「(恋人、こい…びと……)」
片想いだと思っていた相手に逆に告白を受け、当麻と恋仲になることができた黒子。
夢に見るほどに恋焦がれていた彼と、これからは恋人という関係を利用して長く傍に居ることができる……そう――自分が普通の女子中学生ならばだが。
「(……こうやって、貴方とゆっくり過ごせる時間も今日と明日ぐらいでしょうか……?)」
もちろん、数日前のような危険な状況に置かれることもあるだろうが、それでも
しかし、いくら立派な信念を持っていても黒子はまだ中学一年生の少女、やはりというべきか未だにスキルアウトに犯されかけたことがトラウマとして深く脳裏に刻まれてしまっている。
「(当麻さん、貴方に助けていただかなかったら……わたくしは今頃どうなっていたでしょう?)」
きっと、過去被害を受けた
そんな最悪な未来が有り得ただけに、あの日以来スキルアウトの事案のみならず喧嘩や窃盗といった軽い事案での出勤にも足がすくむようになってしまった。
無論、いつまでもそんな調子では
故にそのトラウマをどうにか払拭しなければならない、が――
「そういえば黒子、今日は泊まるのはいいんだけど寝るのはどこで――って、おわっ!?」
いつの間にやら当麻の横に移動していた黒子は無言で彼の胸に倒れこむと、そのまま彼の背中へと手を回して彼を強く抱きしめる。
「やっぱり当麻さんに触れていると……安心しますの……」
「……!」
「しばらく、こうしていても良いでしょうか……?」
「ああ……もちろん、恋人のお願いだからな」
突然の黒子の問いに迷うことなく首を振った当麻は、恋人になったばかりの彼女の抱擁を柔らかな笑みを持って受け入れ、自身も僅かに震えていた彼女の身体を軽く抱きしめてやった。
「(もうこの人から、離れられませんの……)」
黒子にも立場がある以上、当麻に寄りかかるばかりでは駄目なことは分かっている。
しかし、分かっていても黒子の身体と心は当麻に依存しきっていた。
もう彼なしでは、生きてはいけないような……そんな気さえした。
「(当麻さん、当麻さん……とうま、さん……)」
何度も何度も当麻の名前を心の中で復唱し、彼の胸の中で何度も熱い吐息を吐く黒子。
そんな彼女の顔は段々と、女子中学生とは思えないほどに艶やかかつ淫靡なものとなっていた。
**
黒子が当麻へと抱き着いてから数十分ほどが経過すると、ようやく黒子は彼の背中から手を離した。
「(一旦、落ち着いた……みたいだな)」
先ほど抱き着いてきた際に身体を震わしていたことや、何やら苦しそうな顔でぶつぶつと言葉を呟いていた黒子の様子が気がかりだった当麻は彼女の身体の震えが止まったことに安堵した。
しかし、それでも表情を見せない黒子のことが心配であった当麻は一言だけ声をかけようとした……その時。
「黒子、だいじょ……んむっ!?」
彼女の顔を伺おうとした刹那に当麻の瞳へ映ったのは、今まで見たこともなかった黒子の妖艶な笑み。
そんな笑みに魅せられたかと思えば、次の瞬間には彼女の唇が当麻の口を塞いでいたのであった。
「ん、ぐ……!ん―っ!?」
自分の記憶がある限りでは初めての接吻。
それを今日恋人になったばかりの黒子にされるとは思ってもおらず、完全にパニックになった当麻は彼女にされるがままの状態で口内を舐め回された。
「お、ぅ……ん……ぅ!?」
「ちゅ、ん……んんっ!!」
突然の出来事ということもあり頭の整理がつかず、ただひたすらに黒子と唇を重ね合わせる当麻。
互いに接吻は初めてであり、恋人を作るという経験も初めて。
その他にも初めてのことが多いはずなのだが、二人は初めてだというのに数分にも渡って濃厚な接吻を行い、黒子が自ら顔を引くまでは当麻は一方的な接吻を受け続けるのであった。
「ぷ、はぁ……っ!はぁ……っ!はぁ……っ!」
自分は今、一体黒子と何をしていた?
