【魔女の旅々】
・イレイナ
【魔法少女リリカルなのはシリーズ】
・リンネ・ベルリネッタ
【戦姫絶唱シンフォギア】
・立花響
クロスディア上空。そこを箒に乗って進む灰色髪の少女がいた。
(陽月さんはどこでしょう……?)
彼女の名はイレイナ。見聞を広めるべく、世界を旅する彼女が陽月を捜す理由は1つ。陽月にショタの薬を飲ませるためだ。イレイナは以前からショタに興味を示していた。それも自分でショタの薬を開発しようと思っていたほどに。だが、何度やっても上手くいかず、あきらめかけていたところ、風の噂でショタの薬のことを聞き、開発者であるエルフナインから購入したのだ。
「あっ」
地上に目を光らせていると、ギルドから1人の少年が出てくるのを発見した。イレイナはそれが陽月とわかると、地上へと降下し、彼の肩を軽く叩く。
「イレイナさん、来てたんですね」
「はい。偶然近くを通りかかったので」
陽月を捜すために来たので、もちろんこれはウソである。
「陽月さんはこれから何をしに?」
「こいつを倒しに行くんです」
スマホから冒険者が愛用しているギルド専用アプリを起動させ、受注した依頼の内容をイレイナに見せる。それには紫色のウロコに9つの頭を持った蛇のような姿をしたモンスターもといヒドラが描かれていた。
「最近、こいつによる被害が相次いでるそうです。なので、これから倒しに行こうかと」
「でしたら、私も行きます。1人より2人のほうが仕事は早いでしょ?」
イレイナの実力をわかっている陽月は2つ返事で了承。それから陽月はイレイナをネロに乗せ、ウロボロスが住処にしている遺跡へ。本来なら箒で行ったほうが早く着くのだが、イレイナがせっかくの機会ということで、バイクに乗ってみたい……というのは建前。本音は陽月にくっつきたかっただけなのは秘密である。
「この中にヒドラが?」
「はい、話によるとここの最奥部に潜んでるようです」
ヒドラが現れる前、この周辺はレアリティの高い素材が取れるスポットとして多くの冒険者が訪れていた。だが、ヒドラはそんな冒険者を次々と襲撃。襲撃を受けた冒険者の中には死亡者もいることから、ギルド協会はその危険性を考慮して、この区域の立ち入りを禁じていた。だが、いつまでも貴重なスポットをそんな状態にするわけにはいかない。ということで、ギルド協会はヒドラの討伐をAランククエストとして冒険者に討伐を依頼したというのが事の顛末だ。ちなみにAランククエストはAランク冒険者しか受けられないのだが、イレイナはAランク冒険者なので受注条件は満たしている。
「やはり来ましたか」
このままヒドラのところまで行ければよかったのだが、現実はそう甘くなく、スライムやナメクジが行く手を阻んできた。ヒドラ戦の前にムダな体力は使いたくないので、余計な戦闘は避けたい。そう考えている陽月とイレイナだったが、スライムもナメクジも持ち前の巨躯で道を塞いでいるため、それは叶いそうになかった。仮に戦闘を避けられたとしても、ヒドラ戦の時にスライムたちがやってきたりしたら、戦況は不利になる。そう考えると、スライムたちはここで倒しておくのが得策と言えるだろう。イレイナもそう考えたようで、杖を取りだした。
「ふっ!」
まずはナメクジに近づき、レッドサンによる斬撃を浴びせる。だが、粘液で覆われたナメクジはその刃をずるっと滑らせた。まるでおまえの攻撃など無意味だ、と言うかのように。
(物理は効かないのか……これは厄介だな)
「下がってください」
イレイナからそんな声があったのでナメクジから距離を離すと、真空刃が陽月を横切る。それは軌道上にいたナメクジを切り裂き、元がなんだったのか判別できなくなるほどバラバラに切り裂いた。
「うわぁ……」
