっ、と突きつけた。
「薬、どこにあるかわかんないから、全部飲んでね。一滴残らず」
冷酷な声で命令が下される。
私の視線は、その白い液体に釘付けになった。
健太くんの、精液。
残滓を一度は飲まされた。
しかし眼の前には、一口では到底飲みきれない量。
この量を、全部、飲め、と?
「……むり」
唇が、勝手に、拒絶の言葉を紡ぐ。
「いや……きもち、わるい……」
頭が、ぐらぐらと揺れる。
視界の端で、明里が、にやにやと、楽しそうに私を見下ろしているのが見えた。
その顔が、私の絶望を、さらに煽る。
いやだ。
こんなもの、飲めるわけがない。
絶対に、無理だ。
でも。
(……でも、飲まなきゃ)
心の、どこか冷静な部分が、警鐘を鳴らす。
(妊娠、しちゃう)
(それだけは、絶対に、嫌)
頭の中で、二つの思考が、ぐちゃぐちゃに混ざり合う。
拒絶と、強迫観念。
吐き気を催すほどの嫌悪感と、未来への絶望的な恐怖。
「なんで……」
涙が、じわり、と滲み出てきた。
「どうして、わたしが……」
思考が、まとまらない。
ただ、目の前にある、この世の終わりみたいな液体と、それを見下ろす悪魔の顔だけが、やけに、はっきりと見えていた。
舌で探せとかは言っちゃ駄目です。
多分健太くんのはドロドロなので見つからないはずです。