グリッドマンユニバースで催眠洗脳 作:グリッドマン
【4月15日(月)放課後・音楽室】
また新しい学校。今度はフジヨキ台高校。
理事長の孫娘を「指導」した時の映像で脅してやったら、簡単に雇ってもらえた。便利な世の中だ。
音楽室のドアを開ける前から、女の声が聞こえる。
「あー、あー」
若い声。高めの音程。処女の声特有の震え。
ドアを開ける。
部屋に入った瞬間、匂いを嗅ぐ。若い女たちの汗。制汗剤とシャンプーの香り。そして──
手鏡を見ている少女から、ほのかな石鹸の匂い。
赤みのある栗色の髪。光に透けて金色に見える産毛。薄い唇だが、潤んでいる。下唇の中央が少しめくれて、内側のピンクが見える。
名簿を確認。南夢芽。
待て、南? まさか──
近づく。彼女の体温を感じる距離まで。
「初めまして、夢芽ちゃん」
少女が驚いて振り返る。その瞬間、髪がふわりと動き、
差し出した俺の手を見て、夢芽は顔をしかめる。俺の爪の間の汚れに気づいたか。
「あ、握手はちょっと……」
声が震えている。緊張による唾液の音が言葉に混じる。
「いや、いいよ。君の手は大切にしないと。でも、その唇は……」
じっくり観察。上唇の山が左右非対称。右が少し高い。唇の表面に細かい縦じわ。乾燥していない。自然な潤い。
口を少し開けた時、歯と唇の間の唾液が糸を引いた。一瞬だけ。
「今、リップ塗ってる?」
夢芽が無意識に下唇を舌で舐める。
その瞬間を見逃さない。舌の色は薄いピンク。舌先は細い。舌の表面のざらつきが見える。
「ダメだよ、生まれたままの唇じゃないと本当の声は出ない」
彼女が息を吸う音。ひゅっという小さな音。鼻腔が狭いのか。
「よろしくね、夢芽ちゃん。君もお姉さんみたいになれるよ」
「姉を……知ってるんですか?」
驚いた時、彼女の瞳孔が開く。緑の虹彩がより鮮明に。眼球の表面が潤んで、俺の姿を映している。
香乃のことを話しながら、夢芽の呼吸のリズムを数える。
1分間に18回。興奮している。胸が上下する時、制服の隙間から鎖骨のくぼみが見える。そこに汗が光っている。
【次の日・放課後・音楽室】
教室に入ると、すぐに夢芽を探す。
窓際の席。午後の光が横から当たって、頬の産毛が金色に光る。
「男子は外で基礎練習」
男子を追い出す。邪魔者は要らない。
女子だけが残る。全員の匂いを嗅ぎ分ける。
部長:甘い香水。でも脇汗の匂いが混じっている。
一年生:ミントガム。さっきまで噛んでいた。
夢芽:無臭に近い。でも、かすかにレモンの香り。
「まず、基本から。深呼吸を10回」
深呼吸させながら、音を聞く。
夢芽の呼吸音はす──ーは──ーと細い。鼻呼吸。
部長は口呼吸。ふ──ーは──ーと太い音。
5回目。みんな目の焦点が合わなくなる。
「じゃあ、唇を見せて。全員、口紅は落として」
ティッシュで唇を拭く音。ごしごしという摩擦音。
夢芽の唇から、薄いピンクの色が落ちる。素の唇はもっと薄い色。血管が透けて見える。
「舌を出してごらん」
舌を出す時の湿った音。
ちゅっ、という小さな音。唇と舌が離れる音。
夢芽の舌は小さい。幅は2センチくらい。舌先が震えている。緊張で。
舌の表面の糸状乳頭が見える。ざらざらした表面。奥に行くほど大きな有郭乳頭。
部長の前にしゃがむ。
この距離だと、部長の息がかかる。温かく、湿っている。朝食のパンの匂いがかすかに残っている。
「君から手本を見せて。舌を、べーっと」
部長が舌を出す。舌の裏側の静脈が青く透けている。舌小帯が引っ張られて、ぴんと張る。
「もっと! 根元から全部!」
限界まで舌を出すと、部長の喉が見える。喉頭蓋がひくひく動く。唾液が
次は夢芽。顔を近づける。10センチの距離。
夢芽のまつ毛を数える。上まぶたに約80本。下まぶたに約40本。マスカラはつけていない。自然なカール。
