【ご注文はうさぎですか?】
・チノ
【ラブライブ!シリーズ】
・近江彼方
【デート・ア・ライブ】
・誘宵美九
11月も終わりに近づき、肌寒くなってきた昼下がりの駒皇学園。チノのクラスでは目前に迫った音楽会に向けてパート分けを行っていた。
「これで残ったのはソロパートだけですね。誰かやりたい人はいますか?」
HR委員であるクラスメートが希望者を募るが、名乗り出る者は一向に現れない。それはそうだ。ソロパートを務めるということは、1人で歌うということ。それも人前で、だ。そんな緊張に緊張が重なるパートを自ら進んでやりたいと思う人はまずいないだろう。HR委員もそれは理解してはいるものの、決めなければ先に進めない。ということで、彼女は第2の案を出すことにした。
「推薦でもいいですよ。誰かこのパートに相応しいと思う人はいませんか?」
「はい!」
クラスメートの男子生徒が元気な声と共に手を挙げる。視線が彼に集まる中、男子生徒は推薦者を口にした。
「僕は香風さんがいいと思います!」
「!?」
推薦者の名は香風智乃もといチノ。喫茶店ラビットハウスのオーナーの孫娘であり、実家であるココアたちとともに本店を切り盛りしている彼女だが、自分が推薦されるとは予想だにしていなかった。チノは人見知りだ。だから自分が名乗り出るのはおろか、推薦されないと思っていた。だが、現実は違う。男子生徒はたしかに推薦者として自分の名を挙げた。これが同じ苗字が複数存在するクラスであれば違う人だったというオチで終わっていたかもしれない。だが、このクラスにおいて香風という名字を持つ生徒はチノだけ。つまり、香風という名が出た時点で男子生徒がチノを指名したのは確定となるわけだ。
(な、なんで……?)
チノが人見知りすることを理解している。故に理解できなかった。なぜ男子生徒が自分を推薦したのかが。なぜ自分を推薦したのは問い詰めてやりたい。とは思うものの、実際にはできないチノの代わりにHR委員が男子生徒に理由を求めた。対して男子生徒の回答がこれだ。
「香風さんって歌上手いでしょ?そんな香風さんがソロパートに入れば曲のクオリティが上がると思ったからです!」
男子生徒の言う通り、チノは歌唱力が高い。それは誰もが認めていることだし、チノもひけらかしはしないものの、自負はしている。そんな彼女がソロパートに入ればたしかに曲のクオリティが高くなるのは間違いない。そう考えれば男子生徒がチノを推薦したことは理にかなっていると言える。……チノが人見知りであることを除けば。
「ということですが香風さん、どうですか?」
「えっと……」
断らなければ。そう思って口を開こうとするが、そのときチノは思った。これは人見知りを治すチャンスではないか、と。ソロパートに入れば否が応でも観客の目は自分に集中する。そんな中で歌えば自分に自信がつき、人見知りが改善されるかもしれない。となれば、ここで辞退するのは最善の選択ではないだろう。
「私、やります!」
というわけで、今回の音楽会のソロパートはチノが務めることになった。ただ、引き受けたはいいものの、人見知りであるチノは人前で歌うことに慣れていない。一応クラスで練習する時間は設けられているものの、それだけでは足りない。そう考えたチノは陽月を経由して、予定が空いているアーティストやアイドルに特訓の手伝いを依頼した。そして翌日の放課後。チノは駒皇学園内にあるカラオケルームで陽月、美九、彼方とともに特訓をすることに。
「2人とも、わざわざ付き合ってもらってごめんね」
「他でもないダーリンのお願いですから、お仕事を断ってでも来ますよ~」
「彼方ちゃんも今日はレッスンもバイトも休みで暇してたから、大丈夫だよ~」
