【ご注文はうさぎですか?】
・リゼ
・シャロ
【デート・ア・ライブ】
・鳶一折紙(反転体)
2月14日、バレンタイン。非リアからしたら爆発四散したくなるこの日であるが、陽月の場合は……。
「わ!?」
下駄箱を開けた瞬間、ラッピングされた箱が滝のように雪崩れてきた。お察しのとおり、この箱すべてがチョコレートである。
(予想はしてたけど、これほどとは……)
陽月が王竜祭で優勝したことは記憶に新しいと思うが、以来彼は男女問わず人気の的になっていた。しかもそれは学園に限ったことじゃない。王竜祭の試合がテレビ中継されていた影響で、世界的にも注目されるようになったのだ。
(袋持ってきといてよかったよ)
鞄から紙袋を取り出し、チョコの群れをそこに入れていく。数は10ぐらいだが、それでもかなりの量であることに変わりはない。
(でも捨てるわけにはいかないしなぁ……)
市販のものならともかく、こういったものは大体手作りであることが多い。そんな想いのこもったものを捨てることはおろか、人にあげるなんてご法度だ。
(今日のお昼はこれだな)
お菓子を昼食にするのもどうかと思うが、そうでもしないと消費しきれない。残さず食べる。それが贈ってくれた人に対する礼儀だと考えている故。
「1日でこんなにチョコ食べたの初めてかも……」
そもそもバレンタインでこんなたくさんのチョコをもらうことのほうが稀だろう。しかもどのチョコも甘いので、胸やけがすごい。
「ふぅ……これで全部だな」
チョコの群れと格闘すること数分。ようやくすべてのチョコを食べ終える。このとき、遼河が心底羨ましいと思った。レストランのメニューを平らげた彼ならこの量のチョコも余裕だろうと思った―――いや、確信があったからだ。
「お、いたいた」
屋上のドアが開き、2人の女子高生が入ってくる。リゼとシャロだ。
「リゼ、シャロ、どうしたの?」
「おまえを捜していたんだ。今日はバレンタインだろ?だから―――」
陽月の横にある紙袋に視線がいったところで、口を止める。リゼは察したのだ。陽月が今大量にチョコを食べた後だということを。
「だから……?」
「いっしょに食べようと思ってな。チョコを用意したんだ。なあ、シャロ?」
「え?あ、はい!そうです!陽月と食べようと思って、手作りチョコを用意したの!」
シャロも察したのか、リゼに合わせてくれる。チョコは2つあるが、リゼとシャロといっしょに食べるなら陽月でも食べられると思ったのだ。
「陽月、食べてくれるか……?」
正直腹はいっぱいではあるが、あと1つくらいなら食べられる。胃袋と相談してそう判断した陽月は“もちろん”と答え、リゼとシャロのチョコを半分ずつ食べることに。
「じゃあ、まずはリゼのチョコから……いただきます」
ひと口かじる。甘さ控えめのウィスキーボンボンだが、この甘さはちょうどいい。
「次はシャロのチョコを……」
シャロのチョコをひと口かじる。彼女が作ったのはカフェイン入りのようで、ビターな甘味がが口いっぱいに広がった。
「……どう?」
「うん、すごく美味しいよ。2人ともお菓子作り上手いんだね」
これまで食べたチョコもよかったが、2人のチョコの出来もそれに負けず劣らずのものだった。店に出しても売れると思うくらいに。
「……ん?」
食べていると、陽月に異変が起こる。いや、彼だけじゃない。シャロにもだ。
(なんか、体が……熱く……)
いったいなぜこんなことになっているのか。原因は十中八九チョコ。もっと言えばリゼが作ったチョコにある。今回リゼが作ったのはウィスキーボンボンなのだが、これには文字どおりウィスキーが含まれており、それが酔いに耐性のない陽月に
「はぁ~あ、なんかふわふわになってきたぁ~」
顔を真っ赤にした状態で気の抜けた声を出しているシャロ。この状態の彼女を陽月は知っている。これはカフェインを摂取したときのシャロだ。
