グリッドマンユニバースで催眠洗脳 作:グリッドマン
『気持ち悪い』
最初はそう思った。でも彼を描くうち、世界が歪み始める。10枚、30枚、50枚……描けば描くほど、嫌悪が憧れに、恐怖が快楽に変わっていく。
100枚目を描き終えた時、私は知ってしまった。この醜い男こそが、世界で一番美しい存在だということを。そして私が、彼の「コレクション」になったことを——。
特殊タグが可視化する、認識崩壊の100日間。
ちせが美術部でキモい中年男を神のように崇めながら写生させてもらう話
【入部初日・放課後・美術部室】
「くさい」
それが、最初の感想だった。
美術部の扉を開けた瞬間、むわっとした熱気と一緒に、異臭が鼻を突く。タバコと、汗と、それから……なんだろう、このペットショップみたいな臭い。
窓は閉め切られていて、四月の陽光がホコリを浮かび上がらせている。
「ちせちゃん、いらっしゃい」
「南さん! よかったぁ」
部長の南さんが振り返る。いやー、相変わらずお人形さんみたいな美人だわ。ブレザーの制服がモデルの衣装みたいに見える。
「ありがとうね、入部してくれて」
「や、そんな、私も美術に興味あったっすから」
でも、ほっぺたが上気しているのはなんでだろ?
「新しい制服、似合ってるね」
先輩が私を上から下まで眺める。紺のブレザーに、プリーツスカート。胸元の赤いリボンを、先輩の指がそっと整えてくれる。
「かわいい」
「またまたぁ、南さんの……じゃない、夢芽先輩のほうが」
「ちせちゃん小柄だから、このリボンが映えるよね。すっごく可愛い」
先輩の指がリボンから離れない。まるで、私じゃなくて別の誰かを見ているような、恍惚とした表情。
「今日から、よろしくね」
「はい、よろしくっ、す……え?」
部室の中央に、イーゼルが円を描くように並んでいる。その真ん中に──
うそでしょ
男がいた。
ここ、女子しかいないって話だったよね? なんで男が?
しかも──
身長は私とそんなに変わらない。158センチくらい? でも横幅が倍以上ある。タンクトップからだらしなくはみ出た腹。その腹を、無意識なのか、ゆっくりと撫でている。脂ぎった手が、ぬめぬめと動く。
薄い頭頂部に、べったりと張り付いた髪。時々、その髪を撫でつける。手についた脂が、さらに髪をてからせる。
厚ぼったい唇の端に、黄色い歯が見える。舌が、定期的に唇を舐める。じゅるり、という音が聞こえそうなくらい、ねっとりと。
「なんでこんな人があ、モデルさん、ですか?」
私の口が勝手に言い直した。なんで!?
男のことを誰も疑問には思っていないらしい。五人の女子部員たちが、熱心にデッサンを続けている。鉛筆の音だけが、さらさらと響く。
男──モデルさんの小さな目が、ゆっくりと私を捉える。上から下へ。下から上へ。
特に、リボンのあたり──私の胸元で視線が止まる。薄笑いが、さらに深くなる。
「新入部員?」
低い声。
「は、はい。飛鳥川ちせです」
「ちせちゃんか」
私の名前を、舌の上で転がすように繰り返す。
「いい名前だ」
ずるり、と腰を前にずらす。股を開く。タンクトップがさらにめくれ上がり、下腹の毛が見える。
「ちせちゃんも、ここに」
夢芽先輩が、私の手を引く。モデルさんの正面、一番近い席。
近い。近すぎる。
加齢臭が、直接肺に入ってくる。胃がむかむかする。
「初日だから、簡単なクロッキーから始めよっか」
「いや私は──」
「ちせちゃんが上手いのは知ってるけど、まずは部の雰囲気に慣れてもらわなきゃだから」
先輩が、私の手に鉛筆を握らせる。
その首筋に赤い痕がある。歯型みたいな……。
「無理、こんなのはい、わかりました」
また、言葉が変わった。
