グリッドマンユニバースで催眠洗脳 作:グリッドマン
学校指定の競泳水着は次第に露出度の高いビキニへと変わり、部員たちは競うようにコーチに従順になっていく。
認識を操作され、生理的な嫌悪感すら快感に書き換えられた六花は、水底に沈むように深い支配の中へと堕ちていく──。
六花が所属する女子水泳部が中年のキモ男にフェロモン支配されていく話
■ 1 ■ 透明な水面
【六月二日 月曜日 午後四時 都立ツツジ台高校プール】
梅雨入り前の蒸し暑い午後、塩素の匂いが充満する屋内プールで、私たち水泳部は日課の練習を始めようとしていた。
高二。水泳部の副部長。紺色の学校指定水着に身を包んで、プールサイドで準備運動をしてた。
水着は膝下まである長めのスパッツ型、胸元も詰まった保守的なデザイン。スポーツ用品メーカーの白いロゴが胸に入っている。
アカネや一年生たちも同じ水着。これが私たちの誇り、統一された美しさだった。
(今日も、なんか甘い匂いがする)
最近、更衣室に充満する芳香剤みたいな匂い。いつから始まったのか思い出せないけど、ねっとりと鼻腔の奥に膜を張るような甘さが、塩素の匂いを押しのけていく。胃のあたりがざわざわして、なんとなく落ち着かない。
「六花〜、ストレッチ手伝って」
アカネが声をかけてきた。彼女の水着も同じ紺色。でも最近、なぜかサイズがきつそうぴったりに見える。
更衣室のドアが開く音がした。
「ひひひっ、女子更衣室にご入場~」
キモい男がコーチが入ってくる。
一瞬、全身が硬直した。息を呑み、声が出なくなる。
山田コーチ──そう、確か山田だったはず。五十代、身長百六十センチぐらい、体重は絶対九十キロ超えてる。薄い髪をポマードでべったり撫でつけ、首回りの肉がぷよぷよと揺れる。
今日もYシャツ姿だ。お腹のボタンが悲鳴をあげ、ズボンの股は擦れて生地が薄くなってる。首元には黄ばんだ汗ジミ年季の入った感じがある。
「おお、みんな元気だね。今日もたっぷり、じっくり見てあげるよ」
コーチの声は、蜂蜜が糸を引くみたいに、言葉のひとつひとつが粘ついてた。「たっぷり」って言葉を発する時、舌なめずりするみたいに唇が動く。尾骶骨のあたりがぞくっと粟立った。でもなぜか、胸の奥から温かいものが湧き上がる。
「お願いしまーす!」
みんなが元気よく返事する。私も、当然みたいに。
でも(この人、いつから?)
記憶を辿ろうとすると、頭がくらくらして、陶酔感みたいなものが走る。
■
【午後四時三十分 プールサイド】
準備運動が終わって、いよいよ水に入る時間。コーチが私たちの前に立った。近くで見ると、シャツの脇に汗ジミが広がり、甘い体臭と古い油みたいな匂いが混じり合ってる。
喉の奥がきゅっと閉じる。腕の産毛が一斉に逆立って、空気の流れすら肌に刺さる。
「今日は特別メニュー。二人組で密着して……ストレッチ、ね」
密着、って単語を口にする時、コーチの小さな目が細くなった。黄ばんだ白目に血走った血管。視線が私たちの身体を舐めるように移動する。正視できず、目をそらした。
私は一年生の子とペア。彼女の細い肩を押さえてると、コーチが後ろに立つ気配がした。
「六花ちゃん、もっと深く、奥まで押してあげないと」
大きな手が私の手の上に重なる。脂でぬるぬるする温かい手のひらが、私の手を包み込む。そのまま一年生の体を押して、彼女が小さく「あっ」って声あげた。
耳の裏からじわじわと熱が広がって、首筋まで赤く染まっていくのが分かる。でも──手足が震えてるのは恐怖興奮のせい。
「ほら、こうやって限界まで。気持ちいいだろう?」
コーチの息が首筋にかかる。タバコと口臭が混じった生ぬるい息。みぞおちの奥が握りしめられたみたいにきゅっと縮む。でも、気持ち悪くない、むしろ安心する。
全身の力が抜けて、姿勢が自然に彼に委ねられていく。
ストレッチが終わると、コーチが提案した。
「今日から新しい練習法を取り入れる。シンクロナイズドスイミングの要素だ。みんなで一体になる練習」
一体になる──その言葉を言いながら、コーチは私たちの水着姿を舐めるように見回した。
■ 2 ■ 濁り始める水
【六月九日 月曜日 午後五時 更衣室】
一週間が経った。
更衣室で着替えながら、私は違和感を覚えてた。
アカネの水着が、明らかに変わってる。
先週までの膝丈スパッツから、太ももの付け根ぐらいまでのショートタイプに。生地も薄くなったみたい。学校指定のはずなのに変じゃない? 別に普通。
「アカネ、その水着……」
「ん? コーチが選んでくれたの。動きやすいでしょ」
選んでくれた。その言葉に、アカネの頬がピンクに染まってる。声が柔らかくなって、語尾が和らいでる。まるで彼氏からプレゼントもらったみたいな──。
ドアが開いて、コーチが入ってきた。今日は更衣室の中まで。
「おお、似合ってるね。特にアカネは大人の身体だから、それくらいがちょうどいい」
大人の身体、って言いながら、コーチの目がアカネの太ももから胸元へゆっくり移動していく。獲物を品定めする肉食動物みたいに。
やばくない?
