※この作品はR-18です。

絶望転生   作:出目金

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悲しみ別れ後、ショタ好きお姉さん♥ その頃のルーデウス君

 

家の中に入り一息つくとザーグは話を切り出してきた。

 

「昔のオレは力に飢えていてな強くなりたくて剣を振るっていた。だが闘気を扱う才能がなく成長が鈍化してきた頃に魔剣を使うようになった。」

 

魔剣は魔界の刀匠が鍛えた剣で特殊な能力が付与されたモノが多く、原作にも出ている。

 

「魔剣餓鬼、使用者の魔力を吸い取り肉体を強化してくれる能力で闘気の扱えない俺にはピッタリの魔剣だった。だが元々魔力も少ない俺が使っても長時間の使用は出来なかった、だが餓鬼の隠された能力を見つけた。」

 

「隠された能力?」

 

「使用者の寿命を魔力の代わりに出来る。力しか求めていなかった当時の俺はその能力と北神流で冒険者としてAランクまで上がれた。」

 

「その時、パーティーにいた母さんと出逢い付き合うようになって強さを求める以外にも大事なもの得てな魔剣を捨てて剣技を磨いて北神流を高めていった。やがて冒険者を引退してこの村に移り住んだ。」

 

懐かしむように話す顔には嬉しさと悲しみが混じっていた。

 

「しばらくして、母さんが妊娠してな同時に病にかかって治療と妊娠の2つに金がかかってな、俺は魔剣を持って再び冒険者を始めた。兎に角、金が必要で高額依頼を短期で受けて無茶をしてしまってな寿命をかなり使ったが金は足りなかった。」

 

そこからはカラが話を繋いだ。カラはザーグから受け取った金でツテを辿り聖級以上の治療のスクロールを探したが見つからずザーグと母さんは子供を産むのを優先して治療は最低限しか行わずやがて俺が生まれ母さんは死んだ。

 

「ローグ、母さんは死ぬ間際まで生まれたお前を抱きしめていた。だから俺は残った寿命をお前の為に使いお前が一人でも生きていけるようになってほしくてな今回はこんなやり方になってすまなかったが、俺は安心したんだ。」

 

話が終わるとこの世界で初めて悲しさとそれ以上の喜びを感じた。チートを使えた以上に母さんと父さんの愛を感じることが出来た。前世でも親を亡くしたが当時の腐った性根では感じることのなかった感情、同時に涙が溢れてきた。

 

「ぐうぅぅ!どゔざん、があざん。ありがどう!!」

 

「俺は、あなだだぢのむずこになれで幸ぜでず」

 

「それを言うのはオレ達だ、オレ達の元に生まれてきてありがどう!自慢の息子だ。」

 

しばらく父さんと抱き合い泣き止むとこれからの事を話始めた。

 

「オレに残った時間は3カ月程度だ、オレが死んだ後はカラが引き取る事になってなお前もあまり迷惑をかけるんじゃないぞ。」

 

「大丈夫だよ、ローグ!これからの事は全部任せてね!それと君の魔術も興味が尽きないからね。」

 

雰囲気を明るくする様にカラはおちゃらけていた。それから3人での生活が始まったが今までと変わらなかった剣の修行やチートの修行を繰り返す日々、だが父さんとも試合を重ね技を覚え変わらなくても濃密な日が続き最後の夜が訪れた。

 

「ローグ、今日は一緒に寝ないか?」

 

「うん」

 

食事を終えて談笑が終わるとベッドで眠りにつこうとするがあまり眠れない。すると父さんが不意に話始めた。

 

「ローグ、お前は夢でこれから苦難な日々がくると言っていたな。俺はお前を守ってやることがもう出来ない、怖くないか?」

 

「怖いし不安もあるけど何とかしてみせるよ!父さんから沢山の事を学べたから何とかなるさ。それに父さんと母さんの分まで幸せに生きて土産話を山ほど持って何時か会いに行くからさ!」

 

「そうか、強い子だ。」

 

頭を撫でてくれた父さんの手は暖かく眠気が襲い意識は夢の中にいった。

 

 

翌朝、父さんは死んでいた。俺をしっかりと抱きしめながら。

 

 

 

 

ルーデウスSide

 

ロキシーからの卒業試験を終えシルフィと遊ぶようになったある日、村の大人達やパウロ達が何やら慌ただしかったが今日はやけに落ち着いており夕食時に話が飛び出した。

 

「しっかし、この時期に氷結熊(フロストベア)が出るとはな。」

 

「そうよね、討伐されて良かったわ。」

 

「氷結熊?母様何ですかそれ、最近父様も村の集まりに行っていましたけど何かあったんですか?」

 

「あぁ最近な氷結熊っていう魔獣が近隣の村を襲っていたんだよ。怪我人も出て家畜も被害に遭ってな討伐隊が作られる事になってたんだがな少し離れたダルカ村っていう村で討伐されたんだ。」

 

「弱い魔獣だったんですか?」

 

