【プリンセスコネクト!Re:Dive】
・ルイズマリー
・ノゾミ
夕暮れ時。夕飯の材料を買うべく、近所のスーパーにやってきた陽月。今日はなにをしようと考えながら店内を回っていると、こんなアナウンスが流れた。
【本日はご来店、誠にありがとうございます!毎月7日はレディースタイム!レディースタイム中はなんと全品30%OFFとなっております!月に一度の大盤振る舞い!女性の方はこの機会をお見逃しなく!!】
女性限定。スーパーでこういったキャンペーンが行われるのは不思議なことではないが、その恩恵を受けることができるのは女性のみ。つまり、男性である陽月はこのキャンペーンの対象外ということ。そう。たとえどんなに魅力的な内容でも、限定とつくだけで爪弾きにされるのがこの世の中なのだ。
(僕が女だったら、キャンペーンにあやかれるのになぁ……)
全品30%OFFは男性であっても魅力的なワードだ。1人暮らしで自炊をしているなら、尚更。
(性別を切り替えられる魔法とかあればな……あるいはそれを可能にするアイテムとか……)
この世には多くの魔法や錬金術が存在する。陽月にはそれらに精通している知り合いは多くいるが、そのようなことを可能にする魔法や錬金術は聞いたことない。いや、単純に陽月の知識が不足しているだけなのかもしれないが。
(そうだ。錬金術といえば……)
城下町にはアルケス錬金堂という店が存在する。名はアルケス錬金堂。無いものは無い店をキャッチコピーとするそこの店頭に商品は置いてない。その客に合わせて商品を錬金術で生みだすからだ。主にその役割を担っているのはルイズマリー。自身を天才と豪語する錬金術師で、本人曰く失敗したことは一度もないんだとか。実際は成功しすぎて、彼女でも予想しえない結果を生んでいるのだが……。
(でも……)
性別とは本来変えようのないもの。その根底を変えることは本当に可能なのだろうか。ありえないことを可能にするのが錬金術と言うが、やはり疑惑は拭えない。
(ひとまず、行ってみるか)
ということで翌日、陽月はアルケス錬金堂へ。ただ、忙しい時間帯に訪ねるのは申し訳ないので、比較的ヒマな時間帯である昼過ぎに。
「あ♡ダーリン♡」
陽月が来たことに気づくと、ルイズマリーが上機嫌に彼のもとに駆け寄る。見たところ店内にいるのはルイズマリーとノゾミだけで、ソノとイロハは留守のようだった。
「2人とも、ひさしぶり。最近店のほうどうかな?」
「ぼちぼちだよ。先週まではいそがしかったけど」
ノゾミは錬金術師兼看板娘。その看板効果は絶大で、彼女がここで働くようになってから売り上げはうなぎ上りなんだとか。だが、それも当然だろう。この世界では違っても、陽月が前世で見た彼女はアイドルだったのだから。もちろんそれは現実ではなく、ゲームキャラとしての話だ。
「それで、今日はどうしたの?もしかして、私に会いに来てくれた?」
「それもあるけど、1つ作ってほしいものがあるんだ。キミを天才錬金術師と見込んでね」
「て、天才……」
ルイズマリーの口角が上がっていく。本人が気づいているか定かではないが、喜んでいることが丸わかりだ。
「わ、私が天才なのは当然だけど、その天才の私になにを作ってほしいのかしら?」
「性別を切り替えられるアイテムを作ってほしいんだ」
「性別?」
首を傾げるルイズマリー。性別を変えたいなんて人そういないだろうから、ムリもないリアクションだ。
「陽月くん、なんでそんなものが欲しいの?」
「ちょっとした事情で……少なくとも悪用するつもりはないよって言ったら、信じてくれる?」
「うん、信じる」
この即答ぶり。リンドに負けず劣らずのチョロインっぷりである。だが詮索してこない分に関しては都合がよかったので、このまま話を進めることにした。
「それで、作れるかな?」
「性別を切り替えられる錬金術か……そんな錬金術聞いたことないけど……」
