※この作品はR-18です。

グリッドマンユニバースで催眠洗脳   作:グリッドマン

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舌フェチの中年ボイストレーナーが合唱部の夢芽を楽器として調律してしまう話

【4月15日(月)放課後・音楽室】

 

 また新しい学校。今度はフジヨキ台高校。

 

 理事長の孫娘を「指導」した時の映像で脅してやったら、簡単に雇ってもらえた。便利な世の中だ。

 

 音楽室のドアを開ける前から、女の声が聞こえる。

 

「あー、あー」

 

 若い声。高めの音程。処女の声特有の震え。

 

 ドアを開ける。

 

 部屋に入った瞬間、匂いを嗅ぐ。若い女たちの汗。制汗剤とシャンプーの香り。そして──

 

 手鏡を見ている少女から、ほのかな石鹸の匂い。

 

 赤みのある栗色の髪。光に透けて金色に見える産毛。薄い唇だが、潤んでいる。下唇の中央が少しめくれて、内側のピンクが見える。

 

 名簿を確認。南夢芽。

 待て、南? まさか──

 

 近づく。彼女の体温を感じる距離まで。

 

「初めまして、夢芽ちゃん」

 

 少女が驚いて振り返る。その瞬間、髪がふわりと動き、

甘い匂いが漂う
。

 

 差し出した俺の手を見て、夢芽は顔をしかめる。俺の爪の間の汚れに気づいたか。

 

「あ、握手はちょっと……」

 

 声が震えている。緊張による唾液の音が言葉に混じる。

 

「いや、いいよ。君の手は大切にしないと。でも、その唇は……」

 

 じっくり観察。上唇の山が左右非対称。右が少し高い。唇の表面に細かい縦じわ。乾燥していない。自然な潤い。

 

 口を少し開けた時、歯と唇の間の唾液が糸を引いた。一瞬だけ。

 

「今、リップ塗ってる?」

 

 夢芽が無意識に下唇を舌で舐める。

 

 その瞬間を見逃さない。舌の色は薄いピンク。舌先は細い。舌の表面のざらつきが見える。

 

「ダメだよ、生まれたままの唇じゃないと本当の声は出ない」

 

 彼女が息を吸う音。ひゅっという小さな音。鼻腔が狭いのか。

 

「よろしくね、夢芽ちゃん。君もお姉さんみたいになれるよ」

 

「姉を……知ってるんですか?」

 

 驚いた時、彼女の瞳孔が開く。緑の虹彩がより鮮明に。眼球の表面が潤んで、俺の姿を映している。

 

 香乃のことを話しながら、夢芽の呼吸のリズムを数える。

 

 1分間に18回。興奮している。胸が上下する時、制服の隙間から鎖骨のくぼみが見える。そこに汗が光っている。

 

 

 

 

 

【次の日・放課後・音楽室】

 

 教室に入ると、すぐに夢芽を探す。

 

 窓際の席。午後の光が横から当たって、頬の産毛が金色に光る。

 

「男子は外で基礎練習」

 

 男子を追い出す。邪魔者は要らない。

 

 女子だけが残る。全員の匂いを嗅ぎ分ける。

 

 部長:甘い香水。でも脇汗の匂いが混じっている。

 一年生:ミントガム。さっきまで噛んでいた。

 夢芽:無臭に近い。でも、かすかにレモンの香り。

 

「まず、基本から。深呼吸しんこきゅうを10回」

 

 深呼吸させながら、音を聞く。

 

 夢芽の呼吸音はす──ーは──ーと細い。鼻呼吸。

 部長は口呼吸。ふ──ーは──ーと太い音。

 

 5回目。みんな目の焦点が合わなくなる。

 

「じゃあ、唇を見せて。全員、口紅くちべには落として」

 

 ティッシュで唇を拭く音。ごしごしという摩擦音。

 

 夢芽の唇から、薄いピンクの色が落ちる。素の唇はもっと薄い色。血管が透けて見える。

 

「舌を出してごらん」

 

 舌を出す時の湿った音。

 

 ちゅっ、という小さな音。唇と舌が離れる音。

 

 夢芽の舌は小さい。幅は2センチくらい。舌先が震えている。緊張で。

 

 舌の表面の糸状乳頭が見える。ざらざらした表面。奥に行くほど大きな有郭乳頭。

 