ナメクジの肉片がそこら中に飛び散り、陽月たちの前方にグロテスクな光景が広がる。耐性のない人にはキツい光景だ。
「引いている場合じゃないですよ。先へ進まないといけないのですから」
「そ、そうですね……」
迫りくるスライムとナメクジの群れを迎え撃ちながら、奥へと進んでいく。それからしばらくしてたどり着いたのは広い部屋。その中心で眠っている大蛇は紫色のウロコに9つの頭を持ち、クエストの依頼書に描かれていたヒドラだと確信させた。
「……」
気配を感じてか、ヒドラが閉じていたまぶたを持ち上げる。続けて巨躯を起こして陽月とイレイナを咆哮で威嚇した後、地を這いながら迫ってきた。
「ふっ!」
大きく口を開けて丸呑みにしようとしたヒドラの真上に跳んだ後、陽月は頭部に斬撃を見舞う。身体から離脱した頭部は宙を舞い、地面を転がる。しかし……。
「!?」
頭部を失った首の先端がうねうねとうごめいたと思ったら、頭部が生えてきた。しかもそれだけじゃなく、胴体から新たな頭部まで生えてきたのだ。
「こいつ、再生能力があるのか……」
「では全て切り落としてみましょう。はっ!」
真空刃を広範囲に放ち、全ての頭部を切り落とす。だが、それでも状況は変わらず、頭部は再生。数を倍に増やす結果となった。20を超える頭部を持つ蛇。そんなの想像するだけでもおぞましいのに、実際に見ると気持ち悪くて吐き気を催すほどだった。
「うわっ!?」
口から紫色の光線を吐きだす。20の頭から放たれるそれを陽月とイレイナはどうにか避けるが、それには溶解効果があったようで、当たった壁や床をドロドロに溶かした。
(これ以上、頭を増やしたら避けきれないな……)
といっても、切り落としでもしたらまた頭が増える。ならどうすればいいのかと考えた時、陽月は数日前にアズサと受けたクエストのことを思いだす。その時も今回同様、頭が再生するモンスターと戦っていたのだが、頭部が再生しなかったのだ。なぜなのかと聞いたところ、アズサはこう答えた。
<この魔物は体温が高くなると再生できなくなるの。だから似たような魔物と戦うときは炎魔法を使うのが効果的だよ>
言われてみれば、カリンもヒドラは温度の高いところを避ける傾向にあると言っていた。それはなぜなのかと疑問だったが、そういうことから合点がいく。
「(あのヒドラも同じ種族なら……)イレイナさん、炎は出せますか?」
「それぐらい造作もありません。でも、なぜですか?」
「僕が首を落とすので、首の付け根を焼いていってくれませんか?」
このままではラチがあかないことは承知している。なら、一か八か陽月の案にかけてみるのも1つの手だと考え、イレイナは了承した。
「では、いきますよ!」
再び斬撃を飛ばし、ヒドラの首を次々と跳ね飛ばしていく。だが、中心にいた首は周りに首に守られたことで、切り落とせなかった。
「イレイナさん、今です!」
「わかってますよ!」
ロウソクに火を灯すように、イレイナが首の付け根に炎をつける。うめき声をあげ、苦しみだすヒドラ。しかも焼かれた首から頭部が再生されていないことから、陽月はヒドラが数日前に戦ったモンスターと同種であると確信。同時に実感した。得た経験は必ずどこかで役立つものだ、と。
「……」
ヒドラの目から殺気を感じ、陽月は距離を離す。ヒドラはこのままでは負けてしまうと思ったのか、咆哮をあげ、巨大なカニ―――ビッグキャンサーを呼んだ。ビッグキャンサーはヒドラを守るように前に立つと、泡を噴射。陽月は持ち前の反射神経で避けられたが、イレイナは反応が遅れ、泡に当たってしまった。泡にまみれて倒れ伏したイレイナの元に、陽月はすぐさま駆け寄る。
「イレイナさん、大丈夫ですか!?」
「問題、ありません……」
