勇者が旅しているうちに。〜勇者の母親。魔法使いの姉。戦士の妹。〜 作:ユリイカ
シアとパニーはすぐに打ち解けた。お互いの境遇が似ていたことに加え、シアが聞き上手でパニーが人懐こいということも功を奏したのだろう。俺が少し酔いを覚えるころには、二人は実の親子のように仲良くなっていた。
「今日はありがとうございました、シアさん。……また来てもいいですか?」
「もちろん。いつでも歓迎するわ」
夜も更け、流石にそろそろ帰らなければ不味い、という段になってようやくパニーは席を立つ。しかしあからさまに後ろ髪をひかれながら、シアとの別れを惜しみ、たっぷりと時間をかけたのちにようやく帰った。道場まで送って行こうかと提案するも、彼女は健気に笑ってそれを固辞した。さほど距離が離れているわけでもなく、町の歩き方は心得ている、と。
「まさかゴルドール君の妹さんまで連れてくるなんて」
「俺も妙な縁だと思うよ」
パニーがいなくなり、店内は急に静かになる。今日は週の真ん中ということもあり、客足も少なくフィオも休みだ。久々に二人きりになったことに感慨深く思いながら、シアの注いでくれた酒を飲む。
勇者の母親である彼女に続き、魔法使いの姉であるフィオ。そして戦士の妹であるパニー。ここまで立て続けに事が起こると、何か神の存在も信じてしまいそうだ。
「それで、あんな子が好みなの?」
「げほぉっ!?」
カウンターに肘を突いたシアが、突拍子もないことを言い放つ。思わず飲んでいた酒を吹き出すも、彼女はじっとこちらを見つめたままだ。
「な、何を突然……」
「別に他意はないわ。でも、まだ会って間もないらしいのに、ずいぶんと慕われてて、仲も良さそうだったから。お肌もハリがあるし、元気だし、お、おっぱいも……」
「いや、胸はシアの方が――じゃなくてだな。別にパニーのことをそんなふうに思ったことはない!」
「ふーん?」
他意はないと言い張りながら、言いたいことは山ほどありそうな目だ。はっきりと弁明するも、彼女はまだ納得がいかない様子だった。
「フィオちゃんくらいの子がいいってこと? 礼儀正しいし、お料理も覚えて健気だし……」
「突然何を言い出すんだ。フィオもまあ、その、悪いとは思ってないが……」
なんだかんだと建前を立てつつもフィオと体を重ねていることは事実だ。それを覆すこともできず尻すぼみになっていくと、シアはやっぱりと唇を尖らせる。
「やっぱり、若い子の方がいいのね。わ、私みたいなおばさんじゃ……」
「そんなことは言ってないだろ!」
泣きそうな顔になるシアに困惑する。いつもは余裕のある顔でカウンターに立っているというのに、どうして今日はこんなに弱気なんだ。
「……三日」
「うん?」
どう慰めたらいいものかと悩んでいると、向こうからぽつりと言葉が溢れた。聞き逃しかけた小さな声に反応すると、シアは潤んだ瞳をこちらに向ける。
「もう、三日もシてないんだもの」
「み、三日って……」
そういえば、シアと最後に個室へ入ったのはそれくらいか。合同訓練が近かったこともあり、少し抑えていたのだ。とはいいつつ、昨日はフィオが休みの前に体力を作っておきたいと言い張って深夜までヤっていたのだが。
どうやらシアは、それを不満に思っているらしい。
「フィオちゃんとは昨日も一昨日もしっぽり楽しんだし、今日はパニーちゃんまで連れてくるし。なのに、わ、私……。私にはもう飽きちゃったの?」
「そ、そんなことは――」
「だったら今から"施療"させてください!」
「うおぉおっ!?」
ずい、とカウンターから身を乗り出すシア。彼女の爆乳がだぷんと揺れて、こちらへ雪崩れ込んでくる。
店内に客は俺一人。だが、まだ閉店まで時間は残っている。にもかかわらずシアは外に飛び出すと、開店の札を裏返して戻ってきた。