「おいシャロ、まさか自分のチョコ食べたのか!?」
「リゼ先輩のチョコを食べるつもりが、まちがえちゃいましたぁ。てへっ」
そう言って、自身の頭を軽く小突いて舌を出すシャロ。おっちょこちょいにも程がある。
「リゼせんぱぁ~い♡」
酔って蕩けた表情のシャロがリゼに詰め寄る。普段は品行方正な彼女が見せる妖艶な仕草に、酔った陽月の心臓が跳ね上がる。
「ちょ……待てシャロ!ここ屋上だぞ!?」
慌てる抗議するリゼの声はシャロの耳には入らない。酔ったせいで理性が切れてしまっているからだ。
「だってぇ……リゼ先輩がかわいいんですもん……」
リゼの首筋に温かい吐息がかかった瞬間、シャロの唇がリゼの頬を捉えた。軽いキスではなく、欲望に満ちた深い接吻。リゼの喉から漏れた小さな悲鳴が陽月を完全に狂わせる。
(ヤバイ……見てるだけで勃ってきた……)
酔いによって徐々に細くなっていく理性の鎖。やがてそれはシャロに情欲を煽られたことで焼き切れ、獣が解き放つ結果となる。理性のなくなった獣はリゼに矛先をむけた。
「おい」
後ろから抱き着かれると、リゼがビクッと体を小さく跳ねさせた。
「陽月!?」
「面白そうだな。俺も混ぜてくれよ」
今の陽月はこれまでは明らかに雰囲気が違っていた。これまでの陽月を礼儀正しい爽やかな好青年とするなら、今の陽月は飢えた猛獣。そう思わせるような危険な雰囲気を陽月は醸し出していた。
リゼに抵抗する力はなかった。いや、この場合は抵抗しなかったというほうが正しいだろう。その理由は今の陽月がとても魅力に映っているから。もちろん、これまでの陽月もよかった。でも、だからこそ今の陽月がギャップとなって余計に惹かれるというわけだ。言動は不良そのものなのに、ここまで惹かれるのはリゼ自身も不思議に思うことだった。
「そんなところ、触るなぁ……」
抵抗の素振りを見せているが、その声色は喜んでいるように聞こえる。実際、彼女は嫌がっていない。そもそも好きでもない男に触れられて気持ちよくなる女性などいるはずがないし、好きでもない男とこのような行為をするわけがない。つまりはそういうことである。
「嫌だと言いつつ、感じてるじゃねぇか」
「黙れぇ……」
リゼは無意識に陽月の腕に力を入れていた。つまりは悦びを感じている証拠。どんなことをされても快楽を覚える体になったからである。リゼは陽月でなければ感じられない。陽月と行為を重ねたことで、いつの間にかそのレベルまで身体が改造されたのだ。
「かわいいな。リゼ」
「……!」
急にそう言われ、赤面するリゼ。はずかしさもあるが、うれしいというのが一番の感情だ。それに好きな人に言われれば誰だってうれしいだろう。彼女の顔はどんどん紅潮していく一方である。
「そこは、ダメだぁ!」
陽月はある箇所を激しく弄り始めていた。敏感な部分なので、弄られれば弄られるほどリゼの身体は感じてしまう。彼女は絶頂を迎えようとしていた。故にもう我慢できないほどに達しており、その限界まであと少しかと思われたとき―――。
「待て!」
大声で叫ぶとともに、リゼは大きく息を吐き出す。その動作によりなんとか落ち着きを取り戻すことに成功する。リゼは安堵すると同時に疲労感を覚え始めたため、休憩したい気持ちになるものの、まだ終わってほしくないと思っている自分も存在しているのもたしか。だからこそ、今のリゼは複雑な心境になっていた。
シャロは笑みを浮かべながら、リゼの背後に回り込む。そのままリゼの耳元に息を吹きかけると、“リゼ先輩……♡”と囁いた。ゾクゾクと感覚がリゼの背中に走る。
「2人とも……やめ……!」
弱々しく訴えるリゼだが、シャロは容赦なく愛撫を始める。陽月はそれを満足げに眺めながら、リゼの腰に手を這わせる。
「先輩の肌……すべすべですね♡」
シャロは指先でリゼの首筋から背中をゆっくりとなぞる。その感触にリゼの身体は反応し、小さく震えてしまう。