言った矢先、イレイナに異変が発生した。泡がイレイナの服を溶かしはじめたのだ。
「キャッ!?」
すぐさま大事なところを隠すイレイナ。これは陽月にとって―――いや、全世界の男子にとってうれしいイベントであることは間違いが、イレイナを辱めていいのは自分だけ。だが、イレイナは今自分以外のヤツにはずかしめを受けた。その事実が陽月の奥底に眠る怒りを呼び起こし、全身に青き竜の鎧―――
「……」
ゆっくり立ち上がり、ヒドラたちのほうに向く。顔がフルフェイスマスクで覆われているため、陽月の表情はうかがえない。だが、ヒドラたちは陽月からたしかな殺気を向けられていることを本能で感じていた。ならば殺られる前に殺ると言わんばかりにビッグキャンサーは泡を連射。陽月はそれを避けつつ、ビッグキャンサーとの距離を詰めていく。これは効かないと判断したのか、ビッグキャンサーは右腕を前方に差しだし、ハサミをミサイルのように飛ばした。だが、一直線に飛んでくるだけのハサミなど大した決定打にはならない。それを思い知らせるかのように、陽月はハサミを切り上げるように振るったソーマで弾き飛ばす。ハサミは放物線を描きながら打ちあがり、後方の天井に刺さった。その際、なにかが崩れる音がしたが、ビッグキャンサーたちを殺ることで頭がいっぱい。故にそれを気にすることはなかった。
「死ね」
銀色の砲撃を撃ちだし、カニを壁にたたきつける。背を床につける状態で倒れたカニは足をばたつかせながら、その身を光の粒に変えた。
「次はおまえだ」
配下を殺されて怒ったのか、ヒドラが地を這いながら迫ってくる。対して陽月は丸呑みしようと口を開けたヒドラの頭部に移動。ソーマの刀身に炎をまとわせた。
「くたばれ」
冷たく言い放つとともにヒドラの頭部を炎の刃が貫く。それによて再生能力を発動できなかったヒドラはその場に崩れ落ち、その身を光の粒へと変換。カニの後を追うかのように空を舞い、消えた。
「はあ、はあ……」
月魔の竜装を解除すると、イレイナから荒げた呼吸が聞こえた。何かあったのかと思い、陽月はそばに駆け寄る。全裸であることを考えれば、風邪をこじらせてもおかしくはないだろう。だが、今のイレイナはそういう感じではない。どちらかといえば、発情しているような感じだった。実はイレイナが浴びたカニの泡には溶解効果(服のみ)だけでなく、催淫効果も含まれていたのだ。
(あれ……?なんか、急に熱っぽく……)
月魔の竜装により、泡の被弾こそ防ぐことはできた。だが、ヒドラはそれを見越していたかのように1つの置き土産を残していったのだ。催淫効果のある自身の息を。もっと言うとあの2体の前世は人間かつ恋人同士で、特にヒドラのほうはかなりの性欲の持ち主だったとか。この部屋の出入口は開けっ放しのため、本来ならヒドラの息は外へ出ていくはずなのだが、ハサミによって一部の天井が出入口の前に落下。それによって、出入口が塞がれてしまい、息が部屋に充満する状況を作りだしてしまったのだ。これは怒りによって目の前の敵を倒すことに意識がいきすぎた結果、周りのことを考慮できなかった陽月の失態といえるだろう。本来ならこのことを反省すべきなのだが、性欲を高められた今の陽月にそんな余裕などなかった。
「イレイナさんっ!」
盛る気持ちを抑えられず、陽月はズボンを脱ぎ、挿入。そこから本能のままに腰を動かし、イレイナの子宮を突いていく。
「イレイナさん、イレイナさんっ」
バカのひとつ覚えのように目の前の女性の名を呼ぶ。陽月の頭の中は今、イレイナで埋め尽くされている。故に今の陽月にあるのはイレイナに種付けしたいという雄の本能だけなのだ。
「陽月、さんっ♡発情、しすぎ、ですっ♡」
「しかたないじゃないですかっ。あの蛇の息に当てられたんですからっ」