恋人になったばかりの彼女に何の脈絡もなく唇を奪われたことに興奮よりも、驚きと困惑と覚えた当麻は口付けを終えるや否や黒子へと理由を聞こうとする。
だが、気付けば黒子が耳元で先んじて言葉を紡いでいた。
「とうま、さん……実はわたくし数日前から夢を見るんですの」
「え?」
「数日前のあの時……当麻さんに助けてもらえずにスキルアウトに好き勝手に身体を弄ばれる。そんな夢を、昨日も見ましたの」
「……!」
「もちろんただの夢ですし、あの日にわたくしを誘拐したスキルアウトは一人残らず
「怖いんですの……っ!!」
包み隠すことなく自身の気持ちを率直に吐き出した黒子は、その瞳から涙を溢しつつ先ほどと同じように身体を震わせながら当麻へと抱き着いた。
「(黒子のこんな姿を見るのは、二度目だな……)」
これまで学園都市の治安を脅かす数々のスキルアウトやありとあらゆる犯罪者にも気丈に立ち向かい、時には命の危険を冒してまで立ち向かってきたはずの彼女。
そんな彼女がここまで怯え切り、感情を吐露している様子は見ている当麻にとっても心苦しいものがあった。
今の黒子に、一体何を自分はしてやれるだろうか?
葛藤しつつも、とりあえず当麻は彼女の思うがままにさせてやることにした。
「申し訳、ありませんの……せっかく二人きりだというのに、こんな暗い話をして……」
「気にしなくていいぞ黒子。むしろ、話してくれてありがとな……辛かったのはよく伝わったよ」
「っ……!ぅ、ぅう……!」
当麻の言葉を受け、余計に感情を昂らせた黒子は遂に嗚咽まで漏らし泣きじゃくり始めてしまう。
無論、当麻は彼女の弱り切った姿を笑うことなく、ただ無言で背中をさすってやった。
「(無理、ばっかしてるんだろうな……)」
毎度毎度トラブルに首を突っ込んで病院の世話になっている自分が言えた義理ではないが、黒子も自分ほどではないにしろ大なり小なり無茶をしていることは容易に想像できた。
「(大丈夫だ、黒子。俺が、お前を守るからな……)」
今日をもって黒子が自分の恋人になった以上、もはや彼女はただの友人ではない。
家族のような存在であるインデックスと同じぐらいに大切な存在だ。
彼女に何か危害が及ぶようなことがあれば、どこに居ても駆けつける……そんな覚悟を当麻は密かに決めていた。
「ひっ、く……ぅ……!とう、まさん……また、おねがいを聞いてもらっても、よいでしょう……か?」
「ああ、何でも聞くぞ」
声を震わせつつ涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら言葉を紡いだ黒子に当麻が応じると、黒子は上目遣いをしながら切なげに
「わたくしを、黒子を……抱いてくださいまし」
**
自分を抱いてくれ。
突如として黒子にそう迫られた当麻であったが、すぐには言葉の意味を理解できなかった。
だが、彼女のとろんとした瞳や紅に染まった頬を見ていくうちに、黒子がどのようなことを言ったのか徐々に理解していく。
「(うっ……いくらなんでも女子中学生に手を出すのは、どうなんだ……?)」
何でも聞くと言ってしまったとはいえ、自分と彼女はまだ互いに学生の身分。
仮にもしものことがあれば、日々の生活ですら苦労している自分に責任など取れるわけもない。
それに加え、女子中学生と関係を持ったことがバレれば周りからどんな反応をされるか分かったものではないだけに、当麻は簡単に首を縦に振るわけにはいかなかった。
「黒子、抱いてくれってのは……その、そういう意味で捉えていいんだよな?」
「もちろん、ですの。わたくし、当麻さんに初めてを捧げたいんですの」
「っ……!く、黒子……俺たちまだ恋人になったばかりで――」
「お願いしますの。今、わたくしを抱いてくださいまし」
念のために確認をとった当麻だったが、彼女から返ってきたのは固い意志を感じさせる鋭い言の葉。
それを聞いてしまった当麻は、ますます返答に困ることとなる。
「(……どうするんだ?上条当麻)」
今のところ理性で自身の欲望を押さえつけているが、当麻の本音は今すぐにでも彼女に覆いかぶさりたい気持ちでいっぱいであった。
しかし、彼女とは先ほど恋人になったばかりであり安易に身体を重ねてしまうことには抵抗がある。
一体どうするべきなのだろうか……?