「シャロ……やめろぉ……」
「そんなこと言って……本当は気持ちいいんでしょ?」
シャロはさらに大胆に動き、リゼの胸元に手を伸ばす。その手つきは経験豊富な陽月のものとは違ってどこかぎこちなく、初々しい。
「リゼ先輩……すごくきれいです♡」
うっとりとした声で言いながら、シャロはリゼのおっぱいにそっと触れる。酔っているとはいえ、この状況に興奮しているのは間違いなかった。
シャロの息遣いも荒くなり、時折小さな嬌声を漏らしながら、夢中になってリゼの身体を弄ぶ。
「シャロの愛撫で感じてるのか?リゼ」
陽月はリゼの胸元に顔を寄せ、敏感な部分を舌で愛撫する。その刺激にリゼの身体が跳ね上がる。
「やめ……やめろぉ……2人とも……!」
言葉とは裏腹に、リゼの表情は快楽に染まり始めている。陽月とシャロの異なる愛撫が交互に訪れ、彼女の中で新たな感覚が生まれていく。
「リゼ先輩……こっちも気持ちよくなりたいんじゃないですか?」
シャロは下腹部へ手を滑らせ、はずかしい部分に触れようとする。陽月もそれに呼応するように別の箇所を攻め立てる。
2人の猛攻に耐えきれず、リゼの表情が次第に緩んでいく。
「ん……はぁっ……んっ……」
もはや声を抑えることもできず、リゼは2人の愛撫に身をまかせ始める。2人のテクニックとアルコールの作用で、彼女の理性は完全に消し飛んでいた。
「そう来なくちゃな。最高にイカせまくってやるよ」
陽月はさらに攻勢を強める。シャロも負けじとリゼの身体を弄び続けた結果、3人の体液が混ざり合い、屋上は淫靡な空気に包まれていく。
「んっ……あぁっ……!もうダメぇ……!」
リゼの全身が震え、ついに限界を超える。身体が大きく仰け反り、意識が飛びそうになるほどの快感に襲われた。
「リゼ先輩……すごいです♡」
「でも、まだこれからだ」
2人はまるで競い合うようにリゼを攻め立て続ける。シャロは酔いに任せて大胆にリゼの体に覆い被さり、陽月は冷静に弱点を探り当てて責め立てる。2つの異なる刺激がリゼの神経を灼き尽くしていく。
「おかしくなる……あぁ……っ!」
リゼの目の焦点は完全に合わなくなり、口からは涎が垂れ落ちる。完全に理性を失った彼女の表情はもはや恍惚の一言であり、アヘ顔そのものだった。
「ほら、イケよ……!」
「先輩……もっと感じてください♡」
最後の追い打ちを受けた瞬間、リゼの体内でなにかが弾ける。これまでに経験したことのない絶頂感に溺れ、意識が遠のいていく。
「はぁ……はぁ……」
ぐったりと横たわるリゼ。全身は汗と他の液体で濡れ、制服は乱れてあられもない姿になっている。彼女の虚ろな瞳にはなにも映っていなかった。
【キーンコーンカーンコーン~♪キーンコーンカーンコーン~♪】
昼休み終了5分前を告げるチャイムが鳴り響くと同時に、2人の酔いが少し醒める。アルコールが薄れたことで理性がもどり、今起こした事態の重大さに気づき始める。
『……』
理性が徐々に本能を取り押さえる中、倒れているリゼに視線がいく。そのとき、2人は気づいた。酔いに便乗して、リゼを犯してしまったことに。故意ではないとはいえ、自分たちはリゼの制止を聞かずに一方的にシてしまった。その事実が2人に後悔を生ませ、気づけばリゼの前で土下座していた。
リゼはたまにはこういうのも悪くないと思ったし、ウィスキーボンボンをチョイスにした自分にも原因があるとして、お咎めはなしとなった。だが、これはヘタをすれば相手を傷つける行為になりかねない。そう判断した陽月は酒類には気をつけようと思うのだった。
―――――
空が暗くなり始めたころ、陽月は1人帰路をたどっていた。
(まさか、酔ってあんな風になるなんて……)
