※この作品はR-18です。

最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった   作:練乳グラブジャムン

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No.484 許されないくらい酷いこと(R-18)

※SIDE 緑谷

 

 

先端を、ちょっとだけ膣内に進める。

触れ合ったところから、言葉にならないほどの快感が押し寄せる。

 

麗日さんの身体には力が入ってない。

呼吸も荒くて、瞳はとろん、として。

たぶんだけど、もう準備は出来てると思う。

 

少しだけ進んで、亀頭が全部含まれるかどうかというところで、抵抗感があった。

知識としては知っている。

たぶんこれが処女膜だ。

麗日さんがいままで守ってきた、純潔の証。

 

 

こんなの無理に破ったら、痛いに決まってる。

麗日さんは絶対に痛いはずだ。

 

……そんな事していいのか?

傷つけたくないのに。大切にしたいのに。誰より好きなのに。

僕は何やってるんだ?

 

「おねがい……して……」

「でも……」

 

麗日さんに痛い思いをしてほしくなくて。

「して……お願い……デク君が、いい……」

ぐ、っと胸が突かれたようだった。

 

 

そうだ。

麗日さんが最終的に他の誰かと結ばれたのだとしても、初めては必ずある。

 

他の誰か……?

 

そんなの絶対に嫌だ、渡したくない。

最初から最後まで、この子を僕だけのものにしたい。

 

「して……お願い、して……? デク君がいいの……お願いだから……」

「わかった……ごめんね」

 

 

意を決する。

そっと、ゆっくり、なるべく痛くないように……

 

「ぁ、ぃ、ぁ、ぅぁ……ぅぅ……ぁ」

麗日さんの痛そうな声。

 

身を裂かれるより辛い声だった。

代わってあげたい。

自分が痛いだけだったら、どんなに気が楽か。

今すぐやめてあげたい。

でもここでやめたら、また痛みに耐える時間が必要になりそうで。

断腸の思いで、ゆっくり腰を進める。

 

「ぃ、ぅ……ぁぁぁああああっっっ!」

抵抗感がなくなった瞬間、ずるり、と迎え入れられた。

麗日さんが背中を逸らし、首が後ろに反り返る。

先端から包まれて、とんでもない快感がやってきた。

 

 

なんだこれ。とんでもなく気持ちいい。

その気持ちよさと同じくらいに、なんて酷いことしたんだ、という、とてつもない罪悪感が湧いてくる。

 

「う、麗日さん、大丈夫?」

動きそうになる腰をおさえて、動かずに抱きしめる。

「うん、うん…………だいじょぶ……ああ……嬉しぃ……」

「痛かったり……しない……?」

「……ちょっとだけ」

僕を見つめて、涙を流しながら、それでも笑顔で答えてくれた。

 

 

やっぱり痛いんだ。

泣くほど痛かったんだ。

 

……当たり前だろ。

何やってるんだよ本当に。

 

「ごめん、本当にごめん。絶対動かないから」

「ううん……すごい、嬉しい……ありがと……もらってくれて……」

こんなに、ひどいことしてるのに。

もらってくれてありがとう、なんて……

 

こんなに、想ってくれるなんて。

こんな素敵な女の子、世界中探したって、他に絶対いない。

 

 

「デク君……動いていいよ? 気持ちよく、なって……?」

こんなときまで、人のことを優先して。

僕は許されないほど、ひどい事をしているのに。

気持ちよさしか感じる事の出来ない自分が恥ずかしくなる。

 

「だめ。麗日さんが少しでも痛いうちは、絶対に動かない」

 

こんなに素敵な女の子に、これ以上酷いことをするなんて、絶対にあり得ない。

麗日さんが許してくれても、自分が許せない。

 

一人で痛みに堪えてくれた、麗日さんを抱きしめる。

その頑張りに応えたくて、髪を優しく撫でた。

 

 

「ごめん……本当にごめん……麗日さん……ごめん……!」

 

心が愛しさでいっぱいになるほど、罪悪感が強くなる。

アイスピックで胸を抉られるような、強烈な罪の意識。

 

僕は何してるんだよ、本当に……

仕方がないって分かってる。

初めては誰にでもあるものだから。

 

でも、そんな理屈は抜きにして、やっぱりどうしても、自分が許せない。

 

 

何で麗日さんが痛い思いをするんだ。

もっと優しくできたんじゃないのか。

ただの怪我とは違うんだぞ、もう二度と戻らない。

 

申し訳なくて、情けなくて、涙が出てくる。

世界で一番大切で、大事にしたくて。

なのに、そんな麗日さんに、何て事をしてくれたんだと、自分を殺してやりたくなる。

 

本当に申し訳なくて、自分が許せなくて。

涙が、頬を伝った。

 

「ごめん……ごめん……本当にごめん……!」

 

 

特別な人なのに。

誰より好きなのに。

誰より大切にしたいのに。

 

なのに、こんな風に傷つけて。

悔しくて、申し訳なさ過ぎて、次から次に、涙が溢れてくる。

 

ふざけるな、緑谷出久。

お前が泣く資格なんかあるか。

痛いのは麗日さんの方なんだぞ。

 

何がヒーローだ、何が大切にするだ。

笑わせるな、絶対に許さない。

どれだけ酷いことしたと思ってるんだ。

 

謝ることしか出来ない自分が、ただただ、無力だった。

 

 

―――― to be continued

 

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