言い訳するかのような口ぶりだが、これはまぎれもない事実だ。
「じゃあ、しかたないですね♡どうせ誰もいないですし、ヤッちゃってくださいっ♡」
「遠慮なく、そうさせてもらいますっ」
イレイナの言葉に甘え、陽月はイレイナに種を植えつけた。一度ならず二度も、三度も。催淫効果が解けた後、陽月は少々やりすぎだと謝罪したが、イレイナは“私を求めてくれてうれしかった”と笑いかけ、解散。怒ると周りのことが見えなくなることは飛霄や鏡流にも指摘されていた故、陽月は今回の件について猛省しながら帰路をたどった。
「あっ……」
それからしばらくたった時、イレイナは思いだした。自分の本来の目的を。
(ショタ薬のこと、忘れてました……)
がっくりと肩を落とすイレイナ。エッチができたのはいいのだが、ショタの陽月を拝めなければ彼を捜すのに費やした時間がムダになってしまう。それは決して許されることではない。
(陽月さんは家にもどっているでしょうか? なら、今からでも!)
次こそ本来の目的を果たすべく、イレイナは空に舞いあがった。
―――――
リンネが所属するフロンティアジム内。陽月、リンネ、響の3人がトレーニングを行っていた。
「はぁああぁあああっ!」
真っ直ぐ、かつ素早く飛んできたリンネの拳を受け止める。響がダンベルで筋トレしているのに対し、陽月とリンネがやっているのはスパーリング。基本剣術と魔法で戦っている陽月だが、今後の戦いでそれらが使えなくなる可能性は十分にある。そのとき頼りになるのは己の体のみとなるので、定期的にここを訪れては格闘技を学んでいるのだ。
「相変わらずすごい打撃だな。中1のものとは思えないくらい」
「鍛えていますので」
クールな口調でリンネが返す。普段のリンネはもう少し穏やかなのだが、今回はどういうわけか、不機嫌だった。実を言うと、トレーニングは本来リンネと2人でする予定だったのだが、その道中に響と遭遇。それで響も格闘技の心得があるということで、陽月の提案でいっしょにトレーニングをすることになったのだ。
「休みの日でもトレーニングなんて、リンネはマメだね」
「トレーニングに終わりはありませんので。それに陽月さんやあなたのような方と手合わせすることで、得られるものもあるでしょうから」
「リンネの助けになれてるなら、僕もうれしいよ」
「よい、しょっ!」
腕を下げ、響がダンベルを床に置く。スパーリングに集中していたので、響がどれくらい持ちあげていたかはわからない。だが始めたのがスパーリングを始める前だったことから、少なく見積もっても100回は持ち上げているだろう。ちなみにダンベルの重量は50kgだ。
「汗かいてきちゃった。リンネちゃん、シャワー借りていい?」
「どうぞ。シャワールームここを出て、次の角を右に曲がったところにありますので」
リンネから許可をもらうと、響は“ありがとう”と言って、シャワールームに向かっていく。陽月はこれをチャンスだと思い、リンネに聞いた。不機嫌になっている理由を。
「わからないんですか? 私は……」
不意に飛びついてきたリンネを受け止める。その身体は小さくだが、震えていた。
「私は、あなたとトレーニングするのを楽しみにしながら毎日を過ごしてるんです。だから予告もなしに誰かに割って入られるのは、イヤなんですよ……」
抱きしめる力を強めながら言うリンネ。良かれと思って提案したことが結果的に彼女を傷つけてしまった。リンネに罪悪感を覚えつつ、陽月は宥めるように彼女の頭を優しくなでる。傷ついた彼女を前にどうしていいかわからず、結局これしか浮かばなかった。そんな自分が、実に不甲斐ない。
「陽月さん……」
「そんな気持ちでトレーニングに臨んでたんだね。ごめんね、気づいてやれなくて」