陽月は未成年なので、酒を摂取することはいままでなかった。故にアルコールを摂取することで人格が変わってしまうなんて知りもしなかった。しかもそのときの自分に理性などなく、本能のままに相手を犯す獣と化す。自分で言うのもナンだが、とんでもない酒癖の悪さだ。
(とにかく、今後アルコールが含まれてるヤツは避けないとな)
そうしないと取り返しのつかないことになってしまう。今後関係を保つためにも、それがベストだろう。
「ん?」
自宅のあるマンションの前に着くと、そこで右往左往している少女がいた。折紙だ。と言っても、みながよく知るショートヘアーのほうではない。ロングヘア―の反転体のほうだ。
「折紙」
不審者として通報される前に声をかける。折紙はビクッと体を小さく跳ねらせた後、陽月に視線をむけた。
「ひ、陽月くん……おかえりなさい……」
「ただいま……こんなところでなにしてるの?」
「えっと……」
折紙は言いにくそうにしばらく視線を泳がせる。だが、このままではいつまでたっても話が進まない。そう思い、折紙は意を決して用件を言うことにした。
「陽月くん、今日はバレンタイン、だよね……?」
「ああ、そうだね」
「それで、私もチョコを用意したんだけど……その、上手く作りすぎちゃって……」
陽月にはわからなかった。上手く作れたなら躊躇なく渡せるはず。彼女はなぜそれを理由に躊躇しているのか。
「陽月くん、私のチョコ見ても……引かない……?」
引くほどのチョコがなんなのかは想像もできないが、一般人が引くようなものをそれなりに見てきている。なので、ある程度のものなら大丈夫だろうと判断し、陽月は“引かないよ”と答えた。
「よかった……じゃあまず、家に入らない?ここだと渡すのがはずかしいから……」
「わかった……」
いったいどんなチョコを作ったのかと疑問を浮かばせながら、折紙とともに自室へ。折紙はそこに金色のリボンでラッピングされた赤色の箱を陽月に差し出した。
「……これは」
丁寧にラッピングをほどき、中身を見た瞬間、陽月は目を見開く。中に入っていたのは折紙を模したチョコ。しかもデザインはただの折紙ではなく、精霊の姿をした折紙。ファンネルと化した
「すごいね……どうやって作ったの……?」
「自作した金型で形を作って、表情とか細かい線はつまようじで……」
「……自分の金型とかよく作れたね……?」
「自分の金型はまだ簡単なほうだから……」
そんなわけない。と心の中でツッコんだが、なぜか折紙だしなと納得してしまう自分がいる。……つまようじで表情や線を描くのは器用すぎる気もするが……。
「折紙、せっかくだから、味わって食べてもいいかな?」
「うん、もちろん」
「では、早速……」
自身の姿をしたチョコをぺろぺろと舐めていく。折紙に見せつけるように。チョコとはいえ、姿形は折紙。故に傍から見たら変質者と思われかねないと思うが、本人から許可をもらったうえでの行為なので、なにも問題はない。
「……」
チラリと折紙に目をやると、彼女は顔を赤くしながら体を震わせていた。自身が舐められているようだと錯覚したようで、興奮しているのだろう。それを察知した陽月はそれをさらに煽ることにした。
「あ~折紙は美味しいな~。特にこことか最高だよ」
そう言って、おっぱいの部分を舐めていく。丁寧に、全体を舐めまわすように。これによって折紙の性的興奮は最高潮に達し、陽月を押し倒した。その拍子でチョコは落としてしまったものの、やはり模造品より本物のほうがいい。そう思いながら陽月はキスを受け入れ、折紙の口内を舌で蹂躙していった。
「チョコ、落ちちゃったね」
「それはいいの。代わりに本物を味わって♡」
折紙の指が陽月の服にかかり、1枚ずつ脱がされていく。陽月も同様に折紙の制服を丁寧に脱がしていった。たがいの肌が露わになるにつれて、部屋の温度が上がっていく。
「折紙、落としたチョコを拾ってくれるかな?」
陽月の指示に従い、折紙は床に落ちたチョコを拾う。それは陽月が舐めていたため、既に形が崩れ始めていた。
