※この作品はR-18です。

藤丸リツカの召喚― おねショタ英霊孕ませ記 ―   作:tomotto

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プロローグなので短め


プロローグ

「やったぁあああああああ。初めて男の子を召喚できたぁ!いぇーい!」

人類最後のマスター・藤丸立香(♀)の前に少年が召喚された。

 

「やりましたね先輩!おめでとうございマシュ!」

「ありがとうマシュ!」

歓喜に包まれる二人。そんな二人とは対照的に召喚された少年は困惑している様子だった。

今までの召喚とは異なり、目の前にいる少年は事態を把握しきれていないようだ。

そんな少年に立香は優しく話しかける。

「私の名前は藤丸立香。人類最後のマスターです。隣にいるのは私のサーヴァント、マシュ・キリエライト。君の名前は?」

 

「僕は…………リツカ……僕の名前は藤丸リツカです!」

「へ?……リツカ?」

「はい。藤丸リツカです」

「……そうなんだ。」

今度は立香の方が困惑してしまった。それもそうだろう。なにしろ目の前に召喚されたサーヴァントが自分と同姓同名なのだから。

だが目の前の藤丸リツカは立香と異なり性別は男だ。そして立香は現在18歳なのだが、目の前の少年は10歳前後に見える。つまりは同一人物では無く、まったくの別人だという事だ。

 

「先輩?どうなさったのですか?」

「えっとねマシュ。どうやら私の同姓同名さんみたいだよ」

「……はい?」

マシュの頭上にたくさんの『?』が浮かぶ。

それを察したのかリツカは自分から事情を説明しだした。

「信じて貰えるかどうか分からないけど、僕はここではないカルデアから来ました。そして気付いたら何故か召喚されてたんです。」

 

「えっと……別世界のカルデアからってどういう事?」

「そうですね……簡単に言いますと、僕はこの『人理継続保証機関フィニス・カルデア』に所属するマスターだったはずなんです。」

 

リツカは落ち着いた様子で、自分はこことは違う世界で人類最後のマスターとして戦い抜いた事や、事故で死んでしまった後この世界に召喚された事を話した。

それを聞いた立香はふと気になった事があり質問してみた。

「ねえリツカくん。ソロモン王ってどうなった?」

「先輩!?」マシュが驚くのも無理はないだろう。ソロモン王とは立香たちが特異点修復する元凶ともいえる存在である。

「あ、ソロモン王まだなんですね…」

「まだっていうと……」

「ネタバレになっちゃうんですけど、―――しました!」

「あれ?もう一度喋ってもらっていい?」立香はリツカの発言を聞き逃したのかと思った。

「―――したんですよ!人理修復の旅も―――しました!」

どうやら立香にとってネタバレになる発言は聞き取れなくなるらしい。

「それなら……Dr.ロマニはここにいますか?」

「Dr.ロマニ?それってどんな人?」

「男性のドクターなんですが……」

「あー……ここにはいないね」

「そうですか……やっぱり―――なってしまったんだ」リツカの顔が少し暗くなる。

「あの……リツカさん?」

「あ、ごめんね。ちょっと考え事してました」

リツカの雰囲気が変わった事に気付いたマシュが声をかける。だがそれもすぐに元に戻ったようだ。

 

その後リツカのいたカルデアと立香がいるカルデアについての違いを話し合った。

一番大きな違いは男女比の違いだった。リツカのいるカルデアには半々といった具合に男女ともにいたようだが、立香がいるカルデアには男性がサーヴァント含めて一人もいないということであった。

「あの……先輩。リツカさんは一体どうするおつもりなんでしょうか?」

「そうだね……リツカくんはどうしたい?」

「え、僕ですか?そうですね……」

少し悩んだ様子を見せた後、リツカは何かを決意したような顔つきになり話し出した。

「僕はこのカルデアの皆さんと仲良くなりたいです」

そう言ってニッコリと笑った。

『――――!』

その笑顔を見た二人は衝撃が走った。『なにこの子可愛い』と。

「わかりました先輩!マシュ・キリエライト全身全霊を持ってリツカさんのお手伝いをさせて頂きマシュ!」

「よく言ったマシュ!私も全力でリツカくんをサポートするよ!」

「あの……ありがとうございます?」

二人の勢いに思わずお礼を言ってしまうリツカだったが、その笑顔も二人にとっては破壊力抜群だったようで、二人はさらに悶えていた。

 

その後リツカは精密検査にかけられた。ここでとある事実が判明した。

それはリツカが立香とDNAレベルでの同一人物ということだ。予想はされていたがこれでパラレルワールドにいる立香のような存在であると証明された。DNAレベルでの同一人物が同じ施設内にいることは紛らわしいが、見た目は幼い少年と成人に近づきつつある女性ということで区別がつくだろうという判断になった。そもそもアルトリアなどのように同一人物が複数の姿で召喚されているサーヴァントがいる中、今更だろうということになった。

もう一つは召喚時の状態で受肉したサーヴァントほぼ同一ということだった。これは食事や睡眠といった生理的な活動が必要となる。

そしてこの二つの事実と年齢差を考慮し、ほかのサーヴァントたちにはリツカが立香の弟という扱いで接するようにと通達された。

 

サーヴァントとして召喚されたリツカだが、他のサーヴァントと異なる点があった。

まず一つはカルデアにおけるサーヴァントとしての能力が全くの未知であるということだった。今までの召喚されたサーヴァント達は最初にクラスが割り振られており、そのクラスのスキルや宝具が使用可能であった。だがリツカにはそれが無いのだ。これは他のサーヴァントには無い特徴であり、今後の研究対象としても重要な存在であると認識された。

そのため戦闘ができないという点も発覚した。見た目通り10歳の少年であるリツカは立香同様に他サーヴァントとのバックアップ支援が適任であろうということになった。

 

そこでリツカはまずこのカルデアに慣れてもらうためという意味を込めて、あるサーヴァント専任のサポートをしてもらうことになった。

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