しばらく当麻が難しい顔で言葉を詰まらせているのも束の間、返答がないことに不安を覚えた黒子は徐々にその表情を曇らせていった。
「やっぱり、駄目……ですわよね……」
「あ、いや……!その……」
「いえ、無理を承知で……言ったので、気になさらないでくださいの……」
ぐいぐいと迫る黒子に何も言葉を返すことができず、はぐらかすような態度を取ってしまう当麻。
そんな態度を見せてしまったことで自分を拒絶していると勘違いした黒子は、再び目に涙を溜めて当麻に視線を送った。
すると、次の刹那――
「とうま、さん……やはりわたくしとは――んんっ!?」
何の前触れもなく黒子を突如として強く抱きしめた当麻は、驚いた様子の彼女の唇を一瞬にして奪った。
一応、当麻は先ほど黒子と唇を重ねたとはいえ人生でまだ二回目の接吻。
上手くできるか分からなかったが彼女の想いに答えるべく、がむしゃらに黒子と唇を重ねた。
「くろ、こ……っ!」
「とう、ま、ひゃん……♡んちゅ、んん……!」
悲しみに満ちていた顔を一転して悦びに溢れた表情へと変えた黒子は、蕩け切った瞳で当麻を見つめつつ彼のやや強引な口づけに喜んで応じた。
「(黒子、やっぱり俺は……お前を抱きたい……!)」
真面目かつ
そんな彼女がわざわざ寮にまで来て、こうして自分を求めてくれているのだ。
その決死の想いに応えてやらねば、男として失格だろう。
「(もう、ここまで来たら流されてもいいか……)」
学生同士で肉体関係を持つことがよろしくないことは百も承知。
だが、恋人である黒子の願いとならば、もしものことがあった時も覚悟はできている。
それに今はとにかく、彼女がほしい。
「ぷ、は……ぁ。い、一応……確認するけど、後悔しないな黒子?」
「はぁ、はぁ……後悔、しませんの。わたくし当麻さんになら、全てを捧げられますので……!」
「分かった、じゃあ俺も遠慮なくいくからな」
接吻を終えると共に黒子へ最終確認を行った当麻は、意を決した様子で一層強く彼女の身体を抱きしめる。
これまで見せたことのない獣のような目つきをし、荒い吐息を吐きながら……
**
「(当麻さん、とっても興奮してますの……)」
彼の腕に抱かれながら思わずうっとりと吐息を溢した黒子は、当麻の股間の膨らみを服越しに感じつつ、予想以上に自分を求めてくる彼の様子に内心驚いていた。
「(……当麻さんも、溜まっていたのでしょうか?)」
自身の慕う御坂美琴に毎度絡まれても意識する様子が一切なく、先ほど一七七支部で聴取を行った女子中学生に好意をもって擦り寄られても特段顔を赤くすることもなかった彼。
もしや、女性にあまり興味がないのでは……
と――この場で告白するまで不安に思っていたのだが、息を荒くし情欲にまみれた瞳をしていた今の当麻を見るに、それは余計な心配であったようだ。
「(ううっ、緊張しますの……)」
初めて男性に身体を許すということもあって当麻がどのように自分を求めてくるのかが全く見当のつかなかった黒子は、若干身体を硬くしつつ彼が自身の身体に触れるのを待っていた。
すると、不意に当麻は抱擁を解く。
そして――
「ひゃん……っ!む、胸から……ですのね?」
当麻は抱擁していた手をそのまま彼女の胸に持っていくと、黒子の小ぶりな胸を彼女の制服の上から揉んだ。
無論のことAカップ、贔屓目に見てもBカップ程度の大きさしかない黒子の胸にそこまでの魅力はないはずなのだが、当麻は情熱的に胸のあたりを責め続ける。
「や、ん……♡と、当麻さん……お聞きしますが胸は大きい方が好みなのでしょうか?」
「ぅ……!?まぁ、大きい方がいい……かも」