「ルディ、氷結熊はBランクの冒険者がパーティーで討伐する程強いのよ。」

 

「あぁ、それにこの時期は奴らは巣で眠り冬場に活動するんだが眠ってない氷結熊は凶暴性が増してかなりヤバい。」

 

「ヤバいって父様でもですか?」

 

「バカ言え父さんが勝つに決まってるだろ!だが簡単に倒せる相手でもない巨体に似合わず素早いし毛皮や皮膚も厚くて剣も効きづらいおまけに凍りの魔術を使ってくるから単独討伐は難易度高めだな。」

 

パウロの話ではBランク冒険者は熟練されたレベルらしくそれがパーティーで挑みやっと倒せる魔獣の様だ。

 

「師匠でも厳しいでしょうか?」

 

「ロキシーちゃんか?う〜ん聖級魔術師なら遠距離かつ一撃で仕留められればいけると思うが氷結熊は耐久力もあって素早いからな難しいんじゃないか。」

 

 

(嘘だろ!ロキシーやパウロでも厳しいってダルカ村には聖級クラスが集まって暮らしてる村なのか?)

 

「でもパウロ、あの村には剣士が一人護衛に付いているだけだったわよね。それも中級剣士だけで。」

 

「いや、実は倒したのはその剣士じゃなくてどうやらそいつの息子が殺ったらしい」

 

「子供が?いくらなんでもあり得ないでしょ。」

 

「それが本当らしくてなダルカ村は大騒ぎでその子も怪我で寝込んだらしいが氷結熊の死体が発見されている。襲われた村の奴等も確認に行って間違いなく村を襲った氷結熊みたいだ。」

 

「スッゴイわね!その子」

 

「しかも、その子はルディと同じ5歳らしくてな剣と見たことないと魔術で倒したらしいぞ!ルディもそうだが世の中には天才っていうのがいるんだな。」

 

パウロが笑いゼニスとリーリャは驚きに言葉をなくしている中ルーデウスだけは黙り込み食事を終えて部屋へと戻るとベッドに寝転びパウロの言葉を思い返していた。

 

(天才、俺は前世の知識があり親に恵まれ聖級魔術師のロキシーの指導でやってこれて、外にも出られるようになった。)

 

ルーデウスは自分を天才とは思ってはいなかったが母やロキシーから褒められ少し自信を持っていた少なくとも同年代には負けないだろうと、だが同い年で魔獣の討伐を成し遂げた奴がいる。しかもロキシーやパウロといった自分の知る強者達でも難しいという魔獣を相手にだ。まるで自分が努力してきた力が偽物でその子供が本物の天才と言われてるようで憂鬱な気分になっていた。

 

(はぁ、やめよう。そもそも俺には関係ない事だ、その子供にも会うこともないだろうからな。)

 

ルーデウスは自分の心に芽生えた黒い何かを押し殺すように思考を切り明日のシルフィーとの魔術の訓練に意識を向けた。

 

だがそんなルーデウスの思いは裏切られ、将来とんでもない出会いを果たす。

 

 

 

ローグSide

 

父さんが死にカラとの生活にもなれはじめた頃に事件が起こった。

 

「う〜ん、簡易領域に領域展延、落花の情。現代の魔術に当てはめるなら結界術になるんだけど既存の魔術とは違うのよね、それに縛りとかいう制約により術の精度を底上げする方法とかわけがわからない。」

 

テーブルに広げられた魔術書や魔法陣の書かれたスクロールの束、書き直された魔術論文が山のように積まれていた。

 

「カラ姉、俺湯浴みしてくるから散らかしたモノは片付けておいてね。」

 

一緒に暮らすようになり距離が縮まりカラ姉と呼ぶまでになったが同時にだらしない部分も目立ってきた。最初の内は取り繕っていたが最近では隠さなくなってきた、そうカラ姉は片付けが下手なのだ。

 

「え〜、ロディも手伝ってよ~。手伝ってくれたらお姉さんがお背中流してあげるから♥」

 

カラ姉はなぜか俺をロディというあだ名で呼ぶようになっている。何故その呼び方か聞いたら何か頭にビビッときたらしい、一瞬何処ぞのヒトガミの仕業かと思ったが流石にないと思った。俺も別に困らないから好きに呼ばせている。

 

 

「自分の片付けは自分でしなよ、それと5歳児に色仕掛けはやめてね。」

 

「ブゥ、生意気だぞ〜こんな美人に背中を流してもらえる機会は二度とないかもなんだぞー」

 

 

「ハイハイ、美人美人(笑)」

 

笑いながら自室に用意された湯浴みをしに行く。

 

「カッチーン、ふふふロディには大人の魅力というものシッカリとわからせないといけないようね!」

 

この時ローグは2つの誤算があったカラがショタコンである事ローグの見た目が少し目つきはキツイが美少年であった事が変態の心に火をつけてしまう。

 

 

カラは着ている物を脱ぎロディの部屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はエロ話になります。
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