 部長の前にしゃがむ。

 

 この距離だと、部長の息がかかる。温かく、湿っている。朝食のパンの匂いがかすかに残っている。

 

「君から手本を見せて。舌を、べーっと」

 

 部長が舌を出す。舌の裏側の静脈が青く透けている。舌小帯が引っ張られて、ぴんと張る。

 

「もっと! 根元から全部!」

 

 限界まで舌を出すと、部長の喉が見える。喉頭蓋がひくひく動く。唾液が

糸を引いて垂れそうになる
。

 

 次は夢芽。顔を近づける。10センチの距離。

 

 夢芽のまつ毛を数える。上まぶたに約80本。下まぶたに約40本。マスカラはつけていない。自然なカール。

 

「舌を出して」

 

 躊躇する夢芽。下唇を噛む癖がある。そこだけ赤くなる。

 

 ゆっくりと舌が出てくる。

 

 最初に舌先。尖っている。

 次に舌の中央。幅が広がる。

 最後に舌根。唾液で光る。

 

 舌を出す時、夢芽は目を伏せる。長いまつ毛が震える。

 

「素晴らしい……姉妹は似るんだね」

 

 舌の形、大きさ、色。香乃とそっくり。でも夢芽の方が舌苔が少ない。清潔。

 

「同じ味がしそうだ」

 

 思わず本音が出る。

 

 夢芽の顔が青ざめる。血の気が引いて、唇の色がさらに薄くなる。

 

 

 

 

 

【1週間目・放課後・音楽室】

 

 毎日観察を続ける。

 

 夢芽の変化を五感で感じ取る。

 

月曜:まだ抵抗がある。舌を出す時間、3秒。すぐに引っ込める。

 

火曜:5秒出せるようになった。舌の震えが減った。

 

水曜:自分から舌を出すようになった。でもまだ恥じらいがある。頬が赤くなる。

 

木曜:他の子と比べるようになった。「部長の舌、きれい」と言った。価値観が変わり始めている。

 

金曜:10秒以上舌を出せる。唾液の量が増えた。垂れそうになる。

 

「舌を出したまま『あー』」

 

 舌を出したまま発声すると、独特の濁った音になる。

 

「あ゛ー」

 

 最初はこんな音。舌が邪魔をする。

 

 でも繰り返すうちに、

 

「あ──ー」

 

 澄んだ音になる。舌があっても発声できるようになる。

 この時、夢芽の喉仏が上下する。

 

 女にも小さな喉仏がある。それが動くのを見るのが好きだ。

 

 部長を個別指導室に連れて行く。

 防音室は狭い。2畳ほど。密閉空間。すぐに体温で暖まる。

 

 部長と二人きり。

 彼女の呼吸音しか聞こえない。緊張で早くなっている。1分間に22回。

 

「唇の柔軟性をチェックする」

 

 部長の唇に触れる。

 

温度:36.8度くらい。体温より少し高い。

湿度:適度に湿っている。

弾力:押すと戻る。若い証拠。

質感:細かいしわ。縦に走る線。

 

 指で円を描く。ゆっくりと。

 

 部長の息が荒くなる。鼻息が俺の手にかかる。

 

「力を抜いて」

 

 マッサージを続ける。10分、20分、30分。

 

 部長の唇が充血して、赤くなる。腫れぼったくなる。

 

俺の痕跡。

 

【2週間目・個別指導室】

 

 夢芽の番。

 

 防音室に入った瞬間、彼女の体臭を感じる。

 恐怖の汗。酸っぱい匂い。でも、その奥に甘い匂いも。

 

「唇を触らせて」

 

 夢芽の唇に指を置く。

 

 ひんやりしている。緊張で血流が悪い。

 

 でも触っているうちに、だんだん温かくなる。血が集まってくる。

 唇の端、口角のところに小さなほくろ。気づかなかった。

 

「『う』の形を10回」

 

 唇をすぼめる夢芽。

 

 この時、唇の内側の粘膜が少し見える。より赤い。より湿っている。

 

「う、う、う、う、う──」

 

 発音するたびに、唾液の泡ができる。小さな泡。すぐに消える。

 

「『い』の形を10回」

 

