※この作品はR-18です。

グリッドマンユニバースで催眠洗脳   作:グリッドマン

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 秋葉原のメイド喫茶でバイトする女子高生・アカネ。

 ある日、明らかに金のない低身長の肥満男性が来店する。営業スマイルで接客するが、男のスマホが青く光った瞬間、演技が本心に変わってしまう。

「メイドはご主人様に嘘をつかない」

 そんな男の歪んだ信念のもと、光を浴びるたびに思考が書き換えられ、親友の六花と共に男への献身を競い合うように。服装は過激になり、理性は失われ、最後には「メス」として完全に支配される。

 やがて新人の夢芽も同じ運命を辿り、永遠に続く奉仕の日々が始まる——。


新条アカネ
メイド喫茶で働くアカネがキモいオタクに営業スマイルを本心だと思い込まされてしまう話


 

 ■ 1 ■

 

「おかえりなさいませ、ご主人様♪」

 

 金曜日の午後二時。秋葉原のメイド喫茶『メイド☆ユニバース』。

 もう何百回も繰り返した営業スマイルを浮かべて、私──新条アカネは客を迎えた。

 

 今日の衣装は、店の基本制服。黒いワンピースに白いエプロン、膝下までのスカート。動きやすさ重視の、実用的なメイド服。

 髪は藤色のボブ、いつも通りにセットして、カチューシャで留めてる。

 

 接客業なんてしたくなかったけど、バイト二ヶ月目にもなると、もう何も感じない。イケメンだろうが金持ちだろうが、全員ただの「客」。時給千百円のために、今日も笑顔を売る。

 

「アカネー、3番テーブルお願い〜」

 

 親友の六花が厨房から声をかける。黒髪セミロングをポニーテールにして、同じ実用メイド服を着てる。彼女も同じ高校の二年生。お小づかいを稼ぐために、この店で一緒にバイトしてる。

 

「はいはーい」

 

 クールな見た目の六花だけど、実は客からめっちゃモテる。根がお人好しで接客があったかいんだよね。

 だけど今月の売上ランキングでは私が一位、彼女が二位。この差は絶対に譲れない。

 

「いらっしゃいませ♪ ご注文お決まりですか〜?」

 

 テーブル席の常連さんに、いつものメニューを確認。パフェとコーヒー。チェキは一枚。もう慣れたもんよ、完璧。

 

 そのとき、入り口のドアベルが鳴った。

 

カランカラン♪ 

 

 振り返った瞬間、息を呑む。

 

 ちっちゃいオタク男だった。百五十五センチあるかないか。だけど横幅は、その身長の倍はありそう。可愛いイラスト入りのTシャツは無残に黄ばんでしまっていて、お腹の肉を包みきれずにいる。額には脂汗が光って、蛍光灯を反射してる。そして──すえた臭いが入り口まで漂ってきた。

 

(うわ……やばい人きた)

 

 接客業として最低の感想が頭をよぎる。でも、これが本音。

 

「いらっしゃいませ〜」

 

 六花が先に声をかけたけど、その顔が一瞬引きつったのを私は見逃さなかった。

 

 男は店内を見渡して、小さな目を細めて──なぜか私を見た。じっとりとした視線が、メイド服の上から体をなぞる。胸元で止まり、太ももまで下がって、また顔に戻る。

 

背筋がゾクッとした。

 

 なのに、なぜか体が動かない。店長も、他の客も、誰も彼を見てない。まるで存在しないみたいに振る舞ってる。

 

「君」

 

 濁った声が私を指差す。舌なめずりしながら。

 

「は、はい」

 

「席、案内して。一番奥の、静かなところ」

 

 断れない。なんでだろ。この店、一応入店料もあるのに。明らかにお金持ってなさそうなこの男を、なんで誰も止めないの? 

