【緋弾のアリアAA】
・星伽白雪
【ようこそ実力至上主義の教室へ】
・一之瀬帆波
・佐倉愛里
・長谷部波瑠加
10月も終盤に差し掛かったころ。陽月のクラスでは話し合いが行われていた。体育祭が近いので、出場する競技を決めているのだ。
「さて、残るは男女混合の二人三脚だけど……誰か出場したい人はいませんか?」
教壇に立って話し合いを進めているのは平田洋介。リーダーシップの高さからHR委員を務めており、加えて人柄の良さから生徒だけじゃなく、教師からも信頼を置かれている。かくいう陽月も彼がそうであるからHR委員に推薦したくらいだ。
『……』
誰も手を挙げない。二人三脚は2人1組で出場するこの競技。加えて2人の息を合わせないとならない。手が挙がらないのは、みんなそれがわかっているからだろう。
「えっと……推薦とかでもいいよ。誰か―――」
「はい」
1人の女子生徒が手を挙げる。一之瀬帆波だ。
「一之瀬さん、出てくれるの?」
「私はまだ出る競技決まってないから、私が出るよ」
一之瀬からの申し出はありがたいが、2人3脚に出るにはもう1人必要だ。だが、2人目はもう決まっていた。
「そして2人目は、日向陽月くんを推薦します!!」
名指しされた陽月に視線が集まる。でも、一之瀬が陽月を推薦した理由はちゃんとある。
「一之瀬さん、一応理由を聞いてもいいかな?」
「二人三脚ってお互いの信頼がないと息合せられないよね?」
「運動能力とかも大事だと思うけど、一番重要なのはそれだね」
「陽月くんは私がこのクラスで一番信頼してる。だから、私の相方は陽月くんしかいないと思ったの」
「なるほど……」
平田は納得したようにつぶやくと、陽月に視線をむける。
「ということらしいけど、どうかな?日向くんはもうリレーのアンカーに選ばれてるけど」
「出るよ。1人1競技までって制限はないし」
それに信頼してると言われたら応えないわけにはいかない。陽月と一之瀬には大きな運動能力の差があるが、そこは陽月が合わせれば問題ないだろう。
「では、二人三脚は一之瀬さんと日向くんにお願いするよ。次の体育から体育祭にむけての練習が始まるからみんな、いっしょにがんばろう!」
平田のその言葉を締めに、HRは幕を閉じた。そして放課後。教材を鞄に詰めていると、一之瀬に声をかけられた。
「どうしたの?」
「陽月くん、この後ヒマ?もしヒマなら二人三脚の練習に付き合ってくれない?」
体育祭が近いことを考えれば、今の内から練習しておくのはいいかもしれない。二人三脚のように息を合わせるスポーツなら尚更。
「そうだね。この後は帰るだけだから、付き合うよ。僕は帆波の相方だからね」
「う、うん……相方だもんね……私たち……」
ほんのり顔を赤くなる一之瀬をかわいいと思いつつ、陽月は鞄を持って立ち上がる。
「じゃあ、着替えてからグラウンドに行こうか」
「うん!よろしくね陽月くん!」
体操服に着替えてからグラウンドにむかう。そこでは部活動生が多くいるが、生徒数が多いこともあり、グラウンドは見渡せるほど広い。故に練習できるスペースは十分あるというわけだ。
「これで、よし」
それぞれの右足と左足をくっつけた状態をひもで固定させる。それによって、2人の体は必然的に密着した状態になる。
「二人三脚は初めてだけど、こんなにくっつくんだね……」
「足が固定されてる状態だからね……あとは肩を組んで……」
「う、うん……」
互いの肩を組む。それで体が密着した状態し、2人の顔の温度は徐々に上がっていく。こんなの意識しないほうがムリな話ではあるのだが、自分はイチャつくためにここに来たのではない。体育祭にむけて練習するためにきたのだ。と、陽月は自分に活を入れて視線を正面にむけた。