「陽月さんは悪くありません。私が勝手に怒っていただけですから……」
「それでも僕が傷つけた事実は変わらない。だから、詫びをさせくれないかな?」
その言葉に反応を示すように、リンネのアホ毛がピンと立つ。まるで、それに意志でも宿っているかのように。
「じゃあ……」
顔を赤くしながら間を開けた後、リンネは次の言葉を紡いだ。
「セックス、してください……」
なにかおごれ。買い物に付き合え。デートして。様々な要望を予想したが、リンネが求めてきたのはそんなものではなく、セックスだった。まあ、この世界の女性の性欲は男性より高いと言われているのを考えたら、当然かもしれないけれど。
「今、響いるよ……?」
「わかったうえで言ってるんです。見つかるかもしれないというスリル感、それが本当に行為を盛り上げるのか、確かめたいんです」
「……わかった。それが詫びになるなら」
リンネの要望に応えるべく、個室のシャワールームへ。リンネはスリルなエッチを求めている。その要望を叶えられる場所がなにかと考えた結果、響が利用している共用シャワールームの隣にある個室のシャワールームしかないと考えたのだ。
「んっ♡」
服を半脱ぎにされ、おっぱいの周りを舐められたリンネから色気の混じった声が上がる。トレーニングの直後なので、汗もいっしょに舐めてしまうが、このしょっぱい感じがまたいい。
「陽月、さんっ♡くすぐったい、ですっ♡」
「じゃあ、くすぐったくないヤツにするか」
ということで、今度はおっぱいに吸いつく。しかし、これだと物足りない。ということで陽月はそれをしつつ、中指に挿しこんだ中指を縦横無尽に暴れさせた。
「んっ、んんっ♡」
声を出さないよう、リンネは口を手で押さえる。本当は声を出したいのだろうが、そうすれば響にバレてしまう。これだ。バレそうになるという危険性を孕ませる。これこそが、スリルセックスの醍醐味なのだ。
「さて、どこまでガマンしきれるかな?」
発声を煽るように、どんどん中指を動かしていく。リンネは目を固く閉じて耐えているが、アソコはもう洪水警報が発令している。このまま耐えれば声は抑えられるだろうが、射精はもう時間の問題だろう。
「~~~っ♡~~~~~~~~っ♡」
くぐもった声とともに、リンネから愛液が噴きだす。そんな彼女を追撃するように、俺はリンネの片足を持ち上げ、肉棒を挿入した。
「~♡~~♡~~~~~♡」
挿入されても尚、リンネは声を出さぬよう努めている。ここまでヤッても声を出さない彼女の根性に陽月は素直に感心した。
(ならこれでどうだっ!)
腰を上下に動かして、子宮を何度も突く。だが、それでもリンネは声を出さない。やはり、リンネは素晴らしい根性の持ち主だ。
(なら、その根性がどこまでもつか、試してやるっ)
腰の動きを速め、子宮を突く頻度を高める。しかし、陽月の意図に逆らうが如く、リンネは射精するその時まで声を発することはなかった。
「ここまでヤッても声を出さないなんて……」
「こんなの、コーチの特訓に比べれば……」
ジルの特訓は血反吐が出るほどハードなものと聞いている。だが逆を言えば、その分得られるものは大きいということ。ハイリスクハイリターンという言葉があるが、それはきっとこのことを言うのだろう。
「ここを出ましょう。立花さんに気づかれる前に」
「ああ……」
事後処理をして、シャワールームから退室。このままトレーニングルームに行ければクリアだったのだが、今日の占いで陽月の運勢は最悪と言われていた。外を出ればよくないことが起きると。しかしながら、陽月は占いを信じるタイプではないので、それを無視して外出。が、それが祟ってしまったのか、退室と同時に響と鉢合ってしまった。最悪の事態に陽月もリンネも固まってしまう。