「でも、性別を変える錬金術は過去に開発されているわ。だから、それをちょっと弄れば錬金は可能のはずよ」
「本当に!?」
思わずズイッと顔を寄せる。顔が近くなったことでルイズマリーの顔が赤くなるが、そんなの陽月は気にしない。
「ちょっと、近い……」
「ああ、ごめん」
慌ててルイズマリーから離れる。
「ちなみにその錬金にはどれくらいかかるの?」
「材料があればすぐにできるけど、1つ足りないものがあるの」
「じゃあ、その材料を教えてくれる?僕が取ってくるよ」
「……一応それはあなたがいればすぐにでも採れるものなの」
「え?」
予想外の回答につい間の抜けた声を出してしまう。だが、すぐに採れるものならそれに越したことはない。
「それってなんなの?僕が必要なら協力するけど」
「……場所を移すわ。誰かに見られるといけないから。ノゾミもいっしょに来て」
「私も?うん、わかった」
ルイズマリーの言葉の意味を理解できないまま、店の裏口へ。そこは表通りからは死角となっており、人目にはつきづらい。陽月もノゾミも疑問だった。ルイズマリーはなぜこんなところに自分たちを連れてきたのかを。
「ルイ、そろそろ教えてくれない?足りない材料ってなんなの?」
「脱いで」
「え?」
「下を……脱げって言ってるのよ!」
陽月とノゾミの思考が停止する。だが、しばらくして思考が動き始めたとき、2人の顔はみるみるうちに赤くなる。
「ちょっとなに言ってるのルイちゃん!?変態!?変態なの!?」
「誰が変態よ!というか、匂いフェチのあなたにだけは言われたくないんですけど!?」
「ルイ、本当に脱ぐの……?」
「これは必要なことなの!それとも、さっき協力してくれるっていうのは、ウソだったの……?」
「うっ……」
たしかにさっき陽月は協力すると言った。ここでイヤと言えば目的のものが手に入らないだけじゃない。ウソつきのレッテルを貼られることになる。それは避けねばと思い、彼は恥ずかしがりながらも下を脱いだ。
『……』
ルイズマリーとノゾミの視線が下へとむく。正確にはそこにぶら下がっているモノに。だが戦闘状態ではないからか、それは力なく項垂れていた。
「ねぇ、ルイちゃん……必要なものってもしかして……」
「精液よ……だからダーリンにはそれを出してもらう必要があるの」
「じゃあ、私をここに来させたのって……」
「当然、それの手伝いをしてもらうためよ。あなただってダーリンの匂いをオカズにオナニーするより本物とヤるほうが好きでしょ?」
「しれっと秘密にしてることバラさないでくれる!?」
とんでもないカミングアウトを見た気がするが、なんていうことはない。なんたって、陽月にもスケベな一面があるのだから。しかし、秘密を自分だけ知るのは不公平。そう思った陽月も1つ秘密をバラすことにした。
「大丈夫だよノゾミ。僕だってノゾミをオカズにオナニーすることあるから」
「え……私を……?」
「そうだよ。僕だってそれくらいするんだから、気にしなくて大丈夫だよ」
「……陽月くんは、私の身体でその……気持ちよくなってるの……?」
その質問に陽月は“もちろん”と即答。対してノゾミは“そっか……”といって照れ顔になる。こんなこと暴露された普通はドン引きされるだろう。だが、好きな人に限ってはその限りではない。……実際はこの世界の女性がそういうことに寛容というのが一番の要因だが。
「いつまでも2人で話してないでダーリン、勃起して!」
「……じゃあ、おっぱい触らせてくれる?」
陽月の要求に2人は顔を赤くする。だがそれで勃起するならと、彼の手を自身のおっぱいにそれぞれ導いた。ノゾミの可もなく不可もないおっぱい。ルイズマリーの豊かなおっぱい。大きさに違いはあれど、共通していることが1つある。とてもやわらかいことだ。
「あっ、んっ……♡ダーリン……もみかた、大胆♡」
「んんっ♡見て……陽月くんの、もう……♡」