「これを……どうするの?」
「それ、キミの体に塗りつけて」
折紙の目に驚きと羞恥の色が浮かぶ。しかし好奇心が勝ったのか、彼女は“わかった”と言ってチョコを両手に取り、まずは自分の首筋に塗り始めた。
「こんな感じで……いいの?」
「もっと全身に塗りつけて」
陽月は立ち上がり、折紙を壁際に追いつめる。彼女のやわらかな肌の上に、溶けかけたチョコレートが広がっていく。胸元、お腹、太腿。折紙が自分で塗りづらい箇所は陽月が手伝うようにチョコを広げていった。
「冷たくて……ちょっとくすぐったい……♡」
折紙の肌の上でチョコが体温で溶け始める。彼女の香りとチョコレートの甘い香りが混ざり合い、部屋に濃厚な空気が漂う。
「美味しそうだよ」
陽月の低い声が折紙の耳に響く。彼はゆっくりと顔を近づけ、彼女の首筋に塗られたチョコを舐め始めた。舌が肌の上を這い、チョコとともに折紙の汗まで味わっていく。
「ひゃっ……!」
「ほら、自分でチョコを塗ってる姿も可愛いよ」
陽月はわざと音を立てて舐め上げていく。そのたびに折紙の体が小さく跳ね上がり、彼女の全身が熱を持ち始めていた。
「やだぁ……はずかしい……」
そう言いながらも折紙は陽月から離れようとせず、むしろ自分からさらにチョコを体に塗り広げていく。その光景を見て陽月はさらに昂ぶりを抑えきれなくなる。
「ほら、ここはどうかな?」
折紙の手を取り、自分の股間に導く。そこはすでに硬く膨れ上がっており、布越しでもその存在感を主張していた。
「陽月くん……すごく大きくなってる……♡」
折紙の顔が期待と興奮で赤く染まっていく。彼女は恐る恐る自分の体からチョコをすくい取り、陽月の性器に塗り始めた。ぬるりとした感触が伝わり、陽月は小さく呻く。
「ああ……気持ちいい……」
そのまま折紙は膝をつき、陽月の脚の間に入り込んだ。彼女の口が開き、チョコにまみれた陰茎をゆっくりと含んでいく。舌がチョコと体液を絡め取りながら上下する感触に、陽月は思わず腰を浮かせた。
「あっ……それいい……!」
折紙の技術は未熟だが、その一生懸命さが逆に官能的な刺激になる。彼女の熱い口腔内で陽月のものはますます硬く膨れ上がり、脈打つように反応していた。
「折紙……上手くなったね」
陽月は彼女の頭を優しく撫でながら褒める。その言葉に励まされたように折紙の動きが少しずつ大胆になっていく。
「ん……んっ……陽月くん……美味しい……♡」
甘いチョコレートの香りとたがいの体液の匂いが混ざり合い、部屋全体が淫靡な空気で満たされていく。陽月は折紙の体からチョコを拭い去るように舐め取りながら、彼女の体を隅々まで味わっていった。
「折紙……もう我慢できない……」
陽月は折紙を再び床に横たえ、彼女の脚を広げさせる。そこにも溶けたチョコが滴り落ちていたが、そんなことよりもっと直接的な接触を求めているようだった。
「きて……陽月くん……♡」
折紙の誘うような眼差しに逆らうことなく、陽月は己の欲望を解放した。2人の肌が触れ合うたびに粘着質な音が響き渡り、部屋の中に新たな官能的なハーモニーが奏でられていく。
「いくよ……」
陽月は折紙の脚を広げ、ゆっくりと自分のモノを彼女の中心に沈めていく。チョコが潤滑油の役割を果たし、滑らかな侵入を助ける。しかし熱を持った体内の締め付けは依然として強く、陽月は思わず眉を寄せる。
「あっ……入ってくる……♡」
折紙は天井を見上げながら熱い息を吐き出す。彼女の内部は陽月の侵入を受け入れるたびに収縮し、まるで歓迎するように包み込んでくる。
「折紙のナカ……いつも通りキツイな……」
陽月は彼女の額に汗を拭いながら呟く。根元まで完全に埋まった状態でひと息つくと、折紙の体からチョコの甘い香りが立ち上るのがわかる。
「動いてもいい?」
「うん……ゆっくり……お願い……♡」