なにやら問題発言が聞こえたが、そこは聞かなかったことにして、まずは順番に1人ずつ歌うことに。
「じゃあ、まずは僕から」
先陣を切ったのは陽月。アニヲタである彼が歌うのはもちろんアニソンだ。
「大キライだったそばかすをちょっとひとなでしてタメ息をひとつ ヘヴィー級の恋はみごとに角
砂糖と一緒に溶けた 前よりももっとやせた胸にちょっと"チクッ"とささるトゲがイタイ 星占いもあてにならないわ~♪
もっと遠くまで 一緒にゆけたらねぇ うれしくて それだけで~♪
想い出はいつもキレイだけど それだけじゃおなかがすくわ 本当はせつない夜なのに~♪
どうしてかしら? あの人の笑顔も思いだせないの~♪」
曲が終わり、リザルト画面が表示される。点数は89点。平均点数である85点を上回る点数だ。
「ダーリンとってもよかったですぅ♡歌手になれますよ歌手に!」
「それは大げさだよ。ほら、次は美九の番だよ」
「では、ダーリンに愛を込めて歌わせてもらいますね♡」
そう言ってステージに立ち、ミニコンサートが開催される。歌いはじめる前は持ち曲を歌うかと思ったが、それでは面白くないと思ったのだろう。
「眠れない夜 脳裏をよぎる“今頃何してるかな?” ソワソワして無意識に動いた指先が あなたの名前探したりして~♪
クラクラ目眩がするの ハジメテに戸惑う 悲しくないのになぜだろう? 涙でちゃうんだ~♪
ねえ 春の木漏れ日 真夏の太陽みたい その瞳が照らす景色が眩しくて オートマチックだね~♪
不思議なくらいコントロール不能 自動的にあなたを追いかけてしまう私~♪」
曲が終わり、リザルト画面が表示される。点数は97点。百合の一面がある美九だが、現役アイドルなだけあってやはり歌唱力は高い。しかも常に大勢の前で歌っているからか、堂々としている。ちょいちょい陽月に向けてあざとい演出を挟んではいたのは余計な気がするが……。
「ダーリン、私のラブソングはいかがでしたか?」
「とてもよかったよ。流石現役アイドルって感じだった」
「ありがとうございます♡とっても嬉しいですぅ♡」
気をよくして抱き着いてくる美九を受け止める。そのせいで彼女の豊かなおっぱいが当たり、アソコが反応してしまいそうになるが、今はチノの特訓の時間。なのでなんとか理性を保ってチノに歌うよう促した。
「は、はい……では、僭越ながら……」
チノがマイクを持つと、曲に合わせて歌い始める。チノ自体カラオケに行くイメージがないのでなにを歌うのかと思っていたが、意外なことにもアニソンだった。
「喜びも (喜びも) 悲しみも (悲しみも) あなたさえ 五等分なんです~♪
ひとつ 作り笑いも見抜かれ ふたつ あんたなんか大嫌いよ みっつ まっすぐなこの気持ち 気づいて よおつ 気がつくとだんだん いつつ わかりあえたね 勉強だけじゃなくて 君を知りたいよ~♪
大嫌いから (大嫌いから) 大好きへと (大好きへと) 変わる心に ついていけないよ どんなことも (どんなことも) あなたさえ (あなたさえ) 五等分です でも私 私 私 私 私は あなたが好きよ~♪」
曲が終わり、リザルト画面が表示される。点数は94点。周りから歌が上手いと言われているだけあって、点数も高水準だ。
「チノ、アニソン知ってたんだね」
「ココアさんに勧められたアニメを最近見てまして……これはそのオープニングなんです」
「知ってる。たしかにアレは名作だからね」
チノが勧められたアニメは1人の男子高校生がひょんなことから5つ子の家庭教師をすることになるという内容の漫画が原作で、そこで描かれる恋愛描写がファンから高評価を得ている。そのおかげもあり、アニメだけでなくゲーム化といろんなメディアでその知名度を広げている名作中の名作なのだ。
