※この作品はR-18です。

グリッドマンユニバースで催眠洗脳   作:グリッドマン

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リクエストで書きました。ちょっとだけですがトイレの描写があるので苦手な方はご注意くださいm(__)m


シゴデキ女上司ムジナが無能な役立たず社員のママになってアナル舐めよちよち尻拭いをさせられた話

【月曜日・朝7時・丸の内オフィスビル】

 

 みんな同じ穴のむじな。

 

 白いポルシェ911のエンジン音を響かせながら、私はいつもそう思う。

 周りの社員が私の成功を妬んで、本当は社長と寝てるに違いないとか、あることないこと噂してるから。

 

 私は地下駐車場に車を滑り込ませた。

 ヒールの音を響かせてエレベーターに乗り込むと、すでに乗っていた男性社員たちがさっと道を開ける。

 

 私の身長は百七十五センチ、それに七センチのヒールを合わせれば、並みの男性はぜんぶ見下ろすことになる。その視線の先で、彼らは小さく会釈した。

 私の完璧なスペックが、凡人たちには眩しすぎるんだろう。

 

 彼らの目に映る私は、二十五歳で外資系投資銀行のエリート街道を走るムジナ様だ。

 年収二千二百万。東大法学部を首席で卒業し、スタンフォードでMBAを取得。トレードマークはアルマーニの白いスーツ。

 週三回のジム通いで鍛えた身体は、かつて雑誌の表紙を飾ったこともある。

 

「おはようございます、ムジナさん」

 

 廊下ですれ違う部下たちが頭を下げる。表面上は敬意。でも目の奥には別の感情が見える。羨望、嫉妬、そして若い女に対する欲望。

 

 気持ち悪い──いや、本当は少しだけ快感を感じている。あいつらは、どんなに欲してもこの体には触れられない雑魚だって確認する儀式だから。私はあえて背筋を伸ばし、胸の揺れもお尻の弾みも隠さずに歩く。

 

 個室オフィスのドアを開ける。窓から東京の街が一望できる私の城。私だけの空間だ。天涯孤独で高校中退の私が、ここまで来た。

 メールチェック、会議の準備、プレゼン資料の最終確認。すべて完璧にこなす。これが私のプライド。

 

 ──そう思っていた。

 

 

 

 

 

 

【同日・朝8時30分・会議室】

 

「新しい部下の方が」

「そう、ありがと」

 

 人事のKが差し出す書類を見て、私は眉をひそめた。

 総務課出身のTさん。三十五歳。派遣社員からの登用。

 なぜこんな人材が私の部下に? 疑問は、本人を見てますます強くなった。

 

 身長は百五十八センチ。体重は目測で九十五キロ。薄毛の頭皮が蛍光灯の下で脂ぎって光り、黄ばんだワイシャツの襟元には汗染みが広がっている。差し出された手は、脂でテカテカしていた。

 

「よ、よろしくお願いします」

 

 上目遣いの小さな目。分厚い唇から漏れる荒い鼻息。

 

 私は一瞬躊躇したが、社会人としての礼儀で握手に応じた。べっとりとした感触が手のひらに残る。

 

なぜか頭がクラクラした。

 

 すぐにデスクの引き出しから消毒用アルコールを取り出し、入念に手を清める。

 

「総務への根回しでサポートをお願いすることがあるかもしれません」

 

 私は事務的に告げて、きびすを返した。

 後ろでTが「ひひっ」と笑った気がしたが……まあ、気にするほどのことじゃない。

 

 

 

 

 

【2週間後・金曜日・午後11時・オフィス】

 

 残業中。重要な決算報告の準備で、オフィスには私一人だけのはずだった。

 

「あの……ムジナさん」

 

 振り返ると、Tが立っていた。窓際の隅に配置された彼のデスクから、なぜか甘ったるい体臭が漂ってくる。最初は吐き気を催したその匂いが、日を追うごとに懐かしさを感じさせるようになっていた。

 

「まだいたんですか」

 

「す、すみません。報告書が……うまくできなくて」

 

 彼のパソコン画面を覗き込む。初歩的なエクセルの関数すら理解していない。四十五歳でこのレベル? ひどすぎる。

 

「仕方ありませんね」

 