「ふふっ、やはりそうですのね。でしたら、これから大きくなるようしっかり揉んでくださいまし……♡わたくしの胸を貴方の手で大きく育ててくださいの」
そう言って、素直な回答をした当麻に微笑んだ黒子は着ていた制服のブレザーを脱いだ。
さらには下に着ていたカッターのボタンをも全て外し、自身の紫のセクシーブラジャーと素肌を当麻の前に晒した。
「け、結構大人っぽい下着着てるんだな……ほんと中学生とは思えんぜ……」
「あら?それは褒め言葉ですの?」
「もちろんだよ。めちゃくちゃ似合ってるぜ……黒子」
「……!そう、ですか……」
少しは下着のことをからかわれるかと思っていた黒子だったのだが、純粋な当麻は微塵も下着のことを馬鹿にすることもなく逆に褒め言葉を送った。
そんな彼の言葉に喜んだ黒子は当麻の手を掴むと、褒め言葉のお礼とばかりにブラジャーの中へと彼の手を誘う。
「うぉ……!黒子……!?」
「どう、ですの?生の胸の感覚は……?」
「め、めっちゃ柔らかい……これが黒子のおっぱい……!」
「ええ、当分は小さくて未熟なままのおっぱいですけど、今日からは当麻さんだけのおっぱいですので……♡」
自分の胸に夢中な当麻に愛おしさを感じ、かなり強引に胸を揉まれているにも関わらず微笑みを崩さなかった黒子。
そこからしばらく彼に自身の胸を触らせ続けた黒子は、幸福感から秘部をびっしょりと濡らしてしまっていた。
対する当麻も胸を触り続けたことで気分が昂ったのか、自身の性器を先ほど以上に勃起させ、もう限界とばかりに息を荒くして黒子を見つめる。
「く、黒子ぉ……俺のちんこ、気持ちよくしてくれ……!俺、もう限界だ……!」
「ご安心くださいまし、当麻さん。わたくし、貴方の望むことなら何でもしますので……♡」
「た、頼む……!」
今までに見たことがないほどに必死な当麻の頼みに快く首を振った黒子は、迷いなく彼のズボンに手を伸ばした。
そこからゆっくり股間のチャックを下ろし、不自然と思えるほどに膨らんでいたパンツをずらすと、遂に彼の逸物と相まみえることとなった。
「(こ、これが……殿方の性器、ですの?)」
知識として男性器がどのようなものであるか知っているものの、実際に目にしたことがなかった男性の逸物。
一般的にどれぐらいのサイズなのかなどまでは分からなかった黒子だったが、その竿を前に思わず息を呑んでしまったことから、間違いなく当麻の逸物は大きい部類に入るのだろう。
「(すごい、ですの……こんなに大きい、とは……すんすん……♡)」
彼の逸物の大きさに魅了されると共に、そこから放たれる汗の匂いが混じった淫臭を無意識のうちに嗅いでいた黒子はあっという間にその表情を蕩けさせた。
「とっても大きくて、匂いが凄いですの……♡はぁ、はぁ……♡」
「ぅあ、ぁ……!息、掛けられるだけでヤバいかも……」
「ふふっ、当麻さんも待ちきれないでしょうし早速ご奉仕させていただきますの……♡」
血管が浮き出てしまうほどに勃起する彼の竿を躊躇なく握った黒子は、手始めとばかりにゆっくりと自身の手を上下に動かし、当麻を気持ちよくするべく逸物をしごき始めた。
無論、その手つきは初めてということもあってたどたどしくお世辞にも上手いとはいえない。
しかし相手である当麻も性的な経験がないために、黒子のそんな未熟な性技であっても相当な快感を感じているようであった。
「(う、上手くできているでしょうか……?)」
若干不安になりながらも肉棒をしごき続けた黒子は、当麻が気持ちよくなれるよう数日前参考程度に読んだ薄い本の内容を思い出しつつ奉仕をしていった。
「と、当麻さん。黒子の奉仕は、気持ちよいでしょうか?」
「ああ、めちゃくちゃ……いい、ぞ!もっと、頼む……!」