「ちょ、シア? もう少し冷静に――」
「と、とりゃっ!」
席から立ちあがろうとした瞬間、顔面が柔らかく温かいものに包み込まれる。むわっと湿った空気には濃い匂いがあり、一瞬にして思考が鈍る。シアのエプロン越しの胸に抱き込まれたと知るのは、数秒遅れてのことだった。
まだ個室に入ったわけでもない。ただ店先に閉店と掲げただけだ。にもかかわらず、シアは俺に身体を擦り付けてくる。
柔らかい雌肉が、するすると脱ぎ捨てられた服の下からあらわになる。
シアは頬を赤く染めながら、熱っぽい視線をこちらに向けて、
「レリオさん、もう一度私を愛して。不安なの……」
秘めていた感情を吐露する。
俺は驚き、硬直していた。まさか彼女は、フィオやパニーに嫉妬し、危機感を抱いているのか。肉体関係を持っているフィオはともかく、ただ偶然出会って連れてきただけのパニーにまで。
潤んだ瞳。大きく膨らんだ胸の先端は腫れている。脱いだ服を踏み越えて、シアは再び俺に抱きついた。
さっきよりも更に濃厚なフェロモンが、直接鼻腔の奧を刺激する。もぞ、と股間を弄る手の感触があった。シアは焦るような手つきでベルトを外し、ズボンの内側へ入ってくる。
「レリオさん、大きくなってる♡ コレで、私を愛して♡」
囁かれる言葉はしっとりと湿っていた。
俺の中の何かが、焼き切れる。
「あんな女の子に嫉妬するなんて、なんて女だ」
「あうっ♡ だ、だって……」
彼女の爆乳を鷲掴みにすると、甲高い声が漏れた。
ぐにゅぐにゅと指を動かすたびに柔らかく形を変え、だっぷりと重たい乳房が揺れる。深い谷間の奧から、むわっと濃い雌臭が香る。
「大人なら我慢できるんじゃないのか? こんなに乳首を勃たせて、恥ずかしくないのか」
「ひゃんっ♡ あっ、だめっ♡ 乳首ばっかりクニクニされると……あぅっ♡」
「どれだけ欲求不満なんだ。パニーと話しながら、そんなことばっかり考えてたのか」
「ああっ♡ んっ、ご、ごめんなさいっ♡ だって、パニーちゃん可愛くてっ♡ レリオさんが、取られちゃうってぇ♡」
乳首を弄るだけで、シアは敏感に肩を震わせる。必死に弁明しているようだが、浅ましい雌の感情を鮮明にさせるだけだった。
若い少女の存在が、そんなに焦燥させたのか。俺が離れるという危機感があったのか。
「馬鹿にするなよ、シア」
「ああんっ♡ あっ、レリオさ、そこ……んんっ♡」
「ちょっと触れただけでこんなになる良い女を、手放すわけがないだろ」
「んぉおっ♡」
彼女の股間はしとどに濡れていた。
愛蜜が溢れ出し、むっちりとした太ももにたれている。ぐっしょりとした陰毛の茂みをかき分けて肉厚な陰唇を開けば、使い込まれて色のくすんだ膣口があらわになる。
どろどろと白濁した本気汁が溢れ、彼女は熱い吐息を吐き出す。二本の指を必死に咥え、膣襞が舐め回してくる。
熟した女体に特有の、貪欲な肉体。その魅力から離れられるはずがない。
「言っただろう。アレックスのことも、俺が忘れさせてやる。不安なことは、全部俺が取り除く」
「ああ、レリオさん♡」
彼女は心が揺らぎやすい。不安を抱き、道を見失いやすい。
その隙間を満たして、支えてやるのも、俺の役目だ。
シアの背中に腕を回し、厚ぼったい唇に吸い付く。すぐに舌が出迎え、互いに絡め合う。
ぐじゅぐじゅと淫らな水音のする女陰をかき混ぜながら。
シアは腰をこちらに突き出すようにして、強い快楽を、確かな安心を求めようとしてきた。
「んっ♡ レリオひゃん――んんっ♡」
不安を口にさせない。彼女の言葉を封じ、快楽に浸らせる。
余計なことを考える必要はないと、改めて教えなければ。
「挿入れるぞ、シア」
「んっ♡ んんっ♡」
とろとろと熟し、準備が整った秘奧に、赤熱した怒張をもぐりこませる。