オバロ チート 作:AA
感想・誤字報告ありがとうございます(`・ω・´)ゞ
「う"ぅ”…が、ぁッ!」
うっそうとした森に幼さの残る少女の声が消えていく
ショートの白髪、どことなく苦労人の雰囲気がある中学生くらいの女の子。そんな少女が装備を剝ぎ取られた姿のままジタバタと何もできずに暴れている
…なんというか凄く被虐心がそそられるな
ティの時は設定を読んでいてどう変化していくのか今回はしっかり観察してみる
「あ、…ぇ?」
悲鳴と呻き声が混ざった声から甘い嬌声へと変わり、徐々に身体から力が抜けていく
「い、いぁ…ぁぁ」
(ちょろちょろ…)
股の間から地面にシミが広がっていく。体が麻痺しているのあそれを呆然と見る事しかできない少女
ふぅ今回は余裕もあるしWIを使った際に出てくる色んな情報を見てるからゆっくりと設定を加えていこう。
彼女も最初はティと同じようにもがいていたが、その抵抗も書き換えていくうちに弱まり今ではすっかりWIを受け入れているし
「ふぇ…んんっ‥!ど、どうして、ぁぁ…ぅ♡」
玉のような汗が鎖骨からシャツの首元へと落ちて肌着が透けてきている
今では書き換えるたびに気持ち良さそうに喘ぎ声すら漏れ、恐怖に染まって青かった顔が今や火照って蕩けている
「ンぎぃ!ダメぇ…もう入らな、ぃぃ~ッ???」
さてとティの時の反省を活かして俺と話すときはため口にしてっと、ティが特別酷かったのかもしれないが普通に俺と接せるようにしておかないと面倒だから
「溶ける❤…私が居なくなって――」
「見てくれるの嬉しい‥幸せ♪ 違っ、い嫌ぁ‥‥」
あれティの時もこんな感じだったっけ?なんかもうちょっと抵抗されてた気がするけどこの子はもう声を蕩けさせている
まぁいいや徐々にWIの効果が反映されてきているのだろう
自分の中身を弄っている俺をチラチラ見上げながら太ももをモジモジと擦り付ける姿は扇情的だ
「ぁ、ぅぅ…」
「へぇ隠者のクラス持ってるのか20レベル程度なのに」
隠者――アルカナで有名なハーミットのことで特殊な上級の派生職だ。斥候系のクラスにボーナスが付くがステータスはゴミなので死にジョブだと貶されていたクラス
でもそんなの取れるくらいには向いてるってことだしコイツは斥候職で固めてやろう
ついで誘い受けのマゾっ気があること、顔や肌を見られると凄い羞恥心を感じ喜ぶように設定を書き加えていく
「あっ 変わるっ! …変えられちゃう――っ」
「あはっ❤こんな幸せに感じるの……こんなのぉ、おかしぃんっ‼‥ですけどぉ❤」
「へぇ、書き換えてると幸せになるのか?…そんな設定は加えてないけどな」
まだ途中だが初めあった怯えはすっかり解けてティのように熱っぽい瞳で見つめてくる
設定のせいで着ていたローブを剥ぎ取られている自分の姿を晒していることに興奮して全身が悦んでいるらしい
「見られると興奮する?」
「あぁ…そんな…っ!‥‥これも全部ぅご主人様のせいなんですけどぉ」
設定の書き換えが終わった。
甘えた顔で俺のせいにしてくる少女…
ふーん、ティの時は初めてで適当にやったせいか暫く起きてこなかった――それがデフォだと思ってたんだが書き換えが終わったばっかりだというのにそのまま動けるのか
…まぁいいや俺のNPCになった彼女に名前をつけよう
「そうだなお前の家名のグリーンシーだから。リーン、リーンにしよう」
「リーン…リーン!分かりました今日から私はリーン…♪――ふ、ふん!私はご主人様のモノなので。す、好きに呼べばいいと思うんですけど!」