 私は彼の隣に座った。近距離で嗅ぐ彼の体臭は、より濃厚で、意識が遠のきそうになる。なぜか母乳を連想させる。

 

「ここはこうして……」

 

 私が三十分かけて修正した。本来なら彼が三日かけてもできない仕事。

 

「すごい……ムジナさん、本当にすごいです」

 

 その声は、低い周波数で脳の奥に響いた。

 

「ムジナさんみたいな人が……僕なんかの尻拭いをしてくれるなんて」

 

 尻拭い。その言葉に心臓が跳ねた。

 

「仕事ですから」

 

 そう答えながら、なぜか胸の奥が温かくなるのを感じた。

 

 

 

 

 

【翌週月曜日・朝7時45分・駅前】

 

 激しい雨が降っていた。ポルシェで信号待ちをしていると、歩道にTの姿を見つけた。安物のビニール傘は風で壊れ、ずぶ濡れで震えている。

 

 窓を開ける。

 

「Tさん! 乗りなさい」

 

 助手席に座った九十五キロの肉塊で、車体が傾く。革シートが濡れていく。普段の私なら激怒するはずなのに、なぜか嫌じゃない。

 

「ムジナさんって……本当は優しいんですね」

 

 それから、雨の日は彼を乗せることが習慣になった。そして雨でない日も「ついでだから」と理由をつけて。

 

 

 

 

 

【1ヶ月後・木曜日・午後3時・会議室】

 

 重要なクライアントとの商談中、Tが信じられないミスをした。先方の社名を間違えたのだ。

 

「申し訳ございません」

 

 私が即座に頭を下げ、フォローに回る。商談は何とか成立したが、実質的に全て私がやり直したようなものだった。

 

 

 

 

 

【同日・午後6時・オフィス】

 

 定時を過ぎ、他の社員が帰った後、私はTを呼び出した。

 

「どうして確認しなかったんですか」

 

「ご、ごめんなさい……また尻拭いさせて……」

 

 また、その言葉。尻拭い。なぜか身体が熱くなる。

 

「もう……次からは気をつけてください」

 

 叱責のつもりが、優しい声になっている自分に驚く。

 

 

 

 

 

【1ヶ月半後・金曜日・午後9時・オフィス】

 

 決算報告前夜。準備は万全だったはずなのに、Tが致命的なミスを犯した。クライアント用の資料を全て削除してしまったのだ。

 

「どうしてバックアップを取らなかったんですか!」

 

 私は声を荒げた。

 

「ご、ごめんなさい……ごめんなさい……」

 

 彼は頭を抱えてうずくまった。そして、小さく呟いた。

 

「ママ……ごめんなさい……また尻拭いさせちゃって……」

 

 その瞬間、私の中で何かが壊れた。

 

 四十五歳の醜い肉塊が、子供のように泣いている。その姿が、なぜかたまらなく愛おしい。

 

 気がつくと、私は膝をついていた。

 

 百七十五センチの身体が自然に屈む。ヒールを脱ぎ捨て、床に正座する。百五十八センチのTと同じ目線。いや、見上げる形になる。

 

「大丈夫だよ」

 

 自分の声とは思えない、優しい響き。

 

「私が全部やり直すから。あなたの尻拭い、私がするから」

 

 震える彼の頭を、そっと抱き寄せる。脂ぎった髪に顔を埋める彼。

 

「よしよし」

 

 まるで上司母親のように、彼の背中をさする。

 

これは間違っている。でも止められない。

 

「ムジナさん……」

「なあに?」

「ママって……呼んでもいいですか」

 

 普通なら激怒して、セクハラで訴えるところだろう。

 でも今の私は、「いいよ」と答えていた。

 

 

 

 

 

「ひひっ」

 

 

 

 

 

【同日・午後9時30分~翌朝5時・オフィス】

 

 その夜、私は朝まで資料を作り直した。彼は横で寝ていた。いびきをかき、よだれを垂らして。

 

 でも不思議なことに、疲れは感じなかった。むしろ充実感に満たされている。彼の失敗存在理由を尻拭いすることが、私の生きがいになっていた。

 

 

 

 

 

【翌日土曜日・午前10時・プレゼン会場】

 

 プレゼンは大成功だった。クライアントは満足し、巨額の契約が決まった。

 

「素晴らしいプレゼンでした、Tくん」

 