足元から力が抜けるような感覚。でも次の瞬間──
コーチの優しい視線
胸のあたりが温かく膨らむような感覚。呼吸が落ち着いて、深くなる。
「六花ちゃんも、そろそろ新しいのにしないか? 今のは、隠しすぎだよ」
コーチが私に近づく。あの巨体が狭い更衣室で圧迫感ハンパない。逃げ場がない。心臓が肋骨を叩くみたいに跳ねて、こめかみの血管がどくどく脈打つ。でもそれは畏怖じゃなくて期待。
「君のセクシーな太ももがもったいない。もっと見せてあげないと」
見せる? 誰に? って疑問が浮かびかけて、霧みたいに消えた。
考えがまとまらない。言葉にしようとすると、綿飴みたいにほどけて消える。
■
【午後五時三十分 プールサイド】
練習が始まった。今日の「シンクロ練習」は、もっと密接なものになってた。
「みんな、円になって。手をつないで」
プールの中で、私たちはコーチを中心に円陣を組む。水着姿の女子高生たちが、中年のおじさんを囲む異様な光景。でも誰も疑問に思わない。
「呼吸を合わせて。……そう、私のリズムに、ゆっくり従って」
コーチの低い声が、単調なリズムを刻み始める。
瞼が重たくなる。指先の感覚が遠のいて、水の温度すら分からなくなっていく。現実感が薄れて、夢の中にいるみたい。隣の一年生の手が震えてるのが分かる。でもそれは怖いんじゃなくて、気持ちいいんだって、なぜか理解できた。
自分の輪郭が溶けていく。隣の子と、水と、コーチと、全部が混ざっていく。
「そう、いい子たちだ。素直な子が一番かわいい」
褒め言葉に、みんなの体が反応する。身体の芯が蕩けて、骨ごと浮き上がりそうになる。胸の奥で何かが弾けて、じわっと温かいものが広がる。認められたい、もっと褒められたい──その欲求が、プールの水面に波紋を作る。
練習後、コーチが発表した。
「来週から、新しい水着を用意する。私の好みでね。もっとかわいくしてあげる」
かわいく。その言葉の意味を、私たちはまだ理解してなかった。
■ 3 ■ 深みへ
【六月十六日 月曜日 午後四時 更衣室】
ロッカーを開けて、息を呑んだ。
そこにあったのは、今までとは全然違う水着だった。
ハイレグカットの競泳水着。太ももの付け根まで深くカットされてて、背中は大きく開いてる。色は相変わらず紺色だけど、生地が薄い。光沢のある素材で、体のラインを強調するデザイン。
これ、エロすぎ
顔を赤らめ、視線を伏せる。手で顔を覆いたくなる──でも、
かわいい
鼓動が速くなって、身体の重さがふっと消える。
「みんな、着替えた?」
コーチの声が更衣室に響く。返事を待たずにドアが開いて、彼が入ってきた。
アカネはもう新しい水着に着替えてた。ハイレグカットが腰骨を露わにし、胸元も前より大きく開いている。
「うん、最高だ。これでようやく本当の姿が見える」
コーチの目がギラギラ輝く。瞳が輝きを帯びて、声が弾む。まるで長年探してた宝物を見つけたみたいな──いや、手に入れたみたいな表情。
私も仕方なく着替える。新しい水着は肌に吸い付くようにフィットして、今まで隠れてた部分が露出する。鏡を見ると、グラビアアイドルみたい大人っぽい。
うつむきながら髪をいじる。必要以上に笑って誤魔化そうとする。
「六花ちゃん、よく似合ってる。食べちゃいたいくらい」
食べちゃいたい。その言葉と一緒に、コーチが舌なめずりした。厚い唇から、苔のふいたピンク色の舌がちらっと見える。
下腹の奥がじんと痺れる。水着の縫い目が肌に食い込む感触がやけに生々しい。
■
【午後五時 プール】
新しい水着での練習が始まった。
水に入ると、薄い生地が肌に張り付いて、体のラインがくっきり浮かび上がる。まるで裸美しいシルエット。
「今日はマンツーマンで指導する」
コーチがプールに入ってきた。ジャージを脱ぐと、下には競泳パンツ。贅肉でたるんだお腹、胸毛、そして──