名前を付けられて口元がにやけていることを隠せていない。
今もそっぽを向いて文句を言っている…と思いきや俺に嫌われないか心配してかチラチラと俺の様子を見てくるのが可愛らしい
「そうか気に入ってくれたか、お前は俺のモノだからな…ペットの不始末くらいしてやらないとな」
設定どおり俺に嚙みついてくるリーン…
そういう態度とられると応えてやりたくなるな
「じゃあまず服を脱げ奇麗にしてやる。あと垂れ流したものをみんなに片づけて貰おうか」
周りにいるティや傭兵NPCに命令する
「「「「ハッ!」」」」
「可愛い後輩だもんね~。大丈夫奇麗にしてあげるよ」
「…へっ?い、いや自分自分のことは自分で出来るんですけど⁉」
さっきまでの痴態をこんな人数に見られていた挙句、自分のおしっこを掃除されるという羞恥プレイに慌てふためくリーン
「遠慮するな。お前の装備は用意しとくから洗われてこい!ティ」
「は~い。じゃあ行こっかリーンちゃん」
「い~や~!ていうかなんでこんなに人がいるんですかぁ‼」
後のことはNPCたちに任せて俺たちはグリーンウッドハウスへと戻る。
「こ、こんなの…聞いてないんですけど///」
ティに身体を奇麗にしてもらったリーンが部屋に入ってくる
身に着けていたしょぼい隠蔽効果付きの装備の代わりに用意したのは真っ白な靴下と髪留め、首にかける小さいリボン、ノースリーブのシャツ…以上だ。
強い羞恥を感じるようになったリーンは心元ないのかシャツを引っ張って隠そうとしているが
寧ろ引き伸ばされたシャツが身体に密着して薄い胸とピンクの蕾が透けて見える。シャツと手が太ももを中途半端に隠しているのがチラリズムを引き出し、こちらからは見えないが前かがみになっているということは後ろはお尻が丸出しということだ
「ろ、ローブを…返して欲しいんですけど!////」
少しでも見られる場所を減らそうと前かがみになって睨んでくるリーンが生意気にも要求してくるがそれは出来ない。
「あれは今解析中」
現地のアイテムを解析する為と称してリーンのおねしょが付いたローブが分析に掛けられているところをみせる
「な、なっ…!なんでそのまましてるんですか‼」
「こっちの装備について検査したいからだな、お前がWIを使われているときの動画もあるぞ」
リーンをNPCに変えているところを記録したクリスタルを取り出し空中に投影する
くたぁっとしたままお漏らししているリーンの姿が映し出された
「やめ!…か、返してください!こんな姿見られたら……恥ずかしくて死んじゃいます//」
「腋に毛も生えてない…胸も薄いし子供体形だな」
「―――あぁ 見ないでぇ…」
クリスタルを取り戻そうと背伸びしたせいで隠していたところを見られていたことに気付いたリーンがまたしゃがみこむ。
まっそんなこと許すわけがないけど
「…裾から手を放して立て」
「ひ、ひゃい!」
俺が命令すると飛び起き気を付けをする。当然シャツしか着ていないその慎ましい肢体がよく見える
小さいせいで下は良く見えないがその分肩幅に足を開いて片腕を頭に当て胸を張っているせいで胸が…ふむ
「あ、あの…それはなんですか?」
「カメラと三脚、あとプロジェクター」
「……すっごい嫌な予感がするんですけど」
単語の意味は分からなくても恥ずかしい事をされると察したリーン
そうして近くの崖に今のリーンの姿が投影された。
「えっ!? あぅ…あぅぅ……」
映った自分の姿に驚きつつも縮こまって身体を隠そうとするも姿勢を崩せないリーン
「風花聖典ってまだここら辺にいるのかな」
