しかし「シュウジが結ばれるべきなのは、薔薇のララァ」と思い、失恋したと思い込んでいたマチュは彼の思いに応えることができずにいた…。
そんな二人のまえに"コチラの世界のシュウジ・イトウ"が現れる。
彼は、「マチュのために世界を書き換える」と彼女を連れ去り…
すれ違いを乗り越えて結ばれるシュウジとマチュ
そしてGQ世界のシュウジと"向こう側"のアマテ・ユズリハのお話
『夢見る少年少女たち』におけるR-18部分です。
煌めく粒子によって形作られた空間。
幻想的な光景に不釣り合いな、濡れた物体がぶつかり合う音が響き渡る。
二組の男女が、向かい合う形で後背位でまぐわっていた。
申し合わせたわけではなく、逃げようとした少女を捕まえる形でこうなったのである。
「どう?マチュ…ここ、好きだよね‥‥!」
「んぁっ、あぁ…んぅっ!!」
「アマテ…アマテ…!」
「むぅぐ…ふ、ぐうぅ…!」
何度も侵入した、赤い髪の"マチュ"の肉壁を己の肉槍で角度をつけてえぐり続ける"シュウジ"。
黒い長髪を振り乱し、必死に口を手で抑える"アマテ"に覆いかぶさりながら、欲望をぶつける"シュウジ"。
少女二人の毛髪の違いさえなければ、まるで鏡合わせのような有様であった。
マチュは必死に手を伸ばして、なんとかこの状況から逃れようとしていた。
正直に言えば、このような獣のような交わりは決して嫌いではない。
いつも物静かなパートナーが、欲望を思うがままに自分にぶつけてくるのは、マチュ自身望むところではある。
だが今回ばかりは話が別だ。
すぐ目の前に、自分たち以外の人間が二人。うち一人はもう一人の自分という他人とは言い難い人物であり、片割れにいたっては(多分に思い込みがあったのもあるが)自分に恋慕したこともあるときた。
そんな人間たちのまえで情事にふけるだけの図太さは流石に…
─ズンッ─
「ん゛お゛ぉ゛っ!?」
「ダメだよ、マチュ。僕以外のヤツのことを考えちゃ…!」
胎内をヤスリがけするかのようにえぐりながら、肉槍が最奥にぶつかる。
圧迫されてはいけない場所を勢いよく叩かれたマチュが、獣のような喘ぎ声を上げる。
─グッグッ ズニュゥ ズンッ─
「お゛、んぉ…お゛ぉ゛っ…!」
「僕を感じて、マチュ‥‥僕だけを‥‥!」
グリグリと押し付けた欲望を、ゆっくりと引き抜いてはまた勢いをつけて叩きつける。
体格差を十二分に活かされすぎて、マチュの意識から目の前にいるはずの二人が消えていく。
彼女の世界から、いま自分の身体を蹂躙する恋人以外の存在がかき消されていく‥‥。
─ニュッ ズリュッ グリュッ─
「ふっ、ふっ、ふぐぅ…!」
「聞かせて。アマテ‥‥君の声が聴きたい‥‥。」
一方の二人はというと…もう片方と比べればスローペースであった。
もっともそれは主導権を握っている側が、相手を気遣っているというわけではない。
「ふぅ、ふぅ…。」
「お願い、アマテ…。」
動きを止めて耳元で男が囁く。
一時の休息を与えられた黒髪の少女が、酸素を補給する。
が‥‥
─ズッ ニュッ ズニュッ─
「んあっ、ふ…んぅっ!」
「ほら…どうして欲しいの…聞かせて…!」
逃れるだけの気力を回復させる間を与えずに、挿抜が再び始まる。
それもあまり速度を上げず、それでいて奥にまで届かず浅い範囲に留められている。
アマテの身体に負担をかけるものではないが、彼女を"その先"に至らせるものでもなかった。
(ダメ‥‥ダ、メェ…!)
幾度も交歓を繰り返した身体が、本来ならとっくに与えられているはずの絶頂を要求する。
だが普段ならともかく、他にヒトがいる…ましてや密かに憧れた人物が目の前にいるとあっては
絶頂はおろか嬌声を上げることすら、アマテにはできなかった。
─ズリュゥッ─
「んああぁっ!」
「ほら…どうしてほしい…言ってごらん…。」
それを少年は許さなかった。
一度だけ強く剛直を突き立て、少女の身体が欲する刺激を与えてる。
望んでいた快楽を喰らい、すぐさま取り上げられるという責めは…アマテの忍耐をいとも容易く突き崩した。
「‥‥てぇ…。」
「…聞こえないよ…もっと大きな声で…。」
「めちゃくちゃに、してぇっ!」
─ズリュッ ズリュッ ズリュッ─
「あっ、うぁっ、あぁんっ!」
「ようやく、言った‥‥言ってくれた、アマテ…!」
待ち望んでいた言葉が与えられるやいなや、挿抜のテンポが上がる。
快楽の波に翻弄されるアマテには、最早周囲のことなどどうでもよくなっていた…。
「お゛ぅっ、お゛…んお゛っ!」
「あっ、あぁっ、もっと…んあぁっ!」
重量差に抱き潰される赤い髪の少女と、襲い来る快楽を貪る黒髪の少女。
それぞれを責める少年たちは、彼女たちを余すことなく"愛しつくそう"と最後の一手を打とうとしていた。
「マチュ…君が一番好きなあれ…いくよ…!」
「大丈夫だよ…アマテ。僕がついてるからね…。」
「あ゛ぁ…お゛あ゛ぁっ!」
「っ!ま、って…シュ、んああぁっ!」
愛の言葉に反応する余裕もないマチュと、制止の言葉を突き流されるアマテ。
それぞれの少女の心が…それぞれの少年の心と繋がれる。
「「あ‥‥。」」
目の前に光の粒子が広がる。
「「あぁ‥‥。」
脳内に達した粒子がパチパチと弾けて身体中に広がっていく。
「「あああぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
届いた絶頂から降りることができずに、狂ったように身体が跳ねまわる。
─プシャアアァァァァァ‥‥─
快楽でぐちゃぐちゃに混濁した少女たちの心と身体を、ここからが本番だと言わんばかりに少年たちは貪り続けた。
色々出し切ってスッキリした少年たちが、身も心も制圧されつくした少女たちを真っ青な顔で介抱するのは、それから一刻ほど経過した後のことである。