「じゃあ、最初はゆっくりやろう。1、2でリズムを取りながら僕は右、左、帆波は左、右の順で動かしていこう」
「わかった……」
「よし、じゃあいくよ」
1、2でリズムを取りながら、決められた順番で足を前に出していく。時間がたつごとに付着する汗。それによって張りつく体操着。体操着が張りつくことで下着が透け、豊かなおっぱいが走るたびに上下運動する。さらに女性特有のいい匂いが陽月の鼻腔をくすぐる。練習に集中することで意識しないようにはしていたが、陽月は年ごろの男子高校生。そんな思春期真っ盛りの男子が意識しないようにしても、意識してしまうのは自然なことで……。
「あ……」
一之瀬の視線が下にいったとき、足が止まる。陽月の股間がズボン越しにふくらんでいることに気づいたからだ。
「……陽月くん」
「……ごめん。意識しないようにしてたんだけど、体は正直みたいで……」
“ごめんね。練習中なのに”と付け足し、陽月は申し訳なさそうな顔をする。でも、決して一之瀬は怒っているわけじゃない。むしろ、うれしいくらいだ。たしかに練習中に発情するのは一般的にに考えれば不謹慎だろう。だが、発情したということは陽月が一之瀬を魅力に感じているということ。一之瀬は陽月にそう思われていることがなによりうれしいのだ。
「帆波」
「なに……?」
「場所、移動しない?これじゃ練習にならないから……」
「そうだ、ね……」
言葉の意味を察した一之瀬は陽月に連れられて更衣室へ。ここは部活動生も利用しているものだが、今の時間はみんな練習している。したがって、誰も来ないだろうということで選出されたというわけだ。
「んっ、ちゅっ♡れろ、れちゅっ♡じゅるっ♡は、んんっ♡」
手始めに深いキス。そうしながら、体操服越しにおっぱいをもんでいく。陽月の手のひらでは収まりきれないほど大きい女性の象徴。それは体操服越しでも陽月にやわらかさをしっかり伝え、手の動きに合わせて形を変えていった。
「何度触ってももみ甲斐のあるおっぱいだね」
「やっ、もっ♡陽月くん、そんなにもんだらっ、ああっ♡」
「もんだら、なに?」
「気持ちよく、なるからっ♡んあっ♡」
体を小刻みに震わせながら嬌声をあげる一之瀬。自分にしか見せない卑猥な姿に興奮を覚えながら、陽月は体操服と下着をずらし、硬くなった乳首をいじっていった。
「あぁあああっ♡ダメそこ、弱いからぁっ♡」
「だからいじってるんだよ?」
「ぁああああっ♡」
乳首をなめると一之瀬から短い嬌声があがる。彼女の嬌声をもっと聞きたい。そんな思いから陽月は一之瀬の乳首を咥えた。そして時には吸いつき、時にはなめるを不規則に繰り返していった。
「つか、さくんっ♡それダメッ♡ダメェッ♡」
一之瀬はそう言う割には抵抗しない。では続けていいということで、陽月は乳首攻めを続行した。
「はあ、あっ♡陽月くん、おっぱいばかりじゃなくて……」
陽月の手を取り、自身の股間に触れさせる。そこはおっぱいをいじられて興奮したからか、ぬれていた。
「こっちのほうも、触ってほしいな♡」
パンツに手を忍ばせ、ナカに中指を突っ込む。その状態で中指を上下に動かし、ナカをほじくっていく。
「こういう感じ?」
嬌声をあげながら、一之瀬は首を縦に振る。
「陽月くんの指つかい、気持ちよすぎてっ♡あっ♡あんっ♡ふぁあああぁっ♡」
嬌声とともに、一之瀬から愛液が噴き出る。一之瀬は射精の余韻に浸りながら息を整えようとしたが、陽月はそうはさせじと一ノ瀬を片足を持ち上げ、肉棒をナカに挿入した。
「あ゛ぁああ゛っ♡ぁっちょっ、ちょっと待ってっ♡イッたばかり、イッたばかりだからぁっ♡」
「ここからが本番でしょ?キミだって責められてる間、これを待ち望んでいたんじゃないの?」
「それはっ……」