「――っ⁉」
思わずつぶやくと『むりむりむり』と声にならない悲鳴を上げ必死に首を振る少女
「じゃあそのまま立っててね」
「最ぃ悪ぅ… なんですけどぉ…」
同じ部隊の仲間に恥ずかしい姿を見られる。
いやそれ以上のことをされるかもしれないのにリーンは――どこか期待した目で俺を見上げた。
「ぁ…っ。く、くすぐったいです」
下着姿のリーンの横腹をさする。くすぐったそうに身を捩る。
そのまま白のストッキングから太ももの付け根まで指でなぞっていく
ローブに隠されていた誰にも見せることのない場所にも指が奔る
「んんっ…❤そんなとこ触るとか変態ぃ‥‥」
「ほら、見てみろ今のお前の顔。嫌がってるように見えないけど」
「‥‥っ もう嫌なんですけどッ」
リーンが反応を返す度に無駄に高性能なカメラとプロジェクターがリーンの些細な変化をも写し取る。
岩肌には撫でられる前より明らかに艶っぽくなったリーンの姿が投影され、皺まで分かるシャツには二つの膨らみとその先にあるサクランボ、着ているシャツの下は湿って色が変わっていた
「ほ、ほらご主人さま。すぐにやめて私に謝ってくれるのなら許して…。んっ あげてもいいですよ?」
そんな様だというのに健気に交渉してこようとしてるなんて笑えてくる。いやこれは誘い受けという設定が顕れているだけか?
「シャツを脱げ ゆっくり、とな」
「う、ぅぅ…ッ!」
ふるふると首を振りながらも手は命令に逆らえずシャツに手を掛けていく
太ももまで引っ張って伸びていたシャツがそろそろと上げられ…テラテラと濡れている秘所が露わになる
つるつるの股間からちょこんとしたおへそ、薄い肉付きの胸がさらけ出されていく
その身体付きや童顔なことも相まってロリっ子を脱がしているみたい
「あぁ…見ないで…っ。ください…」
遂に隠すものがなくなったリーン。
女特有の丸みを帯びた双丘は成長途上、咲きかけだというのにその蕾は艶々としたピンクに色づいている。
ポツンと張った先端を囲む乳輪も淡い桜色でリーンの身体が初物であると証明している
当然崖にも同じ姿が映し出される
(ふぅ…ふぅ…❤)
「ほんと、勘弁してほしいんですけど…」
「それにしては良い反応だな? ほら乳首も勃ってるし…下もこんなに」
熱っぽい吐息を漏らすリーンの股を撫でる。
しとどに濡れたそこは撫でている指を飲み込もうとしてくる
おっ、これはクリトリスかな毛も生えてないスベスベとしたそこにある硬い突起を弄る
「ひゃ、う♡♡」
「準備万端じゃん?期待し過ぎでしょ?」
「そんな訳、ないんですけど…❤」
「ほう?ではこれはなんだ?」
「‥‥んんっ❤」
コリっと指の腹でリーンの膨らんだ乳首をつぶす。
堪らず嬌声を漏らしたリーン。そのまま愛液をローションにして反対側の乳首をコネる
「お”ぉ‥っ!それだめぇ‥乳首をコリコリするのダメぇ!❤ 」
言葉とは裏腹にお尻を誘うようヘコ‥ヘコ…と動かしているリーンの姿に笑ってしまう
上半身は首元にリボンが一つ。さらけ出されている胸の蕾は小さいながらもピンと勃ち、拒否している口元には物欲しそうによだれが一筋垂れている。
なにより俺をみる目がもっと虐めて欲しいとおねだりしているのだ。
自分でやっといてなんだが良いキャラしてるよほんと。
グチュグチャに濡れた女性器が剥きだしになっている。少女らしく一筋の線であったそこからは半透明な本気汁が滲みだし、ぴたりと閉じていた割れ目は愛撫によって開かれ内にあるピンクの媚肉がはみ出している