ノゾミに言われて、ルイズマリーは陽月の股間を見る。そこは興奮している証拠として、三角状にふくらんでいた。
「窮屈そう……出してあげるわね♡」
ルイズマリーが息を荒げながらジッパーを下げると、肉棒が彼女らの前にさらされる。性的興奮を得たことで反り立ったそれはもう準備万端といった感じだった。
「いつ見てもいいなぁこの匂い……興奮してきちゃう♡」
「ダーリン、どうやってシてほしい?」
陽月は最初は2人いるので、ダブルフェラを考えていた。だが、先ほどのおっぱいの感触が忘れられない。おっぱいの感触をまた堪能したい。そんな思いから、ダブルパイズリを要望した。
「いいよ♡」
「優しくはさんでよくしてあげるわね♡」
服をはだけさせ、ギンギンになった肉棒を2対の双丘がはさみこむ。ダイレクトに伝わってくるやわらかな感触。先ほどは服越しだったが、これはそれとは比べ物にならないほどの快感を陽月に与えた。しかもそれをしてくれているのはどちらもアイドル顔負けの美少女。これだけの要素がそろって興奮しないわけがない。むしろ興奮しないのは相手に対して失礼まである。
「息、荒いわね。これがそんなに気持ちいいの?」
「ああ、すごく……気持ちいいよ……」
「うれしいなぁ♡このままもっと気持ちよくさせてあげるからね♡」
上下に動いてゆすったり左右に揺さぶったりして、肉棒に快感を与えていく。少しでも油断したら射精してしまう。だが、無断で射精するわけにはいかない。今こんなことをしているのは精液を回収するため。いつもヤッていることとは目的が違うのだから。
「出すときは言ってね?いきなり出されたら回収できないから」
「ああ……わかってる……」
「ノゾミ、いつでも瓶を出せるようにしておいて」
「わかった」
そんなやり取りをしながらも、やわらかなおっぱいで強くはさまれた肉棒から快感が伝わってくる。それは徐々に頂点へとむかっていき、陽月の脳内は射精することでいっぱいになっていく。だが、まだ出すわけにはいかない。早漏のレッテルを貼られるのでいつもなら堪えるところところだが、今回は違う。むしろ今回は目的のものを手に入れるために精液が必要なため、早急に射精する必要があるのだ。
「ノゾミ、もう……出るっ!」
「回収する準備はできてるから、いつでも出していいよ♡」
直後、肉棒から精液が放たれる。放物線を描きながら地面にむかっていくそれをノゾミは瓶でキャッチ。量が量だったため、瓶の中は一瞬にして無色から白に塗り替えられた。
「……これで材料がそろったんだよね……?」
「ええ。今作ってくるから待ってなさい」
そう言って、錬金堂にもどっていくルイズマリー。それからしばらくして完成したのはピンク色の飴玉だった。
「これで性別を切り替えられるの?見たところ普通の飴玉に見えるけど……」
「それには性別を切り替えられる錬金術を入れてあるの。つまり、それを食べればその錬金術を使えるようになる仕組みよ」
「見た目からじゃとてもそうは見えないけど……とりあえず食べればいいんだね?」
半信半疑のまま、飴玉は口の中に放り込む。飴玉は嚙み砕く間もなく溶け消え。甘味だけを口内に残した。
「……で、どうやって切り替えればいいの?」
「女性になった自分をイメージしながらこう唱えて。
「基創錬成!」
女性になった自分を思い浮かべながら、起動ワードを唱える。直後、淡いピンク色の光が陽月を包み込む。それが消えて現れたのは金髪のロングヘアーに碧眼。すらりとした手足。凹凸のあるプロポーションを持った少女。端正な顔立ちは美少女と言って差し支えなく、さらに頭につけた赤いリボンがチャームポイントとなって、少女のかわいらしさにさらなるバフをかけていた。
「ウソ……すごくかわいい……」
「これはなんというか……シャレにならないわね……負けたわ……」
ノゾミはうっとり。ルイズマリーは敗北感を味わっている。2人の様子からして女になることは成功したようだ。