モデルさんが、姿勢を変える。わざとらしく大きく伸びをして、タンクトップを限界まで持ち上げる。腹の全体が露わになる。へその周りの毛が、汗で湿っている。
それから、ゆっくりと元の姿勢に戻る。でも、タンクトップは直さない。
鳥肌が立つ。
でも、鉛筆を握ると、不思議と手が動き始めた。
【三日目・放課後・美術部室】
あれから、モデルさんの絵を描き続けている。
もう十枚目。
まだ気持ち悪い。でも、描けている。
輪郭を追う。たるんだ顎のライン。二重顎。首のイボ。一つ一つ、正確に写し取る。
モデルさんは私のすぐ近くに立っていて、時々体勢を変える。その度に、わざとらしい動きをする。
腕を上げる時は、脇の汗染みが見えるように。
前かがみになる時は、私の方に顔を近づけるように。
足を組み替える時は、太ももの内側が見えるように。
そして、必ず私の反応を確認する。小さな目が、じっと観察している。
「上手だね、ちせちゃん」
いつの間にか、夢芽先輩が後ろに立っていた。私の肩に手を置く。ブレザー越しでも、先輩の手の熱が伝わってくる。
「でも、まだ表面だけ。もっと深く見て」
深く? これ以上、何を?
「モデルさんの内面を感じなくちゃ。美しさは、内側から溢れ出るものだから」
美しさ?
どこが?
モデルさんが、くつくつと喉を鳴らして笑う。痰が絡んだような、湿った笑い声。
「夢芽ちゃんは、よく分かってる」
そう言いながら、先輩の方に手を伸ばす。太い指が、先輩の頬を撫でる。
先輩が、震える。でも、嫌がっているんじゃない。もっと触れて欲しそうに、顔を傾ける。
「先輩……?」
「ちせちゃんも、すぐに分かるよ」
【一週間目・早朝・美術部室】
二十枚目。
なんだろう。描いているうちに、時間の感覚がおかしくなる。
今朝は六時に目が覚めた。なぜか美術部室に行きたくなって、七時には学校にいた。
誰もいないはずの部室に、明かりが灯っている。
「おはよう、ちせちゃん」
モデルさんが、もういる。
暗い部室の中央に、ぽつんと座っている。窓から差し込む朝日が、ホコリを舞い上がらせる。そのホコリの中で、モデルさんが私を見ている。
「早いね。熱心だ」
ゆっくりと立ち上がる。こちらに近づいてくる。
逃げたい。でも、足が動かない。
「制服、毎日ちゃんと着てるんだね」
太い指が、私のリボンに触れる。
「このリボン、赤くて綺麗だ」
リボンを、指でもてあそぶ。引っ張ったり、緩めたり。その度に、ブラウスが引っ張られる。
「今日は、特別に二人だけで描いてもいいよ」
二人きり。
逃げ出したいはずなのに、鉛筆を握る手が震えるのは、期待?
モデルさんが、また座る。今度は、足を大きく開いて。ジャージのズボンが、太ももに張り付いている。
「さあ、描いて」
命令口調。でも、なぜか逆らえない。
【二週間目・放課後・美術部室】
三十枚目。
おかしい。
他の男子を見ても、何も感じなくなった。
クラスの女子が騒いでいる若手俳優の写真を見せられても、のっぺりとした顔にしか見えない。
でも、モデルさんを描いている時だけ、充実感がある。
今日も、モデルさんは様々な仕草で、自分を見せつける。
水を飲む時は、わざとこぼして、タンクトップを濡らす。透けた乳首が見える。
暑いと言って、タンクトップで顔を拭う。腹が完全に露出する。
疲れたと言って、大きく伸びをする。関節が鳴る音が、部室に響く。
そして、必ず私の反応を確認する。
私が目を逸らすと、満足そうに笑う。
私が見つめていると、もっと激しい動きをする。
「ちせちゃん、順調だね」
夢芽先輩が、私のスケッチブックをめくる。
「もうすぐ分かるよ。モデルさんの本当の魅力が」
本当の魅力?