 役員たちが彼を褒める。私は後ろで微笑んでいた。

 

「いえ、ムジナさんのおかげです」

 

 Tがそう言うと、私は首を振った。

 

「全てTの努力です」

 

 嘘だ。全部私がやった。彼の尻拭いをしただけ。でも、それが誇らしい。

 

 

 

 

 

【2ヶ月後・月曜日・午前8時・オフィス】

 

 私のデスクはTの隣に移動していた。いや、正確には彼の補佐席に。

 

 表向き、私は相変わらずバリバリ働いている。会議をリードし、部下を指導し、クライアントと交渉する。年収二千二百万のマネージャーとして、完璧な仕事をこなす。

 

 しかし、その裏で私の本当の仕事は彼の尻拭いだった。

 

 彼のミスを先回りして修正。彼の仕事を代行。彼の失敗をなかったことにする。

 

 そして彼は、どんどん何もしなくなっていった。

 

 朝、オフィスに着くと、まず彼の机を整理する。散らかった書類、こぼれたコーヒーの染み、食べかすを片付ける。

 

これは秘書の仕事

いや、掃除係の仕事

これが私の幸せ

 

 手が勝手に動く。もう考える必要もない。

 

 彼の匂いがデスクに染み付いている。甘ったるい体臭。

 

最初は吐き気がした

次に困惑した

今は期待している

もっと嗅ぎたい

 

 深く息を吸い込む。脳の奥が痺れる。膝が震える。

 

「おはよう、ママ」

 

 彼の声。低周波が脳幹に直接響く。

 

 振り返ると、Tが立っていた。今日も寝癖のついた薄毛、黄ばんだシャツ、九十五キロの肉体。

 

 でも私の目には王子様に見える。

 

「おはよう」

 

 私は自然に微笑む。もう作り笑いじゃない。心からの笑顔。

 

「今日の予定は?」

 

「んー、特にない。ママがやっといて」

 

 彼の「ママ」という言葉。

 

【条件付けの完成】

刺激:「ママ」

反応:心臓が跳ねる→全身に電流→下腹部が熱い

 

【同日・午前10時・会議室】

 

 部門会議。私がプレゼンテーションを進める。

 

「第三四半期の収益は前年比百二十パーセント──」

 

 途中で、スマホが震える。Tからのメッセージ。

 

『ママ、コーヒー』

 

 私は話を続けながら、片手でメッセージに返信する。

 

『すぐに持っていきます』

 

 会議を中断できない。でも彼を待たせられない。

 

仕事が大事

会議が優先

彼が全て

 

「──以上です。では、5分間の休憩を」

 

 私は急いで給湯室へ向かう。彼の好みのコーヒーを淹れる。砂糖三つ、ミルクたっぷり。

 

 会議室に戻る途中、彼のデスクに立ち寄る。

 

「はい、コーヒー」

 

「遅い」

 

 彼の不機嫌な声。私の胸が痛む。

 

「ごめんなさい」

 

 謝る私を見て、彼が「ひひっ」と笑う。

 

 その笑い声で、何かがおかしいと思う理性の声が聞こえる。

 でも、もうどうでもいい。

 

【同日・午後2時・男性用トイレ個室】

 

『ママ、トイレにきて』

 

 Tにスマホで呼び出された。周りに人がいないことを確認して、私は男性用トイレに入る。

 Tは個室の扉を開けたまま待っていた。

 

「どうしたの?」

 

「トイレ……手伝って」

 

 最初は意味が分からなかった。でも、彼が求めていることを理解した瞬間、全身が震えた。

 

 普通なら警察を呼ぶ。でも私は、喜んで個室に入った。

 狭い空間。彼の体臭が充満している。

 

不快→困惑→期待→陶酔

 

 もう完全に条件付けられている。

 

 Sはズボンも脱がずに便座に座っている。

 私はジャケットを脱ぎ、トイレの床に膝をつく。

 百七十五センチの長身を折り、便器に近づく。

 トイレットペーパーを手に取る。

 

 本当に? 本当に中年男のお尻を拭くの? 

 私はここまで、ここまで昇ってきたのに。

 なのに、トイレの床に膝をつくの? 