「ルイ、鏡貸してくれる?」
「……はい」
俯くルイズマリーから鏡を受け取り、自身の顔を見る。かわいい。自分じゃなければ恋をしていたくらいに。心の底から美しいと陽月は思ってしまった。ただこれは他人に言われる分にはいいが、自分で言うのははずかしい。ということで、言うのは控えることにした。
「ルイ、いつまでも俯いてないで。次は性別の切り替えだよね?」
「……そうね。といっても要領はさっきとほぼ同じよ。今度は男の自分をイメージしながら唱えて」
「基創錬成」
本来の自分を思い浮かべながら、起動ワードを再詠唱。直後、淡く青い光が陽月を包み込む。しばらくしてそれが消えると、彼女は元の男性の姿にもどった。
「性別切り替えは成功のようね。しかも変わったのは姿だけじゃなかったわ」
ルイズマリーがそう言った理由は女性になった際の陽月の服装だ。想定していた効果は性別の切り替え。なので、服装はそのままになるはずだった。だが実際はそうではなく、服装まで変化していたのだ。サイズが自動調整された女性ものの服に。どうやら錬成が成功しすぎて性別だけじゃなく、服装も切り替わる効果になってしまったようだ。だが、これは都合がいい。男性の服を着たまま女性になれば、サイズはもちろん合わなくなってぶかぶかになる。だが、服装が切り替わるかつサイズも調整されるならその問題が起こることはない。つまり、これは陽月にとってうれしい誤算だったということだ。
「すごいよルイ!やっぱりキミは天才だよ!」
「(当然よ!天才の私に不可能はないんだから!)ダーリンに褒められた♡」
セリフと心の声が逆になっているが、そこはスルー。
「ねぇ、陽月くん」
「どうしたの?ノゾミ」
「さっきの……アレで満足してる……?」
顔を赤くさせながら聞いてくるノゾミ。アレというのは裏で行ったヤツのことだろう。あのときは目的があったため、すぐに終わってしまった。故に答えはもちろん……。
「全然してないよ。1回しか出せてないしね」
「陽月くんならそう言うと思った♡18時になったら私の家に来て。そこで続きシよ♡」
「あ!ズルい!ダーリンを独占する気!?」
「もちろん、ルイちゃんもいっしょだよ。お店終わったらいっしょに行こ?」
「そうこなくちゃ!ノゾミわかってるわね♪」
恐ろしく早い手のひら返し。陽月とノゾミでなければ見逃していただろう。まあそんなこんな第2ラウンドの予約した陽月はアルケス錬金堂を後にするのだった。
―――――
18時ジャスト。陽月は約束どおりノゾミの自宅にやってきた。
「いらっしゃい、陽月くん。待ってたよ♡」
ノゾミに通され、彼女の部屋に通される。彼女は1人暮らし。つまり、ここには陽月たち3人きりということだ。
「陽月くん、なにをしたい?いや、なにをしてほしい?」
ベッドに腰掛けたノゾミが聞いてくる。やることは来るまでにあらかた決めておいたので、陽月は即答した。膝枕、と。
「いいよ♡おいで♡」
足に巻いているベルトを外してから、ノゾミは太ももを軽くたたいて誘う。白くてほどよい肉付きをしたそれに吸い込まれるかのように陽月は頭をそこに置いた。
「陽月くん、膝枕好きだよね。寝心地はどう?」
「すごくいいよ。最高……」
すりすりと太ももに頬ずりしながら答える。彼女に膝枕をしてもらう。それは陽月の前世から願いだった。あの頃は叶うなんて思っていなかったが、この世界に転生からそれが叶いまくっている。ここが転生先で本当に良かった。この世界を薦めてくれた神には感謝してもし足りない。
「前から思ってたけど、陽月くんって意外と甘えん坊だよね」
「自覚してるよ。みんな受け入れてくれるから尚更甘えちゃうんだよ」
「甘えてくるダーリンはかわいいもの。それに好きな人に甘えられるのは彼女としてもうれしいし」
「だよね。甘えてくれてるのは信頼の証だし」
信用していない人に甘えられるわけない。これは誰もがそうだろう。