そんな姿が透明になった俺ごしにカメラに撮影され崖へと投影されている。
「ふぅ‥ふぅ‥❤」
女の子の弱いところを虐められ崖に映しだされている淫らな自分を見て興奮を隠せないリーン
処女らしくピッチリと閉じられた秘所は愛撫と露出によって愛液まみれだ。そんなリーンの股座に顔を突っ込む
(ペロっ‥)
「ん”んッ! ほぉぉ!??❤」
秘所に舌を這わせ、はみ出たピンクの秘肉に舌をねじ込む
「ん”っ……あ”あ”ぁ~! 」
(ぷしゃー)
閉じられた割れ目が開き舌を迎えいれてくれる
一肌‥というには熱い膣肉をかき分けGスポットまで舌を伸ばす
(ぴちゃ‥ぴちゃり…)
「んぉ❤ンンンッ ❤」
「ごくっ。やっぱ美味いなー!―――はぁ、女の股舐めまわす性癖なんてなかったのにな。あぁイった時は分かるようにイくって言えよ」
「~っくぅ!イきますッ!!もう‥♡イって、るからぁ❤❤」
秘所の中をねっとりと舐め回され、舌でGスポを突かれたリーンは快楽を逃すように激しく腰が震わせる
しかしがっしりと脚を掴まれ固定され舐め回す舌からは逃れられずビクビクと半身を震わせるだけ
そしてクンニはまだ始まったばかりだ。リアルとは違ってこっちの女は良い匂いだし愛撫すると溢れてくる愛液の味も癖になってきた。
「~~~ッ!!?❤」
「ほら、残ってる分全部出せ」
一番弱いところを護るために包んでいた皮が剥け露わになったクリトリスが舌で挟まれた。
「ッ♡‥ぁぁ‥‥♡」
「イ‥くッ!イき、ます 」
(ぷ…しゅ‥…ッ)
崖に映し出されていることなどすっかり頭から消し飛んだリーンは蕩けた笑みを浮かべて最後の潮を吐き出した。
「ふぅ‥」
「お疲れ~ご主人様。どうティでひとヌキしていく?」
仰向けで震えているリーンを見下ろしているといつの間にか現れたティが俺のイチモツを見て声を掛けた
「そうだなついでに味比べしとくか」
「やーんご主人様の変態~ぃ♪」
(じゅぱ‥ちゅぷ…)
シックスバックでヌイて貰いながらティのマンコを弄ぶ
くぱぁと開いたそこはピンクの処女膜を見てぶち込んでやりたくなるもまだ我慢だ。
病気が魔法で治るのはこっちの世界だけの可能性もあるしまずは傭兵NPCを使って実験してみないとな
「んん…っ、ご主人様ぁ 」
ひとヌキしたあとうつ伏せになっているティのお尻を枕にして眠りについた。
「調査隊より報告があります」
「あー…いいよどんな感じ?」
ここいらの人間の国へと放っていた偵察隊が帰って来た。
こいつらは斥候に向いたハンゾウやスワンプマン、ブリーズ・エレメンタルなどに加え転移や探知の魔法職を加えて構成された対プレイヤーの斥候隊だ。
平均レベルは80超えており直接ギルド拠点に侵入でもしなけりゃ斥候職のPLにもそう簡単に見つからないガチ斥候特化編成なんだが――
「はっ!チームαより報告です。法国にてPL由来の装備やアイテム…そしてレベル90に迫る強者を確認しました」
「チームβより王国にはPL・竜王に匹敵する強者の気配なし。ただし現地人の貴族が悪政を敷いており主君にとっては住みにくい国となる可能性があります」
「ほーん、レベル90は要警戒だな。万が一にも気付かれないよう余裕を持って偵察を続けろ。悪政て‥‥どこ行っても人間ってのは変わんねのな」
ぼやきながらも報告を聞く
こんなガチな構成にしたのは俺が知らずにティの話で出てきたPLや竜王なんかの拠点に間違って踏み込んじゃったら簡単に死んじゃうからで
ステータスだけで言えば戦闘職の70レベル分くらいはあるけど戦闘スキルとかほぼ何もないし…