顔をそらして言葉を詰まらせる一之瀬。待ち望んでいた。でも、そんなことはずかしくて言えるわけない。陽月は黙りこんでいる一之瀬にしびれを切らしたのか、肉棒を一気に奥まで挿入した。
「う゛あぁ゛あああぁあ゛っ♡」
「待ち望んでいた、でしょ?」
腰を動かしながら聞く。
「あ゛っ、ん゛ぁあ゛ああ゛っ♡うん、待ってたっ♡陽月くんにこうされるの、待ってたのぉっ♡」
「よく言えました。ご褒美にもっと突いてあげるね」
そう言うと、腰の動きをさらに速める。それによって子宮を突かれる頻度が上がり、肉棒はさらにこすれる。
「こうされるのを待ってたなんて、帆波はエッチだね」
「だってぇ、あ゛っ♡陽月くんにこうされるの、ん゛ぁっ♡好きなんだもんっ♡」
「やっぱりエッチだね」
言葉でイジメている間も、性的興奮は上がっていく。それは一之瀬も同じで、限界はもうすぐそこまで来ていた。
「あっ♡う゛あぁあ゛あぁあ゛っ♡あ、ダメッ♡イクッ♡陽月くんに突かれるのが気持ちよすぎて、イッちゃうっ♡ん゛ぁっ♡ふぁあ゛あぁ゛ぁっ♡あ゛ぁあ゛ぁあああ゛ぁああっ♡」
嬌声とともに、2人は同時に果てる。一之瀬の体内に精液が流れ、子宮がそれで満たされる。
「……さて、後片づけしたら練習にもどろうか」
「そうだね……」
そうして、2人はササッと後片づけをすませ、そそくさと更衣室を後にする。そして体育祭当日。いよいよこのときがやってきた。
【次の競技は二人三脚です。出場選手はスタート位置についてください】
放送部である櫻井明音のアナウンスのもと、それぞれのクラスの選手がスタート位置につく。陽月も一之瀬とともに位置につき、足をひもで結びつける。
「いよいよだね」
「練習どおりにやろう。そうすれば、僕らは絶対に勝てる」
「うん!」
【さあ、すべての選手が出そろいました!男女混合二人三脚!ゴールの栄光をつかみとるのがどのチームなのか!?今、スタートです!】
「それでは位置について……よ~い!」
係員が頭上に発砲したスターターピストルを合図に、選手たちは一斉に走りだした。
ーーーーー
午後の体育の授業。グラウンドではテニスが行われていた。テニスは選択科目の1つであるが、そこに陽月の姿はない。陽月はもう1つの選択科目である剣道を選択しているからだ。
「では、各自でペアを組んで始めてください。解散!」
テニス担当の先生のかけ声で生徒たちがペアを組んでいく。陽月のクラスメートの1人である長谷部波瑠加も相方を捜すべく体育館をうろついていたが、同じ状況の人はすぐ見つかった。白雪だ。
「星伽さん、ペア組まない?」
「いいよ。組みましょう」
相方を見つけないことにはなにも始められないので、白雪は波瑠加とペアを結成。それで早速ラケットを持って始めようとした矢先、ペアが見つかってない者がもう1人見つかった。それは佐倉愛里なのだが、周りの人たちはもうペアを作ってテニスを始めている。ペアがいない人などもう、誰もいなかった。
「そうか。ウチのクラスの女子は奇数だから……」
だから、こういう偶数になることが求められると余りが出てしまう。先生に言えばペアを組んでくれるだろうが、彼女には本来の仕事である監督が疎かになる。愛里を授業に参加、先生の仕事を疎かにさせない。それらを両立させるには……。
「佐倉さん、いっしょにやらない?」
これでは3人になってしまうが、交代でやれば問題ない。波瑠加はそう考え、愛里に声をかけたのだ。
「入れて、くれるの……?」
「授業できないとこまるでしょ?星伽さんもいいよね?」
「大丈夫だよ。いっしょにやろう。佐倉さん」
白雪が賛成を示すと、愛里は“ありがとう”と2人に笑顔をむけるのだった。
―――――
「長谷部さん」
放課後、教材を鞄にしまっている波瑠加に声をかける。
「佐倉さん?どうしたの?」