「舌を出して」
躊躇する夢芽。下唇を噛む癖がある。そこだけ赤くなる。
ゆっくりと舌が出てくる。
最初に舌先。尖っている。
次に舌の中央。幅が広がる。
最後に舌根。唾液で光る。
舌を出す時、夢芽は目を伏せる。長いまつ毛が震える。
「素晴らしい……姉妹は似るんだね」
舌の形、大きさ、色。香乃とそっくり。でも夢芽の方が舌苔が少ない。清潔。
「同じ味がしそうだ」
思わず本音が出る。
夢芽の顔が青ざめる。血の気が引いて、唇の色がさらに薄くなる。
【1週間目・放課後・音楽室】
毎日観察を続ける。
夢芽の変化を五感で感じ取る。
月曜:まだ抵抗がある。舌を出す時間、3秒。すぐに引っ込める。
火曜:5秒出せるようになった。舌の震えが減った。
水曜:自分から舌を出すようになった。でもまだ恥じらいがある。頬が赤くなる。
木曜:他の子と比べるようになった。「部長の舌、きれい」と言った。価値観が変わり始めている。
金曜:10秒以上舌を出せる。唾液の量が増えた。垂れそうになる。
「舌を出したまま『あー』」
舌を出したまま発声すると、独特の濁った音になる。
「あ゛ー」
最初はこんな音。舌が邪魔をする。
でも繰り返すうちに、
「あ──ー」
澄んだ音になる。舌があっても発声できるようになる。
この時、夢芽の喉仏が上下する。
女にも小さな喉仏がある。それが動くのを見るのが好きだ。
部長を個別指導室に連れて行く。
防音室は狭い。2畳ほど。密閉空間。すぐに体温で暖まる。
部長と二人きり。
彼女の呼吸音しか聞こえない。緊張で早くなっている。1分間に22回。
「唇の柔軟性をチェックする」
部長の唇に触れる。
温度:36.8度くらい。体温より少し高い。
湿度:適度に湿っている。
弾力:押すと戻る。若い証拠。
質感:細かいしわ。縦に走る線。
指で円を描く。ゆっくりと。
部長の息が荒くなる。鼻息が俺の手にかかる。
「力を抜いて」
マッサージを続ける。10分、20分、30分。
部長の唇が充血して、赤くなる。腫れぼったくなる。
俺の痕跡。
【2週間目・個別指導室】
夢芽の番。
防音室に入った瞬間、彼女の体臭を感じる。
恐怖の汗。酸っぱい匂い。でも、その奥に甘い匂いも。
「唇を触らせて」
夢芽の唇に指を置く。
ひんやりしている。緊張で血流が悪い。
でも触っているうちに、だんだん温かくなる。血が集まってくる。
唇の端、口角のところに小さなほくろ。気づかなかった。
「『う』の形を10回」
唇をすぼめる夢芽。
この時、唇の内側の粘膜が少し見える。より赤い。より湿っている。
「う、う、う、う、う──」
発音するたびに、唾液の泡ができる。小さな泡。すぐに消える。
「『い』の形を10回」
横に引く。口角が上がる。えくぼができる。浅いえくぼ。
「い、い、い、い──」
この音の時、歯が見える。白い歯。きれいに並んでいる。犬歯が少し尖っている。
「『う』と『い』を交互に30回」
「ういういういうい──」
早くやると、唇からちゅっちゅっという音がする。
唇が疲れてくると、ぴくぴく痙攣する。口輪筋の疲労。
「すばらしい。じゃあ、唇に触れるよ」
指で夢芽の唇をなぞる。
上唇の山、キューピッドボウを指でたどる。谷間に汗が溜まっている。
下唇の中央の一番柔らかい部分を押す。
ぷにっとした感触。押した跡が少し残る。すぐに戻る。
「舌も見せて」
夢芽が舌を出す。
今日の舌の色は、少し白っぽい。体調がよくないのか。
舌に触れる。
ざらざらした表面
温かい
湿っている
かすかに震えている
舌の先端を指でつまむ。
夢芽が《shake:2》びくっ《/shake》とする。
「敏感だね」
舌の側面をなぞる。舌乳頭の感触。ざらざら、でも奥に行くほど滑らか。
舌の裏側に触れる。
つるつるしている。静脈が浮いている。青紫色。
「舌の筋肉が固い」