で、何するにしても情報が足りねぇ!って出し惜しみせずに周囲の警戒と偵察隊を組織してみたまでは良かったんだが
「チームγ帝国でレベル50ほどの魔導士を確認。現地人にしてはあり得ないレベルの為PLとの何らかの関係性がある可能性が…」
「チームΔアベリオン丘陵周囲の確認終了!PLや竜王の関与認められず現地生物同士の生存競争であると分析します」
「ほーん、じゃ隙を突いてスワンプマン使って情報を抜き取って。現地勢の争いならほっといていいよ」
あげられる報告に必要なら指示を出していく。
報告のなかには大事なものも多いんだけど、さ
「チームε評議国に到着しました。このまま流れの商人として竜王に関する情報を集めます」
「チームζ八欲王のギルド拠点を確認。なにか動きがあればすぐに報告出来る陣形を整えます」
「チームι海を越え中央大陸の端へと到達しました。PLの痕跡を探しながら現地の調査に入ります」
「……あーチームεにιそっちに任せるよ。八欲王のとこはあくまで保険だしあんま刺激しないようにね」
報告された内容を吟味して追加の指示を出していく…うん
「ん~どうしたのご主人様‥‥あっ♡」
ちょうどリーンの教導が終わって報告に来ていた来たティのお尻を撫でる。
元修道女だけあって貞淑で清廉な雰囲気を醸し出していたティは俺に一撫でされただけで頬を赤く染めた。セクハラだというのに抵抗どころか寧ろ胸を押し付けてくるティ
そんな彼女が着ている修道服の上から思うがままに尻を撫でまわす。
「ぁ…♡んん…っ!」
喘ぐティを尻目に報告の続きを聞く
「――チームχ王国の各地のご当地グルメを纏め終わりました。ついでに途中遭遇した夜盗たちより多少の金銭を確保しております」
「チームΨ準備は万全です。タレントを持つ現地人の選定が終わり次第勧誘に赴けます」
「ほーん良い感じじゃん(さわさわ)」
深いスリットからスカートの中に手を入れる
「ぁぁん! もーご主人様のえっち~♪」
「シスターなのに乱れるティが悪いよ?それにこの滲みはなにかな~?」
「……で現地生物同士の争いが激化しており~~」
「んッ ‥‥もう、いじわる///」
ぷにぷにと下着の上からティの秘所を弄ぶ。数分も経ってないのにクレパスからは大量の愛液がしみていた。
「―――を確保いたしました。如何しましょうか?」
「ん、あーまぁ適当に宜しく。護衛部隊は、なんか来たりした?」
やべ!ティの反応が良くて途中からほぼ聞き流して適当に答えてたわ
報告へと意識を戻す
聞いてる俺がこんな様なのに召喚されたモンスターは姿勢を崩すことなく真剣に報告を続けてるし
「はっ、周囲への警戒網に異常なし。主君より賜った神器も正常に稼働しております」
「なら良し。じゃあ偵察組はそのまま調査を続行。国の情勢を集めていたチームは俺のPNPC候補の選別を手伝って!あと隠密行動は続行してね見つかってないギルド拠点とかあるかもしてないしね」
「「「「「「はっ!」」」」」」
息の揃った返答と共に報告に来ていた傭兵NPCたちが散っていった。
「ふぅ…」
途中から聞き流していた報告を頭に残っているところだけ整理する。
チームαからΩまで高レベルの傭兵モンスターが100人単位で集めてくれた情報をまとめて…
ここら辺の詳細な地理にプレイヤーの面影やギルド拠点の位置、そして王国に帝国に聖王国に竜王国に報告に評議会の情勢と……
「――っていや多すぎだろ!?誰だよこんなに傭兵NPC召喚したヤツ!!?」
マジで多い!こっち来てからまだ一週間だぞ!