「いや、体育の授業のお礼を言おうと思って。あのときはありがとう。長谷部さんのおかげで授業に参加できたよ」
「ああ、そのこと……」
波瑠加としてはたいしたことはしていない。だが、それでも愛里にとっては助けになったことに変わりはない。
「アレを見てほっとけるほど薄情じゃないからね。あ、そうだ。これから星伽さんの家でテニスをすることになってるんだけど、佐倉さんもいっしょにどう?」
「星伽さんの家で?」
「うん。もちろん佐倉さんがよければだけど、どう?」
愛里のこれからの予定は白紙。それに波瑠加と白雪とやるテニスは楽しかった。授業だけじゃ足りないと思うくらいに。だから……。
「長谷部さん、入れて。私も仲間に」
「もちろん。じゃあ、早速星伽さんの家に行こうか」
波瑠加にうなずくと、愛里は彼女とともに教室を出た。そして場所は変わって星伽宅。そこの裏にあるだだっ広い庭に陽月は白雪といた。陽月もまた愛里同様、波瑠加に誘われていたのだ。
(それにしても……)
白雪は家にいるときは普段、巫女服を着ている。だが、今はこれからテニスをするからか、テニスウェアを着ている。これ自体は普通のデザインではあるのだが、白のミニスカートは白雪のまっしろでほどよい肉づきのふとももを惜しげなくさらしているので、どうしても視線がそっちに吸われそうになってしまう。陽月は遼河と違ってふとももフェチというわけではない。しかし、これはそうでなくとも見てしまうのは男の性というやつなのだろう。恐ろしやテニスウェア。
「たしかにこの広さなら問題なさそうだね。それにテニスコートまで……」
「ここの子たちに連絡して用意してもらったからね」
庭の中央に設置されたテニスコート。和風の屋敷に洋風のテニスコートなどミスマッチだろうと最初は思ったが、庭に設置すれば和風だろうが洋風だろうが関係ない。
「でも、よかったよ。陽月くんが来てくれて」
「え?」
「いや、選択科目に剣道を選んでたから、テニスに興味ないと思ってたから……」
「別に興味がないわけじゃないよ。ただ、剣道を教えてるのはあの人だからね」
刃。剣道の指導を行っている彼は陽月と同じ師を持つ剣客だ。教員免許を取ったのはホタルが学校に馴染めているかたしかめるためだとか。中にはそのためだけにと思う人もいるかもしれない。だが、ホタルの過去を考えればそうする気持ちもわかるというものだ。
「その人と手合わせしたの?」
「したけど……負けたよ」
小手ありからの面あり。陽月の剣筋はことごとく見切られ、剣を届かせることはかなわなかった。でも、いつか必ず届かせてみせる。刃に負けたとき、陽月はその決意で闘志を燃え上がらせたのだ。
「2人とも、お待たせ」
ちょうどいいタイミングで波瑠加と愛里が庭にやってきた。これでメンバーは集結だ。
「2人とも待ってたよ。じゃあ、まずはこれに着替えてね。更衣室はあっちにあるから」
白雪からテニスウェアを受け取ると、波瑠加と愛里は着替えるべく一旦更衣室へ。それからしばらくしてもどってきた2人の姿に陽月は目を離すことができなかった。ミニスカートから伸びるふとももそうだが、それ以上に目を見張るのは女子高生とは思えない豊かなおっぱい。それはウェアを中から自分の存在を示すように大きなふくらみを陽月に見せていた。
「あの……そんなにまじまじと見られるとはずかしいよ……」
顔を赤くさせながら言う愛里に陽月は“ごめん”と言って顔をそらす。
「陽月くん、今おっぱい見てたでしょ?」
女性はこういうことには鋭い。つまりそれはウソをついてもすぐバレてしまうということ。、それをわかっていた陽月は“見てた”と正直に言った。それを聞いた波瑠加は陽月の名を呼んだ後、“エッチ♡”とひと言だけ言って小さく笑った。