「正直最初は受け入れてくれるか不安だったけどね……」
「そうなんだ。なのに踏み出してくれたんだね。これからも甘やかしてあげるから、遠慮なく甘えに来てね?」
やはりこの世界の女性たちは寛容性が高すぎる。不安がっていた自分がバカみたいだと思うほどに。陽月はそんな彼女らに感謝しながら寝返りを打つと、目の前にあるノゾミのスカートをぴらりと
めくった。そうして現れたのは純白のパンツ。真ん中についた小さなリボンがとても可愛らしい。
「もう、陽月くんのエッチ♡」
「今日はどんな下着はいてるのかと思って」
「興奮した?陽月くんはシンプルな下着が好きだって聞いたけど」
「してる。ドストライクだよ」
「じゃあ、ダーリンのここがふくらんでるのもそのせいかしら?」
陽月くんの股間をつつきながら言うルイズマリー。ふくらんでいるのは聞くまでもなく、パンツに興奮したからだ。
「そういえば、陽月くんは私をオカズにオナニーしてるって言ってたよね?」
「ああ、言ったね」
「せっかくだから、どんなふうにシてるか見せてくれない?オカズもあることだし♡」
言いながら、パンツを指し示す。オカズとしてたしかに不足ない。いや、それを通り越して過剰戦力なくらいだ。しかし……。
「人前でするのは流石にはずかしいな……。それにそんなの見ても楽しくないよ……?」
「お願い♡今日陽月くんのオナニーが見れなかったら私、寝不足で死んじゃうかも♡」
「それは困るわ!ダーリン、ノゾミにオナニーを見せなさい!決して、決して!私も見たいわけじゃないわよ!?」
ルイズマリーはそう言っているが、そのセリフは見たいと言っているのと同じだ。ノゾミの言っていることは大げさだと思うが、陽月はこれまで公開オナニーというのはしたことがない。なので、自分のオナニーに対して彼女がどんな反応をするのか正直興味があった。はずかしさは拭えないが、この機会にシてみるのもいいかもしれない。そう思い、陽月はジッパーを下ろして肉棒をさらした。
「ほら、見れるようにしてあげるから、オナニーしてるところ……見せて♡」
陽月の代わりにスカートを持ち上げながら言うノゾミ。他人にめくられるのもいいが、自分からめくるのもまたエロい。心の中でそんな感想をつぶやきながら、陽月は硬くなった肉棒をしごきはじめた。目の前にあるオカズでいろいろなことを妄想しながら。
「はぁ……はぁ……」
いつもは妄想だけでシているが、実物があるとやっぱり違う。妄想が捗るからだ。
「陽月くん、一生懸命だね。かわいい♡」
「ダーリンのオナニーしてるところを見れるなんて……来てよかった♡」
外野がそれぞれコメントしているが、陽月は今オナニーに集中している。故にコメントを返す余裕などなかった。
「ルイちゃん、人の頭の中を覗ける錬金術ってないかな?」
「そんなのなにに使うのよ?」
「そういう錬金術があったらオナニー中に陽月くんがどんな妄想してるかわかると思って♡」
「陽月くんの脳内……今度開発してみようかしら?」
「そのときは誘ってね♡私も欲しいから♡」
とんでもないものが開発予定に入ったが、陽月はスルー。正確にはスルー以外に選択肢がなかった。なぜなら今の陽月は絶頂寸前だからだ。
「はぁっ、はぁっ、パンツッ、ノゾミのパンツッ、あっ、あぁあっ、ふぁあああっ」
ドピュッ!ドピュピュッ!ビュククッ!嬌声とともに肉棒から精液が発射される。それは周囲に飛び散り、ノゾミにも精液が付着。だが彼女はそんなの気にせず、息を整える陽月の頭を優しくなでた。
「いっぱい出したね♡偉い偉い♡」
「でもまだ硬いわね……やっぱり1回だけじゃ満足できないのね♡」
「まだ始まってもいないからね♡本番はここからだよ♡」
起き上がった陽月の左右をノゾミとルイズマリーが陣取る。陽月はそんな彼女らを抱き寄せると、それぞれのおっぱいをもみはじめた。錬金堂でももんだが、やっぱりやわらかい。おまけに弾力もあって、とても触り心地がよかった。今の状態はまさしく両手に花。男なら誰もが望むこの状況に陽月は幸福感を感じていた。非モテ時代を経験した人にとってこれは夢のような状況である故に。