 

「こちらへどうぞ〜、ご主人様」

 

 営業スマイルを作る。百点満点の笑顔。心の中ではさっさと帰れって叫びながら。

 

 男は私の後ろを、ぺたぺたと足音立ててついてくる。歩くたびに聞こえる荒い息。近すぎる距離に、鳥肌立っちゃう。

 

 個室に近い奥の席に案内した。他の客から見えない席。さっさと注文取って、さっさと帰ってもらお。

 

 

 ■ 2 ■

 

「ご注文は──」

 

「ちょっと待って」

 

 男が私の言葉を遮る。分厚い指でエプロンの端っこを摘まんできた。

 

「この服、味気ないね」

 

「え?」

 

「メイドさんなのに、全然かわいくない。もっとこう……ふりふりで、短くて、胸が見えそうなやつの方がいい」

 

きもっ。でも愛想笑いは崩さない。

 

「すみません〜、これが当店の制服でして──」

 

「君、さっき『ご主人様』って言ったよね」

 

 急に話題変える。ポケットから古いスマホ取り出した。画面ヒビ入ってる。

 

「はい、当店では──」

 

「本当にそう思ってる? 心の底から、僕を『ご主人様』だと?」

 

心臓がドキッとした。

 

「も、もちろんです♪」

 

 完璧な営業スマイルで答える。これも仕事だし。

 

 男の顔が歪む。黄色い歯を見せて、にたりと笑った。

 

「嘘だね。君の目を見れば分かる。僕を汚いオタクだと思ってる」

 

 図星。でも否定する。

 

「そんなことないですよ〜」

 

「メイドさんは、ご主人様に嘘をつかないんだよ」

 

 その瞬間──

 

━━━スマホの画面が青く光った━━━

 

頭の中で何かがパキッて砕けた音がした。

 

「あ……」

 

 言葉が出ない。頭が真っ白になって、次の瞬間──

 

「おかえりなさいませ、ご主人様!」

 

 自分でもびっくりするくらい明るい声が出た。さっきまできもいって思ってたのに、今は本当に嬉しい。

 

 なんでだろ。この人見ると、心の底から笑顔になれる。

 

「そう、それでいい。かわいいメイドさん」

 

 男が満足そうに頷く。立ちあがって、私の頬に手を伸ばしてきた。

 

触んないで──そう思ったはずなのに、避けられない。脂ぎった指先が頬を撫でる。

 

「柔らかいね。若い女の子の肌は最高だ」

 

「あ、ありがとうございます……」

 

 なんでお礼言ってんの、私。でも、嬉しい。褒められて嬉しい。

 

「オムライス、作ってきて。君が心を込めて。あと……」

 

 男が私を上から下まで眺める。

 

「次に来るときは、もっとかわいい服で接客してね。ご主人様のお願い、聞けるよね?」

 

「はい! もちろんです、ご主人様!」

 

 即答してた。足取りも軽く厨房へ。六花が変な顔してた。

 

「アカネ、なんかテンション高くない? それに、あの客……」

 

「え〜? 普通だよ〜。めっちゃ素敵なご主人様じゃん」

 

 でも、普通じゃない。胸がドキドキしてる。早くオムライス作って、ご主人様に食べてもらいたい。

 

 ケチャップでハート描く。いつもは適当なのに、今日はめっちゃ丁寧に、心込めて。大きなハートの中に「ご主人様♡」って書いた。

 

 

 ■ 3 ■

 

「はい、お待たせしました〜♪」

 

 テーブルに置いて、いつもの決め台詞言おうとした瞬間──

 

「それも、本心?」

 

 男が私を見上げる。脂ぎった顔に、獣みたいな笑みが浮かんでる。

 

「美味しくな〜れ、萌え萌えキュン♪」

 

 営業用の決め台詞。もちろん演技。でも──

 

━━━また光った━━━

 

「っ!」

 

 体が震える。頭の中で、また何か書き換わる。

 

バイト代のため

ご主人様に美味しいって言ってもらいたい

 