「じゃあ準備もできたことだし、始めようか。陽月くんは佐倉さんと組んでね」
「わかった」
組み合わせを決めると、ラケットを持てテニスコートへ。そのまま間にテニスネットをはさむ形でむかいあった。
「じゃあ、いくよ~。それ!」
波瑠加が真上に放り投げたテニスボールをラケットでたたき飛ばす。陽月はボールの軌道上に走ると、ラケットでボールを打ち返し、それを白雪が打ち返す。
「愛里!そっち行ったよ!」
「え!?あっ!?」
打ち返そうとする愛里だが、一歩間に合わず、通過を許してしまった。得点が入ると、波瑠加と白雪は仲良くハイタッチする。
「ごめん打てなくて……」
「大丈夫、まだ1点。勝負はまだこれからだよ」
陽月からの励ましを受け、愛里は“ありがとう”とほほ笑む。それからも4人は打ち合い続けたが、最初に1点取ったことが追い風になったのだろう。波瑠加と白雪ペアは連携力を徐々に上げ、陽月、愛里ペアとの点差をさらに開けていった。
「あの2人、どんどん息が合ってきてるよ……」
「先制点がここまで影響するなんて……。早く点を取って流れを変えないと……」
だが、ただ打ち返すだけじゃ状況は変わらない。変える必要がある。いままでとは違う、この状況をひっくり返せる……ショットを。
「もう1点……いただくよ!」
白雪が打ち返したボールが陽月めがけて飛んでいく。陽月はそれをラケットで受け止め、打ち返した。まっすぐ飛んでくるショットを白雪は打ち返そうとするが、そのとき不思議なことが起こった。なんと陽月の打ったボールが軌道を変えたのだ。まるで白雪のショットを避けるかのように。しかもそれだけじゃない。ボールが白雪を横切った際に真空刃をうみだし、彼女の着るテニスウェアを切り裂く事態にまで発展した。
「……」
陽月はたしかに流れを変えるショットが必要だと考えていた。だが、これは陽月が意図したものではない。なぜなら陽月が打ったのは変哲もないショットであり、特別な力はなにも使っていないからだ。なのになぜあのようなショットになったのか。それは陽月自身にもわからないのだ。
「風で服が切れた!?星伽さん、大丈夫!?」
「切れたのは服だけだから。それよりショットし損ねちゃったよ……」
「それはいいって。1点返されたらこっちも返すだけだから!」
波瑠加の放ったスマッシュが愛里めがけて飛んでくる。愛里は今度こそ打ち返そうとするが、ボールはまたしても軌道を変更。ボールは愛里の股下を通過し、スカートを真空刃で破いた。
「キャアッ!?」
その場に座り込み、破かれたスカートを手で隠す愛里。アレではもうテニスどころではない。それにこの状況は明らかにおかしい。普通テニスをしているだけで真空刃が起こるわけない。つまり、これは自然に発生したものではなく、意図的に発生されたものと見るべきだ。
(そういえばたしか、魔物の中に……)
世の中には様々な魔物が存在する。陽月は服を破かれる白雪と愛里を見て思いだしたのだ。魔物の中に風を操っていたずらをする魔物がいることを。
(さあ、姿を現せ)
魔力を集約させた両目を光らせ、魔眼を発動させる。陽月はそれで見えざる者を視界に捉えるとボールを拾い、真上に放り投げる。そしてそのままショットをした……ふりをしてボールをつかみ取った。すると短い悲鳴とともに小さなイタチが姿を現した。
「陽月くん、まさかそいつが……?」
「カザイタチ。風を操るいたずら好きの魔物だよ。姿が見えなかったのはもう1つの能力で背景に擬態していたからだろうね」
白雪に説明して、陽月は顔をカザイタチに近づける。とても冷え切った目。それは人を躊躇なく殺せそうな……そんな目だった。
「ここから出ていけ。ここはおまえがいていい場所じゃない」