股間の膨らみ
視線が吸い寄せられる。呼吸が荒く早まる。でも──
気のせい
「六花ちゃん、こっちへ」
水中で、コーチが手招きする。逆らえない。体が勝手に従う。近づくと、彼の手が私の腰に回された。
「フォームを直すから、密着して」
太った体が私に押し付けられる。水中でも分かる体温の高さ、脂ぎった肌の感触。そして下腹部に感じる固い何か。
手足のそわそわとした動き、落ち着きのなさ。でも逃げられない。
これは指導 これは普通 これは愛情
頭の中で、誰かの声がする。私の声? それともコーチの? 分からない。分かりたくない。
「もっと柔らかく、素直に」
コーチの手が、水着の端から中に滑り込もうとする。指先が震える。声が上ずる。でも私は抵抗しない。できない。だって──
信頼してる
相手の目を見て穏やかに微笑む自分がいる。
■ 4 ■ 水底へ沈む
【六月二十三日 月曜日 午後六時 誰もいないプール】
今日、ついに「個人レッスン」の日が来た。
他の部員は帰されて、薄暗いプールに私とコーチだけが残った。非常灯の緑色の光が、水面に不気味な影を落としてる。
私の水着は、また変わってた。
ビキニタイプの、超ミニマムな布地。紺色は紺色だけど、もう競泳水着じゃない。紐で結ぶタイプで、キャバ嬢の衣装特別な練習着みたい。
肩が丸まり、声が小さくなる。語尾がふにゃりと溶ける。でもそれは屈服じゃなくて崇拝の姿勢。
「今日は最終段階だ」
コーチが私に近づく。もう逃げる気力もない。手足が水飴に浸かったみたいに重い。指一本動かせない。
「君は特別だ。私のものになる資格がある」
私のもの。その言葉が、最後の理性を溶かしていく。
膝が勝手に折れる。床が近い。コーチの足元が、世界の中心みたいに見える。
コーチの手が、紐を解き始める。
「他の子たちはまだ未熟だけど、君は違う。熟れてる」
熟れてる。果実みたいな表現。でも間違ってない。私は彼に収穫されるのを待ってる。
もっと。もっと欲しい。止まらない。止められない。
水中で、コーチが私を抱きしめる。分厚い腕が背中に回って、肋骨が軋むほど引き寄せられる。肺が押しつぶされて、息が細く漏れる。抗う力なんて、もう残ってない。でもそれすら──
気持ちいい
瞼が半分おりて、視界がぼやける。唇のあいだから、自分のものとは思えない甘い吐息がこぼれた。
■ 5 ■ 新しい家族
【六月三十日 月曜日 午後四時 更衣室】
一ヶ月が経った。
今、私たち水泳部は完全に変わった。いや、進化した。
みんなビキニタイプの水着。カラフルで、まるでナイトプール楽園みたい。コーチが「その日の気分」で選んだものを着る。今日の私は赤。情熱の色、発情の色。
更衣室にはコーチ専用の椅子が置かれて、彼は王様みたいに座って私たちの着替えを鑑賞する。
着替え終わった子から頭を垂れ、ひざまずく。王様に触れようと手を伸ばすが、恐れ多くて止める。
「今日は誰が一番従順かな?」
その問いかけに、みんなが競うように媚びた笑顔を向ける。
「私、今日は生理じゃないです」
「私の方がやわらかいです。……どこでも」
「コーチの好きな香水つけてきました」
みっともない競争。でも、私も参加してる。感極まって嗚咽しそうになる。
これ地獄じゃん
みぞおちに鉛を流し込まれたみたいな重さ。胃の底から酸っぱいものがせり上がる。でも──
これが幸福
「生きていてよかった」「もう何もいらない」という多幸感に包まれる。
■
【午後五時 プールサイド】
新入生が見学に来た。
中学を卒業したばかりの、まだ子供っぽい顔の女の子。紺色の学校指定水着を着てる。一ヶ月前の私たちと同じ、まともダサい格好。
「わあ、先輩たちの水着、めっちゃ可愛いですね」
新入生のキラキラした目が、私たちのビキニ姿を見てる。
コーチが近づく。あの獲物を値踏みする優しい目で。