「さて、次は彼方さんの出番―――って、彼方さん?」
順番が回ってきたので、彼方に呼びかけた陽月。だが、当の本人は夢の世界に入っており、とても歌える状態ではなかった。
「彼方さぁ~ん?次は彼方さんが歌う番ですよぉ~?起きてくださ~い」
言いながら、彼方の頬をつつく美九。だが、それでも彼方が起きる気配はなく、気持ちよさそうにすやすやと寝息を立てている。
「困りましたね。全然起きません」
「彼方さんは一度寝ると中々起きないんだよ。参ったな……どうしよう……」
「……なにしても起きないんですか?」
陽月が知る限り、その認識で間違いない。周りがどれだけ騒ごうがわめこうが起きなかったという話も聞いているので、自分から起きない限り目覚めることはないだろう。
「だと思うけど、何か方法でもあるの?」
「はい♡とってもいい案を思いつきました♡まあ見ていてください」
ウインクをしながら言うと、美九は彼方に顔を近づける。何をするんだと思いながら見守る陽月とチノだったが、その目は一瞬にして見開かれた。それもそのはず。美九が彼方にキスをしていたのだから。それも頬に口付けするほうではない。唇と唇が触れ合う恋人同士がするほうのキスだ。
「み、美九さん!?一体何を!?」
「見てのとおり、起こそうとしてるんですよ?ほら、眠りについたお姫様が王子様のキスによって目覚める話あるじゃないですか?だからキスをすれば目覚めるんじゃないかと思って♡」
「アレは男だから成り立つのであって、女の子がキスしても効果ないんじゃないかな……?」
現に彼方はまだ夢の世界から帰ってきていない。キスをされたというのにすやすやと寝息を立てたままなのだ。
「うーん、これではダメですか。では、こうしてみましょう♡」
服越しに乳輪をなぞってみる美九。これは流石に効いたのか、小さく体を震わせた。だが、それでも目覚めさせるまでには至らなかったので、美九はそこからさらに指を秘部に挿入。その状態で指を上下に動かしていく。
「ほらぁ♡早く起きないと大事なところが大変なことになっちゃいますよぉ~?」
「あっ……ん♡ぁ、ふぁああ……っ♡」
もはや寝ているのか起きているのもわからない。しかし、美九のあの楽しそうな表情。これは彼方の反応を楽しむことに意識がいって、本来の目的を忘れているのではないだろうか。陽月がそんなことを想っている内に限界が来たのだろう。彼方の秘部から愛液が噴き出し、美九や周囲を汚した。しかし……。
「zzZ」
彼方はまだ夢の中にいた。ここまでされても起きないとは、彼女の眠りの深さは本当に侮りがたい。
(でも、これ以上は流石に……)
睡姦というプレイに若干体が反応してはいるものの、今は音楽会に向けて特訓をしないといけない。チノも同じことを考えていたのだろう。止めようと美九に近づく。だが、そんな彼女らに美九は不敵な笑みを浮かべた。
「ねぇダーリンにチノさん?彼方さんもこうなっちゃいましたし、このままシちゃいましょうか?」
「何言ってるんですか!?私、そういうことするために来たわけじゃないんですけど……」
「そうだよ美九。音楽会までそんなに時間ないし、特訓しないと」
「ダーリン、そうは言いますけど、私が彼方さんに悪戯してたとき、興奮してましたよね?」
いつもどおりにしていればごまかせると思っていたが、それで通せるほど美九は甘くなかった。だが、今回に関しては彼女じゃなくてもごまかすことはできない。なぜなら陽月のモノがズボン越しに盛り上がっていたからだ。まるで己の存在を知らしめるかのように。
