いじめっ子の命令でいじめられっ子に犯されちゃう女の子 作:ちょっとだけマイナー性癖マン
赤いランプが、周りを飛び回る。
撮られている、余す所なく。
泣きながら、男の子に跨り、腰を振っている、この醜い姿を。
その事実が、私のなけなしの理性を、少しずつ削り取っていく。
(早く、早く終わらせなきゃ……!)
焦りが、私の動きをさらに速く、そして乱暴にさせる。
もう、体の奥で疼く不快な熱のことなど、考えている余裕はなかった。
ただ、健太くんを射精させる。
その一点だけに、全ての意識を集中させる。
しかし、私の願いとは裏腹に、彼の体は静かなものだった。
苦しげに閉じられた瞼。荒くもならない呼吸。
私の体内で熱を放つ彼の塊は、硬さを保ってはいるものの、それ以上の変化を見せる気配がない。
(なんで……? どうして、イってくれないの……?)
三度目だから?
私の腰の動きが、下手だから?
分からない。分からないことが、私をさらにパニックに陥らせる。
もう腰が、砕けそうだった。
太ももの筋肉は悲鳴を上げ、自分の体を支えることすら億劫になってくる。
彼のお腹についた両腕も、ぷるぷると震え始めた。
汗が、涙と混じって顎を伝い、健太くんの胸の上にぽたぽたと落ちる。
「はぁ……っ、はぁ……っ、ひぅ……!」
もう、限界だった。
疲労と、焦りと、そして体の奥で時折疼く屈辱的な感覚。
全てがごちゃ混ぜになって、私の思考をぐちゃぐちゃにかき乱す。
「ねぇ、雪菜。全然じゃん。そんなんじゃ健太、気持ちよくなれないよ?」
明里が、カメラを向けたまま、つまらなそうに言う。
「もっとちゃんと、お願いしてみなよ。声に出してさ」
(お願い……する……?)
誰に。健太くんに。
なんて?
早く射精して、と?自分の中に?
そんなこと、したくはない。
しかし、私の体は、もう限界だった。
このままでは、私が先に力尽きてしまう。
そしたら、薬はもらえない。
妊娠、してしまう。
その恐怖が、最後のプライドを、粉々に打ち砕いた。
「……けん、たくん……」
涙で濡れた声で、彼の名前を呼ぶ。
彼の瞼が、ぴくりと動いた。
「おねが……ぃ……、します……」
何を、とは言えなかった。
でも、私の必死の形相と、喘ぎながら腰を振る姿を見れば、彼にだって分かるはずだ。
「はやく……、もう、むりだから……、だして……っ」
「……っ」
健太くんの喉が、ひゅっと鳴った。
彼の顔が、苦痛に歪む。
「お願い……! お願いだから……っ! 出してよぉ……!」
私は、もう、何もかもかなぐり捨てていた。
泣きじゃくりながら、懇願する。
彼の胸に額を押し付け、ただひたすらに、射精を請い願う。
その私の無様な姿を、明里のスマートフォンのレンズが、冷酷に捉え続けていた。
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私は、ただ、泣きながら懇願することしかできなかった。
彼の胸にぐったりと額を押し付け、もう感覚がなくなりそうな腰を必死に動かし、射精という名の「終わり」を乞い続ける。
その全てが、明里の構えるスマートフォンのレンズに、余すところなく吸い込まれていく。
「お願い……! お願いだから……っ! 出してよぉ……!」
しかし、私の絶叫は、虚しく教室に響くだけだった。
それどころか、私の体は、ある致命的な変化を、残酷なまでに正確に捉え始めていた。
(……あれ?)
さっきまで、私の体の奥を力強く、熱く押し上げていたはずの彼の塊が、その勢いを、少しずつ、しかし確実に失っている。
まるで、燃え盛っていた炎が、水をかけられたかのように。
ぐ、ぐ、と内壁を抉っていた熱い鉄の棒が、ただの生温い肉の塊へと成り下がっていく。
私の体内で、確かに存在していたはずの異物が、その輪郭を失い、存在感が希薄になっていく感覚。
その絶望的な変化に気づいたのは、私だけではなかった。
私の下で、固く目を閉じていた健太くんの唇が、震えながら開かれた。
「……ごめ……ん、なさい……」
健太くんのか細く、掠れた謝罪の声が、私の耳に突き刺さる。
「もう……、たぶん、無理……だ……」
その言葉は、死刑宣告そのものだった。
私の体内で、彼のものがその存在感を急速に失っていく。熱が奪われ、硬さが和らぎ、ただの生温い肉の塊へと成り下がろうとしている。
(萎え、てる……)
その事実に、脳が焼き切れそうになる。
心臓が、氷の爪で鷲掴みにされたかのように痛んだ。
私は、彼の言葉を振り払うように、さらに激しく腰を動かした。まだかろうじて残っている硬さを、熱を、逃がさないように。
「いや……いやだ……! 萎えないで……! お願いだから……っ!」
しかし、その動きは虚しいだけだった。
私の焦りに反比例するように、彼のものは存在感を失い続ける。
もう、奥に突き当たる感覚もない。ただ、私の体液で濡れたそこを、滑っているだけ。
「あ……ああ……」
動きが、止まりそうになる。
地獄がついに終わる。
ただし、最悪の形で。
その時だった。
私の絶望をも切り裂くように、心底つまらなそうな声が響いた。
「はぁー? 何それ。これで終わり?」
明里だった。
彼女はスマートフォンを構えるのも面倒になったのか、ポケットにしまい、腕を組んでこちらを見下ろしている。
その目は、期待外れの出し物を見る観客のように冷え切っていた。
「健太、役立たずすぎ。ていうか雪菜、あんたも下手なんじゃないの?」
見下すような、投げやりな口調。
彼女は、私がもう、どんな命令にも逆らえないことを完全に理解している。
だから、もう煽る必要すらない。ただ、思いついたことを口にするだけ。
「泣いてても硬くなんないんだから、さっさと次、試しなよ」
彼女はそう言うと、顎で健太くんの胸をしゃくった。
「知らないけどさ、男って乳首とかも弱いんでしょ。完全にダメになる前に、触ってあげたら?」
それは、助言というより、ただの気まぐれな命令だった。
何の根拠もない、適当な思いつき。
しかし、溺れる者は藁にも縋る。
完全に萎えきる寸前の、かろうじて繋がっているこの状況で、私に他の選択肢など、あるはずもなかった。