「美味しくな〜れ、萌え萌えキュン♪」

 

 もう一度、今度は心を込めて。本当に美味しくなってほしい。ご主人様のために。

 

 男がスプーン口に運ぶ。咀嚼する音が、やけに大きく聞こえる。

 

「うん、美味しい。でも……」

 

 男が私の手を掴んだ。

 

「君の手料理の方がもっと美味しいだろうね」

 

全身がビリビリってした。

 

「ご、ご主人様……」

 

「今度は、君が家で作った料理を食べたいな。メイドさんの手作り弁当とか」

 

「はい! 作ってきます!」

 

 なんでこんなに即答できるんだろ。でも、嬉しい。すごく嬉しい。もっと褒められたい。

 

「私もご主人様のお世話したいです〜!」

 

 いつの間にか六花が隣に立ってた。私と同じような、キラキラした笑顔で。

 

「六花?」

 

「だって、めっちゃ素敵なご主人様じゃん♪」

 

 彼女の目がちょっとトロンとしてるみたい。いつの間に、彼女も光浴びたんだろ。でも、それ以上に──

 

負けたくない勝ちたい負けたくない

 

 親友への対抗心がメラメラ燃える。

 

「私の方が先に接客してたもん!」

 

「でも、私の方がスタイルいいし〜」

 

 六花が胸を張る。確かに、この子の方が背も高いし、私みたいに胸ばっかり大きいわけじゃない。スラリとして……。

 

 男が面白そうに、私たち見比べてる。舌なめずりしながら。

 

「じゃあ、競争しようか。どっちがより、僕を満足させられるか」

 

 その言葉に、二人同時に答えた。

 

「「はーい、ご主人様!」」

 

 それから、私たちのサービス合戦が始まった。

 

 六花が肩もみすれば、私は膝枕提案する。私がドリンク作れば、六花は手作りクッキー焼いてくる。

 

 そして──

 

「あの〜、ご主人様」

 

 六花が頬赤らめて言った。

 

「次は、もっとかわいい服で接客してもいいですか?」

 

「いいよ。君たちが一番かわいく見える服で」

 

 男がにやりと笑う。太い指で、六花の太もも撫でた。

 

「ふふふ、若い女の子の脚は最高だね。もっと見せてくれる?」

 

「はい♪ ご主人様のためなら何でも♪」

 

 六花が嬉しそうに答える。私も負けてられない。

 

 翌日、私たちは別の衣装で出勤した。

 

フリルいっぱいの短いスカート、胸元がっつり開いたブラウス、ニーハイソックス。

 

 見た目重視の、撮影会用のやつだ。ふだんの勤務で着たら怒られる。

 だけど店長は、なぜか何も言われない。むしろ私たちが見えてないみたいな反応だった。

 

「わぁ、かわいい! 二人とも最高だよ」

 

 ご主人様が手パチパチして喜ぶ。

 

「くるっと回ってみて」

 

「「はーい♪」」

 

 二人でくるくる回る。スカートがふわって広がって、パンツ見えちゃいそう。

 

「いいね、いいね。でも、まだ物足りないな」

 

 男が私たちを手招きする。

 

「もっと近くに来て」

 

 

 ■ 4 ■

 

「手、握っていい?」

 

 夕方、ご主人様がそう言った。

 

 普通なら即お断り案件。でも──

 

「ど、どうぞ〜♪」

 

 差し出した瞬間──

 

━━━赤い光━━━

 

体の芯までゾクゾクした。

 

 彼のベタベタした温かい手のひらが、私の手を包む。ぬめっとした優しい感触。きもい安心する。

 

もっと触れてたい

 

「私も! 私も手繋ぎたい!」

 

 六花が反対側から手差し出す。

 

 二人でご主人様挟むように座る。他の客の視線とかもう気にならない。

 

「君たち、僕のために何でもしてくれる?」

 

「「はい、ご主人様!」」

 