当麻の反応に気持ちを昂らせた黒子は彼が望むように手の動きを激しくしつつ、思い切って本に書いてあった行為を実践してみることにした。
「当麻さん、失礼しますの――あーむ……んっ♡」
一言だけ当麻に声を掛けた後、黒子は何の躊躇いもなく彼の性器を咥えこむ。
その瞬間、当麻は顔を引きつらせ今まで経験したことのない快感に身体をビクビクと震わせた。
「んちゅ、れう……れる……♡どうれふ、か?」
「くろ、くろこ……ぉ……!マジで、気持ちいい……!」
「よかった、れふ……♡ちゅっ、いっぱい気持ちよくなってくださいまし……」
初めて行った口淫にも関わらず、手慣れているかのように舌を竿や亀頭に這わせ、じっくりと当麻の性器に快感を与えていく黒子。
口のみならず手も休むことなく動かし、一生懸命に奉仕している姿は当麻の情欲を更に湧き上がらせた。
「じゅる、じゅる……!じゅるるる……!んっ、すっごくしょっぱいですの……すっごくえっちな味がしますの……♡」
「ぅ、あ……!ぁ……!」
予想の遥か上をいく黒子の口淫と手さばきを受けた当麻は、あまりの快感に言葉を詰まらせつつ思わず身体をよじらせてしまう。
「じゅるるる……!れりゅ、れりゅ……!じゅる、れうれる……♡」
「やば、い……くろこの口、気持ち良すぎだ……!悪い、すぐに……出すかもしれねぇ……!」
未体験の快楽に全く対応の追いついていない当麻の逸物は、黒子の奉仕から1分も経たない内に白旗を上げそうになっていた。
身体と共にビクビクと竿全体を震わせ、いつ射精してもおかしくないほどに亀頭から我慢汁を垂れ流す当麻。
男として早々に射精するのはプライドもあるため避けたかった所ではあるが、黒子の積極的すぎる責めに我慢など数十秒も持たなかった。
「黒子、すまん……!出すぞ……!」
「んんっ……っ!?」
唐突に逸物を咥えこんでいた黒子に一言声を掛けたかと思うと、当麻は腰をグッと突き出し自身の中に溜まっていた欲望を思うがままに吐き出した。
「ん――っ!?ぅ、ん……!!」
一瞬、黒子が咥えていた亀頭の先が膨らんだかと思えば数秒後、ドクドクと勢いよく吐き出される精液。
その射精の勢いに驚き、思わず逸物から口を離してしまいそうになった黒子であったが、どうにか踏ん張って亀頭を咥えこみ続けた。
「(これ、すごすぎ……ですの……っ!)」
当麻自身、居候が居ることもあって性欲の発散があまりできなかったのだろう。
それを裏付けるように濃厚な精液を、何かから解放されたかのように放出している。
そんな当麻の溜まり切った白濁汁を黒子は溢すことなく、全て口で受け止め続けるのであった。
「(精液、苦くて臭いですけど……何故か癖になりそうな味ですの)」
数十秒のち、ようやく長い射精を終えて打ち止めとなった当麻の逸物から黒子は口を離した。
当麻は一度に大量の精を放出したことで身体が疲労感に包まれ、自身の逸物もぐったりとさせてしまう。
しかし、次の瞬間……当麻の逸物は即座に元気を取り戻すことになった。
「く、黒子……別に無理に飲まなくても――」
「んぁ、あー♡いっぱい、れましたね……♡」
心配した様子で顔を伺ってきた当麻に見せつけるように、黒子は満面の笑みを浮かべながら自身の口を大きく開け、舌の上に乗った精液を弄んだ。
その姿は今日初めて性行為に及んだ少女とは思えないほどに艶やかであり、熟練の娼婦のような雰囲気を出していた。
もちろん、これも薄い本からの知識であり黒子自身は試しにやってみただけなのだが、それを知る由もない当麻は血走った瞳で黒子を見つめる。
「んぁ、んく……っ。ごく、ん……♡ふふっ、ごちそうさまでした当麻さん♡」
何の躊躇いもなく口に溜まった精液を飲み込み、当麻を誘うように淫らに微笑む黒子。