「このままの状態で特訓に集中できるんですか?できませんよね?だったら、今スッキリさせておくのがいいんじゃないですか?」
硬くなった肉棒をズボン越しになぞりながら耳元で囁いてくる美九。その声はとても甘美で、思考が揺らぶれるのを感じる。
「だからダーリン、今ここで……シましょ♡」
美九の声は陽月の耳の中に響く。特訓をしなければならないのに彼女の言葉に抗えない。むしろ従わなければならないという使命感に駆られる。思考を上書きされたかのような感覚。それをせしめたのは美九の天使“
「そうだね。シようか……」
「ちょっと!?陽月さんまでなにを言ってるんですか!?」
突然の変わりように驚くチノ。そんな彼女に美九の甘言とともに迫りくる。
「チノさん、チノだって本当はシたいんですよね?思春期ですもん。好きな人とそういうことをシたいと思うのは当然です」
「いえ、私は……」
正直に言えば、陽月が勃起しているのに気づいたとき、チノは興奮を覚えた。だが、そんなの口に出して言えるわけない。だから特訓に集中してそんな煩悩を消し去ろうとしたのだが、美九はがそれを許さなかった。
「チノさん、正直になっちゃいましょう?本当は……シたいんですよね?正直に言って、ヤッちゃいましょう?」
霊力のこもった言の葉がチノの脳内を支配する。天使の力に一般人が抗えるわけもなく、チノは“シたいです……”と顔を赤くさせながら呟いた。彼女の素直な言葉に美九は微笑むと服を脱ぎ捨て、いまだに眠り続ける彼方に向かって歩み寄る。そして“まずはこの眠り姫を目覚めさせましょう♡”と囁くと、彼方の制服を丁寧に剥ぎ取っていく。すると白い肌が露わになり、薄く開いた彼方の唇からは小さな吐息が漏れている。美九はその唇に軽くキスをすると、“起きないなら……身体に直接語りかけるしかないですね”と言って陽月に視線を向けた。
「ダーリン、ダーリンも一緒にシちゃいましょう♡」
「僕も……?」
「はい♡ダーリンがシてあげれば彼方さんが目を覚ますでしょうし♡」
そう言って美九は陽月を彼方の脚の間に導く。既に膨張した肉棒が半開きになった彼女の股間に触れると、その温もりと湿り気に理性がねじ伏せられる。陽月は美九が彼方の寝込みを襲っているとき、正直羨ましいと思っていた。なぜなら陽月はいわゆる睡姦プレイと呼ばれるものが好きだからだ。深い眠りに落ち、無防備となった女を性的な悪戯を仕掛ける。そういうことをするのはおろか、考えただけでも興奮を覚えてしまうのだ。
「彼方さんはこういう時、すぐに反応しますよね♡ここはもう準備万端のようですし♡」
言われてみれば確かに彼方の股間は先ほどの刺激で濡れていて、入り口を待ち焦がれているようだった。陽月が肉棒をゆっくりとナカに侵入したことで、押し広げられていく柔らかい膣壁。それを最後まで挿入すると、“んっ……♡”と微かな喘ぎ声が彼方の口から漏れた。
「この反応、本当は起きてるんじゃないですか~?」
美九が意地悪っぽく言うと、陽月の背中に回り込んで耳を舐める。ゾクッとする感触と共に陽月の腰の動きがさらに加速していく。それに合わせて彼方の体が揺れ始め、最初は小刻みだった動きが次第に大胆になっていく。眠ったまま快感を感じ始めているようだ。そんな彼方の反応を美九が見逃すはずなく、性的興奮を煽るようにおっぱいを揉みしだき始める。指先でピンク色の突起を摘むたびに彼方の口から熱い吐息が洩れだす。
「この寝顔……すごくいやらしいです♡もっと乱れさせてあげたくなっちゃいます♡」
美九の手が再び下腹部に向かう。今度は割れ目に沿って細い指を滑らせると、“あっ……♡んっ♡”と明らかに快感を含んだ声があがる。陽月が突くリズムに合わせて美九が指を出し入れし、2人の手技が合わさることで彼方の体が大きく跳ね上がった。