「じゃあ、もっと大胆な服着てよ。メイドビキニとか」

 

 普通なら絶対断る内容。でも──

 

「喜んで〜!」

 

「私の方が似合うもん!」

 

 男が満足そうに笑う。そして、私たちの太ももに手置いた。

 

「肌が若いって素晴らしいね。ツルツルで、弾力があって……」

 

セクハラじゃん──そんな言葉が頭よぎったけど、すぐ消えた。

 

ご主人様に触ってもらえて幸せ

 

「君たち、僕のこと本当はどう思ってる?」

 

 突然の質問に、正直に答えそうになった。

 

「キモ──」

 

━━━めっちゃ眩しい光━━━

 

 言葉が変わる。思考が変わる。

 

愛してます

 

 口が勝手に動いた。でも、それが真実になった。

 

 六花も同じように答える。

 

「私も、愛してます」

 

 男が私たちの頭を撫でる。脂ぎった手が髪をかき回す。

 

「いい子たちだ。ご褒美に、今度は下着も見せてくれる?」

 

「「はーい♪ ご主人様♪」」

 

 二人でご主人様見つめる。チビの素敵な体型。デブの抱き心地良さそうな体。脂ぎった男らしい顔。

 

 全部が愛おしい。

 

 その気持ちに身を任せて、私たちはスカートをめくる。

 

 

 ■ 5 ■

 

 それから三日後。

 

 私と六花の服装、もう原型をとどめてなかった。

 

 上半身は真っ赤なマイクロビキニの上に、スケスケレースのエプロン。スカートなんてパンツ丸見えの長さ。

 

「完璧だ! 君たちは最高のメイドだ!」

 

 ご主人様が興奮して叫ぶ。鼻息荒い。

 

「もっと近くで見せて。ほら、膝の上座って」

 

「私が先!」

 

「ううん、私!」

 

 競うように、彼の膝に腰下ろす。汗だくの体に密着する。獣くさい匂いが鼻つく。

 

 でも──気持ちいい

 

「ご主人様の匂い、だーい好き♡」

 

「私も♡ ずっと嗅いでたい♡」

 

 男が私たちの体を撫で回す。背中、腰、太もも……。

 

「メイドは、ご主人様の言うこと何でも聞くんだよね?」

 

「「はい! なんでも!」」

 

「じゃあ、他の客は無視して。僕だけを見て」

 

 その言葉通り、他の客が来ても適当にあしらうようになった。

 

 つか、もう他の客なんて見えない。

 

 世界にはご主人様と、私と、六花だけ。

 

 閉店時間とっくに過ぎてた。

 

 店長何も言わない。まるで私たちが見えてないみたいに、先に帰っちゃった。

 

 店内には、私と六花、そしてご主人様だけ。

 

「君たちの『本当の姿』を見せて」

 

 ご主人様が囁く。

 

「どんな姿ですか〜?」

 

「メスの姿」

 

 その言葉に、体が震えた。

 

「ご主人様のためなら、なんでも♪」

 

 営業用の猫なで声。でも──

 

━━━虹色の光が部屋満たした━━━

 

全身の細胞が書き換わる

 

 私は誰? 

新条アカネ

高校生

ご主人様のメス

 

 六花も同じように震えてる。

 

「あぁ……ご主人様ぁ……」

 

 彼女の声が、獣みたいに低くなる。

 

 私たち、ご主人様の前にひざまずいた。

 

「脱いで」

 

 シンプルな命令。でも、疑問を持つことすらできない。

 

ご主人様の命令は絶対

 

 震える手で、ビキニの紐を解く。

 

「いい子たちだ。今日から君たちは、僕専用ね」

 

「「はーい、ご主人様!」」

 

 高校? なにそれ

 バイト代? いらない

 将来? ご主人様だけ

 

 私たちは四つん這いになり、ご主人様の足下にまとわりついた。

 

 

 ■ 6 ■

 

 それから一週間。

 

