毒親に虐げられた青年は宝籤で大金を手に入れたので母親に復讐する話 作:葛轍偲刳
朝が来た。
美和子は僅かに瞼を震わせる。薄く瞼を開く。眩しい。
窓が開いていた。朝の風が部屋の空気を清めていた。生々しい情事の残り香を、掻き消していく。
「叔母さん?」
それが奇妙に名残惜しくて、つい甘えるように彼に縋ってしまう。14も年下の甥の体に、抱きついて、頬をすり寄せてしまう。
下腹部に、胎に、未だに甘い情交の残滓が燻ぶっている。昨夜の行為が鮮明に蘇る。あの熱。あの痛み。あの快楽。それら全てが混ざり合って、美和子の芯を震わせていた。
「宗一郎」
「ん?」
「……今夜も」
言ってはならないとわかっていながらも、言葉は口を衝いて出た。
「したい?」
「……欲しい」
言ってしまった。言ってはならないはずのことを。叔母と甥という立場を超えた情欲を。卑しい雌の、淫らな肉欲を。
「欲しい?」
宗一郎に唇を求められる。ベッドの上に組み敷かれる。朝の光が眩しいほどに部屋を染めている。こんなにも明るい時間に。こんなにも純粋な時間に。淫らな欲望に囚われる自分が浅ましくて恥ずかしくて仕方ない。けれど宗一郎の熱い唇がそれを許さない。それを煽る。それを助長する。
罪深さと被虐快楽が背徳のスパイスとなって美和子の躰を狂わせていく。宗一郎の男根が入ってくる。昨夜も奥まで刻みつけられた雄の感触を憶えている。躰が疼く。求めている。宗一郎を求めている。禁忌に塗れた近親者との情交。背徳に塗れた肉欲の果て。
宗一郎は激しく腰を打ち付けてくる。美和子も無意識に腰を合わせる。淫らな吐息が漏れる。嬌声が漏れる。
「叔母さん」
名前を呼ばれる。禁忌を犯していることを認識させられる。禁忌に浸る快楽に酔わされる。叔母と甥の情交は倫理の崩壊。人間性の喪失。美和子は背筋を駆け巡る悪寒のような痺れに震える。魂までもが快楽に屈服する。
宗一郎の腰使いが早くなる。抽送が激しくなる。美和子の蜜壺が男の精を迎え入れる準備をする。肉襞が蠢く。蠕動する。媚肉が絡みつく。淫汁が迸る。宗一郎の雄の象徴が深々と突き入れられる。奥の奥まで穿たれる。
「叔母さん」
再度呼ばれると共に膣奥が突き上げられる。子宮口を叩くような激しいピストン運動。子宮頸管が痙攣する。絶頂感が全身を貫く。
「んあぁァッ! イクッ! イクゥウーッ!!」
窓が開いているというのに、美和子は構わず絶叫した。宗一郎もまた果てる。
大量の精液が美和子の胎内に放出される。熱い奔流が子宮口を穿つ。
「あぁああアアーーッ!!」
美和子は我を忘れて叫び声を上げる。叔母と甥。禁忌を犯す罪深さが快楽を倍増させる。宗一郎の精液が注ぎ込まれる。美和子の膣内はそれを歓喜の渦で受け止める。生命の源となる精が膣奥に満ちていく。禁忌の子種が女陰を蹂躙する。
美和子は震えながら息を乱す。宗一郎も肩で息を切らせている。二人はお互いを抱き締め合う。罪と背徳に塗れた悦楽の余韻を分かち合う。
「もっと欲しい?」
宗一郎の声が囁く。美和子は焦点の合わない目で甥を見上げる。もう迷わなかった。
「ええ……欲しいの……私に、ちょうだい。宗一郎」
名前を呼ぶ声が甘くなる。宗一郎が応えるように微笑む。
甥の唇を求める。男の舌を求める。唾液を求める。体液を求める。子種を求める。精子を求める。遺伝子を求める。
淫らな欲望を肯定する。背徳の快楽を享受する。叔母と甥の肉欲に溺れる。それこそが美和子の真実の姿だ。
罪悪感を超えた愉悦が脳髄を痺れさせる。
禁忌と快楽の間で揺れ動く自分。罪を背負うことさえも快楽に変わる。叔母としての体裁を捨てた雌としての自分に没頭する。美和子は宗一郎にすがりつくように抱きついた。