「ダーリン♡私も入れていいですか?」
美九の妖艶な表情と共に彼方に跨るように位置取りを変えてくる。互いに向き合う形で結合部が視界に入るような姿勢だ。彼方の足を持ち上げて開脚させると、“これでいいですよね?”と囁いてからゆっくりと腰を下ろしていく。美九の穴に飲み込まれていく陽月の男性器。その圧倒的な快楽に耐えながら陽月は上体を傾けて美九に密着する。彼方は未だ目を開けていないものの、呼吸は荒くなり、全身を火照らせていた。まるでこの卑猥な行為に悶えているかのように。
「ほら♡彼方さん♡こんなに気持ちいいのに寝たふりなんて酷いじゃないですか♡」
美九が彼方の首筋に舌を這わせながら囁く。その言葉に反応したのか、閉じていた瞼がぴくりと震える。
「あれ?本当に起きそうじゃないですか♡でも……もっと欲しいですよね?ダーリン♡もっと彼方さんのナカを突いてあげてください♡」
言われるまま、陽月は腰を打ち付ける。パンパンという乾いた音がカラオケ室内に響く。その度に彼方の身体は弓のようにしなり、無意識に快感を求めていることがわかる。
「もう限界みたいですね……でも♡ダーリンの精子はまだ出しちゃダメですよ♡」
霊力を乗せた声で美九が言った瞬間、陽月の下腹部が熱くなる。それだけではない。射精しようとしてもできない奇妙な感覚に襲われはじめたのだ。
「美九、また天使を……!?」
「大丈夫です♡私がイク時に解除しますから♡それまではずっと昂ったままですよ♡」
美九が嬉しそうに告げる。陽月は悶絶しそうなほどの快感に耐えながらも動きを止められない。一方彼方も限界が近づいているようで、“ん……ふぁあ……っ♡”と小さな嬌声を漏らしていた。
「ほら♡彼方さんも感じてる♡ダーリン♡一緒にイキましょ♡私、もうイキそうなので♡」
破軍歌姫による支配から解放されると共に溜まりに溜まった欲望が放たれる。陽月の精液が彼方の最奥へ注ぎ込まれると、彼方の身体が大きく痙攣。閉じられていた瞼も徐々に持ち上がっていく。
「え……?なに……これ……?」
「おはようございます彼方さん♡ようやく目覚めましたね♡」
悪戯っぽく笑いながらあいさつをする美九。周りを見て事態を把握した彼方は真っ赤になるが、身体は未だ敏感なまま。余韻に浸るように震え続けている。
「次は3人で楽しみましょう♡彼方さん♡」
美九が彼方に覆い被さる。2人の女性が絡み合うさまを前に陽月のものは再び硬直。そこに美九が“交互に……なんてどうですか?”と提案してきた。
「交互……?」
「はい♡彼方さんと私のナカを行ったり来たりするんです♡チノさんも見てることですし♡」
言われて視線を移すと、自分の股間を擦っているチノが見えた。その瞳には羞恥と興奮が混じっている。本当は自分も混ざりたいが、それは恥ずかしくて言えないので、ああやって性的興奮を紛らわせているのだろう。
「ねぇダーリン♡まずは私から……♡」
美九が四つん這いになると、“来てください♡”とお尻を突き出す。そこに陽月が近づき、一気に貫く。
「あぁっ♡」
歓喜の声が響く中でしばらくピストン運動をした後、次は彼方に挿入する。彼方のナカも既に十分潤っており、“んぅ♡”と心地良さそうな声をあげた。
「すごい♡こんなに濡れてる……♡」
「ダーリン♡今度は私に♡」
何度も交代し続けるうちにお互いの蜜壷が溶け合ったような錯覚すら覚える。汗ばんだ肌と肌がぶつかる音。それに伴う彼方と美九の喘ぎ声。そしてマイクを通じて増幅された結合部からの卑猥な音色が奏でられていく。
「美九さん……」
「参加したいんですよね?ほら♡こっちですよ♡」