先輩の制服が少し乱れてる。ブラウスのボタンが、一つ外れてた。その隙間から、鎖骨に赤い痕が見える。
「先輩、それ……」
「ん? ああ、これ?」
先輩が、恍惚とした表情で鎖骨を撫でる。
「モデルさんに印をつけてもらったんだ。毎日、増えていくんだよ」
毎日?
先輩の首筋、鎖骨、そして見えない部分にも、もしかしたら……
【三週間目・深夜の夢】
四十枚目。
夢を見た。
モデルさんの夢。
私の制服を、一枚一枚脱がしていく。ブレザー、ブラウス、リボン。でも、なぜか抵抗できない。したくない。
太い指が、私の肌に触れる。脂ぎった手が、全身を撫でまわす。
気持ち悪いはずなのに、熱い。
「ちせちゃんも、綺麗だよ」
モデルさんの声が、耳の奥で響く。
「もっと描いて。もっと、もっと」
「あっ」
目が覚める。下着が湿っている。
なんで? なんでこんな夢を?
制服を着替える時、鏡を見る。
私の首筋に、うっすらと赤い痕がある。
夢の中でつけられた痕が、現実に?
いや、違う。きっと、自分で掻いたんだ。そうに決まってる。
【四週間目・放課後・美術部室】
五十枚目。
今日で、五十枚。
「半分まで来たか。記念すべき一枚だね」
モデルさんが椅子から立ち上がる。
ゆらり、と。
その巨体が、近づいてくる。
一歩、また一歩。
床がきしむ。
逃げなきゃ
でも、足が動かない。金縛りみたいに。
「ちせちゃん」
私の名前を呼ぶ。目の前で。
息がかかる。タバコと
はずなのに──
いい匂い?
「五十枚、よく頑張ったね」
太い指が、私の頬に触れる。脂ぎった、気持ち悪い温かい手。
そして、もう片方の手が、私のリボンを掴む。ゆっくりと、引っ張る。
「このリボン、本当に赤くて綺麗だ」
引っ張られて、私の顔が上を向く。モデルさんの顔が、迫ってくる。
黄ばんだ歯が見える。唇が、てらてらと光っている。舌が、また唇を舐める。
その瞬間──
世界が
反転した
目の前のモデルさんが、変わる。
いや、違う。
今まで見えていなかったものが、見える。
この人は、美しい。
どうして今まで気づかなかったんだろう。
このたるんだ腹も、薄い髪も、黄ばんだ歯も、全部、全部──
「ちせちゃん、大丈夫?」
夢芽先輩の声がする。いつの間にか、他の部員たちも来ている。
みんな、同じ表情をしている。
恍惚とした、幸せそうな顔。みんな、制服が少しずつ乱れている。リボンが緩んでいたり、ボタンが外れていたり。
「分かった?」
夢芽先輩が囁く。
「モデルさんの本当の姿が」
分かった。
ああ、分かってしまった。
【六週間目・放課後・美術部室】
六十枚目。
もう、隠す必要がない。
放課後、真っ先に美術部室に来る。ドアを開ける前から、胸が高鳴る。
モデルさんの匂いを、胸いっぱいに吸い込む。もう、臭いとは思わない。これは、聖なる香り。
「今日も来たね、ちせちゃん」
モデルさんが、待っている。いつもの場所で。でも、今日は少し違う。
膝を、ぽんぽんと叩いている。
「おいで」
迷わない。その膝の上に、座る。
制服のスカートが、太ももまでめくれ上がる。モデルさんの手が、自然に私の腰を支える。
温かい。
柔らかいお腹が、背中に当たる。汗の匂いが鼻に直接入ってくる。でも、もう平気。むしろ、落ち着く。
「描いてごらん」
この距離で、この角度で。
モデルさんの顔を見上げながら、描く。
顎の下のたるんだ肉。鼻の穴の中の毛。目尻にたまった目やに。
全部、愛おしい。
手が震える。でも、それは恐怖じゃない。
興奮。
描くたびに、モデルさんの手が、私の腰を撫でる。リズムに合わせて、ゆっくりと、確実に。
「上手だね、ちせちゃん」
耳元で囁かれる。息が、耳の中に入ってくる。
あ……
【七週間目・早朝・美術部室】
七十枚目。
最近、朝一番に美術部室に来るのが習慣になった。
モデルさんは、いつもいる。まるで、ここに住んでいるみたいに。
「おはよう、ちせちゃん」
「おはようございます、モデルさん」
今日は、モデルさんが立っている。窓の前に。朝日を背にして。
逆光で、顔は見えない。でも、シルエットが美しい。
神々しい。
「こっちにおいで」
手招きされる。近づくと、モデルさんが私の制服を整え始める。
リボンを結び直し、スカートのしわを伸ばし、ブレザーのホコリを払う。
まるで、私を飾っているみたい。
「ちせちゃんは、本当に可愛い」
太い指が、私の髪を撫でる。
「もっと可愛くなれるよ」
どういう意味?