「ダーリン、キス……したい♡」
ルイズマリーがせがんできたので、陽月はその要望に応える。最初は優しいキス。そこから舌をねじ込んでディープキスへと発展させ、たがいの口内を蹂躙していく。
「陽月くん、私にも♡」
ルイズマリーとのキスを終えると、今度はノゾミがせがんできた。彼女の要望にも応えるべく、陽月はキスを落とす。ルイズマリー同様、優しいキスから徐々にディープキスに発展させ、ノゾミの口内を味わい尽くす。そんなふうに2人と濃密な時間を過ごしていると、なにかが陽月の股間に触れる。見るとそれは彼女らの手だった。片方は亀頭。もう片方は睾丸。そのどちらも繊細なタッチで刺激されていた。これはなかなかに気持ちいい。陽月はあまりの気持ち良さに腰が引けてしまった。
「ダーリン、逃げちゃダメよ♡」
「そうだよ。ちゃんと耐えなきゃ♡」
そう言ったあと、ふたたび敏感な部分をいじられる。しかし耐えないとと思う気持ちとは裏腹に彼女らの指使いに翻弄されてしまい、どうしても腰が引けてしまう。
「ふふ、ビクビクってしてるわね♡」
「でも、こうやって抵抗されるとなんかゾクゾクしてきたかも♡」
「わかるよ。ちょっと意地悪したくなるよね♡」
そんな感じで楽しそうに攻めてくる彼女ら。このままだと一方的にされる側になってしまう。それでは面白くない。陽月は反撃するため、2人のスカートをめくりパンツに手を突っ込む。そうして直に触れることができた秘裂は熱く濡れていた。
「ダーリンが……触ってくれてる……♡」
「陽月くんの指……熱いよ……♡」
彼女らの口からそんな感想が出た途端。秘裂からはさらに愛液があふれ出てくる。陽月はそれを指に絡ませてからナカへ挿入。そして肉棒を刺激されているときに出る声を我慢するために唇を重ねた。
「んっ、んんっ♡ちゅぅ♡」
「んぷっ♡ダーリンのキス……素敵♡ちゅぅ♡」
キスを交互に落とす。本当は同時にしたかったが、陽月の顔は1つのみ。故に同時のキスは物理的に不可能なのだが、やっている本人としてはどっちとキスをしようか悩むくらいの贅沢を味わうことができた。陽月はそんな幸せに浸りながら彼女らにキスを続ける。
「じゅるっ♡ダーリンも……んぷっ♡腰が引けてきてるわよ?んっ♡」
「んんっ♡私たちと……同じだね……ちゅる♡」
「ああ、おたがい様だね」
そう言い合って笑う陽月たち。そんな幸福な時間がしばらく続いたあと、彼はノゾミとルイズマリーに1つの要望を出した。裸が見たい、と。2人ははずかしがりながらもそれを承諾。スタイルのいい裸体が陽月の前に晒される。しかも肌もキレイで、シミなんて1つもなかった。
「じゃあ、次は私からリクエストするね。陽月くんも脱いで♡」
「ダーリンの全部が見たいわ♡」
彼女らだけ裸というのも不公平なので、陽月は上を脱ぐ。続けて下も脱ごうとしたそのとき、ルイズマリーが制止した。
「どうしたの?」
「せっかくだから、女の子になって♡」
「え、な、なんで?」
「女の子になった陽月くんも愛したいからだよ♡どっちかしか愛さないなんて悲しいでしょ?」
そうだ。性別が変わって態度を変えられたら陽月としても悲しい。だから彼は起動ワードを唱え、2度目の変身を果たした。それに伴って、着ているものも男性ものから女性ものに変化。下着の色は変身者の好みに反映されたことで白となっている。
「やっぱり、かわいい……♡女の子になった陽月くんってなんでこんなにかわいいんだろう……」
「ホントよね。それに下着姿がこんなに似合うなんて……ズルいわ♡」
口々にそれぞれコメントを飛ばすノゾミとルイズマリー。2人はそれはまちがいなく誉め言葉だ。だが外見が女性になったとしても、中身まで女になっているわけではない。故にそれを素直に喜ぶことができなかった。