陽月が低い声音でそう言って手を放すと、カザイタチは逃げていった。これで原因は取り除かれたが、こんなことがあってはもうテニスを再開する気分にはなれないだろう。
「今日はここまでにしよう。ジャマが入っちゃったし」
そう言った彼はいつもの陽月。自分たちがよく知る、大好きな……陽月だった。
「怖がらせてごめん。今日は帰るよ」
「待って!」
帰ろうとする陽月を白雪が呼び止める。
「白雪?」
「ダメだよ帰っちゃ。アレを追い払ってくれたお礼もしてないのに」
「あいつはキミたちを辱めた。それは許されることじゃない。絶対に」
彼女たちを辱めるのは自分だけの特権。それが他の人に辱められれば憤りを覚える。これはいわゆる独占欲というヤツなのだろう。
「つまり、陽月くんは私たちを独占したいってこと?欲張りだね。陽月くんは」
「ダメかな?」
「ううん、してほしい。それに、陽月くんはさっき帰るって言ったけど、その状態じゃ帰れないでしょ……?」
愛里が視線を下にむけていたので陽月もそこを見ると肉棒がズボンの上から主張していた。陽月は気づいていなかったようだが、陽月の体は興奮していたのだ。服を破かれた白雪と愛里の姿に。
「中に入ろうか。私の部屋ならジャマは入らないから」
ということで、陽月たちは白雪の自室へ。陽月はそこでまたしても用意させていた(であろう)布団に寝転がされると、あっというまに白雪たちに囲まれた。豊かな6つのおっぱいがいたるところで当たり、陽月の興奮はますます上がる。
「こんなに大きくしちゃって……やっぱり陽月くんエッチだね♡」
「キミたちの体が魅力的すぎるのが悪いんだよ」
「じゃあ、その魅力的な体で今から気持ちよくしてあげるね♡」
3人はそう言って胸を腕で寄せ上げ、肉棒を谷間に挿し入れる。そのまま上下に擦りだすことで感じるやわらかい感触、快感は想像以上であり、陽月は思わず腰が浮いてしまう。
「陽月くん、気持ちよさそうだね……私のおっぱいで、こんなに……」
「やっぱり陽月くんの反応、かわいいよ……だから、もっと見せて?」
肉棒を擦るスピードを上げる3人。その快感に耐えられず、陽月は腰を浮かして欲望を解き放ってしまう。
『キャッ!?』
目の前で白濁液が飛び散り、3人は思わず声をあげる。
「もう……出しすぎだよ……」
「ごめん。でも、白雪たちが魅力的すぎるから」
「……じゃあ、今度は私たちを気持ちよくしてくれる?」
そう言って、スカートと下着を脱ぎ捨てる白雪たち。3人が一糸まとわぬ姿となると、陽月は足を広げさせ、秘部を指で開いた。
「陽月くん……ここに挿れてほしいな……」
「私も、早くほしいよ……」
「私も、陽月くんの……欲しい……」
3人の要望に応え、陽月は肉棒と指を挿入。その快感に体を震わせる3人を眺めながら腰と指を動かていくと、3人の嬌声はどんどん大きくなっていった。
「あっ♡あんっ♡これっ♡いいっ♡」
「あんっ♡あはぁっ♡やんっ♡」
「きゃうっ♡きもっ、ちいいっ♡いぃっ♡」
白雪たちの膣内がきゅうっと締まる。それに負けじと、陽月は腰と指を振り続ける。3人の嬌声と肉のぶつかり合う音が部屋中に響き渡り、陽月の興奮材料となる。
「あんっ♡もうっ、ダメぇっ♡」
「イくっ♡イッちゃうぅっ♡」
「あっ♡やっ♡はぁん♡」
3人そろって体を震わせると、秘部から潮を噴きながら絶頂に達した。その拍子に3人の膣内が肉棒を締めつける。そのせいで陽月も絶頂を迎え、欲望を解き放つ。
「お~陽月くんのが、いっぱい……」
肉棒と指を引き抜くと、栓を失った秘部から精液があふれてきた。その淫らな姿に興奮したのか、白雪たちの秘部はふたたびひくつく。
「まだ満足してないみたいだね」
「うん……もっとシて……?」
3人の要望に応え、陽月はふたたび行為を始めるのだった。