手招きされて恐る恐る近づいてきたチノ。期待と不安が入り交じった表情を浮かべながら彼方の隣に座ると、“私も……触れていいですか?”と訊ねてきたので、陽月は黙って頷く。
「陽月さんの……大きいです……♡」
もう何度も見た男根に感嘆しながら、チノはそっとそれに触れる。それからは美九の指示で両手で包み込むように握り、前後に動かしていく。小さな手で不慣れながらも一生懸命奉仕する彼女の姿はとても可愛らしい。
「とても上手だよ。チノ」
褒められて嬉しかったのか、少しずつ動きが大きくなっていく。亀頭から流れ出した先走り汁が彼女の指を汚す。チノはそれをもったいないと思ったのだろう。舌で舐め取った。“美味しい……♡”と言いながら夢中になっている彼女の様子はとても淫靡だ。
「彼方ちゃんも……チノちゃんと一緒に♡」
チノが手コキをしている横で彼方も同じように手を伸ばす。チノに3Pの経験はない。だが興味はあるようで、笑顔で美九からの提案を受け入れた。
「3人の女の子から奉仕されるなんて、ダーリンは幸せ者ですね♡」
左右真ん中からそれぞれの手や舌で扱かれる感覚。加えてその相手が美少女となれば、美九の言う通り幸福と言うほかないだろう。
「もうイキそうですか?」
「まだ、まだ……」
男の意地なのか、陽月は首を左右に振って答える。3人はそれならばと扱くスピードを速めた。徐々に、追い詰めていくように。
「ほらほら♡我慢しないでいいんですよ♡」
彼方の口内に含まれた瞬間、腰が抜けそうな快感に襲われる。瞬間、抗っていた肉棒の限界は天元突破。白濁液が勢いよく噴射され、3人に降りかかった。
「ああ……陽月さんのがこんなに……♡」
放心状態の陽月の傍らで彼方とチノがお互いの顔に付着した精液を見せ合いっこしていた。
「ねぇ♡ダーリン♡まだまだイケますよね♡」
陽月のモノはビクビクと蠢いている。まるで次の快楽を求めているかのように。美九たちは男という生き物の底知れぬ性欲に感心しつつ、それだけ自分達が魅力的だったと思うと優越感にも似た感情が芽生える。
「次はどんな風にシますか?」
この場には自分を含めて4人。普通に1人ずつ相手をするのもいいが、そうすると今日はセックスするだけで帰ることになるだろう。そこで全員が同時に気持ちよくなる方法はないかと思案した結果、1つの案が閃いた。
「皆、裸になってベッドに寝てくれる?」
陽月の指示に美九と彼方は疑問符を浮かべながらも従う。しかしチノだけが躊躇した。裸になるのは構わない。問題はこれから行われるであろう行為を想像したとき、どれだけ自分が乱れてしまうか分からない恐怖があったからだ。だが、美九の“恥ずかしがることなんてないです♡私たちも一緒ですから♡”という言葉で決心がついたようで、2人と同様の姿でベッドに体を沈めた。こうしてベッドに寝た3人。その光景は圧巻のひと言で、それぞれが美しく魅惑的な肢体を披露している。そんな光景を前にすれば男の欲望は抑えられる訳がない。陽月はその中で一番距離が近かった彼方から抱き寄せた。
「陽月くん、大胆だねぇ♡」
「こういうとき、男は大胆になるんですよ」
そう言って、唇を奪うと同時に指先はおっぱいにへ伸ばす。舌を絡ませながらゆっくりと愛撫するうちに徐々に緊張が解けていく。キスだけで蕩けそうになっている彼方に追い討ちをかけるかのように今度はクリトリスを摘むと、“ひゃっ!”と可愛らしい嬌声を上げた。それを確認し終えたところで今度は隣の美九の元へ移動する。陽月は彼女の豊満な胸にしゃぶりつくと、もう片方は強く掴んだ。急な刺激で驚いたのか、美九から“きゃあ♡”と嬌声が上がる。だが、それでも抵抗せずに受け入れてくれているのを見る限り嫌では無いようだ。そのまま続けていれば徐々に快感が高まっていき、“あぁ♡ん♡”と艶やかな声を漏らすようになった。そろそろいい頃合いだ。そう判断した陽月は美九のおまんこへと顔を埋める。“ちゅぱっ♡んぐっ♡”とわざと大きな音を立てながら啜っていくうちに彼女は絶頂を迎えようとしているようであったので一旦離すことにした。