でも、聞く前に、モデルさんが私を抱きしめる。
制服越しに、モデルさんの体温が伝わってくる。汗の匂い、タバコの匂い、加齢臭。全部が混ざって、私を包む。
苦しい。でも、幸せ。
【八週間目・放課後・美術部室】
八十枚目。
「ちせちゃん、上達したね」
夢芽先輩が、私の絵を見て微笑む。
確かに、上手くなった。モデルさんの神々しさが、紙の上に再現できるようになってきた。
最近は、モデルさんの要求も大胆になってきた。
「もっと近くで描いて」
そう言って、私を引き寄せる。顔と顔が、触れそうなくらい近い。
モデルさんの息が、私の唇にかかる。
「ちせちゃんの目、綺麗だね」
褒められる。嬉しい。
でも、モデルさんの目は、私の目を見ていない。もっと下。唇を見ている。
舌が、また唇を舐める。じゅるり。
その音を聞くと、なぜか私も唇を舐めてしまう。
「もうすぐだね」
夢芽先輩が言う。
「もうすぐ……何がですか?」
「完成だよ」
完成。
百枚描いたら、何が完成するんだろう?
でも、聞く前に分かる。
私自身が、完成するんだ。
モデルさんのものとして。
【九週間目・深夜の夢】
九十枚目。
毎晩、夢を見る。
モデルさんの夢。
でも、もう怖くない。むしろ、待ち遠しい。
夢の中で、モデルさんが私にボディペイントをしてくれる。筆が肌を撫でるたびに、熱くなる。
「ちせちゃんも、綺麗だよ」
モデルさんの声が、脳に直接響く。
「もっと描かせて。もっと、もっと」
描かれながら、私も描く。お互いを描き合う。境界が曖昧になっていく。
朝、目覚めると、シーツが濡れている。
もう、恥ずかしいとも思わない。
制服を着る時、鏡を見る。
首筋、鎖骨、腕。至る所に、赤い痕がある。
モデルさんの印。
それを隠すように、制服を着る。でも、完全には隠せない。
リボンで隠しても、襟で隠しても、どこかが見えてしまう。
でも、それでいい。
これは、勲章だから。
【十週間目・放課後・美術部室】
九十五枚目。
もう、我慢できない。
描きながら、腰が浮く。
鉛筆を握る手と、下腹部が連動している。線を引くたびに、電流が走る。
「あ……」
声が漏れる。
触ってない。手を入れてない。
でも、そうしたときと同じ気持ちよさ。
他の部員たちも、同じ。みんな、頬を染めて、息を荒くしながら描いている。
制服が乱れている。リボンが解けかけていたり、ブラウスがはだけていたり。でも、誰も直さない。
モデルさんが、満足そうに微笑んでいる。
小さな目が、一人一人を舐めるように見る。その視線が私に向けられると、さらに熱くなる。
「ちせちゃん」
モデルさんが、私を呼ぶ。
「もう少しだね」
「はい」
「完成したら、どうしたい?」
どうしたい?