 

 これは異常だ

 誰か助けて

 もう戻れない

 これが私の居場所

 

 彼のベルトを外す。ズボンを下ろす。そして──

 

「ありがとう、ママ」

 

 用を足した後、私は丁寧に彼のお尻聖域を拭いた。

 手を差し入れて、肉と毛の谷間をふき取る。

 一枚目。まだ汚れている。

 二枚目。もう少し。

 三枚目。きれいになった。

 

 でも、もう一枚。もっと丁寧に。もっと愛情を込めて。

 

 使った紙を便器に捨てて水を流す。

 汚れた紙と一緒に、私に残った最後の誇りがトイレの穴へ流されていった。

 

「きれいきれいしてくれて、ありがとう」

 

 その言葉。

 

【究極の条件付け】

刺激:「きれいきれいしてくれて」

反応:全身が震える→電流が走る→絶頂寸前

 

 涙が出る。嬉しくて、悲しくて、でも何より──

 

幸せ

 

「ママこそ……」

 

「なあに、ママ」

 

「ママこそ、ありがとう。お尻をきれいきれいさせてくれて」

 

 私は泣きながら彼を抱きしめる。トイレの個室で、床に膝をついたまま。

 

 彼も私を抱きしめ返してくれた。

 

屈辱至福

地獄天国

破滅救済

 

 全ての価値が反転する。

 恍惚が脳を焼く。充足感が体を震わせる。

 

 その日、私はTをポルシェの助手席に乗せ、ラブホテルに連れて行った。一番高い部屋で彼の全てをお世話する。体の隅々まで、彼のしたいこと全てを、私の全部で抱きしめてあげた。

 

「ひひっ」

 

 

 

 

 

【2ヶ月半後・金曜日・午後7時・高級レストラン】

 

 K常務との会食があった。ロンドン支店のマネージング・ディレクターへの昇進を打診されたのだ。

 

「ムジナ君、君の実績は素晴らしい。ぜひロンドンで──」

 

「申し訳ありません」

 

 私は遮った。

 

「今の部署に残りたいんです」

「なぜだ? Tのような無能な部下の世話など──」

「彼は無能じゃありません」

 

 私は強く言った。

 

「彼には、私が必要なんです。私がいなければ、彼は何もできない」

 

 そして心の中で付け加えた。

 

私も彼なしじゃ生きられない。

 

【同日・午後6時・オフィス】

 

 定時になる。他の社員が帰り始める。

 私は待つ。この時間を。二人きりになる瞬間を。

 最後の一人が退社する。エレベーターの扉が閉まる音。

 

 静寂。そして──

 

「ママ」

 

 彼の呼び声。

 

条件反射で膝が曲がる

 

 私は当然のように床に膝をつく。百八十二センチから、正座して百二十センチに。

 

 見上げる。彼の顔。脂ぎった顔。でも私には神様に見える。

 

「今日もお疲れさま」

 

 私は彼のズボンに手をかける。チャックを下ろす。

 

これは仕事じゃない

これは異常

誰か助けて

でも止められない

これが私の全て

 

 彼のものを撫でる。幹の部分、段差、亀頭。

 汗の匂い。もう麻薬。

 深く吸い込む。意識が朦朧とする。

 嫌悪感? もうない。

愛おしさしかない。

 

「ママ、今日も俺の尻拭い、ご苦労さん」

 

「こちらこそ、ありがとう」

 

 感謝の言葉が自然に出る。本心から。

 

【ストックホルム症候群・第3段階】

加害者への感謝

被害者意識の消失

新しいアイデンティティの確立

 

 陰嚢をしわを一本一本なぞり、優しくマッサージする。気持ちよさそうに目を閉じた顔を見ているだけで、私は幸せ。

 

「ねえ、ママ」

「なあに?」

「今日もホテル行こうか」

 

心臓が爆発しそう

 

「うん、行きたい」

 

 彼が立ち上がる。私も立とうとするが──

 

「そのままで」

 

 私は膝をついたまま止まる。

 彼が私の頭を撫でる。

 

「いい子だね、ママ」

 

 その言葉で、全身に電流が走る。

 

もうダメ、イきそう

 

【同日・午後8時・駐車場】

 

 ポルシェまで歩く。

 

 助手席のドアを開ける。彼を座らせる。シートベルトを締めてあげる。

 

 全て、私の仕事。いや、義務特権。

 

「どこのホテルがいい?」

「ママの好きなところ」

 

 私の好きなところ。それは──

 

「一番高いところ」

「いいね」

 

 エンジンをかける。白いポルシェが夜の街を走る。

 信号待ち。隣を見る。彼が寝ている。

 よだれを垂らして。でも可愛い。

 もう一度、彼の匂いを吸い込む。

 甘い匂い。母乳のような。いや、違う。これは──

 

フェロモン?