「た、立花、さん……!?」
「なんで2人がいっしょのシャワールームから……んん?」
なにかに気づいたように響はリンネに歩み寄り、匂いをかぐ。その姿はまるで、探し物をする犬のようだった。
「な、なんですか……?」
「エッチな匂いがする……2人とも、私に隠れてヤッてたでしょ?」
心臓が跳ね上がる。シラを切りたいところだが、勘が鋭い響にそれは付け焼刃となるだけ。これまでの付き合いでそれを理解している陽月はその策を切り捨て、正直に言うことにした。
「ヤッてたよ。リンネにねだられて……」
「そうなんだ。ズルい、私だってシたいのに……」
ぷくっと響が頬を膨らませる。リンネはそんな響を見て罪悪感がわいたのだろう。バツの悪そうな顔になっている。
「すみません立花さん、陽月さんを独り占めしてしまって……」
「謝らなくていいよ。でも、どうしても詫びたいなら、私のお願い、聞いてくれないかな?」
「響ともシろってこと?」
「さすが陽月!察しがいいね♡」
「なら私も、シたいです……」
「わかったわかった。2人まとめて相手するよ」
ということで、陽月たちはマイルームへ。そこに着くなり、唇を奪ってくる響を抱き締めつつ、陽月は彼女を抱きしめ、舌を口内で絡ませた。
「んっ♡はっ、じゅるっ……んぅ♡ぺちゃっ……んんっ♡」
「……」
幸せそうな顔でキスをする響に羨望の眼差しを向けるリンネ。彼女の言いたいことは察しているので、陽月は手招きして彼女を引き寄せ、響と同様に唇を重ねた。
「……はぁ♡」
唇を離すと、とろんとした顔つきのリンネが目に映る。一目でわかる幸せそうな表情に陽月の幸福度も上がっていく。
「リンネちゃん、積極的だね~。でも私、そろそろ欲しくなってるの。だから……」
ベッドに仰向けになり、響が股を広げる。
「ここに陽月の、挿れてほしいなぁ♡」
響の願いを聞き入れ、肉棒を挿しこむ。そのままゆっくりと、だが確実に肉棒を奥まで侵入させていく。
「んっ♡いい、よっ♡そのまま、突いてっ♡」
奥まで挿れた肉棒を半分抜いては挿し、半分抜いては挿し。陽月はその一連の動作を反復することで、響の子宮を突いていった。
「いっ♡んっ♡陽月のが奥に当たってっ、あっ♡あんっ♡」
「っ……響、そろそろっ」
「うん、いいよっ♡いっぱい、ちょうだいっ♡」
直後、陽月たちは同じタイミングで射精。放出された精液はナカを通り、子宮へと流れこんだ。
「陽月さん、私にも……」
「ああ、もちろん」
リンネを四つん這いにさせ、後ろから挿す。そして響同様、腰を動かし、子宮を突いていく。
「もう、抑えなくて、いいんですよねっ♡ガマンしなくて、いいんですよねっ♡」
「うん。思いきり出していいよ」
さっきやっていたのはスリルエッチだが、今はそうじゃない。故にもうガマンする必要はないのだ。
「あの時、ホントは声を出したかったんですっ♡でも、気づかれたく、なかった、からっ♡」
「わかってる。あの時は本当によく耐えた」
あれだけのことをやられて声を出さなかったのは賞賛せざるをえない。リンネをここまで育てたジルは流石と言うべきだろう。
「はあっ、あっ♡陽月さんっ♡もう、限界、ですっ♡」
「ああ、じゃあ……出すよっ」
本日3度目の射精。精液はリンネのナカを通り、子宮を満たす。
「これだけじゃまだ足りないよ。ねぇ陽月ぁ、もう1回シよ♡」
「私も……もっと陽月さんと(大人の)スパーリング、シたいです……♡」
完全にスイッチが入ってしまっている。こうなればもう、気を失うまで切れることはないだろう。
「わかったよ。明日動けなくなっても知らないからね」
それから陽が落ちるまで、陽月たちはセックスに勤しむのだった。