嘘だ。でも夢芽は信じる。
マッサージを続ける。舌全体を指で包むように。
夢芽の唾液が俺の指を濡らす。
透明で、少し粘り気がある。糸を引く。
匂いはほとんどない。健康な証拠。
「あー」
声を出させる。指が触れたままで。
振動が指に伝わる。声帯の振動が、舌を通じて。
夢芽の吐息が顔にかかる。
甘い。さっき飴を舐めていたのか。
【3週間目・放課後・音楽室】
集団練習。
女子たち全員の舌を観察。
部長:大きめの舌。幅2.5センチ。厚い。色は濃いピンク。
一年生:小さい舌。幅1.8センチ。薄い。色は薄ピンク。
夢芽:中間サイズ。幅2センチ。形がきれい。色は理想的なピンク。
「お互いの舌を見せ合って」
部長と夢芽がペアになる。
顔を近づける二人。
距離15センチ。お互いの息が混ざる。
二人とも舌を出す。
舌と舌の距離、5センチ。
この距離だと、唾液の匂いを感じる。
「もっと近づいて」
3センチ。
もう少しで触れそう。
二人の鼻息が荒くなる。
部長の額に汗。
夢芽の首筋に鳥肌。
「そのまま、同じリズムで上下」
二人の舌が同じように動く。
上に上げる時、舌の裏の筋が見える。
下に下げる時、舌の上の唾液が光る。
20回繰り返すと、二人の動きが完全にシンクロ。
同じタイミングで瞬きまでする。
「じゃあ今度は俺に見せて」
二人の間に顔を入れる。
左に部長の舌。右に夢芽の舌。
両方の
部長の舌を見る。舌苔が少し増えた。ストレスか。
夢芽の舌を見る。先週より赤みが増した。血流がいい。
「ああ、たまらない」
思わず唸る。
二人の若い舌。健康な舌。俺のために差し出された舌。
舌の表面の唾液が、照明できらきら光る。
【1ヶ月目・音楽室】
「全員で円になって」
6人の女子が円を作る。
中心に俺が座る。
全員が舌を出す。
6つの舌に囲まれる。
それぞれの個性。
部長:舌が大きく、色が濃い
一年生A:舌が小さく、震えている
一年生B:舌が長く、先が尖っている
二年生A:舌が厚く、丸い
二年生B:舌が薄く、幅広い
夢芽:舌が美しく、形が整っている
「そのまま、右回り」
6つの舌が同じ方向に回る。
舌が動くたびに、唾液が飛ぶ。
細かい飛沫。光って見える。
「50回!」
10回目:みんなの目がとろんとする
20回目:よだれが垂れ始める子が出る
30回目:舌がけいれんし始める
40回目:意識が朦朧とする
50回目:全員がトランス状態
この状態の顔を観察。
瞳孔が開いている。黒目が大きく見える。
口が半開き。だらしない。
頬が上気している。
額に汗が浮いている。
最高の光景。
ビデオカメラで撮影。
後で何度も見返すために。
【1ヶ月と1週間目・夜】
夢芽が姉の日記を見つけたはずの日。
明日の反応が楽しみで眠れない。
香乃のビデオを見返す。
『997、998、999、1000! 』
1000回舌を動かした後の香乃。
舌が真っ赤に充血。
よだれまみれ。
目は完全に虚ろ。
でも、美しかった。
夢芽も同じようになるだろう。いや、もっと美しくなる。
【翌日・音楽室】
夢芽が入ってくる。
怒りの表情。眉間にしわ。口角が下がっている。
でも、その奥に恐怖も見える。
瞳孔が小さい。警戒している。
「姉に何をしたんですか!」
声が震えている。怒りと恐怖で。
声帯が緊張して、いつもより高い音。
近づく。
夢芽が後ずさる。でも壁で止まる。
逃げ場はない。
顔を近づける。夢芽の息づかいを感じる。
早い。浅い。過呼吸気味。
「お姉さんのこと、全部知ったんだね」
夢芽の顔色を観察。
青白い。血の気が引いている。
唇の色が紫がかっている。
手が小刻みに震えている。
「殺してないよ」
夢芽の顎を掴む。
骨の感触。細い顎。華奢。
親指が顎の先端。人差し指と中指が顎の側面。
この持ち方だと、相手は動けない。