「なんか、すごくはずかしいんだけど……」
男のときはなんとも思わなかったが、女になった途端急に羞恥心を覚えだす。中身が男のままだと言っても、そういう女性共通のものは備わっているようだ。
「今のうちに慣れておかないと♡これからはそれが当たり前になるんだから♡」
「そうそう♡今のうちに慣れていこうよ♡」
そう言った後、ノゾミとルイズマリーは目配せをする。なにをするのかわからず眺めるだけの陽月にほほ笑んだ後、2人は行動を開始。ゆっくりと彼―――いや、彼女に近づいてきた。
「ルイちゃんは陽月くんの正面にお願い。私は後ろに行くから」
「了解よ」
ノゾミが背後に回り込むのと同時にルイズマリーが正面に回り込む。完全に挟み込まれた形となった陽月はなにをされるのかわからないため、少しばかり恐怖を覚えていた。
「怖がらなくていいわよ♡」
「痛いことはしないから安心して♡」
「だったら、いったいなにを……?」
「それを今から教えてあげる♡」
その宣言とともにルイズマリーが後ろからおっぱいを押しつけ、耳たぶを甘噛みしてくる。その感触に陽月はビクッと体を震わせる。
「うぁっ」
突然の刺激に対処できず。甲高い悲鳴が漏れてしまう。その悲鳴を聴いたノゾミはニッコリとほほ笑む。
「陽月くん―――いや、今は陽月ちゃんか。首もと弱いんだよね?反応がいいや♡」
「ならここはどう?」
「ぁああっ♡!?」
ノゾミに続くように乳首をつまんでくるルイズマリー。その行為により陽月の悲鳴はよりいっそう大きくなる。
「ひゃあっ♡」
男の体ならこんな悲鳴はあげなかっただろう。だが、今の体は女性のもの。陽月はそれを認識すると同時に恐怖も覚えた。自分はどうなってしまうのか。男としての尊厳は守れるのか。そんなことを考えているとノゾミが耳元でささやいてきた。
「陽月ちゃんも気持ちよくなっていいんだよ♡ほら、こうやって乳首を指でなぞられるのがいいんでしょ?」
「ふぁあああ♡」
それをやられてまた陽月から嬌声が上がる。
「気持ち良くなっちゃったね♡これじゃもう陽月ちゃんは普通にもどれないね♡」
「そうね。もう快感なしでは生きられない体になってるわね♡」
ノゾミに続くようにルイズマリーもささやく。
「そ……そんなこと……ぁあっ♡」
「強情だなぁ……じゃあ、もっと陽月ちゃんが女であることを意識させてあげる。ルイちゃん」
「オーケー。いくわよ」
陽月がノゾミの話に気をとられている隙を狙い。ルイズマリーが彼女のスカートの中に手を入れた。
「なにを―――んぁああっ♡!?」
聞こうとした矢先、陽月に電撃のような痺れが走った。あまりに強い刺激に立っていられなくなった彼女をノゾミが抱き止める。
「なに……これぇ……」
生まれて初めて感じるその感覚に戸惑いを隠せない陽月。そんな彼女の困惑を見てノゾミは口角が吊り上がる。
「これがクリトリスの快感だよ♡」
「女の子は乳首とクリトリスの同時責めに弱いの。特に陽月ちゃんはかなり感度が高いみたいだから、余計に効いちゃうのよ」
「かん、じやすい……?」
「そうそう♡だからこういう風に――」
「ふぁあっ♡」
ノゾミがクリトリスを指でなぞる。
「乳首と同時責めされたらすぐにおかしくなるのよ♡」
今度はルイズマリーが乳首を強く摘まんでくる。快感の二重奏に悶絶する陽月。その様子を見ていたルイズマリーはさらに責め立てていく。
「ほらほらぁ♡もっと喘ぎなさい♡女の子みたいな甘ったるい声を出して♡」
容赦のない責めに陽月はたまらず絶叫。あまりの快感に全身が性感帯になりつつあった。少し触れられるだけで全身がビクビクしてしまう。そんな彼女に対して2人は追い打ちをかけるように乳首とクリトリスをさらに強く刺激していく。
「ひっ!?ああん♡!!だめっ!!それ以上されたら壊れるぅうう♡!!」