「あれ?終わり……なんですか……?」
残念そうな表情を浮かべる美九だが、陽月がすぐに次の行動へと移ったので、その表情はすぐに消えた。今度は2人まとめて抱き寄せると、再び彼方から責め始める。右手でおっぱいを揉みしだき、左手では秘所を探るという責め方に身を委ねる彼女に遠慮無く攻め立てていく。まずは右側に居る彼方に狙いを定めてみると、先ほどよりも早く反応してくれるようになったようだ。指を入れるたびに身体を震わせる彼方に対して美九の場合は声こそあまり大きくないものの、腰をくねらせてこちらを求めてきている。2人とも感じやすい体質なのかもしれないと思いながら丹念に愛撫していくうちにとうとう我慢の限界を迎えてしまったらしく、美九が盛大な潮吹きを披露した。
「あぁん♡ダーリン……♡そんな激しい♡」
そんな美九を宥めつつ、今度は正面に居る彼方に狙いを定める。彼女の体は快感を与え続けたことで敏感になっているようで、責めるとすぐに反応を示した。陽月はそれが楽しいと思いつつ、一度行為を中断。彼方に覆いかぶさるようにしてから彼方に耳元で囁くように話しかけた。
「彼方さん、キス……したいですか?」
「うん♡して欲しい♡」
「じゃあ自分で挿入れてみてください?」
耳元で囁かれただけでぞくぞくするような快感を覚えてしまうくらい感度良好の彼方。そんな彼女ならおそらく自力で挿入できるはずだと確信を持っている陽月は彼方の答えを待った。
「わかった♡」
陽月の命令を受け入れた彼方は自ら股間へ手を伸ばすと陽月のモノを掴み、自身の入口へと誘導していく。そこはすでに洪水のような愛液で溢れており、難なく受け入れることができた。そのまま一気に奥まで突き進んでいくと、“んくっ♡”という可愛いらしい嬌声と共に身体が弓なりに曲がる。どうやら挿入された衝撃だけで軽く達してしまったようだが、彼方はそのまま腰を上下に動かしていく。初めはゆっくりとした動きだったが、徐々に加速していくにつれて彼方の嬌声も比例して大きくなり、そんな姿を見せつけられた残りの2人も興奮を隠せなくなっていた。
「チノちゃん♡私ももう我慢できなくなってきちゃいました♡」
「美九さんも?実は私もちょっと……」
2人が何やら話し合っている隙に陽月は彼方を仰向けにし、正常位の体制で上から覆いかぶさるような姿勢となる。そしてそのまま腰を振り始めたことで彼方は突然のことに驚きつつも、快楽に溺れていった。
「んあっ♡はげしっ♡あっ♡」
彼方の膣内は今まで経験したことのないほど締め付けが強く、気を抜けばすぐに果ててしまいそうになる。なので慎重にピストン運動を行い、それから暫くすると少しずつ慣れてきたのか、余裕が出てきたため調子に乗ってしまったのか。それは定かではないが、腰使いも早くなっていくとそれに合わせて喘ぎ声も大きくなりはじめ、ついには声量MAXになったころには涙目で訴えてくる有様となった。
「ダーリン♡私のこと忘れないで下さい♡」
嫉妬心からなのか、怒ったような口調で言ってきた美九が視界に入るや否や唇を奪われる。直後に入ってきた舌によって思考を奪われたかのように夢中になってしまう。しばらくしてから唇が離れると唾液の糸を引き、非常にエロい雰囲気が漂わせた。そんな中でも美九は休む暇を与えないと言わんばかりに陽月の耳元に顔を近づけ、囁く。甘く、優しい声音で。