顎を持ち上げる。夢芽が上を向く。
喉が伸びる。白い喉。
喉仏が上下する。唾を飲み込んでいる。
「もう、俺なしじゃ声が出ないでしょ?」
試させる。
夢芽が口を開ける。
唇が震える。声帯が動く。でも音が出ない。
口の中が見える。
舌が奥に引っ込んでいる。萎縮している。
口蓋垂が震えている。
喉の奥が赤い。充血している。
「ほらね」
夢芽の目から涙。
透明な涙。頬を伝う。顎まで流れる。
俺の指を濡らす。
塩辛い。
「じゃあ、俺の言う通りにして」
夢芽が従う。もう逆らえない。
「唇をなめて」
夢芽の舌が動く。
ゆっくりと唇をなぞる。
上唇を右から左へ。下唇を左から右へ。
唇が濡れて光る。
「舌を前に」
舌が出てくる。
震えている。でも、ちゃんと出す。
舌の表面に涙の跡。塩の結晶が少し。
「そう、いい子だ」
香乃と同じ褒め方。
夢芽の体が《shake:2》ビクン《/shake》とする。
姉を思い出したか。
【個別指導室】
防音室でビデオ撮影。
夢芽は知らない。隠しカメラが3台。
正面から。横から。上から。
「舌を、少しずつ出して」
カメラが全てを記録。
舌が1ミリずつ出てくる様子。
舌の震え。
唾液の糸。
目の虚ろさ。
「もっと」
限界まで舌を出す夢芽。
舌根まで見える。
舌扁桃が見える。
喉頭蓋が見える。
「今度は俺の指を舐めて」
人差し指を差し出す。
夢芽が躊躇する。当然だ。
「お姉さんもやった」
その一言で従う。
夢芽の舌が俺の指に触れる。
温かい
湿っている
ざらざらしている
震えている
舌先で指をなめる。
遠慮がち。恥じらいがある。
「もっとしっかり」
舌全体を使うようになる。
指の腹。側面。爪の周り。
夢芽の唾液でべとべとになる。
味がする。
かすかに甘い。
少し塩辛い。
独特の若い女の味。
「歌って」
指を舐めたまま歌わせる。
ああああ──ーあああ──ー
変な声。でも美しい。
壊れた声。でも澄んでいる。
【1ヶ月と2週間目・放課後・音楽室】
完全に調律された女子たち。
練習開始と同時に全員が舌を出す。
もうパブロフの犬。
俺が部屋に入る=舌を出す。
今日の観察。
部長:舌を2センチ出している。もう恥じらいなし。
一年生A:舌を1.5センチ。まだ遠慮がある。
一年生B:舌を2.5センチ。積極的。
夢芽:舌を1.8センチ。ちょうどいい。
「今日は誰を個別指導しようかな」
全員の瞳孔が開く。
期待。欲望。嫉妬。
「夢芽ちゃん」
夢芽が立ち上がる。
頬が赤くなる。嬉しそう。
他の女子たちの視線。羨ましそう。
競争心理。これも計算。
防音室。
「舌を出したまま、う、い、う、い」
「ういういういうい──」
舌を出したまま発音すると、だ液が飛ぶ。
細かい飛沫。俺の顔にかかる。
「100回」
30回目:舌が痙攣し始める
50回目:よだれが垂れる
70回目:目の焦点が合わない
90回目:体が小刻みに震える
100回目:完全なトランス状態
この状態の夢芽を観察。
額に玉の汗。
髪が汗で額に張り付く。
首筋に汗が流れる。鎖骨のくぼみに溜まる。
呼吸が荒い。胸が大きく上下。
「私は従順な良い子」
トランス状態で言わせる。
「わたしは、じゅうじゅんな、いいこ」
舌足らずな発音。舌を出したままだから。
でも、それがたまらなくエロい。
100回繰り返させる。
50回目で、夢芽の自我が溶ける。
100回目で、完全に俺の人形。
鏡を見せる。
夢芽が自分の顔を見る。
舌を出して、よだれまみれで、目が虚ろ。
「お姉さんにそっくりだ」
夢芽が微笑む。壊れた笑顔。
「今日は特別だ」
夢芽に顔を近づける。
5センチ。3センチ。1センチ。
夢芽の息を感じる。
甘い。さっき舐めた飴の匂い。
でも、その奥に恐怖の匂いも。
「俺の舌と──」
夢芽が一瞬正気に戻る。
瞳孔が収縮。警戒。