それなのになんで人間種の国の裏事情まで全部暴いちゃってるんだよ怖っ‼?
「ん ご主人様でしょ?凄いよね難度200以上の部下をポンポン出しちゃうんだもん流石はご主人様~♪」
身体を撫でられてボーっと顔が赤くなってるティが褒めてくれる
ティーからの混じりっけない尊敬の目が痛い…
てかこいつはこいつで何しても『流石はご主人様』ってなるんだよね、なんで?
スレイン法国ではプレイヤーが特別扱いされてるって聞くしそれ関係なのかね
傭兵モンスターは傭兵モンスターでユグドラシルのクソAIとは大違いだ‥最悪肉盾になればいいと思って召喚してたから良い意味で裏切られた
まぁ今は溢れるほどにいる傭兵NPC問題を解決するのが先決――
こんな高レベルモンスターがうじゃうじゃ居たらいくら隠蔽技術が高くても隠しきるのは不可能だからね
各地に戻っていった斥候部隊以外のブレインイーターやらガイアエレメンタルやらのモンスターを見ながらおもう
いや、違う違うんだ。
確かに俺の護衛であるチームΩは人数も装備も種族も充実させたかったがこの200を超える傭兵NPCの群れは俺の意図したものじゃあない!
ていうかこんなにいたら並みのプレイヤーなら破産するほどの維持費が掛かるから!
こんなことになった理由は『この世界では召喚した傭兵NPCに時間制限がなかったこと』と『商人のスキルに金貨を使う際にまとめて購入すると割引が効くスキルがあること』この二つだ
要するに傭兵NPCを召喚する時に召喚権をまとめ買いしちゃったんだよね。
ユグドラシルでよく使ってたやつなんては一種のNPCにつき10体くらい召喚しちゃった…スキルが便利なやつはもっと多いよ!…どうしよう(鬱)
どんくらいの戦力になっているかというと傭兵NPCたちをどっかのギルド拠点に侵入させたらギミックを半壊させて罠とかスカスカに出来るんじゃねぇの?ってくらいには過剰
こっちにはユグドラシルのガバガバAIはないし普通に有能だし…そう考えると相手のNPCの性能も上がってるのか?
‥‥検証しないといけないことが増えたな
まぁ食費とかは飲食無効の効果が付与された外れ装備が山ほどあるから良いんだけど純粋に100体を超えるモンスターたちだし置き場に困ってる。てな訳でさっさと拠点を造りたい
「でも良かったねご主人様 」
「あぁ、これでやっと拠点の目星が付いたかr…」
「まとめて王女さまたち攫ってくるんだもん。ほんとやること成すこと豪快でだいた~ん☆」
「はっ?」
「‥‥私も負けてられないな~。よしレべル上げしてくるね!」
そう言って外へでていくティを見送った。
「えっ、攫う?」
「‥王女を?しかも…まとめて?」
待って何それ?
俺‥何も聞いてないんだが???
「ここは‥‥」
自室への扉をくぐるとそこは別世界だった。
そう思えるほどの全てが贅を凝らされている部屋です。
敷かれているカーペットには埃一つなく見たこともない調度品が並び、家具一つ一つが魔法が付与されたマジックアイテム
壁に掛けられた絵や甲冑など全てが王国の国宝などが霞むほどの一品、いえ比べるのが失礼なほどの差があります
王国の貴族ではここにある一つを持つことさえ叶わない…そのようなモノが当たり前であるかのように立ち並んでいる場所
噂に聞く竜王の住処?