 私と六花、毎日店に来てる。もう学校にも行ってない。六花、ママさんには「就職決まった」って嘘ついたんだって。

 

 いや、嘘じゃない。ご主人様専属メイドっていう立派な仕事。

 

 今日の衣装、もうメイド服って呼べない。

 

ピンクの首輪と赤いリボン、そしてほぼスケスケのベビードール。

 

「ご主人様、今日は六花が全身マッサージしてあげる♪」

 

「ううん、アカネがぜんぶ舐めてあげる♪」

 

負けない負けない絶対負けない

 

 朝から晩まで、ご主人様のお世話。他の客が来ても、テキトーにあしらう。大事なのは、ご主人様だけ。

 

「ねぇ、どっちが好き?」

 

 六花が甘えた声で聞く。裸の胸、彼の腕に押し当てて。

 

「どっちもかわいいよ。でも、もっと激しく競い合って」

 

 その言葉に、私は六花を睨んだ。

 

私だけ見て

 

 六花を押しのけたい。彼女がいなければ、ご主人様を独占できるのに。

 

「ご主人様、私の方が気持ちよくできるよ」

 

「ううん、私の方が!」

 

 二人で彼の体にしがみつく。汗でベタベタの肌にほっぺを寄せる。

 

 親友だった彼女が、今は最大の敵。

 

 でも、それでいい。これが本当の私たちだから。

 

 匂い嗅ぐと子宮がキュンってなる。

 声聞くと全身ビリビリする。

 手が触れるとイキそうになる。

 

 理性? とっくに消えた

 常識? いらない

 恥ずかしさ? なにそれ

 

 私たちは、ご主人様のメス。それ以上でも、それ以下でもない。

 

 店の奥に、「専用ルーム」を作った。ご主人様専用の、特別な空間。ベッドまで置いちゃった。

 

 そこで一日中、彼のためだけに存在する。

 

 オムライス作って、ドリンク注いで、体寄せ合って──

 

「今日は、特別なお願いがあるんだ」

 

 ご主人様が私たち見る。

 

「なんでもどうぞ♪」

 

「子供を産んで」

 

衝撃。

 

 でも、次の瞬間──

 

「「はーい♡ ご主人様の赤ちゃん産みます♡」」

 

 当然の答え。だって、私たちご主人様のメスだもん。

 

「でも、一人しか選べないんだ」

 

 その言葉に、六花と目が合った。

 

 殺意すら感じる視線のぶつかり合い。

 

「私を選んで!」

 

「ううん、私!」

 

 二人で彼にしがみつく。必死に自分アピール。

 

「決められないな。じゃあ、もっと頑張った方を選ぶよ」

 

 その日から、競争さらに激しくなった。

 

 

 ■ 7 ■

 

 季節が変わろうとしてる。

 

 店の売り上げ、もうボロボロらしい。でも、どーでもいい。

 

 私と六花、今日もご主人様のお世話してる。

 

 もう服なんて着てない。首輪とリボンだけ。

 

「アカネ、今日こそ私が選ばれるから」

 

 六花が挑発的に言う。

 

「無理〜。ご主人様は私の方が好きなんだから」

 

「じゃあ勝負。どっちが先にご主人様イカせられるか」

 

「「勝負!」」

 

 ベッドの上で、二人で彼の体に取り付く。舌使って、手使って、全身使って──

 

「ああ、最高だ! 君たちは最高のメスだ!」

 

 ご主人様が吼える。

 

 そのとき──

 

「そろそろ、新しい子欲しいな」

 

心臓凍りついた。

 

 新しい子? 私たちじゃ、ダメなの? 

