最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった 作:練乳グラブジャムン
※SIDE 麗日
身体の震えが治まって、動けるようになってきた。
もう一度デク君に寝てもらう。
再び跨り、おそるおそる、腰を落とす。
「あ、ああっ!」
先端だけが、つぷ、と入った。
さっきより強い快感。
このまま腰を落として、本当に大丈夫?
あんなのがもう一度来たら、どうなっちゃうんだろう。
痛みではなく、快感への恐怖があった。
おそるおそる、ゆっくり下ろしていく。
さっきとは、少し角度を変えて。
「ああっ……ああああっ……」
お尻を落とす。
全部はいった。
入れてるだけで、すごく気持ちいい。
でも、さっきみたいな、一度に深いのは、まだ防ぐことが出来た。
腰が勝手に前後に動く。
そのたびに膣内のいろいろな気持ちいいところから、ぴりぴり痺れる甘い快感が押し寄せてくる。
クリトリスが潰されて、それもまた気持ちよくなってる。
「あん、ああ、あんっ、あっ、あ、あっ、あん、あんっ、ん、んあぁっ」
「麗日さん……めっちゃ可愛い」
褒めてくれて嬉しい。
気持ちよさそうなデク君の顔。
腰を動かして、デク君にも気持ち良くなってほしくて、いっぱい擦り合う。
「あの……麗日さっ、んん……あ、合図したら、一回離れてね……? このまま出ちゃうと、大変だから……」
ちゃんと気持ちよくなってくれてるんだ、嬉しい。
いっぱい気持ちよくなってほしい。
腰をくねらせながら、離れるタイミングを見計らう。
「うんっ! あんっ! あんっ! ああんっ!」
このまま続けていたら、もうすぐデク君の精液がくる。
最初はお腹。熱いのをかけてもらった。
その次はお口。喉に感じた迸りを思い出す。
じゃあ今度は?
許されるなら、膣内にほしい。
いっぱい出してほしい。
ダメだよ、赤ちゃんできちゃうかも。
でももし赤ちゃんができたら、結婚してくれるかな。
デク君の赤ちゃん……私と、デク君の赤ちゃん。
私達の赤ちゃんって、どんな顔してるんだろう。
私達二人の顔に似てるのかな。
会ってみたい。この手に抱いてみたい。
いったい、どれだけ幸せなんだろう。
「ああんっ! ああっ! ああんっ!」
ダメだ、私、最低なこと考えてる。
でもほしい。
膣奥が、ここに出してほしくて、たまらないって叫んでる。
おかしい。
いくらなんでも、自分がこんなに我慢できなくなるなんて思ってなかった。
みんなどうやって我慢してるの?
私がおかしいの?
何か変な薬でも盛られたんじゃないかと思うほど、全身がえっちなことを求めてる。
でもデク君はそんなこと絶対しないし。
変なものでも食べた? 特に何も無かったと思うけど……ああもう、そんなこと、どうでもいい。
ほしい。
ほしい。
ほしくてたまらない。
満たしてほしい。
受け止めさせてほしい。
私が誰より愛されてるんだって証がほしい。
駄目だ、そんなこと絶対に言っちゃいけない。
デク君が困っちゃう。
「ああっ、ああっ、私、な、膣内っ、――――むううう!」
ほしい、と懇願しそうになった口を両手で口を押える。
「むうっ、うううっ、んんんぁっ、あっむぅぅぅ」
口を押えたまま腰を振る。
そのとき、ふっ、と、口を押えている手が外された。
私の両手が、デク君に手首から握られている。
「麗日さん、どうしたの、口押さえて。大丈夫? 苦しそうだよ?」
「だ、だめ……だめ……っ!」
はやく手を離して。
私の口、塞がせて。
じゃないと、もうお願いしちゃいそうだから。
「なにが? 教えて?」
「ああっ、だめっ……!」
手を握られてると……喋ってしまいそうになる。
「教えて、麗日さん。僕、どうすればいい?」
言えるはずがない。
そうだ。
言えない事は、しまっておけばいいんだ。
「麗日さん、ごめん。言いたくないかもしれないけど、教えてほしいんだ」
真剣な眼差し。
私の手を握る優しい手。
「抱え込まないで。ちゃんと教えてほしい」
「だめ……だめだよぉ……」
「ダメじゃないから。麗日さんに辛い想いしてほしくない。何で困ってるのか、ちゃんと教えて?」
ああ、だめだ。
こんなに優しくされたら。
しまっておけずに……甘えちゃう……
「ぁ……ぁぁ……ほ、ほしい……の……」
ああ、言っちゃった……
一度口にしたら、もう止まらなくなっていた。
「膣内に、ほしい……」
※SIDE 緑谷
「デ、デク君……。膣内……膣内に……ほしいっていったら、いや……? いや、だよね?」
懇願するような顔で尋ねられる。
嫌なわけがなかった。
欲求だけなら、膣内に出したいに決まってる。
この艶めかしい腰を掴んで、思いっきり叩きつけて、最奥に全部ぶちまけたいと、本能がずっと叫んでる。