いえ竜王は人の規格で部屋を造らないでしょう。それにこの世界の絶対者たる竜王であってもこれを再現するのは不可能ですあまりに人間へと最適化されすぎています
ならば常識は通用しないこの世界ならざるモノの仕業と考えるべきですが――
「ケラルト…?居ないのですか」
「うおぉ!?なんじゃここ!?あの面倒なロリコンの相手が終わって漸く部屋でゆっくり出来ると思ったら…夢か?夢なのか?あまりの激務とストレスに倒れちゃったのか妾?」
そこまで考えて隣から聞こえてきた声を聴いてようやく彼女たちの存在に気が付きました。
私と同じようにいきなりここへ連れてこられたのでしょうね
状況に困惑して不安そうに部下の名を呼ぶカルカ王女に疲れからか周りをきょろきょろと見回しているドラウディロン陛下とみられる少女
――なるほど、しかしまだ情報が足りませんね。
一応お二人の話も聞いておきましょうか
「私も気づいたらここに居て‥‥えっとまずは自己紹介をしませんか?」
いつもどおりの王女の仮面を作りって二人に話しかけた
広い部屋の中、ちょうど用意されていたティテーブルへと座り一息つく
「全員気付いたらこの場所へいたと‥不思議なこともあるんですね」
「いや、絶対それだけじゃ済まんじゃろ!うぅ冷静に状況を整理したら怖くなって来たんじゃが」
「私は南部の貴族たちの仕業だと思ったのですが…それだとお二人を攫う必要がありませんね」
簡単な挨拶を済ませてここへ来たときのことを伝えあった。この場所について有用な情報は手に入らなかったが幾つか分かったことがある。
まずここに連れてきた犯人は王族、その中でもとりわけ王女がターゲットだったことです
人間の国の中で王女と言われるのはここにいる私たちだけ
……帝国はジルクニフが自分以外の王家の血筋を皆殺しにして残っていませんし、法国では血筋による権力の継承をしていないのでその二つの国の人間がいない
そして私の姉の姿がないことから全ての女系の王族が集められた訳ではないーーと
言い換えるならここにいつ三人は高貴な血を持つ処女ということです
‥そういう目的で集めたのでしょうか?もしそれなら話が楽なのですけど
あと誘拐のタイミングが完璧すぎます。
つまり私たちは見張られていたとみるべき、警備の厚い王城や異種族との戦争中の女王を誰にも気付かれずに監視できる埒外の存在、私も含めて1人になったタイミングでここに拉致‥いえ転移というべきでしょうか?
御伽噺のように空間ごと切り替えられた可能性が高いです。
短距離転移魔法は第三位階魔法、単独の転移魔法が第六位階魔法と聞いたことがあります…そのまま行くと空間ごと転移させるのは第九位階魔法?
――人類最高峰の魔法使いである帝国のフルーダですら手の届かない御伽噺の領域
全く馬鹿げています。そんなレベルの使い手が1人いるだけで法国を除く人類の国全てと戦争して勝つことが出来てしまうというのに
…つまり抵抗は無意味。
ここの主ならたとえ王城に戻れて万全の警備を敷いていたとしても私たちの生死を自由に出来てしまいます。
「ふぅ…」
分からないように息を吐いて機能美が感じられるピッチャーからティーポットにお湯を注ぎます
華やかな茶葉の香りが部屋に漂ってきます
「ドラウディロン陛下、カルカ様どうでしょう一息入れませんか?」
「うむ嗅いだことのないが良い香りじゃな」
「そうですね、頂きます」
自己紹介と世間話で2人の緊張も解けてきました。
誘拐したモノの思惑もそれとなく見えてきましたし王女らしく振舞っておきましょう。上手くすれば誘拐犯を私の目的に使えるかもしれませんしね♪
……血統書付きのブランド肉扱いではないことを祈りながらお茶会に興じた。
「失礼します」
暫くして今まで存在しなかったはずの扉が開き、清らかなオーラを纏ったメイド?が入ってきた。
「天使さま…」
彼女を見てカルカ王女が漏らした一言からも彼女はエンジェルで間違いない
