この世界には、悪魔を使役する
悪魔憑き達は悪魔を用いて悪事を働く者もいれば、逆に人々の助けとなる者もいる
幽「とまぁ、長々と説明しておいて、主人公は平凡な奴なんていうベタな展開なんだがな」
それはそうと、俺が通う学園はそんな悪魔憑き達が通う事を許される意味の分からん学園だ
それに、どうやら生徒数も少数らしい…
そんな所に何故俺が通う事になったのか…
知りたいか?知りたいよな!?
まぁ、大して深い理由もないんだがな
俺は悪魔憑きではないが、どうやら悪魔憑きになる素養とやらがあるらしい
悪いが、説明している俺にも何が何だかさっぱりだ
と、そんな事は置いといて…
幽「やばい!遅刻する!!」
久遠「おせぇぞ幽!」
幽「うるせぇよ。俺はお前ら悪魔憑きと違って平凡な人間なんだぞ?」
コイツは
悪い奴ではないが、少々めんどくさいタイプの人種
そんな事を話しているうちに、教師がやってきた
大人しく席につかなければ
教師「はい静かに!今から体育館に集まって戦闘訓練を行います」
生徒達「えぇ、めんどくせぇ!」
生徒達が文句を言うのを制止して、教師は早々に体育館へと歩いていった
久遠「なぁ幽、お前どうすんの?」
幽「どうするって、そりゃ見学するしかないだろ」
久遠「だよなぁ、お前にも早く悪魔が憑くといいな!」
などと言いつつ、久遠は俺の背中をバシバシと叩く
痛いので今すぐ辞めて欲しいのだが…
それはそうと、確かに何時になれば俺も悪魔憑きになれるのだろうか?
体育館に着くと、全校生徒約百人が自分の使役する悪魔と対話をしている
教師「亜久月くんはこっちで座ってなさい」
幽「はーい」
マジで、何で俺この学園にいんの?
悪魔憑きでもなければ、それに太刀打ちできるような人間でもないごく平凡な一般人なんですけど?
なんて考えている間に戦闘訓練が始まった
戦闘訓練、悪魔憑きとしての潜在意識をより高めるための物だが、今の俺には意味などない
て事で…よし、寝よう
薄暗い無限にも続くような場所…
俺は戦闘訓練の見学をしていたはずだが…
ピンクの髪留めをした悪魔が目の前で俺の様子を伺っている?
目の前の悪魔は、俺を見てニヤリと笑った
悪魔「あ、起きた?」
幽「起きたって?俺は夢でも見ていたのか?」
何を言っているんだこの悪魔は
言っている事がさっぱり分からん
悪魔「君、さてはこの状況がわかってないね?」
幽「当たり前だろ、大体誰なんだよお前」
悪魔「僕は見ての通り悪魔さ」
そんな事は分かっている
今聞いているのは、そんな事じゃない
悪魔「あぁ、見当違いだったかな?僕は
幽「……は?」
淫魔「だから、君と契約しに来たの!」