その微笑みを目にした当麻は、次の刹那――何の予備動作もなく彼女を床へと押し倒していた。
「きゃっ……っ!?と、当麻さん……!?」
「悪い、黒子……っ!俺、自分を抑えれる気がしねぇよ……っ!!」
なるべく理性的に黒子とは行為に及ぶつもりであった当麻も、男の理性を溶かすような彼女の淫らな振る舞いにとうとう我慢ができなくなったようで、今まで以上に吐息を荒くして黒子に迫る。
「黒子、黒子、くろこ……っ!!」
「ふぁ、ん……っ!とうま、さ……んん!」
先ほどまでは恐る恐る触っていた黒子の胸を強引に揉みしだき、彼女の首元や胸にキスを浴びせる当麻。
傍から見れば当麻が黒子をレイプしているようにしか見えないが、その時の黒子の顔は終始悦んでおり、彼のケダモノのような責めを文句を言うことなく受け止め続けていた。
「(ああ、当麻さんが……わたくしをこんなに求めて……♡)」
当麻が自ら迫ってきてくれている。
その事実に大いに歓喜した黒子は、当麻の責めを受けながら自身の履いていた紫のショーツを脱ぎ捨て、彼の前に誰にも見せたことのない秘部を晒した。
「はぁ、はぁ……っ!くろ、こ……ここまで来たら、俺は止まれねぇからな……!」
「は、はい……!元より抱いてくれとお願いしたのはわたくしですし、お願いした以上は当麻さんの好きなように黒子を犯してくださいまし……♡」
この時を待っていたとばかりに、自身の秘部を指で広げた黒子は愛液を滴らせながら当麻の逸物を迎え入れる準備をし始める。
当然のことながら処女である黒子だが、不思議と痛みに対する恐怖はなく早く挿れてほしいという思いだけが脳内を駆け巡っていた。
「じゃあ、黒子……!早速挿れるぞ、いいな……!?」
「来て、くださいまし……っ!黒子はいつでも大丈夫ですので……♡」
理性を溶かしながらも律儀に確認をとってきた当麻に黒子が一言だけ言葉を返すと、すぐさま自身の腹部から感じたことのない痛みが脳に伝達された。
「は、ぅ……っ!いた、い……っ!」
自身の想像以上であった処女膜を破られる痛み。
その痛みは快感をも上回り、思わず黒子は痛みから苦悶の顔を浮かべてしまう。
流石の当麻も若干正気に戻った様子で、黒子を気遣った。
「だ、大丈夫か……!?やっぱり、いきなりは……」
「気にしないで、くださいまし……!すぐに慣れると思いますので、当麻さんは動いてくださいまし……っ!」
「わ、分かった。だけど、いきなり激しくはしないからな……!」
黒子の想いに気圧され、動揺しつつも腰の動きを緩めることなく引き続き動かし続けた当麻。
やはりというべきか、処女を貫かれた痛みは中々緩和されるものではなかったものの、不思議と徐々に痛みではなく快感が黒子に伝わり始めた。
「ん、ぁ……♡っ、あっ!あっ……!少しずつ、よくなってきましたの……!」
「くぅ、ぅ!ほんと、か?じゃあ、もうちょっと腰振ってもいいか……っ!?」
「え、ええ!もちろん、ですの♡」
当麻も初めての性行為ということもあり、あまり余裕がないのだろう。
黒子に許可を取ると、快楽を貪るために一転して腰の振りを激しくした。
「ぁ、ぁ……っ!とう、まさん……っ。すご、い……っ!」
「くろ、こ……!黒子……っ!」
黒子と当麻、下半身から伝わってくる未知の快感に酔いしれ、ひたすらに悦びながら交わりを続ける二人。
パン、パンと腰を打ち付ける音が響き渡り、黒子の嬌声も一緒に響く当麻の部屋。
ここまで音がすれば、隣に住むグラサンの友人とその妹に何をやっていたか勘付かれそうだが、その時はその時。
当麻は気にすることなく、黒子を求め続けた。