薬物?

もうどうでもいい

 

【同日・午後9時・高級ホテル】

 

 スイートルーム。一泊十五万円。

 私のカードで支払う。当然。

 部屋に入ると、彼がソファに座る。

 

「ママ、服脱がせて」

 

 私は彼の前に膝をつく。

 シャツのボタンを一つずつ外す。

 現れる肉体は九十五キロの肥満体。でも私には美しい。

 

「ママも脱いで」

 

 私は立ち上がり、ジャケットを脱ぐ。ブラウス、スカート、下着。

 身長175センチ、バスト96のHカップ。ウエスト63、ヒップ98。

 でも、それは無意味。

 

 意味があるのは──

 

「ママ、こっち来て」

 

 彼の命令に従うこと。それだけ。

 ベッドに向かう。彼の隣に横たわる。

 彼が私の上に覆いかぶさる。重い。でも──

幸せ

 

「ママ、好きだよ」

 

 その言葉で、理性が完全に飛ぶ。

 

「私も、大好き」

 

 キスをする。舌を絡める。

 彼の唾液。甘い。やっぱり何か入ってる?

もういい、全部飲み込む

 

【同日・深夜2時・ホテルのバスルーム】

 

 一緒にお風呂に入っている。

 彼の体を洗う。石鹸を泡立てて、全身を。

 首、胸、腹、そして──

 

「ママ、お尻も」

「うん」

 

 彼が立ち上がる。後ろを向く。

 私は膝をついて、彼のお尻に手を伸ばす。

 丁寧に、愛情を込めて。

 

「ありがとう、お尻をきれいきれいしてくれて」

 

 また、その言葉。

膝が崩れそう

全身が痙攣

イく

またイく

すごくイく

 

 私は彼のお尻にキスする。なめ回す。しわを伸ばして、自分の唾液でマーキングする。

 これが私の仕事生きがい。

 

【翌朝5時・ホテルの部屋】

 

 目が覚める。隣で彼が寝ている。

 幸せ。これ以上の幸せはない。

 でも─

本当に?

 かすかに聞こえる理性の声。

これでいいの?

 でも、すぐに消える。

 彼の寝顔を見ているだけで、全ての疑問が消える。

 私は彼の額にキスをする。

 

「おはよう、愛してる」

 

 彼はまだ寝ている。

 でも、寝言で──

 

「ひひっ、計画通り」

 

 一瞬、ゾッとする。

 でも、すぐに忘れる。

 忘れなければいけない。

 そうしないと──

 

壊れる

もう壊れてる

でも幸せ

これが幸せ

他に何もいらない

彼が全て

 

 

 

 

 

【3ヶ月後・月曜日・午前6時・Tのアパート前】

 

 今朝も彼を迎えに来た。ポルシェの助手席は彼の指定席。

 

「おはよう、ママ」

「おはよう」

 

 会社に向かう車中、彼は言った。

 

「今日もよろしく。俺の尻拭い」

 

「喜んで」

 

 私は即答した。

 

【同日・午前9時・オフィス】

 

 朝礼で、私は部下たちに指示を出す。

 

「今四半期の目標は前年比120%です。全員で達成しましょう」

 

 凛とした声。鋭い視線。誰も私がTの奴隷になっているとは知らない。

 

 でも、朝礼が終わると、私はTのデスクに向かう。

 

「Tさん、今日のスケジュールは?」

「んー、特にない。ママがやっといて」

 

 彼は完全に仕事をしなくなった。ミスすらしない。何もしないから。

 

 でも私は、彼の分の仕事も完璧にこなす。そして定期的に──

 

【同日・午前11時・男性用トイレ】

 

『ママ、トイレ』

 

 彼からメッセージが来れば、私は書類から目を離し、すぐに立ち上がる。周囲の目を盗んで、男性用トイレへ。

 