「故あってあなた方をお呼びしました。どうぞ主の前に出る前にお召し替えを必要なものは用意させます」
一方的に告げる彼女、しかし一定の配慮が見えます。
「待て!まずは妾たちを呼んだ理由の説明をだな」
「落ち着いてくださいドロティン陛下。この聖なる天使様が言うのです、主という方も悪い方ではないと思いますし従ってみてもいいのではないでしょうか?」
「とはいってものぉ…」
カルカ王女はメイドの放つ聖なるオーラにすっかり信頼してしまってます、怪しんでいるドラウディロン陛下を説得までするとは
メイドの言葉に反応している二人を横目にお転婆の王女らしく不安そうに呟く
「まぁ!でも私一人で服を着替えたことなくて‥‥」(チラ)
「……では、その手のモノを呼びます」
「ありがとう!助かるわ」
天真爛漫な笑みでお礼をいう
バレないように見ていたけど一瞬言葉が詰まったわね。
王女に何人も侍従が付いているなんて当たり前のこと、なのに一人で着替えられないことさえ考慮されていない
(…しかし獣人種でなくてよかった)
食用肉扱いされるとどうしようもなかったですからね
それに彼女服は一級品なのに所作はメイドと程遠い…急ごしらえで用意されたと分かります。
つまりここの主人は私たちの為にメイドを用意した。
それは私たちを持て成す気があるということです――これは思ったより楽に篭絡出来るかもしれません
そうして私たちはこの屋敷の主の元へ案内された。
「とりあえずお前からやるか」
「えっと‥手にお持ちになっているのは?」
どんな化け物が出てくるのかと身構えていましたがこの屋敷の主はいたって普通の人でした
顔合わせしたときも「うわぁホントに居るよ…」って顔で引いてましたし私たちを誘拐したのは意図せずのことだったのかもしれません。いえ、それはそれでおかしいのですけど
変わっているといえば王国では珍しい東洋系の顔つきだったことくらい。今も取り繕ろうとしていますが隠している感情が手に取るように分かります
あぁ‥!素晴らしいわ
如何に力を持っていようとこの程度の人間であればどうにでも転がせる!
私の欲するマジックアイテムも持っているでしょう、彼に取り入って行動を誘導するだけで私とクライムをあんな場所から連れ出させることも容易いです
ふふっ、あなたの望むものは何でも与えましょう―――なので
あなたのその莫大な力、私のために有効に使ってくださいね
これは僥倖だと考えていた私にそれは押しあてられた。
「えっとこれは…なんでしょうか?」
「まっ、すぐ終わるよ」
「はぁ?‥‥‥~っ!」
絶大な何かが私の中に入り込み、ぐるりと身体を巡り私という存在をより高次な存在へと書き換え始めた。
「これ‥‥は…?」
初めに変わったのは外殻、流れ込んできた莫大な力が肌へと張り付き昇華させていく
わた飴みたいにスカスカだったそれが剣も魔法も防ぐとうたわれるアダマンタイトのように強靭なものへと変わったのが分かる、そして
「…凄まじい」
これだけでも神の御業だというのに更に私の中へと注がれる力の奔流
愛情に忠誠心に、従属欲?
つまり今やっていることは私を忠実な下僕へと変えるための、儀式?
だとしたらなんて―――都合が良い
ふふっ
だから私とクライムの為にお前の全てを引きずり出して使ってあげる
「…しかしこれを神の御業というべきなのでしょうね」
注ぎ込まれる感情の奔流は止まずに流れ込み続けている。それに付随して私の中身が変えられているのが分かる。
今までの私は如何に脆弱で矮小だったのか…いまなら少し鍛えればあの戦士長だって容易く倒せてしまえるのでしょうね
「…まぁ私の為にこれだけのアイテムを使ってくれたのだから少しくらいは彼に報いてもいいかもしれないわね」
奈落のようにポカリと空いた心の穴に注がれ続ける濁流をみてそう呟く――
お馬鹿さん♪
「えっ?」
どこか聞きなれた笑い声が聞こえた気がした。