 横に引く。口角が上がる。えくぼができる。浅いえくぼ。

 

「い、い、い、い──」

 

 この音の時、歯が見える。白い歯。きれいに並んでいる。犬歯が少し尖っている。

 

「『う』と『い』を交互に30回」

 

「ういういういうい──」

 

 早くやると、唇からちゅっちゅっという音がする。

 

 唇が疲れてくると、ぴくぴく痙攣する。口輪筋の疲労。

 

「すばらしい。じゃあ、唇に触れるよ」

 

 指で夢芽の唇をなぞる。

 

 上唇の山、キューピッドボウを指でたどる。谷間に汗が溜まっている。

 

 下唇の中央の一番柔らかい部分を押す。

 

 ぷにっとした感触。押した跡が少し残る。すぐに戻る。

 

「舌も見せて」

 

 夢芽が舌を出す。

 

 今日の舌の色は、少し白っぽい。体調がよくないのか。

 

 舌に触れる。

 

 ざらざらした表面

 温かい

 湿っている

 かすかに震えている

 

 舌の先端を指でつまむ。

 

 夢芽が《shake:2》びくっ《/shake》とする。

 

「敏感だね」

 

 舌の側面をなぞる。舌乳頭の感触。ざらざら、でも奥に行くほど滑らか。

 

 舌の裏側に触れる。

 

 つるつるしている。静脈が浮いている。青紫色。

 

「舌の筋肉が固い」

 

 嘘だ。でも夢芽は信じる。

 

 マッサージを続ける。舌全体を指で包むように。

 

 夢芽の唾液が俺の指を濡らす。

 

 透明で、少し粘り気がある。糸を引く。

 

匂いはほとんどない。健康な証拠。

 

「あー」

 

 声を出させる。指が触れたままで。

 

 振動が指に伝わる。声帯の振動が、舌を通じて。

 

 夢芽の吐息が顔にかかる。

 

 甘い。さっき飴を舐めていたのか。

 

【3週間目・放課後・音楽室】

 

 集団練習。

 

 女子たち全員の舌を観察。

 

部長:大きめの舌。幅2.5センチ。厚い。色は濃いピンク。

一年生:小さい舌。幅1.8センチ。薄い。色は薄ピンク。

夢芽:中間サイズ。幅2センチ。形がきれい。色は理想的なピンク。

 

「お互いの舌を見せ合って」

 

 部長と夢芽がペアになる。

 

 顔を近づける二人。

 

 距離15センチ。お互いの息が混ざる。

 

 二人とも舌を出す。

 

 舌と舌の距離、5センチ。

 

 この距離だと、唾液の匂いを感じる。

 

「もっと近づいて」

 

 3センチ。

 

 もう少しで触れそう。

 

 二人の鼻息が荒くなる。

 

 部長の額に汗。

 

 夢芽の首筋に鳥肌。

 

「そのまま、同じリズムで上下」

 

 二人の舌が同じように動く。

 

 上に上げる時、舌の裏の筋が見える。

 下に下げる時、舌の上の唾液が光る。

 

 20回繰り返すと、二人の動きが完全にシンクロ。

 

 同じタイミングで瞬きまでする。

 

「じゃあ今度は俺に見せて」

 

 二人の間に顔を入れる。

 

 左に部長の舌。右に夢芽の舌。

 

 両方の

唾液の匂いに包まれる
。

 

 部長の舌を見る。舌苔が少し増えた。ストレスか。

 夢芽の舌を見る。先週より赤みが増した。血流がいい。

 

「ああ、たまらない」

 

 思わず唸る。

 

 二人の若い舌。健康な舌。俺のために差し出された舌。

 

 舌の表面の唾液が、照明できらきら光る。

 

【1ヶ月目・音楽室】

 

「全員で円になって」

 

 6人の女子が円を作る。

 

 中心に俺が座る。

 

 全員が舌を出す。

 

 6つの舌に囲まれる。

 

 それぞれの個性。

 

部長:舌が大きく、色が濃い

一年生A:舌が小さく、震えている

一年生B:舌が長く、先が尖っている

二年生A:舌が厚く、丸い

二年生B:舌が薄く、幅広い

夢芽:舌が美しく、形が整っている

 

「そのまま、右回り」

 

 6つの舌が同じ方向に回る。

 