言葉にできない。でも、身体は知っている。
一つになりたい
九十九枚目。
あと一枚。
最後の一枚を前に、手が止まる。
これを描いたら、終わる。いや、始まる。
新しい私が。
「怖い?」
夢芽先輩が、後ろから抱きしめてくれる。制服越しに、先輩の体温が伝わってくる。
「大丈夫。みんな通る道だから」
みんな?
部室を見渡す。五人の部員たち。みんな、百枚を超えている。
みんなの首筋に、鎖骨に、手首に、モデルさんの印がある。
みんな、モデルさんのもの。
そして、私も──
【十週間と一日目・放課後・美術部室】
百枚目。
最後の一筆を、入れる。
鉛筆が紙を離れた瞬間──
モデルさんが、立ち上がる。
ゆっくりと、私に向かって歩いてくる。一歩ごとに、私の心臓が高鳴る。
逃げない。逃げる必要がない。逃げたくない。
太い腕が、私を包む。
あたたかい
「完成だね、ちせちゃん」
耳元で囁かれる。
「これで、君も僕のものだ」
僕のもの。
その言葉が、これほど甘美だなんて。
モデルさんが、私のリボンを解く。赤いリボンが、ひらひらと床に落ちる。
「もう、これはいらない」
代わりに、モデルさんが私の首筋に触れる。
歯が、肌に食い込む。
痛い。でも、気持ちいい。
「これが、本当の印」
首筋に、新しい痕ができる。モデルさんの歯型。消えない印。
脱がされていく。私はいるはずのない男の人に脱がされていく。
加齢臭も、汗の臭いも、全部が愛おしい。
たるんだ腹も、薄い髪も、黄ばんだ歯も、全部が美しい。
「ちせちゃん」
「はい、モデルさん」
「これからも、ずっと描いてくれる?」
「はい」
「他の子も、誘ってくれる?」
「はい」
その日、私は、なんでも、した。
モデルさんのためだから。
【翌日・放課後・美術部室】
新入部員が、入ってきた。
華奢で、繊細そうな一年生。真新しい制服。胸元の青いリボンが、初々しい。
扉を開けた瞬間、顔が歪む。
「くさい……」
ああ、分かる。その気持ち。
十週間前の私も、そうだった。
「いらっしゃい」
私は微笑む。夢芽先輩みたいに、優しく。
首筋の印を、髪で隠しながら。
「ここが、美術部だよ」
女の子の顔が青ざめる。震えている。今にも逃げ出しそう。
「あの……なんで男の人が……?」
「男の人? モデルさんだって」
また、言葉が修正される。でも、もう気にならない。
モデルさんが、新入部員を見ている。
じっくりと、品定めするように。青いリボンで、視線が止まる。舌が、唇を舐める。
ああ、また始まる。
新しい収穫が。
「さあ、こっちに来て」
私は、彼女の手を引く。細い手首。震えている。
モデルさんの一番近くへ。
彼女が座った瞬間、モデルさんが動く。
わざとらしく大きく伸びをして、腹を見せる。
水を飲んで、わざとこぼす。
足を組み替えて、股を開く。
新入部員の顔が、どんどん青くなる。
「最初は、簡単なクロッキーから始めよう」
鉛筆を握らせる。
彼女の手が震えている。
「嫌です」
拒否される。
でも、大丈夫。
「描けば、分かるから」
夢芽先輩が、新入部員の後ろに立つ。肩に手を置く。
「すぐに、分かるから」
新入部員が、助けを求めるように私を見る。
でも、私は微笑むだけ。
十週間後には
あなたも同じ顔してる
私は、新しいスケッチブックを開く。
おしまい
最後まで読んでくれてありがとう!
よかったら評価とお気に入りしてもらえると嬉しいです。
感想も大歓迎!(^o^)
次回はこのお話の男性視点を投稿します。お楽しみに!
読者アンケート作りました。
キャラとシチュもこちらで引き続き募集中です~☆
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