「せんせい、それは……」
「声のために必要なんだよ」
嘘だ。でも夢芽は信じたい。信じるしかない。
俺の舌を出す。
夢芽の目が《shake:2》大きく開く《/shake》。
俺の舌は厚くて大きい。
色は暗い赤。
舌苔が多い。白っぽい。
夢芽の舌に近づける。
あと2センチ。1センチ。0.5センチ。
触れる瞬間、夢芽が《vib:2》震える《/vib》。
接触
舌と舌が触れる。
感触:
夢芽の舌は柔らかい。俺のは硬い。
夢芽の舌は滑らか。俺のはざらざら。
夢芽の舌は小さい。俺のは大きい。
温度:
夢芽の舌の方が温かい。若さの証。
味:
夢芽の唾液は甘い。
かすかにミントの味も。歯磨き粉か。
夢芽の体が《shake:2》ビクンビクン《/shake》と跳ねる。
でも逃げない。逃げられない。
むしろ──
自分から押し付けてくる
【1ヶ月と3週間目・放課後・音楽室】
もう儀式と化した練習。
全員で円になる。深呼吸10回。
す──ー、は──ー
俺は中心で音を聞く。
6人分の呼吸音。
鼻から吸う音。す──
口から吐く音。は──
だんだん呼吸が揃ってくる。
全員が同じリズム。同じ深さ。
10回目には、完全にシンクロ。
自然に全員が舌を出す。
6つの舌を観察。
全員、先週より舌が赤い。
血流が増えている。練習の成果。
「連続運動」
右10回→左10回→上下30回→う、い、う、い50回
これを5セット。
1セット目:まだ余裕がある。舌の動きも滑らか。
2セット目:唾液が増える。口の端から垂れる子も。
3セット目:舌が震え始める。筋肉の限界。
4セット目:目が虚ろになる。意識が遠のく。
5セット目:
もう 人間じゃない ただの 舌 動く 舌
終了時、全員が床に倒れる。
音を聞く。
荒い呼吸。はあはあ。
時々聞こえるうめき声。
床によだれが垂れる音。
匂いを嗅ぐ。
汗の匂い。女子特有の甘酸っぱい匂い。
唾液の匂い。たくさんの唾液。
そして発情の匂い。
全員の顔を見る。
頬が赤い。
目が潤んでいる。
唇が震えている。
「すばらしい!」
褒める。
すると全員が嬉しそうな顔をする。
条件付け完了。
【2ヶ月目・深夜・音楽室】
深夜の特別練習。
ろうそくの明かりだけ。
オレンジ色の光が、女子たちの汗を光らせる。
「限界に挑戦」
終わりのない連続運動。
開始。
全員が舌を動かし始める。
10分経過:
まだ大丈夫。でも額に汗。
20分経過:
舌が疲れてくる。動きが鈍い。
30分経過:
よだれが制御できない。垂れ流し。
40分経過:
部長が《shake:2》泡を吹いて《/shake》倒れる。
白い泡。唾液が泡立っている。
目は白目。意識がない。
でも止めない。
45分経過:
一年生も限界。痙攣している。
50分経過:
夢芽も──
顔を見る。
目は開いているが、何も見ていない。
舌は動いているが、意識がない。
よだれが顎から胸に垂れている。
「ストップ」
全員が崩れ落ちる。
床に倒れた女子たちを観察。
体が《vib:2》小刻みに震えている《/vib》。
呼吸が浅く早い。
汗で制服が透けている。
匂いが充満している。
汗。唾液。そして──
メスの匂い。
「今の感覚を覚えて」
朦朧とした意識で頷く女子たち。
もう完全に俺のもの。
【2ヶ月と1週間目・個別指導室】
「夢芽ちゃん、最終段階だ」
夢芽はもう、抵抗しない。
「目を閉じて」
素直に従う。
長いまつ毛が伏せられる。
まぶたが小さく震える。
「深呼吸しながら、私の声だけを聞いて」
深呼吸の音。
鼻腔を通る空気の音。
肺が膨らむ音。
心臓の鼓動も聞こえる。
「舌を出して」
自動的に舌が出る。
もう条件反射。
舌の表面を観察。
今日は特にきれいなピンク。
唾液でつやつやしている。
舌先が少し上を向いている。
「私の指を感じて」