 

「いや、君たちもかわいいよ。でも、もっと若い子も欲しい。15歳くらいの、ピチピチの」

 

 その言葉に、六花と目合わせる。

 

 そして、二人で同じこと考えた。

 

 ──新しい子、連れてこよ。

 

「ご主人様、明日、新人入るんです〜」

 

「15歳の、めっちゃかわいい子です〜」

 

「へぇ、楽しみだな」

 

 男がにやりと笑う。

 

 私たちも笑った。

 

 新しい仲間増える。ご主人様のメス増える。

 

 それってすごく、素敵なこと。

 

 

 ■ エピローグ ■

 

 今日、新人のメイドを連れてきた。

 

 南夢芽っていう、15歳の女の子。六花と仲のいい子にお願いして(うそついて)、来てもらったんだ。

 

 初々しい黒の基本制服。膝下のスカート。昔の私たちと同じ姿。

 

「六花さん、あの個室の人、ちょっと怖いんですけど……」

 

 夢芽ちゃんが不安そうに、ご主人様の部屋を指差す。

 私と六花が振り返ると、あんぐり口を開いた。

 

 今日の私たちは真っ赤なマイクロビキニに透明エプロン。

完璧な笑顔で答える。

 

「大丈夫だよ〜。すぐに本当のこと分かるから」

 

「本当のことって……六花さん、その格好……」

 

 夢芽ちゃんが青ざめる。

 

「これ? ご主人様が喜ぶ服だよ、ねえアカネ〜」

 

「そうそう。夢芽ちゃんも、すぐこうなるから♪」

 

 夢芽ちゃんが後ずさる。でも、逃げ道ない。

 

 ご主人様が個室から顔出す。脂ぎった顔に、獣みたいな笑み浮かべて。

 

「新人ちゃん? かわいいね。何歳?」

 

「じゅ、15です……」

 

「最高だ! 若い子大好きだよ。おいで」

 

 太い指で手招きする。

 

 夢芽ちゃんは震えながら、でも逆らえずに近づいてく。

 

「さあ、『ご主人様』って呼んでみて」

 

「い、いらっしゃいませ、ご主人様……♪」

 

 震える声で、夢芽ちゃんが挨拶した。

 

━━━光った━━━

 

 彼女の瞳から、何かが消えてく。

 

 そして──

 

「おかえりなさいませ、ご主人様!」

 

 今度は、心からの笑顔で。

 

「夢芽ちゃんも、すぐかわいい服に着替えよっか♪」

 

 私が夢芽ちゃんの手引くと、六花が彼女に耳打ちする。

 

「そうそう、ご主人様は露出多い服がお好きなの〜」

 

 夢芽ちゃんの顔がぼんやりして、そして──

 

「はい♪ ご主人様のお好みの服を着ます♪」

 

 明るい声で答えた。

 

 私たちの仲間、また一人増えた。

 

 明日には、夢芽もピンクのビキニ着てるだろうな。

 明後日には、スケスケのベビードール着てるだろうな。

 一週間後には、首輪だけになってるだろうな。

 

 そして、私たちと一緒に競い合う。

 

 誰が一番、ご主人様に愛されるか。

 誰が一番、ご主人様に尽くせるか。

 誰が一番、ご主人様の子供を産めるか。

 

 これからもきっと、増え続ける。

 

 だって、この店では──

 

嘘は許されないから。

 

 ご主人様を愛することが、私たちの真実。

 ご主人様に尽くすことが、私たちの喜び。

 ご主人様のメスであることが、私たちの本当の姿。

 

「ねぇ、ご主人様」

 

 私が甘えた声で聞く。

 

「今日は誰とエッチするの?」

 

「全員だよ」

 

 オスが舌なめずりする。

 

「君たちは全員、僕のものだから」

 

「「「はーい♡ ご主人様♡」」」

 

 三人の声が重なる。

 

 明日も、明後日も、ずっと。

 

 私たちは、ご主人様のメイド。

 

 いや──

 

ご主人様のメス。

 

 永遠に。

 

おしまい





最後まで読んでくれてありがとう!
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感想も大歓迎!(^o^)

次回はこのお話の男性視点を投稿します。お楽しみに!






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