 舌が動くたびに、唾液が飛ぶ。

 

 細かい飛沫。光って見える。

 

「50回!」

 

 10回目:みんなの目がとろんとする

 20回目:よだれが垂れ始める子が出る

 30回目:舌がけいれんし始める

 40回目:意識が朦朧とする

 50回目:全員がトランス状態

 

 この状態の顔を観察。

 

 瞳孔が開いている。黒目が大きく見える。

 口が半開き。だらしない。

 頬が上気している。

 額に汗が浮いている。

 

 最高の光景。

 

 ビデオカメラで撮影。

 

 後で何度も見返すために。

 

【1ヶ月と1週間目・夜】

 

 夢芽が姉の日記を見つけたはずの日。

 

 明日の反応が楽しみで眠れない。

 

 香乃のビデオを見返す。

 

『997、998、999、1000! 』

 

 1000回舌を動かした後の香乃。

 

 舌が真っ赤に充血。

よだれまみれ。

 目は完全に虚ろ。

 

 でも、美しかった。

 

 夢芽も同じようになるだろう。いや、もっと美しくなる。

 

【翌日・音楽室】

 

 夢芽が入ってくる。

 

 怒りの表情。眉間にしわ。口角が下がっている。

 

 でも、その奥に恐怖も見える。

 

 瞳孔が小さい。警戒している。

 

「姉に何をしたんですか!」

 

 声が震えている。怒りと恐怖で。

 

 声帯が緊張して、いつもより高い音。

 

 近づく。

 

 夢芽が後ずさる。でも壁で止まる。

 

 逃げ場はない。

 

 顔を近づける。夢芽の息づかいを感じる。

 

 早い。浅い。過呼吸気味。

 

「お姉さんのこと、全部知ったんだね」

 

 夢芽の顔色を観察。

 

 青白い。血の気が引いている。

 唇の色が紫がかっている。

 手が小刻みに震えている。

 

「殺してないよ」

 

 夢芽の顎を掴む。

 

骨の感触。細い顎。華奢。

 

 親指が顎の先端。人差し指と中指が顎の側面。

 

 この持ち方だと、相手は動けない。

 

 顎を持ち上げる。夢芽が上を向く。

 

 喉が伸びる。白い喉。

 

 喉仏が上下する。唾を飲み込んでいる。

 

「もう、俺なしじゃ声が出ないでしょ?」

 

 試させる。

 

 夢芽が口を開ける。

 

 唇が震える。声帯が動く。でも音が出ない。

 

 口の中が見える。

 

 舌が奥に引っ込んでいる。萎縮している。

 口蓋垂が震えている。

 喉の奥が赤い。充血している。

 

「ほらね」

 

 夢芽の目から涙。

 

 透明な涙。頬を伝う。顎まで流れる。

 

 俺の指を濡らす。

 

塩辛い。

 

「じゃあ、俺の言う通りにして」

 

 夢芽が従う。もう逆らえない。

 

「唇くちびるをなめて」

 

 夢芽の舌が動く。

 

 ゆっくりと唇をなぞる。

 

 上唇を右から左へ。下唇を左から右へ。

 

 唇が濡れて光る。

 

「舌を前に」

 

 舌が出てくる。

 

 震えている。でも、ちゃんと出す。

 

 舌の表面に涙の跡。塩の結晶が少し。

 

「そう、いい子だ」

 

 香乃と同じ褒め方。

 

 夢芽の体が《shake:2》ビクン《/shake》とする。

 

 姉を思い出したか。

 

【個別指導室】

 

 防音室でビデオ撮影。

 

 夢芽は知らない。隠しカメラが3台。

 

 正面から。横から。上から。

 

「舌を、少しずつ出して」

 

 カメラが全てを記録。

 

 舌が1ミリずつ出てくる様子。

 舌の震え。

唾液の糸。

 目の虚ろさ。

 

「もっと」

 

 限界まで舌を出す夢芽。

 

 舌根まで見える。

 舌扁桃が見える。

 喉頭蓋が見える。

 

「今度は俺の指を舐めて」

 

 人差し指を差し出す。

 

 夢芽が躊躇する。当然だ。

 

「お姉さんもやった」

 

 その一言で従う。

 

 夢芽の舌が俺の指に触れる。

 