「んっ♡ああっ♡」
彼方のナカの具合を確かめるように掻き回すように腰を動かすと、その度に嬌声が上がる。それは今までとは違う種類のものであり、より甘ったるいものになっていた。さらに膣内もまた先程とは比べ物にならないほどの圧迫感があり、油断してしまえばすぐにでも搾り取られてしまいそうになる。そんな危うさがあるほどに彼女ののナカは狭く感じるのだ。しかしそんな強烈な刺激があってなお、抽送を繰り返していくうちに次第に彼方の反応が薄くなってきたことに気づいた陽月は心配になり、問いかけた。
「彼方さん、大丈夫ですか?」
「だいじょーぶじゃなぃ……♡」
焦点の合っていない目とトロンとした表情を見て察するに完全に飛んでいるとしか思えない状態ではあるものの、返事をしたということはまだ正気を保てているのだろう。とはいえこのまま続行するのは危険かもしれない。そう思い抜こうとしたところ、突然下半身を押さえつけられ逃げることができなくなった。
「だーめ♡絶対抜かせない♡このまま気持ちよくなってもらうんだから♡」
背後から回された腕に拘束された陽月は為す術なく彼方の中に押し留められる。
「ん゛っ!!」
彼方の中で更なる膨張を遂げたそれに対し、苦痛と悦びの入り混じったような声を出てしまう。だが、それはそれで気持ち良さそうで逆効果であることは間違いなかった。それどころかどんどん締め付けが強くなってきているような気がするほどにギュウッと締め付けられる。こうなると流石に痛みを感じたので、焦りを感じはじめるが、当の本人は未だその異変に気づいていないようだった。これにはどうしたものかと悩んでいたところ、突然顔を近づけてきた美九に唇を奪われる。いきなりのことに驚く暇もなく貪られる形になり、息継ぎすら儘ならない状態となってしまう。
「むぅ♡」
「おぉっ?!ちょ……ちょっとタンマ!」
必死に抵抗しようとするも腕を掴まれ動けなくされてしまい、為すがままにされる状態に。そうしているうちに意識が朦朧としてきた頃にようやく解放された時には既に遅く、全身汗だくのまま肩で息をする羽目になった。それからも何度も行為は続き、終わったころには日はもう沈んでいた。夢中になりすぎて時間を忘れてしまっていたが、今日はもう特訓する時間は残されていない。恐るべし、天使の力。いや、一番恐ろしいのはそれを行使する精霊のほうだろう。
「……」
服を整えたチノは黙りこくっていたが、陽月は雰囲気で気づいていた。彼女は今、怒っていると。それはそうだ。ここには音楽会に向けて特訓するために来たのに、その時間がセックスによってなくなってしまったのだから。これはなんとかせねばと思考を巡らせ、陽月と美九は口を開いた。
「わかったかいチノ。こうやって人前でセックスすることで度胸を身に着けるんだよ」
「そ、そうですそうです!人前でセックスすることに比べたら人前で歌うことくらい―――」
「みなさん」
冷え切った声音で陽月たちを見たチノ。そのときの彼女はそれはそれはもういい笑顔だった。だが、逆にそれが恐怖を煽っている。普段怒らない人が怒ると怖いとは聞くが、陽月たちは今身を持ってそれを体験していた。陽月と美九がさっき言ったこともチノからしたら苦しい言い訳にしか聞こえなかったのだ。
「そこに正座してください。残りの時間はお説教タイムです」
『……はい』
それから学校が閉まるまでの30分。陽月、美九、彼方の3名はチノからきっつ~いお説教を受けるのだった。ということもあって、翌日から本番の前日は真面目に特訓を重ね、音楽会は無事成功。チノもこれによって少し自信をつける結果となった。