 もう慣れた。彼の世話をすることが、私の仕事生きがい。

 

 丁寧に、優しく、愛情を込めて。

 

「ありがとう、お尻をきれいきれいしてくれて」

「ママこそ……」

 

 その言葉で、私は絶頂に達しそうになる。

 

【同日・午後3時・会議室】

 

 重要な投資案件の会議。私がプレゼンを行い、質疑応答にも完璧に答える。

 

「素晴らしいプレゼンでした、ムジナさん」

 

 同僚たちが称賛する。でも私の目は、会議室の隅で寝ているTに向いている。

 

 よだれを垂らして寝ている彼が、愛おしくてたまらない。

 

【同日・午後6時・オフィス】

 

 定時になると、他の社員たちが帰り始める。

 

「お先に失礼します」

 

「お疲れさまでした」

 

 挨拶を交わしながら、私は待っている。彼と二人きりになる時間を。

 

【同日・午後7時・オフィス】

 

 ついに二人きりになった。

 

 私は当然のように膝をつく。百八十二センチから、正座して百二十センチに。

 

「今日もお疲れさま」

 

 ズボンの上から脚を撫で回しつつ見上げる。視線の先には脂ぎった顔。でも私には世界一愛おしい顔に見える。

 

「ママ、今日も俺の尻拭い、ご苦労さん」

 

「こちらこそ、ありがとう」

 

 私は彼の靴を脱がせ、靴下を脱がせ、素足をマッサージする。

 

 彼の汗の匂いが、もう麻薬のよう。

 

【同日・午後8時・駐車場】

 

 ポルシェで彼を自宅まで送る。

 

「ねえ、今日もホテルで……」

「今日は他の約束があるんだ」

「あ……うん。ごめんなさい」

「明日も頼むよ、俺の尻拭い」

「うん、もちろん」

 

 彼がアパートに入るのを見届けてから、私は自分のタワーマンションへ向かう。

 

【同日・午後11時・自宅】

 

 港区のタワーマンション最上階。窓から見える夜景は美しい。でも、灰色にしか見えない。

 

 ベッドに横たわり、今日のことを思い返す。

 

 トイレでの世話。「お尻をきれいきれいしてくれて」という言葉。

 

 それだけで、身体が熱くなる。

 

 私という個人はもう存在しない。

 

 私は彼の尻拭い係。

 

 百七十五センチの身体は彼の道具トイレットペーパー。

 

 ああ……彼と一緒にいたい。ラブホテルで全てのお世話をしてあげたい。

 

 

 

 

 

【3ヶ月と1週間後・月曜日・午前11時・役員室】

 

「ムジナ君、君は最近おかしいぞ」

 

 M専務に呼び出された。

 

「Tといつも一緒にいるそうじゃないか。彼は無能だ。君のキャリアに傷がつく」

 

「ご心配ありがとうございます」

 

 私は微笑んだ。

 

「でも、私は今が一番充実しています」

 

「君は洗脳されているんじゃないか?」

 

 洗脳。そうかもしれない。でも──

 

「私は幸せです」

 

【同日・午後2時・男性用トイレ】

 

『ママ、またトイレ』

 

 一日に三回、四回。彼のトイレの世話が増えていく。

 

 でも私は嫌じゃない。むしろもっと世話をしたい。

 

「ありがとう、お尻をきれいきれいしてくれて」

 

 その言葉が、私の報酬生きる意味。

 

 

 

 

 

【1週間後・金曜日・午後5時・オフィス】

 

 受付嬢のRが心配そうに近づいてきた。

 

「ムジナさん、みんな心配してる。あなた、最近おかしいよ」

 

「おかしい?」

 

「Tの奴隷みたいになってる。トイレにまで付いていくなんて」

 

 知られていた。でも、恥ずかしさはない。

 

「私は彼の世話をしているだけ」

 

「世話? それって──」

 

「尻拭いよ」

 

 私は堂々と言った。

 

「彼の尻拭いが、私の仕事」

 

 Rは青ざめて立ち去った。

 

【同日・午後7時・オフィス】

 

 今日も定時後の儀式。

 

 床に膝をつき、ズボンの上から撫で回しながら見上げる。

 

「ママ、今日も俺の尻拭い、ありがとう」

 

「こちらこそ」

 