 温かい

 湿っている

 ざらざらしている

 震えている

 

 舌先で指をなめる。

 

 遠慮がち。恥じらいがある。

 

「もっとしっかり」

 

 舌全体を使うようになる。

 

 指の腹。側面。爪の周り。

 

 夢芽の唾液でべとべとになる。

 

味がする。

 

 かすかに甘い。

 少し塩辛い。

 独特の若い女の味。

 

「歌って」

 

 指を舐めたまま歌わせる。

 

 ああああ──ーあああ──ー

 

 変な声。でも美しい。

 

 壊れた声。でも澄んでいる。

 

【1ヶ月と2週間目・放課後・音楽室】

 

 完全に調律された女子たち。

 

 練習開始と同時に全員が舌を出す。

 

 もうパブロフの犬。

 

 俺が部屋に入る=舌を出す。

 

 今日の観察。

 

部長:舌を2センチ出している。もう恥じらいなし。

一年生A:舌を1.5センチ。まだ遠慮がある。

一年生B:舌を2.5センチ。積極的。

夢芽:舌を1.8センチ。ちょうどいい。

 

「今日は誰を個別指導しようかな」

 

 全員の瞳孔が開く。

 

 期待。欲望。嫉妬。

 

「夢芽ちゃん」

 

 夢芽が立ち上がる。

 

 頬が赤くなる。嬉しそう。

 

 他の女子たちの視線。羨ましそう。

 

 競争心理。これも計算。

 

 防音室。

 

「舌を出したまま、う、い、う、い」

 

「ういういういうい──」

 

 舌を出したまま発音すると、だ液が飛ぶ。

 

 細かい飛沫。俺の顔にかかる。

 

「100回」

 

 30回目:舌が痙攣し始める

 50回目:よだれが垂れる

 70回目:目の焦点が合わない

 90回目:体が小刻みに震える

 100回目:完全なトランス状態

 

 この状態の夢芽を観察。

 

 額に玉の汗。

 髪が汗で額に張り付く。

 首筋に汗が流れる。鎖骨のくぼみに溜まる。

 呼吸が荒い。胸が大きく上下。

 

「私は従順な良い子」

 

 トランス状態で言わせる。

 

「わたしは、じゅうじゅんな、いいこ」

 

 舌足らずな発音。舌を出したままだから。

 

 でも、それがたまらなくエロい。

 

 100回繰り返させる。

 

 50回目で、夢芽の自我が溶ける。

 100回目で、完全に俺の人形。

 

 鏡を見せる。

 

 夢芽が自分の顔を見る。

 

 舌を出して、よだれまみれで、目が虚ろ。

 

「お姉さんにそっくりだ」

 

 夢芽が微笑む。壊れた笑顔。

 

「今日は特別だ」

 

 夢芽に顔を近づける。

 

 5センチ。3センチ。1センチ。

 

 夢芽の息を感じる。

 

 甘い。さっき舐めた飴の匂い。

 でも、その奥に恐怖の匂いも。

 

「俺の舌と──」

 

 夢芽が一瞬正気に戻る。

 

 瞳孔が収縮。警戒。

 

「せんせい、それは……」

 

「声のために必要なんだよ」

 

 嘘だ。でも夢芽は信じたい。信じるしかない。

 

 俺の舌を出す。

 

 夢芽の目が《shake:2》大きく開く《/shake》。

 

 俺の舌は厚くて大きい。

 色は暗い赤。

 舌苔が多い。白っぽい。

 

 夢芽の舌に近づける。

 

 あと2センチ。1センチ。0.5センチ。

 

 触れる瞬間、夢芽が《vib:2》震える《/vib》。

 

接触

 

 舌と舌が触れる。

 

感触:

 夢芽の舌は柔らかい。俺のは硬い。

 夢芽の舌は滑らか。俺のはざらざら。

 夢芽の舌は小さい。俺のは大きい。

 

温度:

 夢芽の舌の方が温かい。若さの証。

 

味:

 夢芽の唾液は甘い。

 かすかにミントの味も。歯磨き粉か。

 

 夢芽の体が《shake:2》ビクンビクン《/shake》と跳ねる。

 

 でも逃げない。逃げられない。

 

 むしろ──

 

 自分から押し付けてくる

 