その言葉通り、陽月はゆっくりと腰を動かし始める。最初は慎重に、次第にリズムをつかむように抽送を繰り返す。2人の肌がぶつかり合う乾いた音と、結合部からの湿った水音が部屋に響き渡る。
「んっ……あっ……陽月くん……すごぃ……♡」
折紙の声は次第に高くなり、彼女は無意識のうちに陽月の腰に脚を絡ませていた。その動きに刺激され、陽月はさらに深く侵入していく。
「あっ……それダメ……奥…当たってる……!」
折紙の反応が最も強いポイントを発見した陽月は、そこを中心に攻め続ける。彼女の嬌声が一段と高まり、ベッドの上で何度も体を弓なりに反らせた。
「折紙……キミの全部が欲しい……!」
陽月は折紙の片脚を持ち上げ、さらに角度を変えて突き入れる。新たな刺激に折紙は悲鳴のような喘ぎを漏らし、彼の背中に爪を立てた。
「あぁっ……壊れちゃう……陽月くん……!」
折紙の内部は次第に痙攣し始め、陽月のモノを絞り取ろうとするかのように締め付けてくる。その快感に耐えながらも、陽月はなおも激しく腰を打ちつけた。
「もう……イキそう……!」
折紙の声が途切れ途切れになる。その様子を見た陽月は最後の力を込めて最深部まで突き入れた瞬間、折紙の体が激しく痙攣し、絶頂を迎える。
「あぁぁぁっ……!!!」
ほぼ同時に陽月も限界を迎え、彼女の内部に全てを解放した。熱い奔流が注ぎ込まれる感触に折紙は恍惚とした表情を浮かべる。
「はぁ……はぁ……陽月くん……すっごい……♡」
2人はたがいの呼吸を整えながら抱き合う。折紙の体からはまだチョコレートの香りが残っていたが、今はむしろ愛液の匂いの方が強く感じられた。
しばらくして、陽月は折紙の中から抜き取る。その途端に白濁した液体が流れ出してきたが、折紙は気にする様子もなく陽月の胸に顔を埋める。
「陽月くん……まだ終わらないで……もっと欲しい……♡」
折紙の甘えた声に陽月のものがふたたび反応し始める。彼は苦笑しながらも彼女の要望に応えることにした。
「わかったよ。でもその前に……」
陽月は折紙の体に残ったチョコを指ですくい取ると、そのまま彼女の唇へ運ぶ。折紙は迷うことなくそれを舐め取り、さらに求めた。
「次は私から……♡」
折紙は起き上がり、陽月の上に跨る体勢になる。彼女はまだ硬さを保つ陽月のモノを掴み、自分の入口へと導いていく。
「いくよ……?」
ゆっくりと腰を下ろし始める折紙。一度つながったばかりの部分は既に潤っており、彼女は難なく陽月を飲み込んでいく。
「あっ……また……入ってきた……♡」
折紙の動きはぎこちなかったが、その一生懸命さが陽月をさらに興奮させる。彼女の腰使いに合わせて時折下から突き上げると、折紙は甲高い声を上げて反応した。
「陽月くん……すごい……私…もう……!」
ふたたび絶頂へと向かう折紙。その表情は幸せそうに蕩けており、陽月の胸に突き刺さる。彼は折紙の腰を掴み、上下運動を加速させていく。
「いっしょに、イこう……!」
陽月の宣言とともに、2人は最後の高みへと駆け上った。折紙の内側が強く締め付けると同時に、陽月も彼女の中で2度目の放出を行う。
「んっ……あぁぁっ……♡」
2人が同時に達した瞬間、部屋に静寂が訪れる。折紙は完全に脱力し、陽月の胸に倒れ込む。その温もりを感じながら、陽月も幸福感に浸っていた。
「ねぇ陽月くん、明日予定ある」
「特にないけど、それは?」
「実は精霊莊のみんなから陽月を連れてくるように言われてて……陽月くんの家の前にいたのはそれが理由なの」
「それって……」
「うん、みんなチョコ用意して待ってるよ。来て、くれる……?」
チョコを用意していると言われたら、陽月の答えは1つしかない。
「行くに決まってるじゃないか。どの子からのチョコも大歓迎だよ」
それから折紙とともに精霊荘にむかった陽月はそこで精霊たちとともに熱い夜を過ごした。チョコのように、甘い夜を