陽月は必死になって抵抗するが、無駄だった。やがて2人の巧みなテクニックによって完全に堕とされていき、ついに限界を迎える。
「あぁあっ♡!?」
プシャァアアァッ♡盛大に潮吹きする。だがそれでもなお、2人の指は止まらない。
「まだまだ終わらないよ♡これからもっと可愛がってあげるから覚悟してね♡」
「そ、そんなぁ……も、もうゆるして……」
「だーめっ♡許してあげない♡陽月ちゃんが女だと理解するまでは止めてあげないんだから♡」
そう言って、再攻撃開始。今度は先程よりもさらに激しく動くことで、陽月をイカせ続ける。何度も、何度も。
「あぁ♡!!まっ……またイッちゃいますぅ♡!!!」
絶頂を迎えても休む暇もなく責められ続けるため、何度も連続で絶頂させられる。いつもは責め役の陽月。だが、そんな彼は今女性となって責められている。初めての感覚に狂いそうではあるものの、拒絶をする気にはなれなかった。それもそのはず。今彼女は男性では決して得られなかった快感を得ているのだから。それを受け止めれば、もっと気持ちよくなれる。彼女はそのことを本能で把握していた。だが、それは同時に逃げられなくなるという意味合いでもあった。
(ああ……すごい……こんなきもちいいなんて……♡」
これが行為のたびに彼女らが得ている快楽。正直ここまでとは思っていなかった。だが、それも長くは続かない。すぐに次の波が訪れ、思考が中断される。その後も何度達したかもわからないくらい激しくイカされたところで、陽月はようやく解放された。
「これでわかったでしょ?今のあなたは立派な女の子よ♡」
「陽月ちゃんはこれからも女の子になるんだよね?」
「うん、必要に応じてになるけど……」
「だったら、女の子のときの名前を考えたほうがいいかも。区別もつきやすくなるしね」
「あ、ならこの名前はどう?」
頭上に電球を灯したルイズマリーはそう言って、閃いた名を告げた。
―――――
【本日はご来店誠にありがとうございます!毎月7日はレディースタイム!レディースタイム中はなんと全品30%OFFとなっております!月に一度の大盤振る舞い!女性の方はこの機会をお見逃しなく!!】
スーパーに高らかなアナウンスが流れる。女性限定のサービスデーにあやかる女性たち。ただその中で男性の視線を独占している者がいた。
「おい、なんだあのかわいい子!」
「あんな子、この辺にいたっけ!?引っ越してきたのか!?」
彼女―――もとい陽月はこの1ヵ月であらゆる女性からデータを集めて、女性らしい口調と振る舞いを学んだ。彼女には女性の知り合いが多い。しかも様々なタイプがいるので、データ集めとしてはとてもやりがいがあった。だが最終的には彼は気づいたのだ。一番演じやすいのは自分が好んでいる子だということに。そしてノゾミの提案を取り入れ、女性になっているときは
「あの、お姉さん!」
意を決して、会計を終えた陽月もとい陽日に話しかける2人組の男性。彼女はエコバッグに購入物を入れていた手を止めて振り返り、“はい、なんでしょうか?”と答えながらにこっと笑いかける。天使のような笑顔に顔を赤くさせる男性たち。
「なにかご用ですか?」
「その……僕らとお茶しませんか!?」
これはナンパだ。陽日はそれをすぐに理解した。だが、自分は今買い物を終えたばかり。それに帰って夕飯の支度をしないといけないので、お茶をするヒマなんてない。というか、それくらい見ればわかるだろタイミング考えろ。口には出さないが、それが彼女の本音だ。
「ごめんなさい。夕飯の支度をしないといけないので、お受けできません」
「そ、そうですか……」
「本当にごめんなさい。それでは、失礼します」
笑顔で軽くお辞儀して退店する陽日の後ろ姿を男たちは黙って見送る。ナンパは失敗に終わってしまったが、別に男性たちは残念とは思っていなかった。なぜなら……。
「お話……」
「できちゃった♡」
男性たちはただ話したかっただけにすぎないのだから。