【1ヶ月と3週間目・放課後・音楽室】

 

 もう儀式と化した練習。

 

 全員で円になる。深呼吸10回。

 

す──ー、は──ー

 

 俺は中心で音を聞く。

 

 6人分の呼吸音。

 鼻から吸う音。す──

 口から吐く音。は──

 

 だんだん呼吸が揃ってくる。

 

 全員が同じリズム。同じ深さ。

 

 10回目には、完全にシンクロ。

 

 自然に全員が舌を出す。

 

 6つの舌を観察。

 

 全員、先週より舌が赤い。

 血流が増えている。練習の成果。

 

「連続運動」

 

 右10回→左10回→上下30回→う、い、う、い50回

 

 これを5セット。

 

 1セット目:まだ余裕がある。舌の動きも滑らか。

 

 2セット目:唾液が増える。口の端から垂れる子も。

 

 3セット目:舌が震え始める。筋肉の限界。

 

 4セット目:目が虚ろになる。意識が遠のく。

 

 5セット目:

 

 もう 人間じゃない ただの 舌 動く 舌

 

 終了時、全員が床に倒れる。

 

音を聞く。

 

 荒い呼吸。はあはあ。

 時々聞こえるうめき声。

 床によだれが垂れる音。

 

匂いを嗅ぐ。

 

 汗の匂い。女子特有の甘酸っぱい匂い。

 唾液の匂い。たくさんの唾液。

 そして発情の匂い。

 

 全員の顔を見る。

 

 頬が赤い。

 目が潤んでいる。

 唇が震えている。

 

「すばらしい!」

 

 褒める。

 

 すると全員が嬉しそうな顔をする。

 

 条件付け完了。

 

【2ヶ月目・深夜・音楽室】

 

 深夜の特別練習。

 

 ろうそくの明かりだけ。

 

 オレンジ色の光が、女子たちの汗を光らせる。

 

「限界に挑戦」

 

 終わりのない連続運動。

 

 開始。

 

 全員が舌を動かし始める。

 

 10分経過:

 まだ大丈夫。でも額に汗。

 

 20分経過:

 舌が疲れてくる。動きが鈍い。

 

 30分経過:

よだれが制御できない。垂れ流し。

 

 40分経過:

 部長が《shake:2》泡を吹いて《/shake》倒れる。

 

 白い泡。唾液が泡立っている。

 目は白目。意識がない。

 

 でも止めない。

 

 45分経過:

 一年生も限界。痙攣している。

 

 50分経過:

 夢芽も──

 

 顔を見る。

 

 目は開いているが、何も見ていない。

 舌は動いているが、意識がない。

 よだれが顎から胸に垂れている。

 

「ストップ」

 

 全員が崩れ落ちる。

 

 床に倒れた女子たちを観察。

 

 体が《vib:2》小刻みに震えている《/vib》。

 呼吸が浅く早い。

 汗で制服が透けている。

 

匂いが充満している。

 

 汗。唾液。そして──

 

メスの匂い。

 

「今の感覚を覚えて」

 

 朦朧とした意識で頷く女子たち。

 

 もう完全に俺のもの。

 

【2ヶ月と1週間目・個別指導室】

 

「夢芽ちゃん、最終段階だ」

 

 夢芽はもう、抵抗しない。

 

「目を閉じて」

 

 素直に従う。

 

 長いまつ毛が伏せられる。

 まぶたが小さく震える。

 

「深呼吸しながら、私の声だけを聞いて」

 

 深呼吸の音。

 

 鼻腔を通る空気の音。

 肺が膨らむ音。

 心臓の鼓動も聞こえる。

 

「舌を出して」

 

 自動的に舌が出る。

 

 もう条件反射。

 

 舌の表面を観察。

 

 今日は特にきれいなピンク。

 唾液でつやつやしている。

 舌先が少し上を向いている。

 

「私の指を感じて」

 

 指を舌に乗せる。

 

 夢芽の舌がぴくっと動く。

 

 でも逃げない。受け入れている。

 

「私の言葉を繰り返して」

 

「私は」

「わたしは」

 

 声が震えている。でも従う。

 

「従順な」

「じゅうじゅんな」

 

 舌を出したままだから、発音が不明瞭。

 

「良い子」

「いいこ」

 