指を舌に乗せる。
夢芽の舌がぴくっと動く。
でも逃げない。受け入れている。
「私の言葉を繰り返して」
「私は」
「わたしは」
声が震えている。でも従う。
「従順な」
「じゅうじゅんな」
舌を出したままだから、発音が不明瞭。
「良い子」
「いいこ」
だんだん声が機械的になる。
「私は従順な良い子」
「わたしはじゅうじゅんないいこ」
これを100回。
10回目:まだ自分の意志がある
30回目:声が変わる
50回目:自我が薄れる
70回目:完全に機械的
90回目:体が震える
100回目:
「わたしはじゅうじゅんないいこ」
完璧。
もう夢芽じゃない。
俺の作品。
鏡を見せる。
夢芽が自分を見る。
舌を出し、よだれを垂らし、目が虚ろな自分。
「きれいだ」
夢芽が呟く。
価値観の完全な逆転。
醜いものを美しいと感じる。
調律完了
【コンクール当日・ステージ袖】
最後の調整。
一人ずつ唇をチェック。
部長:十分に潤っている。
一年生:少し乾燥。舐めさせる。
夢芽:乾いている。
「夢芽ちゃん、ちょっと乾いてる」
わざと自分の指を舐める。
べろりと。
唾液が指につく。ねばねばしている。
その指で夢芽の唇をなぞる。
ぬるっとした感触。
夢芽の唇に俺の唾液を塗る。
マーキング。
夢芽が嬉しそうに微笑む。
ステージへ。
客席から女子たちを見る。
スポットライトが当たる。
全員の唇が光る。俺の唾液で。
歌が始まる。
美しい声。完璧なハーモニー。
でも俺の興味は──
客席の他校の女子生徒たち。
品定め。
あの子は唇が厚い。良さそうだ。
あの子は舌が長そう。顔つきでわかる。
あの子は──
来年は もっと たくさん 集める
優勝が決まる。
当然だ。俺が調律した楽器たちだから。
【翌年・音楽室】
新入生歓迎。
新鮮な肉がたくさん。
観察する。
A子:唇が薄いが形がいい。舌は小さそう。
B子:唇が厚い。舌も大きそう。いい素材。
C子:口が小さい。でも中は広そう。
D子:歯並びがいい。舌の動きもよさそう。
夢芽が先輩として指導。
「舌を出して」
新入生たちが戸惑う。
当然だ。普通じゃない。
「だいじょうぶ、すぐ気持ちよくなるから」
夢芽が手本を見せる。
舌を出す。1500回鍛えた舌。
美しい。
俺が作った芸術品。
新入生たちが憧れの目で見る。
一人の子に近づく。
顔を観察。
肌が白い。産毛が見える。
唇は薄いピンク。血管が透ける。
口を開けると、ピンクの歯茎。
「君、唇の形がすばらしい」
怯える。当然だ。
俺は醜い。臭い。気持ち悪い。
でも、3ヶ月後には──
この子も夢芽のようになる。
舌を出して、よだれを垂らして、
俺を先生と呼ぶ。
深呼吸が始まる。
新入生たちも真似る。
す──ー、は──ー
10回目。
もう目がとろん。
「舌を──」
少しずつ出てくる。
小さな舌たち。震えている。
かわいい。
これから俺が育てる。
大きく、長く、従順に。
夢芽を見る。
完璧な作品。
でも、もう飽きてきた。
新しいおもちゃが欲しい。
夢芽は気づいているだろうか。
もうすぐ捨てられることを。
いや、捨てない。
コレクションとして保管する。
壁の写真を見る。
歴代の作品たち。
全員、舌を出している。
夢芽の写真もそこに加わる。
姉の隣に。
姉妹コンプリート
来年、再来年──
この学校の女子全員の写真を──
集める
全部
俺のもの
欲望はつづく
最後まで読んでくれてありがとう!
よかったら評価とお気に入りしてもらえると嬉しいです。
感想も大歓迎!(^o^)
次回はムジナが花嫁として洗脳されるお話を投稿します。お楽しみに!
読者アンケート作りました。
キャラとシチュもこちらで引き続き募集中です~☆
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