 もう私には、これしかない。

 

 年収二千二百万。VP の地位。モデル級の容姿。

 

 全ては無意味。

 

 意味があるのは、彼の尻拭いだけ。

 

 

 

 

 

【3ヶ月と2週間後・月曜日・午前6時・Tのアパート】

 

 今朝は部屋まで迎えに上がった。

 

 散らかった部屋。異臭。ゴミの山。

 

 でも私には愛の巣に見える。

 

「ママ、朝のトイレも頼む」

 

「もちろん」

 

 私は喜んでトイレに向かう。

 

 これが私の朝の日課。

 

「ありがとう、お尻をきれいきれいしてくれて」

 

至福の瞬間。

 

【同日・午前9時・オフィス】

 

 朝礼で発表があった。

 

「Tさんが、特別功労賞を受賞しました」

 

 私が全てやった仕事。でも、手柄は全て彼のもの。

 

 拍手する同僚たち。困惑する者もいる。でも私は誇らしい。

 

 私の尻拭いで、彼が評価される。これ以上の喜びはない。

 

 

 

 

 

【四ヶ月後・月曜日・午前五時・私のタワーマンション】

 

 目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。

 条件付けられた体内時計。彼のための時間。

 隣を見る。Tはキングサイズのベッドで寝ている。よだれを垂らし、いびきをかいて。

 九十五キロの肉体が、シルクのシーツを汚している。

 

気持ち悪い

不潔

耐えられない

逃げたい

でも──

 

愛おしい

 もう理性の声は聞こえない。いや、聞こえても透明になって消える。

 

 私はそっとベッドから抜け出す。

 素足でフローリングを歩く。冷たい感触。でも、これも彼のため。

 キッチンに向かう。朝食の準備。

 彼の好物。ベーコンエッグ、厚切りトースト、オレンジジュース。

 料理をしながら、ふと思う。

 このマンション、元は私の名義だった。港区、タワーマンション最上階。一億二千万。

 

 でも今は──

 

私のマンション彼の所有物

 名義変更の書類にサインした時の記憶。

 

「ママ、ここに判子押して」

 

 彼の声で、手が勝手に動いた。

 もう逆らえない。逆らう気もない。

 

【条件付けの完成形】

彼の命令=絶対

私の意思=存在しない

私=彼の延長

 

 朝食ができた。トレーに載せて、ベッドルームへ。

 

「おはよう、起きて」

 

 優しく声をかける。彼が目を開ける。

 

「んー、何時?」

「7時半。朝ごはん作ったよ」

「ベッドで食べたい」

「もちろん」

 

 私はトレーを彼の前に置く。

 そして、自然に床に正座する。

 ベッドの高さと、私の正座。ちょうど目線が合う。

 百七十五センチが、九十センチになる。

 

「ほら、あーんして」

 

 スプーンで卵をすくう。彼の口へ運ぶ。

 

「あーん」

 

 彼が口を開ける。黄ばんだ歯。口臭。

不快感→

麻痺→

母性→

絶頂感

 

「美味しい?」

「まあまあかな」

「ごめんなさい、もっと頑張るね」

 

 謝る私を見て、彼が笑う。

 

「ひひっ、ママは俺がいないと何もできないね」

 

 その言葉。真実。

彼がいないと生きられない

 

「ママ、今日の予定は?」

「会議が三つ、資料作成が五件、全部私がやるから」

「俺、今日は会社行きたくない……」

「有給出しとくね。ゆっくり休んでて」

「ははは、最高のママだ」

 

ママ奴隷

 

【同日・バスルーム】

 

「ママ、朝のお風呂」

 

 彼の命令。すぐに準備する。

 お湯を張る。温度を確認。バスソルトを入れる。

 全て彼の好み。私の好みは消えた。

 

「準備できたよ」

 

 彼が裸でバスルームに入ってくる。

 九十五キロの肉体。脂肪。体毛。

 でも私の目にはミケランジェロの彫刻。

 

「ママも入って」

「うん」

 

 私も服を脱ぐ。私の体彼の所有物

 湯船に入る。彼を後ろから抱きしめる。

 

「ママ、体洗って」

「はい」

 

 スポンジを手に取る。ボディソープを泡立てる。

 彼の首筋から始める。肩、胸、腹。

 そして──

 