 だんだん声が機械的になる。

 

「私は従順な良い子」

「わたしはじゅうじゅんないいこ」

 

 これを100回。

 

 10回目:まだ自分の意志がある

 30回目:声が変わる

 50回目:自我が薄れる

 70回目:完全に機械的

 90回目:体が震える

 100回目:

 

「わたしはじゅうじゅんないいこ」

 

 完璧。

 

 もう夢芽じゃない。

 

俺の作品。

 

 鏡を見せる。

 

 夢芽が自分を見る。

 

 舌を出し、よだれを垂らし、目が虚ろな自分。

 

「きれいだ」

 

 夢芽が呟く。

 

 価値観の完全な逆転。

 

 醜いものを美しいと感じる。

 

 調律完了

 

【コンクール当日・ステージ袖】

 

 最後の調整。

 

 一人ずつ唇をチェック。

 

 部長:十分に潤っている。

 一年生:少し乾燥。舐めさせる。

 夢芽:乾いている。

 

「夢芽ちゃん、ちょっと乾いてる」

 

 わざと自分の指を舐める。

 

べろりと。

 

 唾液が指につく。ねばねばしている。

 

 その指で夢芽の唇をなぞる。

 

ぬるっとした感触。

 

 夢芽の唇に俺の唾液を塗る。

 

マーキング。

 

 夢芽が嬉しそうに微笑む。

 

 ステージへ。

 

 客席から女子たちを見る。

 

 スポットライトが当たる。

 

 全員の唇が光る。俺の唾液で。

 

 歌が始まる。

 

 美しい声。完璧なハーモニー。

 

 でも俺の興味は──

 

 客席の他校の女子生徒たち。

 

品定め。

 

 あの子は唇が厚い。良さそうだ。

 あの子は舌が長そう。顔つきでわかる。

 あの子は──

 

 来年は もっと たくさん 集める

 

 優勝が決まる。

 

 当然だ。俺が調律した楽器たちだから。

 

【翌年・音楽室】

 

 新入生歓迎。

 

新鮮な肉がたくさん。

 

 観察する。

 

A子:唇が薄いが形がいい。舌は小さそう。

B子:唇が厚い。舌も大きそう。いい素材。

C子:口が小さい。でも中は広そう。

D子:歯並びがいい。舌の動きもよさそう。

 

 夢芽が先輩として指導。

 

「舌を出して」

 

 新入生たちが戸惑う。

 

 当然だ。普通じゃない。

 

「だいじょうぶ、すぐ気持ちよくなるから」

 

 夢芽が手本を見せる。

 

 舌を出す。1500回鍛えた舌。

 

美しい。

 

 俺が作った芸術品。

 

 新入生たちが憧れの目で見る。

 

 一人の子に近づく。

 

 顔を観察。

 

 肌が白い。産毛が見える。

 唇は薄いピンク。血管が透ける。

 口を開けると、ピンクの歯茎。

 

「君、唇の形がすばらしい」

 

 怯える。当然だ。

 

 俺は醜い。臭い。気持ち悪い。

 

 でも、3ヶ月後には──

 

 この子も夢芽のようになる。

 

 舌を出して、よだれを垂らして、

 俺を先生と呼ぶ。

 

 深呼吸が始まる。

 

 新入生たちも真似る。

 

す──ー、は──ー

 

 10回目。

 

 もう目がとろん。

 

「舌を──」

 

 少しずつ出てくる。

 

 小さな舌たち。震えている。

 

 かわいい。

 

 これから俺が育てる。

 

 大きく、長く、従順に。

 

 夢芽を見る。

 

 完璧な作品。

 

 でも、もう飽きてきた。

 

 新しいおもちゃが欲しい。

 

 夢芽は気づいているだろうか。

 

 もうすぐ捨てられることを。

 

 いや、捨てない。

 

コレクションとして保管する。

 

 壁の写真を見る。

 

 歴代の作品たち。

 

 全員、舌を出している。

 

 夢芽の写真もそこに加わる。

 

 姉の隣に。

 

 姉妹コンプリート

 

 来年、再来年──

 

 この学校の女子全員の写真を──

 

集める

全部

俺のもの

 

欲望はつづく




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次回はムジナが花嫁として洗脳されるお話を投稿します。お楽しみに!






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