「んぁ、ぁ……っ!んぁ♡ぁ♡とうま、しゃん……っ!とうま、ひゃん……っ!」
「黒子っ……!俺、絶対守るからな……っ!どこに居ても、絶対駆け付けるからな……!」
「う、嬉しい、ですの……ぉ!うれしい、れふの……っ!」
幸福感のあまり、呂律が回っていない黒子は当麻の決意の言葉に歓喜し思わず涙を流した。
ああ、この人を好きになってよかった。
心の底から黒子はそう感じ、当麻への想いを一層強くした。
「(当麻さん、当麻さん……♡黒子はもう、貴方以外見えませんの……!)」
これから先、当然ながら当麻以外の殿方と接する機会はあるだろう。
しかし、目の前のヒーローに惚れ込んでしまった今、今後どんな男に出会おうとも絶対になびくことはないと断言できる。
彼以上の男など、居るはずないのだから。
「ぁ、ぁ……っ!とうまさん、当麻さん!黒子は貴方を愛していますの、お慕いしておりますの……っ!ですからぁ!わたくしのことも愛して、くださいまし……っ!!」
「もちろんだ……っ!黒子、愛してるぞ……っ!」
自身のツインテールを振り乱しながら、当麻の決意の言葉に返すように自身も愛の誓いをする黒子。
そんな黒子の体力は、当麻の逸物によって何度も絶頂に追い込まれていることや、今日一日
対する当麻も、いつも通り成績不振による補習によって疲れ切っており今にも倒れてしまいそうだ。
だが、二人はどうにか気力を保ち、最後まで交わりを続けるのであった。
「はぁ、はぁ……っ!黒子、俺……もう出そう……っ!」
「だ、出してくださいまし……♡貴方の想いを存分に、黒子へと吐き出してくださいの……っ!」
「……っ!?」
膣に出せとせがむ黒子だったが、妊娠するリスクがある以上は当麻にとって聞けない願いである。
しかし、黒子は外に射精しようとする彼を許さぬとばかりに、彼の背中へと足と手を回して組み付いてしまう。
こうなってしまえば、もう逃げることはできない。
「黒子、まずいって……っ!流石に中に出すのはまず――んぶっ!?」
説得しようとした当麻の口を自らの口で塞ぎ、早く出せと射精を迫る黒子。
当麻は必死に腰を引こうとするが時すでに遅し。
射精感の高まり切った自身の逸物を気合いで押さえつけれるわけもなく、ふと力を抜いた刹那に射精が始まってしまった。
「……っ!出る……っ!!く、ぁ……っ!」
「ぁ、ぁ……っ!ぁ……♡」
遠慮することなくドクドクと精液を吐き出し、黒子の膣内を満たしていく当麻の逸物。
中出しの背徳感に包まれながらの射精ということもあり、勢いを増して放出された彼の精液は黒子の子宮を埋め尽くし、外にまで汁が溢れ出てきてしまっていた。
「(なか、あったかいですの……♡)」
完全にやってしまったという顔の当麻とは対照的に、非常に満足気な笑みを浮かべる黒子はうっとりと息を吐きながら、自身の下腹部から伝わってくる熱をじんわりと感じ取るのであった。
「ぷは、ぁ……♡いっぱい、黒子の中に出してますわね……すっごくあったかいですの……♡」
「くろ、こ……ほんと、すまん。中に出しちまった……」
「気にしなくて、よろしいんですのよ?もしもの時があったら、黒子は覚悟しておりますので……♡」
中に出されたことに対し不安げな表情を一切することなく、黒子はむしろ嬉しいとばかりに彼の耳元でささやく。
仮にデキてしまったら喜んで産む。
そんな決意を持つほどに黒子の愛が深いことを、当麻はまだ理解できていなかった。
「(当麻さん、大好きですの……ずっと貴方の傍に居させてくださいの……)」
自分を二度も窮地から救い上げてくれ、こうして恋人になり自分の願いを聞いて肉体関係まで持ってくれた彼。
以前まで敵対心を持っていたことが馬鹿馬鹿しく思えるほどにカッコよく、