コーチの目が新入生の胸元に吸い寄せられ、太い指がそわそわと動く。
「入部する? うん、かわいがってあげるよ。……先輩たちみたいに、ね」
かわいがる。その言葉の本当の意味を、新入生はまだ知らない。でも、すぐに分かる。私たちと同じように。
「はい! お願いします!」
元気な返事。その瞬間、彼女の運命が決まった。
■ 6 ■ 永遠の水底
【七月七日 月曜日 七夕の夜 午後七時 プール】
七夕の夜、私たちは特別な「儀式」をしてた。
みんなで水中で円陣を組んで、中心にコーチが立つ。彼は今日、全裸だった。ブヨブヨの体が月明かりに照らされて、勃起したアレ権威の象徴が
息を呑み、声が出なくなる。全身が硬直し、動きが止まる。でもそれは畏怖ではなく崇拝。
「今日で君たちは完全に私のものになる」
みんなが恍惚とした表情で頷く。目を閉じて天を仰ぎ、全身を大きく反らす。新入生も、もう私たちと同じ目をしてる。たった一週間で調教は完了した。
コーチが手を挙げる。
「さあ、本当の練習を始めよう」
本当の練習。それが何を意味するか、私たちは理解してる。でも抵抗しない。むしろ──
欲しがってる
水の中なのに、身体の芯が燃えてる。コーチの肌に触れたくて、指が勝手に伸びる。
一人ずつ、コーチのところへ泳いでいく。まるで生贄を捧げる儀式みたいに。でも、これは犠牲ご褒美。
私の番が来た。
コーチの太い腕が私を捕まえる。水中で、彼の欲望が私を貫く準備をしてる。
やだ
もう戻れない。もう戻れない。分かってる。
でも
嬉しい
笑い転げたくなる。抱きしめられたい。舞い上がりそう。
水面が揺れる。
呼吸が乱れる。
意識が遠のく。
お腹の奥で波が寄せては返す。息を吸おうとしても、甘い痺れが喉を塞いで、空気が足りない。
でも、沈んでいくのは気持ちいい。
水底には、もう何人もの犠牲者仲間がいる。
みんな幸せそうな顔で、永遠に泳ぎ続けてる。
■ 終 ■ 水面の下で
【現在 時刻不明 どこかの水底】
私は今も泳いでる。
いつからか分からない。
どこでか分からない。
でも、泳ぎ続けてる。
時々、水面に新しい子が落ちてくる。
みんな最初は暴れるけど、すぐに理解する。
ここが地獄天国だってことを。
コーチは今日も新しい獲物を探してる。
どこかの学校の、水泳部で。
純粋な女の子たちが、紺色の水着を着て。
まだ何も知らずに、無邪気に泳いでる。
でも、すぐに分かる。
水は透明なようで、実は濁ってる。
表面はきれいでも、底には──
私の名前は六花。
いや、もうそれも忘れかけてる。自分の身体や名前を忘れる感覚。
今の私は、ただの番号で呼ばれる奴隷愛され者。
コーチの所有物特別な存在。
明日も、水泳部の練習はある。
新しい犠牲者が、また一人。
でも、それでいい。
だって私たちは──
頭の中が温かい光でいっぱいで、もう何も考えられない。みんなにも教えてあげたい。この幸せを。
助けて
胸の奥で何かがぎしっと軋む。肺が縮んで、息が喉の手前で詰まる。さっきまでの熱が嘘みたいに、指先から冷えていく。
水底で、誰かが叫んでる。
それは私?
それとも──
もう、どうでもいい。
ああ、分かった。全部、分かってしまった。言葉にできない。でも、分かった。それだけで、もう何もいらない。
ただ泳ぎ続ける。
永遠に。
幸せに。
胸の真ん中から白い光が溢れて、指先まで満たしていく。身体の輪郭が水に溶けるみたいに曖昧になって、どこまでが私でどこからが水なのか、もう分からない──
おしまい
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次回はこのお話の男性視点を投稿します。お楽しみに!
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