でも限界ギリギリの、本当に最後に残った、ひとかけらの理性で、それは抑えてた。
麗日さんを傷付けてしまうことだから。
それだけはしちゃダメだと思って。
麗日さんを守ってあげられる最後の一線のように感じてた。
腰を振りながら、麗日さんが喘ぐ。
「ごめん……あんっ、デク君、わた、わ、私、ほ、ほしく、なっちゃって、あんっ!」
なんて可愛いお願いだろう。
「だめ、困らせちゃう、ああっ! こんなん、言っちゃダメ、ダメやのに、ああんっ」
麗日さん残しの動きが激しくなる。
「膣奥が、膣奥が、ほしくて、ああっ、ほし、ほしい。デク君の、ほ、ほしいよぉ。どうしよ、どうしよう、ああっ、ああんっ!」
腰を振りながら、麗日さんの独白が続く。
僕も膣内に出したい。
「だめ、わかってる、だめだよね、うんっ、うんっ! わかってる、わかってるの! でも、ああっ、あんっ。」
僕も分かってる。ダメだってこと。
「私、私どうしよう、ああんっ! ああ、ああっ、ああっ、ほしい、ほしいっ! ほしいよぉ!」
麗日さんの言葉が耳を打つ。
「ああっ、だからダメだって、言ったのに、ああんっ! で、デク君が、あんっ! 教えてって言うからぁ! ああ、ああっ、ああっ、あんっ!」
そうだ、僕のせいだ。
「ごめ、ごめ、わた、私おかしい、おかしくなってるぅ! ねえ、ああっ、どうしよ、ほしいよ、だめ、だめなのに、切なくって、ねえ、ああんっ!」
この上なく切ない表情。
僕だって出したくてたまらない。
「ああやだ、やだ、離れなきゃ、やだ、抜いちゃやだ、ああんっ、疼いて、ああぁぁ、ごめ、ごめんねデク君っ!」
僕だって離れたくない。
「でも、もう、もうだめ、膣奥、膣奥が、ほしくて、寂しくってっ、ああんっ! もうや、もうやだぁ! ああんっ! ほしいよぉ! だめなのに、ああっ、だめぇっ!」
同じ気持ちだ。膣奥に出したくてたまらないんだ。
「だめだめっ、なんでぇ、なんでダメなの? ねぇなんで、ああダメッ、なんで、だって、ああっ! わたし、寂しくって、ああ、ほしいよぅ!」
我慢して、我慢して。
ずっと耐えてる麗日さん。
「ああんっ、ああんっ! ねえ、ねえ、教えて、あんっ! ああっ、わた、わたし、どうしよう、ああっ、ああっ! デク君が、ああっ! 困っちゃうのに! だめっ、ほしいっ! ほしいっ! デク君困っちゃう! ごめんなさっ、ああっ!」
ああ……そうか。
僕が困るから。そう思って、だから、我慢しなきゃって。
「やだ、やだっ! 離れるのやぁっ! ねえ、やだよぉっ! ほしぃ、あんっ」
同じ気持ちだった。離れたくない。膣内に出したい。
「ああっ! ほしいっ! ごめんね、どうしよ、わかんなぁっ! もう、わかんない、ああんっ! ごめんね、ごめんね、ああんっ! 」
僕をこんなに求めてくれて。
離れたくないって泣いてくれて。
なんて、幸せなことだろう。
麗日さんに悲しい思いをしてほしくなくて。
身体を起こして、そっと麗日さんを抱きしめた。
※SIDE 麗日
身体を起こしたデク君に、ぎゅっ、と抱きしめられる。
「落ち着いて、麗日さん。大丈夫、大丈夫だから」
ああ、やっぱり。
膣内にほしいなんて。
それは許してもらえない。
涙が零れる。
「やぁ……やだぁ……」
やめられちゃう。
おちんちんが抜かれちゃう。
膣奥が寂しくなっちゃう。
優しく、ぎゅっと抱きしめられる。
「麗日さん……聞いて……」
「ぅぅ……」
やだ、こわい。
ダメって言われちゃう。
このまま終わっちゃう。
「……今から僕、麗日さんの膣内に、射精すから」
「……え」
それは予想外の言葉だった。
「麗日さんのこと、全部僕のものにするから」
「……うそ」
「誰にも、僕から麗日さんを奪えないようにするから」
「……ほんとに?」
そんな嬉しいことしてくれるの?
「麗日さん、困っちゃうかもだけど」
なんで?
私、なんにも困らないよ?
「全部、僕のせいだから」
「そんな、違う……」
私が我儘言ったから。
「何があっても、絶対責任取るから」
「え……」
そんな。
責任取ってくれるの?
それって……そういう意味?
「だから、許してね?」
「……いいの?」
「僕が、そうしたいんだ……いい?」
「……いいよ。ありがとう……嬉しい……」
なんでこんなに優しいんだろう。
「私のこと、全部……デク君のにして……?」
私はこの人がいい。
他の人なんて考えられない。
他の恋なんていらない。
あなたとさえ結ばれれば。
再び、お布団に仰向けで寝転ぶ。
最初と同じ体勢。
最初と違うのは……最後まで、デク君は膣内にいてくれるっていう約束があること。
ずっと疼いてる場所に、ずっとほしかったものをくれる、ということ。
期待に胸が高鳴る。
はやく、ほしい。
はやく、あなたが……
―――― to be continued