「お尻もね」

 

条件反射で手が震える

 彼が立ち上がる。湯船の縁に手をつく。

 私は膝をついて、彼の後ろへ回る。

 両手で彼のお尻を広げる。

 シャワーヘッドを手に取る。

 丁寧に、愛情を込めて。

 

「きれいきれいしてあげるね」

 

 その言葉を言った瞬間──

全身に電流

痙攣

イく

 お湯の中で絶頂する。

 彼は知っている。私の反応を。

 

「ママ、イっちゃった?」

「……うん」

「俺のお尻洗ってイくなんて、変態だね」

 

違う

これは愛

いや、やっぱり変態

でも幸せ

 

【同日・正午・高級レストラン】

 

「ママ、ここがいい」

「うん」

「1人2万円だって」

「任せて」

 

 お昼は高級フレンチだ。もちろん私のカードで払う。

 

「ママ、注文して」

「何がいい?」

 

 私がメニューを読み上げる。

 

「ママ、食べさせて」

「はい、あーん」

 

 人前で、私がTに食事を食べさせる。

 周囲の視線が痛い。

恥ずかしい

でも幸せ

 

【同日・午後九時・私のタワーマンション】

 

「ママ、お風呂」

「待っててね」

 

 私がお湯を張る。

 

「ママ、服脱がせて」

「はい、ばんざーい」

 

 一枚ずつ、Tの服を脱がせる。

 

「ママ、身体洗って」

「ほら、腕も上げて?」

 

 スポンジで、Tの全身を洗う。

 

「ママ、お尻も洗って」

「うん。ありがとう、お尻を洗わせてくれて」

 

 丁寧に、愛おしく。

 終わると、Tはキスでお礼をしてくれる。

 すごく気持ちイイ。

 

【同日・午後十時・バスルーム】

 

 一緒にお風呂につかっているとき、Tが言った。

 

「ママ、トイレ」

 

 ここで? 

 でも私は嬉々として、湯船から立ち上がる。

 

「ママに任せて。ちょっと待っててね」

 

 もう抵抗はない。

 むしろ──

これが生きがい

 

 脱衣所からトイレットペーパーとビニール袋を持って来て、Tを立たせて後ろへ回る。

 

「ママ、今日も丁寧にね」

「もちろん。ぜんぶ私に任せて」

 

 これが私の仕事。

 いや、私の使命よろこび。

 

【同日・午後十一時・ベッドルーム】

 

「ママ、マッサージ」

「痛くない?」

「ああ、気持ちイイよ」

 

 Tがベッドに横たわる。

 私は足元から、丁寧にマッサージを始める。

 

「ママ、お話して」

「うん。どんなこと話したいの?」

「ママが今日した仕事」

 

 私は今日こなした仕事を報告する。

 契約二件成立、プレゼン大成功、顧客からの感謝状。

 

「それ、全部俺の手柄にしてね」

「うん、あなたの手柄」

「ママは?」

「私は、あなたのお世話ができれば幸せ」

「そうだね」

 

 Tが満足そうに笑う。

 私も笑う。

 

 

 

 

 

【最後の日、深夜】

 

 今夜も残業。Tはソファで寝ている。

 

 私は彼の仕事を片付けながら、考える。

 

 いつからこうなったのかな。

 

 でも、もうどうでもいい。

 

 私の人生は彼の尻拭いをするためにある。

 

 膝をついて、彼を見上げる。

 トイレで彼の世話をする。

 

「ありがとう、お尻をきれいきれいしてくれて」

 

 その言葉が全て。

 

 これが

 屈辱 でも快感 尻拭いが幸せ これが私の全て

 

 ガラス窓に映る自分を見る。

 

 外資系投資銀行のVP。年収二千二百万。完璧なキャリアウーマン。

 

 でも、本当の私は──彼専用の尻拭い係

 

 そして私は、今が一番幸せ。

 

 みんな同じ穴のむじな。

 最初は、他人を見下す言葉だった。

 今は違う。

穴彼の尻の中に

むじな私の人生がある。

 

 

 

 

 

おしまい





最後まで読んでくれてありがとう!
よかったら評価とお気に入りしてもらえると嬉しいです。
感想も大歓迎!(^o^)

次回はこのお話の男性視点を投稿します。お楽しみに!






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